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澪「ぱられる!」

  1. 名前: 管理人 2011/02/01(火) 09:53:17
    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/31(月) 23:42:56.79
    前スレ(?)
    梓「ぱられる!」


    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/31(月) 23:44:51.46
    聡「姉ちゃんがいないんだ!」

    澪「え?」

    聡「姉ちゃんが何処にもいないんだ!
    誰も部屋から出たとこみてないし、靴もあるし
    何より何処を探してもいないんだ!」

    澪(唯の時と同じ・・・)

    澪「とりあえず落ち着け、聡
    今からお前の家行くから」

    聡「う、うん」

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/31(月) 23:48:52.54
    聡の電話を切ったあと
    私は軽音部のみんなにメールを入れる。

    「今すぐ律の家集合」

    本来なら電話で話すべきだが
    私自身も状況を確認したかったので
    手短に済ます。

    仮にメールを見ていなくて人がいても
    律の家で現状確認してから電話しても遅くはないだろう。

    どうせ律のことだから、いつもの悪戯だろうと思いつつも
    唯の件もあり、不安でしょうがなかった。

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/31(月) 23:51:26.18
    田井中家

    聡「姉ちゃんが・・・姉ちゃんが・・・」

    澪「とりあえず落ち着け?聡」

    聡「うん・・・」

    正直、何故自分がこんなに落ち着いているのか自分でも不思議だった。
    いつもだったら自分が一番慌てる立場なのに。

    澪「それで律はいついなくなったんだ?」

    聡「それが分からないんだ。
    いつも通り姉ちゃん自分の部屋にいて
    夕飯を食べようと呼びに行ったらいなくて・・・」

    聡「最初は悪戯かなって思ったんだけど
    家の何処捜してもいないんだ。
    靴もあるし、これだけ探してもいないとなると・・・」

    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/31(月) 23:55:51.47
    澪「分かった・・・。私が何とかするから聡は家にいろ」

    聡「何とか・・・ってどうするの?
    俺も手伝うよ!」

    澪「いいから。信じて」

    聡「・・・分かったよ」

    澪「じゃあ私、家に戻るから。
    多分律はこの家にはいないよ」

    聡「うん・・・」

    聡は納得がいくような、いかないような複雑な顔している。
    まあ当然だろう。

    私の予想では唯と同じ現象が起きている。
    となるとまたあの世界に行くことになるはずだ。
    聡は楽器をやっていないので
    聡が戦えないことは容易に想像できた。
    何より聡は事情を知らない。
    説明して信じてもらうのに相当時間がかかるだろう。
    知らぬが仏、今私が聡に出来る精一杯のこと。

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:00:28.46
    そして私は律の家を後にする。
    みんなに電話しなくては、そう思った時

    唯「澪ちゃん!」

    唯、ムギ、梓、律以外の軽音部が揃っていた。

    澪「事情はあとから説明する。
    とりあえず私の家に行こう」

    皆黙って頷く。
    そしてゆっくりと私の家へ向かって歩き出した。

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:07:18.88
    秋山家

    家に帰ると私の部屋に虹色の楕円があった。

    澪「説明する手間が省けたな」

    梓「まあ、予想はしてましたけど」

    唯「あずにゃん、この綺麗な長丸は何?」

    梓「へ?」

    紬「ああ、唯ちゃんはさらわれてただけだから何も知らないのね」

    唯「うん」

    かくかくしかじか

    唯「そうだったんだー」

    梓「唯先輩はどうだったんですか?」

    唯「私は部屋にいたらあずにゃんがいきなり現れて
    あずにゃん宛てにメールを送れって言われて
    送った直後に穴に引きずり込まれたんだよ。」

    梓「じゃあ、あのメールは・・・」

    唯「あずにゃんの偽物が書いたと言っても間違いじゃないよ!
    実際に打ったのは私だけど」

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:10:57.90
    梓「・・・」

    梓が黙って俯いている。
    梓の偽物は最初から全て分かっていたようだった。

    唯「あずにゃんの偽物は偽物でも良い子だったんだねえ」

    梓「・・・はい
    きっと私よりも良い子ですよ」

    澪「今回は律か・・・」

    澪(唯の時は梓の偽物だった。
    もしかして律をさらったのは私の・・・
    いやでもそんなはずは・・・)

    紬「それにしてもこれは一体どうなってるのかしら。
    また夢の中なのかな」

    梓「どこからが夢なんでしょうか」

    澪「もしかしてだけどさ
    昔、聡が持ってたロックマンエグゼってゲームに
    似てる気がするんだよな」

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:12:04.06
    唯「なにそれ?」

    梓「ああ、あのインターネットにナビが存在する奴ですよね」

    澪「ああ、それにパルスインっていうのがあって
    人間の精神体だけネットに入るんだけど
    それにに似てるな・・・と」

    唯「マトリックスみたいな奴だね!」

    紬「マトリックスなら分かるわ」

    澪「それで前の時は寝坊したのって私たちだけだったろ?」

    梓「そうですね」

    澪「精神体が違う世界にいたから
    起きることが出来なかったんじゃないかな。
    逆にこの世界にいるのは私たちだけだ」

    紬「そういえば今の今まで誰にも会ってないわね
    お店も全部閉まっていたし」

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:14:06.16
    梓「ということは仮にこの世界で
    死んでしまったりしたら・・・」

    紬「死んじゃうか植物人間に
    なっちゃうんじゃないかしら」

    澪「ひいっ!」

    唯「じゃあ今この世界が異次元だとして
    この虹色の楕円の向こうは?」

    紬「・・・異次元の異次元?」

    梓「ややこしくなってきましたね」

    梓が紙を取り出して何かを書き始めた。

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:16:37.84
    ------------
    現実世界
    異次元の現実
    異次元の異次元

    この3つの世界を
    行き来出来るのは
    精神体だけ

    持ち物、怪我等は動かないが
    その世界に戻ったとき
    怪我などの状態は残っている

    具現化可能なのは
    異次元の異次元だけ
    具現化した人が異次元の現実に戻ると
    その人が具現化したものは消える
    --------------

    梓「こんな感じですかね」

    澪「そうだな・・・って、ん?」

    待てよ
    怪我とかが残っているのなら・・・

    紬「向こうの私たちって大怪我してるんじゃ・・・
    特に梓ちゃんなんかは歩けないくらい」

    梓「あ・・・」

    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:18:11.69
    唯「大丈夫!
    今度は私があずにゃんを守る番だよ!」フンス

    梓「唯先輩//」

    梓の顔が赤い。
    全く・・・。

    澪「どっちにしろ行くしかないか」

    紬「そうね」

    澪「じゃあ行くか」

    私がそう言うと皆一斉に
    異次元の異次元に飛び込んだ。

    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:23:01.97
    ~~
    やたら体が重い。
    最近食べ過ぎたから太っちゃったのかな・・・。
    ってそういう重さじゃないぞ。
    私は顔を上げる。

    澪「・・・。」

    みんなが気絶した状態で
    私の上に乗っている・・・。

    動けない。

    澪「おーい、起きてくれ。」

    梓「ん、んうう
    あれ?ここは?」

    唯「そういえば私たち」

    紬「着いたみたいね」

    梓「というか何ですか、この甘々な世界は」

    私は当たりを見渡す。
    梓の時と同じ大自然にいるが全然違う。

    何だか空がピンク色だし
    木とか動物とかがアニメみたいだ。
    こういう世界観好きだな。

    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:26:04.05
    >>29
    わざわざ読んで下さってありがとうございます

    梓「私の所とは違うみたいですね」

    澪「・・・どうでもいいが
    そろそろどいてくれないか・・・」

    唯梓紬「あ」

    みんながやっとどいてくれる。
    軽くなったので何だか痩せた気分。
    決して痩せたわけじゃないんだけども。

    澪「さて、どうする」

    紬「先に進むしかないわね」

    唯「あ、あのクマさん可愛い~」

    澪「聴いちゃいねえ・・・」

    唯は子どもアニメで出て来るような
    クマに向かって走り出す。

    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:27:27.54
    クマは唯のことに気付くと
    いきなりホラー映画に出て来るような
    クマの人形な顔をして
    唯に襲いかかった。

    唯「え?」

    梓「唯先輩、危ない!」

    梓がむったんを即座に具現化させ
    クマに衝撃波を放つ。

    でもこのままだと唯にもぶつかる。

    梓「チョーキング!」

    梓がそう叫んで弦揺らす。
    衝撃波は綺麗に唯を避けクマに命中した。

    梓「ふうっ」

    紬「梓ちゃん凄い!」

    唯「あずにゃ~ん、ありがとう!!」

    そういって唯は梓に抱きつく。

    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:28:54.32
    梓「えへへ//」

    澪「危ないからあんまり無暗に行動するなよ」

    唯「またあずにゃんに助けられちゃったー」

    梓「もう!早くギー太具現化して下さい」

    唯「へーい」

    そういって唯はギー太を具現化させる。

    紬「そういえば澪ちゃんあのクマを
    見てよく平気だったね」

    澪「言われてみればそうだな。
    自分でも不思議だ」

    全く怖いという感情がなかった。
    危機感で感性が鈍っているのだろうか。

    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:34:03.82
    唯「それよりみんな傷ひとつないねー」

    梓「あれ?本当ですね」

    誰一人として怪我をしてる人はいなかった。

    紬「私の勝手な憶測だけど
    梓ちゃんの時とはまた違う世界にいるんじゃないかしら。
    なんていうか、この世界観澪ちゃんっぽいし」

    否定は出来ない。
    こんな世界あったらいいなって思ってる世界が
    目の前に広がっているのだから。
    それならあのクマは私の負の感情?

    澪「そうかもな」

    梓「とりあえず無傷で良かったです」

    唯「それじゃあ先に進もう!」

    36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:35:58.70
    そして私たちは進みだした。
    出て来る敵は私や唯が好みそうな
    可愛い小動物ばかりだった。
    しかし襲いかかって来る時は
    あのクマと同じような表情だった。
    いつもの私なら戦力外通告間違い無しなのだが
    やはり全く恐怖感というものが生まれなかった。

    そして同時に何故か律を助けに来たはずなのに
    律を助けたいという気持ちが徐々に薄れていた。

    私の中で色々な感情が欠落している気がした。

    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:37:32.72
    しばらく歩いていると

    唯「ん?」

    澪「どうした?唯」

    唯「あれ、澪ちゃんじゃない?」

    唯がそういって指を指す
    その方向を見てみると確かに私らしき人物がいる
    でも・・・

    梓「やけに小さくないですか?」

    手のひらサイズと言ったところだろうか。

    紬「何だかたくさんいないかしら」

    いる。
    ぞろぞろと私たちに集まって来る。

    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:38:44.54
    チビ澪「コワイヨーコワイヨー」
    チビ澪「コワイヨーコワイヨー」
    チビ澪「コワイヨーコワイヨー」

    これはやばいパターンかな。

    紬「私に任せて!」

    そう言ってムギはシンセ・リードで演奏を始める。
    軽快に小さな私が飛んでいく。

    唯「すごーい!」

    梓「でも数が多すぎます!」

    広範囲に攻撃が出来るのが
    ムギしかいないから非常に厳しい。

    そして小さな私がムギに飛びかかる。

    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:39:58.62
    澪「ムギ!」

    衝撃波を放つが1匹しか倒せない。

    紬「きゃっ!」

    小さな私がムギに襲いかかる。

    唯「ってあれ?」

    紬「何ともない・・・?」

    小さな私はムギの体にぶつかると
    スーっと消えていくだけ。
    無害なのか?

    唯、梓、私にぶつかっても
    同じ現象が起きた。

    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:42:08.84
    小さな私がいなくなると
    またさっきのクマが現れた。

    澪「またか」

    クマが襲いかかって来ると

    紬「きゃーーーーーーっ!」ガタガタ

    ・・・え?

    梓「怖い怖い怖い怖い」ガタガタ

    唯「こ、怖くて震えて動けないよお」ガタガタ

    まさか・・・。
    私の感情がみんなに流れ込んだ?

    紬「助けてー!」

    クマがムギに襲いかかっている。
    即座に私はベースで攻撃する。

    42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:49:17.11
    >>41
    すみません
    今回は出ないに等しいです
    登場キャラが偏るのも良くないですね反省します

    そして・・・

    梓「どうやら澪先輩の怖がりが
    私たちに流れて来たみたいですね」

    澪「みんな・・・ゴメン」

    紬「しょうがないわ」

    唯「それにしても澪ちゃんは何で平気なんだろう」

    澪「もともと私にあった感情だし
    みんなに流れた分減ってるんだと思う」

    ?「ご明答」

    澪「!?」

    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:50:47.96
    私たちは振り返る。
    また私の偽物がいる。
    今度は普通の大きさ、つまり私と全く一緒だ。
    しかし何だか異様なオーラが放っている。
    出たな、黒幕。

    澪「お前が律をさらったのか?」

    偽澪「さあね?
    でもこれだけは言えるわ
    私はあなた達の敵よ」

    と言って右利き用のベースを出す
    何故右利きなのだろう

    唯「澪ちゃんが二人!怖いよ~」

    梓「コワイコワイコワイコワイ」

    紬「ガクガクガクガク」

    44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:52:37.17
    偽澪「お友達は役に立たないみたいよ?
    あなたのせいでね。
    ヘタレのあなた一人で私を倒せるかしら?」

    クスッと偽物の私は笑う。

    澪「そんなのやってみなきゃ分かんないだろ!」

    私はエリザベスっ!と叫んで
    ベースが現れると同時に攻撃を仕掛ける。

    そして攻撃をした瞬間に自分に何かが当たる。

    澪「がはっ」

    45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:56:28.14
    衝撃波だ。
    いつの間に・・・。

    偽澪「あらあら。
    自分の能力を理解してないのかしら?
    せっかく見えない攻撃なんだから
    気付かれないようにやらなきゃ」

    偽物の私は不気味な笑みを浮かべる。
    私がエリザベスを具現化させる前から攻撃していたのだろうか。

    私は立ち上がって
    即座に演奏で攻撃する

    偽澪「あら、元気なのね」

    澪「あんな攻撃くらうわけないだろ」

    嘘だ。
    私の攻撃は攻撃範囲が狭い代わりに威力が高い。
    それを直撃したのだ。
    動くたびに骨がきしんでいる気がする。
    当然私の攻撃はあっさり避けられる。

    46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 00:58:08.78
    偽澪「あんまりくらってないんじゃ
    たくさん攻撃しなくちゃね」

    偽物は二マーっと不気味な笑みを浮かべて
    多くの衝撃波を放つ。

    やばい・・・。
    避けられない。

    そして数発私に直撃する。
    私は数メートル吹っ飛んだ。

    立てない・・・。

    偽澪「もう終わり?」

    そう言って私の顔を脚で踏む。

    澪「ぐっ。
    律を・・・返せ。」

    偽澪「ふん。偽善ね。それとも義務なのかしら?」

    澪「どういう・・・意味だ」

    47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:02:52.07
    偽澪「ヒントをあげましょうか
    あなたが律を返してほしいと
    思えば思うほど私は強くなる」

    そういうことか。
    お前は私の律に対する独占欲から生まれた感情。

    澪「ならお前は弱い」

    そういって私は奴の足を掴む。
    そして力強く奴を投げ飛ばす。

    偽澪「まだこんなに力が!?」

    澪「お前が弱いんだよ」

    偽澪「どういうこと!?」

    48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:04:14.63
    澪「律は物じゃないんだよ!
    誰かが独占して良いわけじゃない」

    それに

    澪「お前の感情は律に対する恋愛感情だろ!
    今の私は親友としての律を助けたいんだ」

    そう、律とはそういう関係になれないのは分かってる。
    それはずっと前に出した結論だ。
    諦めきれたと言ったら嘘になるけど
    それなら

    澪「もう勝負は見えてる!」

    50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:05:59.26
    私は何とか立ち上がり衝撃波を放つ。
    そしてあいつに直撃する。
    避けられなかったというより避けなかったように見えた。

    偽澪「ふん、まあいいわ、私の負けで
    今はあなたの感情が私として外に出てるけど
    私があなたに入ったら同じこと言ってられるんでしょうかね?」

    澪「やってみろよ」

    そういうと同時に奴は私に抱きついてきた。
    それと同時に再び律に対する恋愛感情が湧いてきた。
    しかしそんなのは全然気にならなかった。

    澪「ほらな」

    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:08:53.43
    偽澪「次に進みなさい
    律をさらったのは私ではないわ
    あなたの怖がりの感情も戻しておいたから
    あなたの友達も戻ってるわよ」

    唯紬梓「澪ちゃ~ん(先輩)」

    みんなが私に抱きついてくる

    澪「良かった、みんな元通りになって
    ごめんな、私のせいで・・・」

    紬「澪ちゃんひどい怪我!」

    澪「そうだな、カッコ悪いや」

    梓「そんなことないです!カッコ良かったです」

    唯「むっ!今度は嫉妬という名の私の偽物が生まれそうです」

    唯がムスッとしている。

    梓「唯先輩が一番好きですから安心して下さい//」

    ツンとした口調で言っているが顔は思い切りデレている。
    典型的なツンデレだな梓は。

    唯「あ~ずにゃん」ダキッ

    紬「まあまあまあまあまあまあ」

    53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:15:47.86
    ムギ・・・鼻血出てるぞ・・・。
    それにしても羨ましいな。
    私も律と・・・ってダメだ。
    こんなんじゃまたいつ私の偽物が現れることやら。

    ってまてよ?
    何故律に対する恋愛感情が私の中に戻ったのに
    あいつはまだ存在していたんだ?
    もしかして・・・

    私は振り向く。
    そこにはナイフを持った私の偽物がいた。

    54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:18:04.36
    偽澪「気付くのがちょっと遅かったわねえ。
    律への恋愛感情だけでなく
    あなたの悪の心も私持ってたの」

    今までに最高に不気味な顔した私がいる。
    怖い・・・怖くて動けない。

    そして
    ドスっと脇腹を刺される。

    澪「うぐっ」

    その場に私は倒れる。

    偽澪「残酷な心も入ってるのよ。
    ゆっくりなぶってあげる」

    奴はフフフと笑う。



    55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:19:08.90
    澪「お前はひとつ忘れている」

    偽澪「何かしら?」

    私には仲間がいると言うことを!

    紬「ロックオルガン!」
    唯「チョーキング!」
    梓「ピックスクラッチ!」

    偽澪「がああああああああああああああああ」

    偽物の私は消滅する。
    これでとりあえず終わった。

    唯「澪ちゃん!」

    澪「うぅっ」

    深くはないといえしっかりと
    包丁で刺されたのだ。
    血が止まらない。

    56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:26:42.03
    梓「このままじゃ失血死しちゃいますよ!」

    紬「せめて何か縫うものがあれば・・・」

    唯「ギターの一番細い弦ならあるけど」

    梓「どう考えても尋常じゃない痛さですよね・・・。
    仮に弦じゃなくても麻酔無しで縫うなんて」

    私の顔が一気に青ざめて行くのが分かる。
    血が減っているのもあるだろうが。

    紬「今のうちに異次元の現実に
    戻れば助かるとは思うけど・・・」

    澪「それだけは嫌だ!」

    紬「分かったわ・・・えい!」

    ボコっとムギが私を思い切り殴る。
    どう考えても手加減してない力で。
    うっすらと意識が薄れていく。

    梓「何するんですか!ムギ先輩!」

    紬「澪ちゃんが意識を失っている間に縫うのよ」

    そこで私の意識は飛んだ。

    58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:28:01.72
    私は激痛と共に起きた。
    ムギが私のお腹を縫ってる最中だった。

    澪「ああああああああああああああああ!!」

    梓「痛みのあまり目が醒めちゃったみたいです!」

    唯「澪ちゃん落ち着いて!あと少しだから!」

    唯や梓が何かを言ってるが何も聞こえない。
    聴いてる余裕がない。
    二人が暴れる私を抑えようとする。

    唯「み、澪ちゃん力強い・・・」

    梓「抑えきれません!」

    当たり前だ。
    私は無我夢中で暴れているのだから。

    紬「梓ちゃん、私のキーボードを
    澪ちゃんに向けて演奏して!
    設定さっきのままだから!」

    梓「こ、こうですか?」

    梓がムギのキーボードを演奏する。
    私は動けなくなり、ひたすら痛みに耐えるしかなかった。
    そして意識をまた失った。

    61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:30:59.65
    再び、私が目を覚ますと
    3人が目の前にいた。

    唯「澪ちゃんが目を覚ました!」

    紬「良かった・・・澪ちゃんもう目を覚まさないのかと」

    ムギがぽろぽろと涙を流す。

    澪「ムギごめんな?」

    梓「大丈夫ですか?澪先輩」

    お腹がちくちくと痛む。
    ちくちくとは言うけどかなり痛い。

    澪「大丈夫と言ったら嘘になるな」

    えへへと私は笑う。
    つられてみんなも笑う。

    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:34:55.80
    澪「みんなありがとう」

    そう言ってみんなと抱き合う。

    澪「さあ早く律を助けよう」

    そう言って立ち上がって前を見ると
    何かが変だ。

    目の前の空間が歪んでいる。

    梓「もう何でも有りって感じですね」

    澪「全くだ」

    唯「ここまで来たら行くしかないよね!」

    紬「そうね」

    歪んでいる空間をみんなで抜ける。
    そこには全く違った世界があった。
    また大きな自然が拡がっていたが
    梓の時とも私の時とも違う。
    何だか木の葉っぱの向きとかが不自然だ。
    跳ねたいように跳ねていてまるで癖っ毛みたいだ。

    梓「まさか・・・」

    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:36:36.77
    ?「そのまさかだよあ~ずさ♪」

    そう言って現れたのは梓の友達の・・・

    澪唯紬「佐々木さん?」

    純「もうその反応は良いです・・・
    鈴木です、鈴木純です」

    梓「なんで・・・純が・・・?偽物?」

    純「何言ってんのか分からないけど私は私だよ」

    鈴木さんの影は存在した。
    どうやら本物らしい。

    紬「りっちゃんをさらったのはあなたかしら?」

    純「そうですよ」

    さらりと鈴木さんは言う。

    66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:38:49.44
    唯「鈴崎さん!何でそんなことするの!りっちゃんを返して」

    澪「いや、唯。ごっちゃになってる。
    佐々木さんだってば。」

    あれ?鈴木さんだっけ?佐々木さんだっけ?

    純「だから鈴木ですって・・・。
    もう間違えるくらいなら名前で呼んで下さい」

    澪「純ちゃん、律を返してくれないか」

    純「嫌ですよ。さらった意味ないじゃないですか」

    梓「何でこんなことしたの・・・純」

    純「澪先輩が好きだから」

    !?

    澪「それなら私をさらえば・・・」

    67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:41:01.02
    純「それじゃあ意味がないんです」

    どういうことだ。

    純「澪先輩をさらったって意味がないんです。
    あなたの瞳には私ではなく律先輩が移っている。
    そんなあなたをさらったって意味もない。
    あなたに私をみてほしい」

    ・・・。

    純「そして私は気付いたらこの世界にいた。
    不思議な力を得た。今の私なら何でも出来る気がした。
    だからあなたの前から律先輩を消そうとした。
    ただそれだけです」

    純ちゃんの体が黒ずんでいく。
    自我か何かに飲み込まれていくようだ。

    純「そして、あなたが私のものにならないのなら
    私の手でアなタヲこロス」

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:43:45.51
    純ちゃんが宙に浮く。黒ずんだオーラを放って。
    もうすでに純ちゃんの口調ではなくなっていた。

    純「ワタしカリツセんパイエらンデクダさイ」

    やれやれ。
    こういうオチか。

    澪「私は律とも純ちゃんとも付き合う気はない」

    純「!?
    私はともかく律先輩も?」

    一気に黒いオーラが消える。

    70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:45:46.94
    澪「そうだ。
    付き合いたくないと言ったら嘘にはなるがな。
    あいつにはすでに振られている」

    唯「えっ!?そうなの?」

    紬「初耳だわ」

    澪「そりゃ中学の頃だからな。
    律はな、弟がいるせいか男って生き物知ってるんだよ。
    普通に男の子を好きになったりしてたな。
    そういう理由で振られた。」

    唯「私は男の子に興味がないわけじゃなくて
    男の子よりあずにゃんが好きなだけだよ!
    あ、でも男装してるあずにゃんも・・・
    ああん、でも猫耳あずにゃんも捨てがたい!」

    呑気だなオイ。
    ってあれ?梓は?

    72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:48:36.02
    梓「とりあえず正気に戻れ」

    いつの間にか純ちゃんの後ろに周っており
    ギターで純ちゃんの後頭部を殴る。

    純「うぐっ」

    ドサっという音をたてて純ちゃんは倒れる。
    いや、つーか痛いだろあれ・・・。

    唯「なんだかあっけなかったねー」

    梓「普段の純なんだから大したことないですよ。
    あの黒いのが全身包まれてたら分かりませんでs」

    ヒュンッ

    え?
    梓が消えた?

    73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:51:09.78
    唯「え?あず・・・にゃん?」

    梓「がはっごほっ」

    !?
    梓がずいぶん遠く離れて倒れている。
    しかも体の骨があちこち折れているようだ。

    澪「え、ちょ・・・何が?」

    唯「あずにゃん!」

    唯が一目散に梓に向かって走る。
    それにつられて私とムギも向かう。

    梓「ゆ、唯せんぱ・・・」

    紬「喋っちゃダメ!
    澪ちゃん早く出口を!」

    澪「お、おう」

    虹色の楕円が現れ、ムギが梓を投げる。

    澪「それにしても一体何が・・・」

    唯「あれ!」

    唯が上に向けて指を指す。
    はるか上空には真黒で不気味な顔をした純ちゃんがいた。

    75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:54:35.60
    紬「純ちゃんは気絶してたはず!
    今もそこn」

    ヒュンッ

    今度はムギが消えたと思ったら
    やはり梓と同じ状態で遠くに倒れていた。

    唯「ムギちゃん!」

    澪「ムギも向こうに戻すんだ。
    そこに倒れている純ちゃんも!」

    そう言ってまた私は出口を出し、唯がムギと純ちゃんを投げる。

    澪「さて、お前の仕業か?」

    黒純「ソウダヨ」

    クククと笑う。

    76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:55:40.25
    黒純「ミエナイダロ?」

    !?
    いつの間に私の後ろに?

    澪「うわあ!」

    私は振り払おうと腕をまわす。
    またヒュンッと黒い純ちゃんは消える。

    黒純「ホンタイ カラ ハナレタ カラナ
    タイセキ ガ ナイブン すぴーどハ イクラ デモ アガル」

    唯「よくもあずにゃんを!ギー太」

    珍しく唯が本気の眼をしている。
    唯が楽器を出し、すかさず攻撃をする。
    しかし当たるわけがない。

    黒純「オソイオソイ
    ソンナノ ガ アタル ト デモ オモッタカ?」

    唯「くそう」

    黒純「コンド ハ コッチ ノ バン ダ」

    78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 01:56:51.65
    やばい。さっきのくらったらひとたまりもないぞ。

    澪「グリッサンド!」

    私はひたすら広範囲に攻撃する。

    黒純「ヌ・・・」

    がむしゃらに連射しているだけなのに近づいて来ない。
    どうやら速い分防御力がないのかも知れない。

    黒純「シカシ ソウヤッテ ラレル ノモ ジカン ノ モンダイ ダ」

    82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:07:51.08
    確かにこんなことずっと続けるのは無理だ。
    しかし演奏を止めた瞬間に奴は攻撃してくる。
    やば、傷口が・・・。
    不味い、どうしたものか。
    せめて広範囲に攻撃出来る律かムギがいれば・・・。

    その瞬間、聞き慣れたドラムの音が聞こえた。

    黒純「エッ・・・!?」

    ?「ヒーローは遅れてくるもんだろ?」

    83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:08:57.03
    その声の先にはニッっと笑う律がいた。

    黒純「シマッ・・・」

    律かドラムを再び演奏する。
    そして黒い純ちゃんは静かに消えていった。

    澪「律・・・」

    律「いやー遅れてわりー」

    澪「てゆーか梓の時の唯と全く展開一緒じゃないか!」

    律「しゃーねーだろ!作者同じな上にこいつ文才ねーんだから」

    唯「作者?文才?何の話??」

    律「いや・・・何でもない・・・」

    84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:12:08.57
    律だ、律がいる。

    律「わりーな澪、助かったよ」

    澪「良かったよ、無事で」

    やば、涙が・・・。

    律「ほら、泣くなよ澪」

    澪「ごめ・・・グズッ」

    律「謝るなって?助けてくれたのは澪なんだし
    謝らなきゃいけないのは私だろ?
    ありがとな」

    澪「・・・うん、グスっ」

    唯「ところでりっちゃん何処にいたの?」

    律「いやー佐々木さん?がいきなり目の前に現れてさー。
    この世界に無理矢理連れてかれたわけよ?
    そのまんまあとは放置。
    で、適当に歩き回ってたら澪と唯がいた」

    唯「本当にさらっただけだったんだね、純ちゃん・・・」

    85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:14:13.89
    でも逆に本当に私の前から消したければ
    律を殺すことも出来たわけだ・・。

    澪「なんていうか本当にあっけないな」

    ふふっと笑う。

    唯「そうだね」

    唯がアハハと笑う。

    律「私なんか今回ずっとさまよってただけだぞー」

    律も笑う。

    そして3人で笑っていると目の前が真っ白になった。

    87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:16:52.31
    ~~
    少し時間を遡ります。
    ~~

    気付いたら私は澪ちゃんの部屋にいた。

    梓「ムギ先輩・・・それに純・・・」

    私の横には純ちゃんがいた。
    気絶してるみたい。

    梓「ムギ先輩もアレをくらっちゃったんですか?」

    紬「多分そうみたい」

    梓「私達だけ先に戻ってきちゃいましたね
    唯先輩・・・大丈夫かな」

    紬「大丈夫よ、澪ちゃんがいるもの」

    梓「・・・そうですね」

    そして純ちゃんは目が醒めないまま
    梓ちゃんと私は目覚ましの音で現実へと戻った。

    ~~

    88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:18:28.27
    澪「う~ん」

    ガバッ!

    ここは・・・?
    私の・・・部屋?

    ・・・
    そっか。
    終わったのか。
    律を助けることが出来たんだな。

    私は時計に目をやる。
    ちょっと寝坊な時間だが学校には普通に間に合う。

    澪ママ「澪ちゃん、昨日はどうしたの?
    お夕飯も食べないで寝ちゃったけど・・・。」

    澪「大丈夫だよママ。
    ちょっと疲れてただけ。
    学校行って来るね」

    そう言って学校のカバンをとり
    私は家を出る。

    89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:20:21.22
    そうすると律が家の前にいた。

    律「やっ!」

    律がにっと笑う。

    律と一緒に通学路を歩く。

    律「澪ありがとな」

    澪「どういたしまして」

    律「さらったのが澪の偽物じゃなくて良かったよ。
    まだ中学の頃のこと引きずってんのかと思った。
    しっかしまあ何故、佐々木さんが・・・」

    澪「いや実際引きずってたし私の偽物が出てきて大変だった。
    まあ今回で踏ん切りがついたよ。あと鈴木さんな?」

    私も間違えたけど。

    律「ゴメンな?別にレズが嫌なわけじゃないし
    澪が嫌いなわけでもない。ただ純粋に男が好きなんだ」

    澪「それが正常だよ」

    90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:22:08.62
    律「それに澪は男の良さを知らないだけだよ」

    澪「男の人・・・怖いもん」

    律「さんざん小学生の頃いじめられてたからなー。
    よく私が助けてたっけー」

    そう、だから律のことが好きになっちゃんだよ。

    律「まあ澪に男が出来るよう手伝ってやるからさ」

    澪「期待しないで待ってる」

    律「なにおー!」

    ふふふと私は笑った。

    澪「ずっと親友でいてくれよ」

    律「もちろん!」







    おしまい

    93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:24:29.49
    おまけ(純と梓とちょっとしたサイドストーリー)

    目が醒めたあと私は学校へ向かった。
    途中で唯先輩と憂に会った。
    そして唯先輩には抱きつかれた。
    いつも通り温かかった。

    そして純とも合流した。

    純「おはよ~梓」

    梓「おはよう、純」

    純「朝からお熱いですなー」

    唯梓「えへへ//」

    純「なんかさー、今日変な夢みたんだよね」

    94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:25:51.48
    純「私が澪先輩と仲良くしてる律先輩に
    嫉妬して律先輩さらっちゃう夢」

    あははと私は笑う。
    唯先輩に"知らぬが仏ですよ"と耳打ちしておく。

    純「何か最後は梓にギターで殴れるし」

    梓「たはは・・・」

    私は苦笑いをする。

    梓「純はさ、澪先輩のことどう思ってるの?」

    純「う~ん」

    純が考え込む。

    95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:28:08.03
    純「ぶっちゃけちゃうと好きだったかも知れない」

    梓「だった?」

    純「うん、何か今までずっともんもんとしてたけど
    何か今日の夢みてから吹っ切れた」

    純「今は好きっていうより憧れかな」

    梓「そっか、なら良かった」

    純「何が?」

    梓「何でもないよ」

    とりあえず純も大丈夫そうだ。

    純「梓!まさか澪先輩に浮気!?」

    純がニヤリと笑っていう。
    まったく・・・。
    純は人の気も知らないで。
    心配した私が馬鹿だった。

    97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:32:12.70
    唯「そ、そんな!あずにゃん信じてたのに!」

    梓「唯先輩まで悪ノリしないで下さい」

    唯「いいもん!
    私だって純ちゃんに浮気しちゃうもん!」

    純「へっ!?」

    唯先輩が純に抱きつく。

    98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/01(火) 02:34:08.49
    唯「わ~!純ちゃんの髪モコモコ~♪」

    純「ひいいいぃいぃ」

    梓憂「いいなあ」

    純「私は良くない!」

    純「でも・・・」

    梓「でも?」

    純「あったかいね・・・」

    梓憂「でしょ?」







    おしまい

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唯「まぬけい!」
唯「あずにゃ~ん」梓「うわー、面倒臭いのが来た・・・」
唯「わたしのなつやすみ」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/01(火) 14:13:11 URL [ 編集 ]
    お疲れさま
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/01(火) 17:11:47 URL [ 編集 ]
    けいおんSSでは親族以外の男の存在を匂わせてはいけないと学校で習わなかったのか
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆7Qyak4Z2 2011/02/02(水) 21:16:57 URL [ 編集 ]
    おお、続編出来てたのか

    なんというか聡が空気(ry

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