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憂「和ちゃん、大好き!」

  1. 名前: 管理人 2010/08/31(火) 21:07:56
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 00:51:48.40
    彼女は、すごく優しい人で

    彼女は、すごくかっこよくて

    でも彼女は、実はすごく可愛い人で

    気がついた時には、もう彼女のことを好きになっていました。


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 00:52:44.47




    ピンポーン

    玄関のチャイムを押す。
    ドアを開けて現れるのは、私の大好きな人。

    ガチャ

    和「はいどちら様・・・、ってあれ?」

    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 00:53:34.61
    憂「あ、おはよう和ちゃん」

    和「憂、どうしたの?こんな朝早くに」

    ある日の朝、私はいつもより早く家を出て彼女―真鍋和ちゃん―の家に向かったのでした。

    憂「んー・・・、何か久々に和ちゃんと一緒に学校行きたくて早起きして来ちゃった」

    和「もう・・・、姉妹揃って突然変なことしたがるのね」

    憂「えへへ」

    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 00:55:54.61
    和「とりあえず上がってなさい、もう少しで私も準備できるから」

    憂「うん、急にごめんね」

    和「とりあえず、私の部屋で待ってて」

    憂「うん、ありがとう。急がなくてもいいからね?」

    和「はいはい」

    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 00:56:51.85
    和ちゃんの部屋、何か久しぶり。相変わらず可愛い、女の子らしい部屋。

    あ、やっぱりまたぬいぐるみ増えてる。
    学校ではすごくクールでかっこいいから、割とこういうのが好きだなんて思われてないんだろうなあ。

    憂「―ふふ」

    ―嬉しいな。
    皆が知らない和ちゃんを、私は知っているんだと思うと。

    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 00:59:01.80
    ベッドに横になってみる。まだ微かに残っている、彼女の体温。
    この体温に、本当に抱かれることができたのなら、どんなに幸せなことなんだろう。

    でも、いいんだ。私は彼女の傍に居られるだけで。
    彼女の笑顔が私だけを向いていなくても、それでいい。

    ただでさえ私とお姉ちゃんは、彼女の中では『特別』なんだから、それ以上は望まなくても。

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 00:59:40.21
    和「憂、ごめんね待たせちゃって ―って、何してるのよ?」

    憂「ごめん、何か横になってみたら気持ち良くて・・・」

    和「はいはい、ほら唯みたいなこと言ってないで行くわよ?」

    憂「うん!」

    9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:00:30.22




    和「で、何でこんなこと?」

    憂「え?最近和ちゃんとあんまりお話してないなーって思ったから、お話したいなーって」

    和「・・・本当にそれだけなの?」

    憂「そうだよ?」

    だって、和ちゃんのことが大好きなんだもん。

    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:01:05.63
    和「だったら、こんな朝早くに無理して出てこなくてもいいじゃない。私は生徒会の作業があるからいいけど・・・」

    憂「だって和ちゃんもうすぐ受験生だし、生徒会の方も忙しそうだからなかなか声かけにくいんだもん」

    憂「それで、負担になったり迷惑だったら嫌だなーと思って・・・」

    和「―憂」

    和ちゃんは、歩を止めると真剣な面持ちで私を見ていた。

    和「憂は私が、そういうのを迷惑がると思っているの?」

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:03:22.31
    憂「ううん、思ってないよ」

    憂「ただ、私が勝手に和ちゃんの邪魔したくないって思ってるだけだよ」

    憂「昔から、姉妹揃って面倒を見てもらってるのに更に負担になりたくないって勝手に思っている、だけ」

    和「―そっか」

    憂「うん」

    そういうと、私達はまた歩き始めた。

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:05:29.91
    和「ねえ」

    憂「何?」

    和「憂は言う程私に面倒かけたりしてないわよ?」

    和「まぁ、唯に関してははっきりそう言ってもあげられないけど・・・」

    憂「ふふ、そうかもね」

    和「まぁ、そんなことは関係無く、いいんだからね?」

    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:06:42.46
    和「私を頼っても、私に面倒を持ち込んでも」

    和「私にとっては、それよりもそういう時頼りにもされない方がよっぽど辛いわよ」

    憂「あはは、和ちゃんなら本当にそうかもね」

    和「もう、年上をからかわないの」

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:10:56.18
    貴女のことが、ずっと前から好きだったんです。
    貴女に、私を見ていて欲しいんです。
    ずっと、貴女の隣に居たいんです。

    そんなこと、言える筈が無い。
    彼女はきっと、困った顔をするだろう。
    彼女はきっと、罪悪感に苛まれるだろう。

    そして何より、今のこの関係が壊れてしまうかもしれない。

    だから、私はこのままでいいんだ。
    このままなら、私は彼女にとって一番ではないかもしれないけど、彼女にとっての『特別』でいられるから。

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:13:59.09
    >>14
    >>15

    一瞬すごく焦りましたけど、
    間違いは何方にでもあるのでお気になさらず。

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:14:51.96




    和「ごめんね、朝から生徒会の仕事手伝ってもらっちゃって」

    憂「いいよー、どうせ皆登校する時間まで暇だったし」

    和「飲み物くらい奢るわ、何がいい?」

    憂「えー、いいよ別に」

    和「駄目よ、それじゃ私の気が済まないわ」

    本当に、真面目なんだから。

    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:15:34.76
    憂「じゃあ、和ちゃんと同じのがいいや」

    和「わかったわ、じゃあちょっと待ってて」



    和「はい、どうぞ」

    憂「ありがと、和ちゃん」

    和「どういたしまして」

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:18:01.39
    憂「・・・」

    和「・・・」

    憂「・・・何かね?」

    和「うん?」

    憂「普段居ることもない時間に、普段居ることのない生徒会室で缶コーヒー飲んでるのってすごい変な感じ」

    和「ふふっ、そうかもね」

    23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:20:14.74
    憂「和ちゃんはいつもこうしてるの?」

    和「そんなことないわよ、いつもこうやって朝早く来てる訳じゃないし」

    和「来たら来たで、今日は憂が手伝ってくれたからいいけど・・・いつもはもっとぎりぎりまで作業してるしね」

    憂「他の生徒会の人は?」

    和「基本的に私が一番早く来るのよ、上に立つ人が率先して動かなかったら示しがつかないもの」

    憂「そうは思っててもなかなかやれる人は居ないと思うよ、和ちゃんは相変わらず真面目だね」

    和「良くも悪くも、それが私だからね」

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:21:17.60
    憂「そうかもね・・・。基本的には早くって言ってたけど、それじゃ他の人そろそろ来ちゃうんじゃないの?」

    和「そろそろ、来る頃かもしれないわね」

    憂「私、部外者なのにここに居ちゃっていいのかな?」

    和「いいのよ、手伝ってくれたし。それで文句なんて言わせないから」

    確かに、学校での和ちゃんのイメージだと文句言える人なんて殆ど居なさそう。
    純ちゃんも、

    純『生徒会長さんってさ、鉄の女!って感じだよねー』

    なんて言ってたもんね。

    25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:24:00.72
    和「とは言っても、憂って結構人見知りなところあるし他の皆が来る前に教室に行っちゃってもいいわよ」

    憂「うん、じゃあそろそろ私は教室に行くね。コーヒー、ご馳走様」

    和「どういたしまして、こちらこそ手伝ってもらって助かったわ」

    和「・・・ねえ、憂」

    憂「何?」

    和「明日は休みだし、一緒に出かけましょうか?」

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:24:57.98
    憂「え?」

    和「確かに、最近あんまり憂と話したりとか遊んだりって無かったからいいかなと思って」

    和「急な話だし、勿論憂の都合もあるだろうから無理にとは言わないけど・・・」

    憂「い、行きたい!」

    和「じゃあ決まりね。どこに行く、とかは希望があれば聞くし、無ければ適当に二人で歩いてみてでもいいしね」

    憂「うん!うん!」

    嬉しいよー!久々に和ちゃんと二人でお出かけだー!

    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:26:13.89
    和「・・・はぁ、ごめんね憂」

    憂「え!?ど、どうしたの・・・?」

    ま、まさか冗談だったとか・・・!?

    和「憂がこんなに喜んでくれるなら、もっと早く誘えば良かったわ」

    そ、そういうことだったの・・・。あんまり驚かせないでよ、もう。

    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:29:06.11
    和「私って駄目ね・・・周りには過大評価されちゃってるけど、可愛い幼馴染のことを満足に構ってあげたりすらできないわ」

    か、可愛い幼馴染って言われちゃった・・・///
    どうしよう、すごく嬉しい・・・。

    けど、今はそうじゃなくって!

    憂「そんなこと、無いよ。誰だって、本当の意味で他人の気持ちをわかってあげたりなんてできないもん」

    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:30:04.37
    憂「それより和ちゃんは、私が喜んだからもっとこうしてあげたいとか、そういうことを思えるんだよね?」

    憂「だったらそれは、すごく素敵なことだよ。和ちゃんは自分が思ってるより、優しくてすごい人なんだから」

    和「憂・・・」

    憂「ずっと傍に居た、幼馴染の私が保証するよ!」

    34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:34:00.89
    和「・・・そっか、ありがとね憂。すごく嬉しいわ」

    憂「うん、・・・じゃ流石にそろそろ行くね」

    和「うん、引き止めちゃってごめんね」

    憂「全然いいよ。・・・それより、明日楽しみにしてるね」

    和「私もよ」

    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:34:46.59




    さて、和ちゃんと話してたらちょうどいい時間になったことだしお姉ちゃんを起こそう。

    プルルルル…プルルルル…

    唯『もしもしぃ~・・・?』

    憂「あ、お姉ちゃん?おはよう」

    唯『あれぇ~?何で憂が電話を・・・?』

    36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:41:24.57
    憂「私今日、早く家を出たんだー」

    唯『ほえ~?そうなの?何で~?』

    憂「それよりお姉ちゃん、そろそろ準備しないと。朝ごはんとお弁当はリビングにあるからね」

    唯『ふぁーい・・・今起きまーす』

    憂「じゃあね、お姉ちゃん。遅刻しちゃ駄目だよ?」

    唯『はーい、じゃあねー』

    これでお姉ちゃんも遅刻しないかな。

    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:43:31.92
    純「あれ?憂?」

    憂「え?」

    この声は、純ちゃん?

    純「あ、やっぱり憂だ。いつもより早いじゃん、どしたの?」

    憂「ちょっとね、純ちゃんはいつもこの時間なの?」

    純「んー、まぁ何となくね。いつもって訳じゃないよ」

    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:44:34.53
    純「・・・で、憂はどんないいことがあったの?」

    憂「へ?」

    純「いつも憂はにこにこしてるけど、今日はそんなもんじゃないよ」

    憂「え、えぇ?」

    純「自覚無かったかもしれないけど、にやけすぎ。そんなんじゃ今日はいいことありましたーって言ってるようなもんだよ」

    そ、そんなに顔に出ちゃってたのかな・・・?

    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:47:15.05
    純「・・・和先輩絡み?」

    憂「え!?」

    純「やっぱりそっか~」ニヤニヤ

    憂「ななな何で!?」

    何でバレてるの!?

    純「憂は気づいてなかったかもしれないけどね」

    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:48:20.89
    純「中学の時からあれだけ『和ちゃんが』『和ちゃんが』って大切な幼馴染とやらの話を聞かされれば、誰だって気付くよ普通」

    憂「う、うぅ・・・」

    純「それに和先輩が生徒会長になった時に私が『鉄の女』とか言った時だってさー・・・何て言ったか、覚えてる?」

    純「『確かに和ちゃんは真面目でお堅いところもあるけど、本当はすごく優しい人なんだから!』って声を大にして言ってたよ?」

    そういえば私そんなこと言った気もする・・・。
    うぅ、恥ずかしいよぅ・・・。

    41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:49:14.43
    純「あの時言われて私もびっくりしたよー、まさか生徒会長さんが噂の『和ちゃん』だったなんてねー」

    憂「じゅ、純ちゃん・・・もう勘弁して・・・」

    純「あはは、ちょっとからかいすぎちゃったかな?・・・うわぁ、顔真っ赤」

    憂「あ、あんな風に言われたら当たり前だよ!」

    純「いやぁ、私から見たら全く隠す気なんて無いように見えてたからつい」

    憂「・・・そんなに?」

    42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:53:18.24
    純「うん、憂って和先輩と話してたり、和先輩のこと話してる時が一番幸せそうだもん」

    ・・・今後は気をつけよう、もう手遅れかもしれないけど。

    憂「あれ?じゃひょっとして、梓ちゃんも・・・?」

    純「あー前に『憂って和先輩のこと好きなんだよね?』って聞かれたよ」

    憂「そ、そうなんだ・・・」

    純「まぁ適当に誤魔化しといたけど、バレてるだろうね」

    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 01:56:37.32
    本当に手遅れだったなんて、うぅ・・・。

    あれ・・・?
    じゃあ、ひょっとして・・・?

    憂「・・・ねぇ、純ちゃん?」

    純「ん?何?」

    憂「和ちゃんも・・・気付いてると、思う?」

    純「んー・・・多分気付いてないとは、思うかな」

    44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:00:48.48
    憂「そっか・・・何で、そう思うの?」

    純「まず第一に、和先輩はあくまで自分と話してる憂を普段通りの憂だと思ってるだろうってこと」

    純「だから自分と話してる憂が特別嬉しそうなんて思ったことないんじゃないかなー」

    憂「それもそうだよね、確かに私は和ちゃんの前だといつもにこにこしてると思う」

    純「あと、どっちかというとこっちが大きいんだけど」

    憂「うん」

    45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:02:56.36
    純「和先輩ってそういう話にはものすごく疎いと思う」

    憂「・・・確かにそうかも、和ちゃんってそういう話全然しないもん」

    純「でしょ?だから多分憂の気持ちにも気付いてないと思うよ」

    憂「そっか」

    純(・・・他にも和先輩のこと好きな人って結構居るけど、和先輩全く気付いてないっぽいしね)

    純(でもこれは、憂が余計な心配しそうだから言わないでおこうっと)

    46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:03:50.31
    純「でも和先輩も罪な人だねー、こんなに可愛い女の子がずっと慕ってくれてるのに気付かないなんて」

    憂「もう、純ちゃんったらからかわないでよ」

    純「へへへ、・・・でも私は真面目に言ってるつもりだよ。もうちょっと自信持ちなよ、憂」

    憂「・・・ありがとう、純ちゃん」

    純「いえいえ、どういたしまして」

    47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:04:41.64
    私は、何を期待していたんだろうか。
    さっきは自分で、
    この気持ちが伝えられなくても、
    自分だけを見ていてくれなくても、
    和ちゃんの一番でなくてもいいなんて思っておきながら・・・

    『和ちゃんも私の気持ちに気付いている』

    そんなことを期待しているなんて。

    49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:06:18.22
    私の気持ちに気付いている上であんなに私に優しくしてくれてるんだって、
    きっと和ちゃんも私のことを想ってくれてる筈だと思いたいなんて、

    ・・・私はどうしようもない卑怯者で、臆病者だ。

    梓「あれ?憂と純?二人共早いね、おはよう」

    純「あ、梓だー。おはよー」

    憂「梓ちゃん、おはよう」

    50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:07:31.67




    ―放課後―

    純「あぁー!やっと終わったー!」

    梓「純は結構寝てたでしょ・・・」

    純「そんなことないって。あ、後で数学のノート見せてね」

    梓「やっぱり寝てたんじゃない」

    純「ふへへ」

    憂「純ちゃんも梓ちゃんも、この後は部活?」

    51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:08:43.72
    梓「うん、そうだよ」

    純「あたしもー」

    憂「そっか、二人共頑張ってね」

    梓「うん、じゃあまた明日ね」

    純「じゃあねー」

    ・・・掃除が終わったら、和ちゃんに逢いに行ってみようかな。
    何時に生徒会が終わるかわからないけど、それでも和ちゃんと一緒に帰りたいもんね。

    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:10:28.58




    さて、掃除も終わったことだし・・・。
    というか、よく考えるとわざわざ生徒会室に行くことは別に無いよね。

    特別な用事でもないから生徒会室にも入って行きにくいし、
    メールだけしておいてあとは今日出された宿題でもやってようかな。

    53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:11:40.37
    ―あれ?

    校舎裏の方に人?・・・というかあれは、和ちゃん?
    一体こんなところで何して―

    女生徒「好きです、真鍋先輩」

    憂「―――!」

    え?今、何て?

    54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:12:47.76
    女生徒「ずっと憧れてました、私本気なんです」

    嘘、うそ・・・。

    和「・・・」

    女生徒「・・・お返事、いただけませんか?」

    嘘、嘘、嘘・・・!

    和「私は・・・―――」

    55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:13:49.60
    気がつくと、私はそこから逃げるように走り去っていた。



    私は、何を勘違いしていたんだろう。

    和ちゃんは私やお姉ちゃんだけのものじゃない、そんなことわかりきっていた筈なのに。

    こんな時間が、ずっと続くなんてありえないのもわかっていた筈なのに。

    あんなに素敵な和ちゃんが、他の人から好かれない訳がないのに。

    あの笑顔は私だけに向けられるものじゃないってわかっていたのに。

    56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:16:04.21
    私は全部自分の都合の良いように解釈して、ずっと私は和ちゃんと居られるなんて思っていたんだ・・・。

    憂「嫌だよぅ・・・和ちゃん・・・」

    私は人の来なさそうな場所で、一人泣いた。

    自分の余りに身勝手な考えにも嫌気が差したし、
    さっきの人は私がずっと言えなかったことを言ってみせたのかと思うと、
    私の気持ちなんてその程度だったのかと思えてしまった。

    57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:17:09.68
    何より和ちゃんの笑顔が、さっきの人だけに向けられることになるかもしれないと思うと涙が止まらなかった。



    純「・・・憂?」

    憂「!」

    しばらく泣いた頃に、純ちゃんがやって来た。

    憂「ど、どうしたの純ちゃん?今部活中の筈でしょ?」ゴシゴシ

    58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:18:33.85
    純「・・・早退してきた」

    憂「え?」

    純「中学からの大事な友達が、この世の終わりみたいな顔して走ってるのが見えちゃったから部活どころじゃなくなってさ」

    憂「・・・あはは」

    純「笑わなくていいよ、憂。泣きたい時に無理して笑うことなんて無いよ」

    59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:20:31.04
    憂「・・・」

    純「私じゃちょっと頼りないかもしれないけど・・・何があったか話してくれないかな?」

    純「話したくないなら話したくないでも、泣いてる憂に胸を貸すとか隣に居てあげたりくらいはできるからさ」

    憂「う、うぅ・・・っ、うわぁぁぁぁぁん」

    私は純ちゃんに抱きついて、泣いた。
    今は純ちゃんの言葉が、優しさが、素直に嬉しかった。

    60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:21:14.03




    純「・・・なるほどね、そういうことだったんだ」

    憂「うん・・・」

    私はありのままを話した。

    自分の身勝手さに嫌気が指したこと。
    和ちゃんを好きな気持ちでも負けてしまったと思えてきたこと。
    何より和ちゃんが離れていってしまうのが恐ろしかったこと。

    61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:24:09.85
    純「でさ、とりあえず憂は、どうしたいの?」

    憂「え?」

    純「今までの話を総合した上で、憂はどうしたいと思うの?」

    憂「私は・・・」

    純「憂だって自分の気持ちを伝えたいって、思ったんじゃないの?」

    純ちゃんの言う通りだ。
    私だって自分の気持ちを伝えていれば良かったと、心からそう思った。

    62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:25:01.10
    けど、そう思ったけどそれでも・・・。

    憂「自分でも情けなくて仕方がないけど、それでもね・・・」

    憂「やっぱり、今の関係が壊れるのがどうしても怖いの・・・」

    純「・・・」

    憂「和ちゃんのことが好きだって伝えて、女同士でそんなの気持ち悪いって思われたら・・・!」ポロポロ

    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:27:18.09
    もし和ちゃんに、侮蔑を込めた視線で自分を見られてしまったら・・・。

    考えることすら恐ろしい。
    こうやって少し考えてしまっただけでも、涙が止まらない。

    憂「怖い・・・!やっぱり私怖いよ・・・!」

    純「・・・大丈夫だよ」

    憂「え・・・?」

    純「和先輩がそんなこと思うなんて絶対に無いから、きっと大丈夫だよ」

    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:28:55.28
    純ちゃんはきっと、私を励ましてくれようとこんなことを言ってくれているのはわかるけど。
    ここで純ちゃんに何か言っても、それはただの八つ当たりでしかないということもわかっているけど。

    憂「他人事だからって無責任なこと言わないでよ!」

    今の私はそれが抑えられる程、冷静じゃなかった。

    純「あー今のはちょっと傷ついたなー・・・他人事なんて全然思ってないのに」

    憂「じゃあ何でそんなこと言えるの!?純ちゃんはそんなこと言えるくらい和ちゃんのこと知ってるの・・・!?」

    純「んー、全然わかんない。数える程しか話したこともないしね」

    65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:29:51.93
    憂「じゃあ何で・・・!」

    純「・・・でもさ、私、憂のことならよーく知ってるんだよね」

    憂「・・・え?」

    その時私には、純ちゃんが何を言ってるのかわからなかった。

    純「だからね、わかるの」

    純「憂は和先輩のことを心から本当に、ずっとずっと好きなんだよ」

    純「和先輩の話になると、こうやって普段優しい憂が大声出したりするくらいさ」

    憂「・・・」

    66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:31:10.62
    純「でね、私の知ってる平沢憂って子はすごーくいい子なんだよね」

    純「こんな自分勝手で無責任なことばっかり言っちゃう奴と何年も一緒に居て笑い合ってくれたり」

    純「自分のお姉ちゃんも含めて周りの人に対してすごく気配りができたり、あとは・・・宿題見せてくれたりとか?」

    純「あはは・・・まぁとにかく、すごくいい奴。私の自慢の友人だね」

    憂「純ちゃん・・・」

    純「そんな憂がずっと本気で恋してる人がさ、そんなこと思う訳ないって私は思うんだよね」

    67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:32:35.94
    純「・・・で、更にこの予想が確かだってことを証明してあげるけどさ」

    純「和先輩のことをずっとずっと、本気で大好きな平沢憂さんに質問です」

    憂「・・・何?」

    純「愛する真鍋和さんが、誰か同姓から自分のことを好きだと聞かされたとします」

    憂「うん」

    純「では真鍋和さんは、そのことでその人を差別しちゃうような人なのでしょうか?」

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:34:06.54
    憂「・・・和ちゃんは、そんなことをしたりする人じゃないよ」

    ―そんな訳、ない。
    あの誰よりも優しい和ちゃんが、そんなことする筈が無い。

    純「ね?もう憂の中でも、答えは出てたじゃん」

    憂「うん・・・!」

    またもや涙が溢れそうになる。
    今度は悲しみの涙じゃない。
    私のことをこんなにも思ってくれる、大切な友人が居てくれること。

    それが嬉しくてたまらなかった。

    70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:35:07.72
    純「あーまだ泣いちゃ駄目だってば、憂。泣くのは和先輩に気持ちを伝えてからにしてよ」

    憂「うん・・・純ちゃん、本当にありがとう!私、純ちゃんと友達で本当に良かった!」

    感謝の気持ちを伝えると、私は純ちゃんに背を向けて走り出す。

    本当はわかっていた、自分の気持ち。
    本当はわかっていた、自分がどうするべきかということ。

    71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:36:15.37
    純ちゃんは色々なことに気付かせてくれて、私の背中を押してくれた。
    だから、それを無駄にしないためにも私は和ちゃんのところに向かわないと。

    純「だからそういうのも告白した後でいいんだってばー・・・」

    純ちゃんがまだ後ろで何か言っていたのが聞こえた。
    けれど、今の私は止まれないからその言葉に対する返事は後でいい。

    純ちゃんの言う通り、私の気持ちを和ちゃんにぶつけてからで―――

    72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:37:45.54
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――


    純「・・・さて、もう憂行っちゃいましたし、出てきてもいいんじゃないですか?」

    唯「あれ?ばれてたんだ?」スッ

    純「ちょうど憂の方を見た時に、視界に入ったもので」

    唯「何でその時には言わなかったの?」

    純「途中でそんなこと言える空気でもありませんでしたし、それにお姉さんなら聞かれてもそれ程不味くないかと思いまして」

    73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:38:46.37
    唯「はぁー・・・憂はいい友達を持ったものだねぇ~」

    純「あはは、ありがとうございます」

    唯「純ちゃんだけでなく、あずにゃんもね」

    純「梓、ですか?」

    唯「うん、偶々泣いてる憂を見かけたらしくてね。部活に来るなり」


    梓『唯先輩!憂が泣いてるのを見かけちゃったんです!早く憂のところに行ってあげて下さい!』


    唯「って言い出してね。慌てる私の背中を押して、『もうとにかく行けー!』って言うんだよ」

    74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:40:30.01
    純「あははは、それ何か梓らしいですね」

    唯「でねー、あずにゃん本人は行かないの?って言ったらね?」


    梓『私で力になれるならそうしてあげたいですけど、きっと唯先輩の方が憂の力になってあげられます・・・』


    唯「『だから早く行ってあげて下さい!』なんて言うんだよー。・・・そんなこと、ないのにね」

    唯「私も勿論憂のことは大切だけど、そんなに憂のことを思ってくれるあずにゃんだって充分憂の力になってあげられるのにね」

    純「そうですね・・・まぁそういうところも梓らしいとは思いますけどね、ふふ」

    76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:41:56.57
    唯「うん、あずにゃんらしいね・・・憂、上手くいくといいな」

    純「お姉さんでも、どうなるかわかりませんか?」

    唯「だぁってぇー、和ちゃんったらそういう話全くしないしさー」

    唯「私や憂に抱きつかれようと、男の子に告白されようと、表情すら殆ど変えないんだもん」

    純「流石、というべきですかね・・・じゃあ、お姉さん個人の感想としては?勘でも何でもいいので」

    77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:43:32.72
    唯「・・・そりゃー上手くいくに決まってるよ」

    純「どうしてですか?」

    唯「憂は私の自慢の妹だし、和ちゃんは私の自慢の幼馴染だからね」

    唯「それに何より・・・私が上手くいってほしいと思ってるから!」

    純「・・・あははははは!何ですかそれ!」

    唯「うへへへへ・・・」

    純「あーおかしい・・・」

    78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:44:27.63
    唯「・・・さて私達は成功を祈って待ってるとしますかー、純ちゃんも一緒に待ってよう?」

    純「え、いや私が行っても他の方の邪魔になっちゃいますよ」

    唯「大丈夫だよー、ほらお茶も出してあげるから来なよー、ね?」

    純「お茶出してくれるのって絶対お姉さんじゃないですよね・・・」

    唯「細かいことは気にせずにー!」グイッ

    純「わわっ!?もう、急に引っ張らないで下さいよ・・・」


    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

    79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:45:50.70
    プルルルル…プルルルル…

    和『もしもし、憂?どうしたの?』


    出てくれた!

    憂「和ちゃん!今どこ!?」

    和『え?生徒会室からそろそろ出ようかと思ってたけど・・・それよりそんなに息を切らしてどうしたのよ』

    憂「気にしないで!それより今一人で居たの!?」

    80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:46:53.30
    和『そうだけど・・・』

    憂「じゃあ待ってて!すぐ行くから!それじゃーまたすぐにね!」

    和『ちょっと憂―――』

    ごめんね和ちゃん、話の途中で切っちゃったりして。
    でも、もう駄目なんだ。
    電話で話すだけじゃ我慢できないよ。

    今すぐ、和ちゃんに逢いたい。
    逢って、直接声を聞きたい。

    81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:48:37.62
    私ね?今でも和ちゃんとの関係が崩れたらと思うと怖いんだよ?
    でも怖がってるだけじゃ駄目だって、わかっちゃったんだ。

    我侭かもしれないけど、
    やっぱり和ちゃんの隣が別の誰かだなんて、悲しくて耐えられそうにないよ。

    私が―、私がずっと和ちゃんの隣に居て笑っていたいの。
    そして和ちゃんにも、私のことを特別に思っていて欲しいの。

    だって私、ずっとずっと和ちゃんのことが好きなんだもん。
    恋してる。愛してる。どんな言葉でも言い表せないくらいに、心から―

    83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:49:59.90



    憂「和ちゃん!」

    勢いよく、生徒会室のドアを開け放つ。
    そこには、私にとって誰よりも愛しい人が居た。

    やっぱり、待っててくれたんだね。
    もう、本当に人がいいんだから。

    和「あーもう、さっきも言ったけどそんなに急いでどうしたのよ?」

    和「そんなに急がなくても、私は逃げたりしないわよ?」

    84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:51:04.27
    憂「えへへ、ごめんね和ちゃん」

    憂「・・・和ちゃんに、お話があって」

    和「私に?」

    憂「うん」

    和「明日は一緒に出かけるんだから別に明日でもいいのに・・・」

    憂「ごめん、私の我侭だけど・・・それじゃ駄目なの」

    85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:52:59.88
    憂「どうしても今日、ううん、今伝えないといけないことなの」

    和「・・・」

    憂「和ちゃん、今日告白されてたよね?」

    和「・・・何で憂が、それを?」

    憂「ごめん、偶然通りかかっちゃったの」

    和「まぁ、憂はそういう嘘をつく子じゃないしね・・・で、それがどうかしたの?」

    憂「和ちゃんは、どう返事をしたの?」

    88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:54:25.09
    和「・・・まぁ、どうしたかなんてこれからの私を見てれば一目瞭然でしょうしね」

    和「お断りしたわ」

    憂「どうして?」

    和「その子のことを、そういう対象として見ることができないからよ」

    憂「それは、女の子同士だから?」

    和「それもあるかもしれないわね。私にはその子とキスしたりとか、そういう自分が想像できなかったわ」

    89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:57:52.07
    憂「そっか・・・ごめんね、和ちゃん」

    和「どうしたの?」

    憂「私の言うことは、和ちゃんのことを困らせちゃうと思う」

    憂「でも、ごめん。それでも、もう言わないでなんていられないよ」

    和「・・・うん」

    だってもう私にはこの気持ちを止めることなんて、できない。

    和ちゃんを困らせて、私自信もショックを受けるかもしれないけど、それでもどうしても伝えたいの。

    90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 02:58:59.79
    憂「私、和ちゃんのことが好き。ずっと前から、ずっと好きだったんだよ?」

    ・・・あぁ、言っちゃった。

    憂「本当は和ちゃんを困らせちゃうのが嫌だし、言わないつもりだったんけどね」

    和「この会話の流れだと・・・それは私が貴女達姉妹と普段から言い合ってるような、『好き』ではないわよね?」

    91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:01:13.04
    憂「・・・うん、私は和ちゃんと・・・恋人同士になりたい。手を繋いだりとか、キスしたりとか・・・したい」

    和「本気、よね?憂は冗談でそういうこと言わないだろうし」

    憂「う、うん・・・女の子同士でこんなの、変かもしれないけど・・・」

    どうしよう・・・言いたいこと言って落ち着いてきたら、何か今更怖くなってきちゃった・・・。

    和「確かに女同士でなんて、考えたことも無かったわ」

    憂「・・・」

    やっぱり、そうだよね・・・。

    92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:03:03.67
    和「でも、不思議なものね。憂とだったら、そういうのも嫌じゃないわ」

    憂「え?」

    ちょっと待って、何を言ってるの?

    和「・・・うん、憂とキスしてるのを想像しても嫌じゃないわね。むしろ、嬉しいかもしれないわ」

    憂「え?」

    93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:04:27.09
    私には、和ちゃんが何を言ってるかよくわからなくなってきたよ?

    和「今まで気付いてあげられなくてごめんね、憂」

    和「そしてこれからは、恋人としてよろしくね」

    憂「・・・」

    えっと・・・ちょっと落ち着いてみよう私。

    和ちゃんは女の子同士なのもあって、今日告白してきた子にはお断りした。
    それは、その子とそういう関係にっていうのが考えられなかったから。

    うん、ここまではいいよね?

    96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:07:13.51
    和「・・・ちょっと、憂?」

    それで、私は気持ちが抑えきれなくて告白しちゃったよね。
    そしたら、和ちゃんは・・・『よろしくね』って言った?
    え?何で??
    あ、そういえばそれより先に私とだったらそういう関係も嫌じゃないって言ってたもんね。

    和「折角返事をしたのに、無視は酷くないかしら」

    あはは、そっか。和ちゃんは私と恋人同士でいいって言ってるんだー。

    97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:08:42.74
    憂「・・・って、うええぇぇぇっ!?」

    和「」ビクッ

    和「ちょ、ちょっと憂?急にどうしたのよ」

    憂「和ちゃん!」

    和「な、何?」

    98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:09:44.95
    憂「さっき、和ちゃんは私と恋人になってもいいって言った?」

    和「言ったけど・・・」

    憂「私と手を繋いで歩いたり、キスしてもいいって言った?」

    和「そうは言ってないけど・・・まぁ意味合いとしては同じようなこと言ったわね」

    憂「・・・本当に、いいの?私達、女の子同士なのに?」

    99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:11:10.68
    和「何よ、憂は嫌なの?」

    憂「だって・・・和ちゃん女の子同士は嫌って・・・」

    和「確かにそう思ってたんだけど、憂とだったらいいって思えたんだから仕方ないじゃない」

    和「・・・それに気付けなかった私が愚かだって話だけど、当たり前のことだったのよね」

    憂「何が?」

    100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:12:19.50
    和「恋愛っていうのは一人ではできなくて、相手が居なきゃできないってことよ」

    和「相手が誰かも考えず一人で考えてたら、世間で駄目だと言われていることは勝手に駄目だと思ってしまうものだわ」

    和「だから私は一人で勝手に同性愛がいけないことだと思い込んでた、そして今日の告白も断ったわ」

    憂「・・・うん」

    101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:13:51.27
    和「でもそれも今考えると、女同士だから断ったって訳じゃないんだと思うの」

    和「さっき、憂に言われて考えてみた時にね?」

    憂「うん」

    和「憂のことも考えたけど、他の皆でも考えてみたのよ」

    和「例えば澪とは仲が良いけど、そういうことはきっとできないなって思ったわ」

    和「唯は・・・元々ああいう子だから何の気無しにキスくらい迫ってくるかもしれないし、多分私も拒みはしないと思う」

    103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:15:20.89
    和「でも、自分から唯にキスしたいとは思えなかった・・・けど、憂は別だったの」

    憂「・・・うん」

    和「私も憂に触れていたい、ずっと一緒にいたい、誰か他の人になんて憂を盗られたくないって気付いちゃったの」

    憂「本当に・・・?」

    和「ええ、本当よ。自分の気持ちにすら気付けない、駄目な幼馴染でごめんね」

    104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:17:19.99
    和「でも、そんな私で良いのなら、今後は憂の隣に居させて欲しいわ」

    憂「和、ちゃん・・・」ポロポロ

    本当に・・・私、和ちゃんの隣に居られるの・・・?

    和「憂が信じられないって言うなら、何度でも言うわ」

    和「憂、大好きよ。私の隣に、私と一緒に居て欲しいの」

    106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:19:18.08
    憂「和ちゃぁぁぁぁん!!」ダキッ

    和「これはオッケーってことで、いいのかしらね?」

    憂「あた、当たり前じゃない・・・!うぅっ・・・私、本当にずっと・・・和ちゃんのこと・・・ひっく」

    和「憂って意外と泣き虫よね・・・」

    憂「だってだって・・・!和ちゃんの恋人に本当になれるなんて・・・うわぁぁぁん!嬉しいよぉぉぉ!」

    107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:20:41.51
    和「よしよし・・・ごめんね、ずっと待たせちゃって。・・・それにしても憂って、本当に可愛いわね」スッ

    憂「和ちゃん・・・?」

    あれ?和ちゃん、そんなに顔を近づけて何を―

    憂「んっ!?」

    チュッ

    いいい、今何が!?

    憂「の、和ちゃん、なななな何を!?///」

    108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:23:37.82
    和「何って・・・キスよ。言葉で言ってもあまり信じてもらえなかったし、憂も恋人でいいって言ったから・・・憂顔真っ赤よ」

    憂「ふ、不意打ちすぎるよ!私初めてだったし・・・///」

    和「じゃ私が憂の初めての人なのね、嬉しいわ。でも私もそうだったしお互い様ってことで、ね?」

    憂「わ、私が和ちゃんの初めての・・・!?う、嬉しい・・・」

    和「じゃ、本当にお互い様ね。憂、これから改めてよろしくね」

    憂「よ、よろしくお願いします!・・・うぅ、良かった・・・ううぅっ・・・」

    和「折角泣き止んだと思ったら、また泣き出しちゃったのね・・・」

    109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:24:41.86




    和「どう?落ち着いた?」

    憂「・・・うん、ありがとう和ちゃん」

    和「落ち着いたなら良かったわ、私も安心よ」

    憂「もう、下校時刻になっちゃうんだね」

    和「そうね、そろそろ帰らないとね」

    113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:28:41.94
    憂「あ、メール来てた・・・お姉ちゃんが待ってるって・・・」

    和「そうなの?じゃあ早く行ってあげなさい」

    憂「うん、じゃあ私お姉ちゃんのところに行くね」

    何か、あっさり行けって言われちゃったな・・・。
    まぁ和ちゃんは元々そういう感じだけど・・・もう少し何か―

    115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:29:42.98
    和「憂」

    憂「! な、何?」

    和「私明日の初デート、すごく楽しみにしてるからね?」

    憂「・・・!うん、私も今から楽しみにしてるね!」

    和「じゃあ今日はこの辺にしておきましょう。明日もまた逢えるの、楽しみにしてるわ」

    憂「うん!また明日ね!」

    116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:32:07.26
    一人で、早とちりしちゃってた。何か恥ずかしいな。

    さっきの話で伝わってきた。
    和ちゃんは本当に私のことを想ってくれてるんだ。
    これからは、私の片思いじゃないんだ、お互いのことを想い合っていけるんだ。
    良かった、本当に良かった。

    大好きだよ、和ちゃん。

    117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:32:43.30
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

    和「・・・ふぅ」

    憂の居なくなった生徒会室で、私は一人深呼吸をする。

    和「・・・困った、わね」

    まだ、顔が熱い。

    憂の前では平静を装っていたけど、さっきから私の心臓は爆発しそうだ。

    119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:34:17.41
    憂の体温、
    憂の香り、
    憂の鼓動、
    その全てが本当に愛しかった。

    和「憂の唇、柔らかかったわね・・・」

    思い出すと、また顔が紅潮していくのがわかる。

    和「馬鹿ね、私」

    私はこんなにも、憂のことが好きだったのだ。

    なのにそのことに気付けず、憂の気持ちにも気付いてあげられず、憂は苦しんできた。

    120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:35:06.76
    和「だから、これからは・・・」

    精一杯、憂のことを想っていこう。
    憂と二人で、お互いを想い合っていこう。

    きっと私達二人なら、それができる筈だ。

    和「憂、大好きよ」

    呟いた言葉は、すぐに静寂の中にかき消されていった。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

    121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:38:12.27




    憂「お姉ちゃんごめん!待たせちゃっ・・・ってあれ!?梓ちゃんはともかく何で純ちゃんが!?」

    純「あ、やっほー憂」

    唯「憂ぃぃぃぃ!」ダキッ

    憂「わっ!?お、お姉ちゃん・・・?」

    122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 03:39:11.23
    唯「どうだったの!?」

    憂「え?」

    純「あー、訳あってここに居る皆は事情を把握してるよ。ていうか私が言ったんだけどね」

    憂「そ、そうなの・・・?」

    梓「うん、他の先輩達は・・・何となく察して、早めに帰ってくれたんだ」

    158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:04:59.04
    ただいま帰宅しました。
    残っていてくれるとは、保守してくれた方々に感謝です。

    続きの投下は30分後くらいから行う予定です。

    162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:43:35.22
    先に言っておきますが、本編としてはあと数回の投下で終わります。
    その後におまけとして、初デート+α編投下します。

    ここまで待っていただいて、数回貼って終了?と思われる前に宣言しておきますので。

    それでは続き、いきます。

    164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:46:24.32
    純「だから、ここに居るのは『平沢憂の恋路を応援する会』会員だけってこと」

    梓「ちょっと純!また適当なことばっかり言って!」

    純「まぁまぁ落ち着きなって、それより・・・聞いていいことかもわからないけど、本当にどうだったの?」

    唯「そうだよぉぉぉ憂ー!」

    165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:53:10.53
    憂「えへへ、それはね―」



    私の満面の笑顔を見て、皆察してくれたみたいです。

    お姉ちゃんは泣きながら、『良かったね憂ー』って何度も言ってくれました。
    純ちゃんも梓ちゃんも、気付かれないようにしてたけど涙ぐんでいました。

    自分のためにここまで真剣になってくれる姉や友人を持って、私は本当に幸せです。

    166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:01:50.20
    そして、何より―

    一番大好きな人が、私の隣に居てくれるんですから。

    憂「えへへ、ねぇ和ちゃん」

    和「どうしたの?」

    憂「和ちゃん、大好き!」

    fin

    167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:03:12.93
    ―おまけ―

    ―翌日

    憂「・・・よし!お姉ちゃんのお昼も作ったし、私達のお昼もこれでおっけー!」

    今日は念願叶って、和ちゃんとの初デート!

    そりゃ気合も入りますよね。
    入りすぎて予定より大分早く起きたりもしちゃいますよね。

    170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:05:53.23
    唯「あれ?ういー?」

    憂「あ、お姉ちゃんおはよー。お昼作っておいたから、あとで食べてね」

    唯「はーい。それにしても、約束の時間より大分早いのにもう出るの?」

    憂「うん!あと1時間も和ちゃんと逢えないなんて、私には無理だよー」

    172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:10:25.05
    憂「それに和ちゃんならきっと、もうとっくに準備できて読書でもしてるに決まってるよ」

    唯「・・・うん、和ちゃんならきっとそうしてるね。私もそう思う」

    憂「という訳で、行ってくるね!お姉ちゃん!」

    唯「行ってらっしゃーい!楽しんできなよー!」

    173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:14:06.24




    さて、昨日に続いて・・・と。

    ピンポーン


    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ・・・今、玄関のチャイムが鳴ったわね。
    まぁきっと、憂でしょう。

    174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:17:14.83
    あの子のことだから、

    憂『和ちゃんに少しでも早く逢いたくて来ちゃった!』

    とか言うに違いないわ。

    まぁそれだけ愛されてるのは嬉しいことよね。

    175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:19:08.55
    ・・・けど、憂。
    約束の1時間前は流石に早いと思うわ。
    普通は準備できてないわよ、そんなに前倒しじゃ。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

    177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:28:03.36

    ガチャ

    憂「和ちゃん、おはよー!」

    和「はい、いらっしゃい。いくら何でも1時間は早いんじゃないかと思うわ」

    憂「だってー・・・」

    和「『早く私に逢いたかった』、でしょ?」

    憂「・・・うん!」

    179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:30:39.95
    和「まぁ私も準備できてるし、早めに・・・」

    憂「? どうしたの、和ちゃん」

    和「・・・やっぱり、ちょっとだけ上がっていってくれる?」

    憂「うん、別にいいけど」

    181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:35:59.73
    和「私の部屋にちょっとだけ来て、あとはすぐに出るから」



    憂「それで、どうしたの?」

    和「ねぇ、憂」

    憂「何?」

    和「キスして、いい?」

    憂「」

    184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:04:51.65
    憂「・・・え?え?う、うん・・・いい、けど」

    和「じゃあ・・・」スッ

    チュッ

    憂「~~~~!!///」

    いいって言った瞬間、すぐに・・・。
    こ、これは和ちゃんそんなに私とキスしたかったってこと?かな?

    ・・・あぁーもう!初めてじゃないのにまだドキドキするよー!

    和「・・・私、憂のことが好きよ」

    185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:12:42.64
    憂「う、うん・・・///」

    和「でも私達本人は良くても、きっと周囲は好意的に受け止めてくれたりなんてしないわ」

    和「だから、私は外ではこういうことはできないわ・・・憂が差別の目を向けられたりするなんて、絶対嫌だもの」

    憂「・・・和、ちゃん」

    和「でもその分、こうやって確実に二人きりで居られる時は私も甘えさせてもらうわよ?」

    憂「・・・うん!ねぇ、和ちゃん?」

    和「何?」

    186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:24:37.81
    憂「さっき私の返事が来るか来ないかくらいですぐにキスしたけど、和ちゃんは私とそんなにキスしたかったの?」

    和「―――! ・・・当たり前じゃない」

    和ちゃん、私に背中向けても意味無いよ?
    だって、耳まで真っ赤なんだもん。

    さっきの話を聞いて、今の和ちゃんを見て、確信できる。
    私、本当に和ちゃんに愛されてるんだね。

    和「ほら、そろそろ行きましょう」

    憂「はーい」

    187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:28:51.47




    和「で、憂は行きたいところあるの?」

    憂「うん、まずぬいぐるみを買いに行きたい!」

    和「あら、憂ってそんなに部屋にぬいぐるみとか置いてないのに珍しいわね」

    憂「和ちゃんの部屋で見たから私も欲しくなっちゃったんだよー」

    和「そっか、じゃあまずはぬいぐるみでも見に行きましょう」

    188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:30:56.69



    憂「これ可愛いかも!あっ!でもこっちも可愛いなー」

    和「ふふ、憂ってばはしゃいじゃって」

    憂「久しぶりにこういうところに来たし、それに和ちゃんも一緒だしねー」

    和「ありがとう、私も憂と一緒だと楽しいわ」

    憂「うん!ねぇ、和ちゃんはどれが可愛いと思う?」

    和「私?そうね、私は・・・これがいいと思うわ」

    189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:34:31.88
    憂「そのうさぎさん?」

    和「うん」

    憂「確かに、和ちゃんが好きそうな感じだね」

    和「ええ、こういうのは割と好きだわ」

    憂「うん!じゃあそれにする!」

    和「参考になって良かったわ」



    和「さて、ぬいぐるみも買ったし次はどこに行こうかしら?」

    190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:36:34.33
    憂「和ちゃん、その前に・・・はい、これ!」

    和「? さっきのぬいぐるみがどうかしたの?」

    憂「和ちゃんにプレゼント!」

    和「えっ!?いいわよ、それ憂が欲しくて買ったものでしょう?」

    憂「というのは、建前でね」

    憂「本当は和ちゃんぬいぐるみとか好きだから、恋人になった記念に何かあげたかったんだ」

    憂「部屋に置いておけば、これは私が買ったものだって思い出してくれるかなーって」

    191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:39:25.32
    和「憂・・・ありがとう」

    憂「喜んでくれる?」

    和「うん、大事にするわ」

    和「でも、言っておくけどね?私はこの子が居なくても、憂のことを思ってるからね」

    憂「うん、知ってるよ」



    和「・・・今思うと、荷物になるし後に回すべきだったかもしれないわね」

    憂「・・・私、そこまで考えてなかったよ」

    192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:45:19.97



    憂「という訳で、お昼にと思ってお弁当作ってきました」

    和「うん、多分憂はそうするだろうと思ってたわ」

    和「じゃあ、いただきます」

    憂「はい、どうぞ召し上がれ」

    和「・・・んっ」モグモグ

    憂「どう・・・?和ちゃん」

    和「美味しい・・・すごく美味しいわよ、憂。やっぱり憂は料理上手ね」

    憂「本当!?良かったー!」

    和「うん、本当に美味しい。何食べても美味しいわね」

    憂「えへへへ」

    193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:47:03.18


    憂「」ジー

    和「・・・」モグモグ

    憂「」ジー

    和「・・・」モグモグ

    憂「」ジー

    和「・・・ねぇ、憂?」

    憂「何?」

    和「そんなに見られてると食べ辛いわ。それと何より、憂も食べなさい」

    憂「だって、和ちゃんが美味しそうに食べてくれるのが嬉しくて」

    和「憂も一緒に食事してくれたら、私はもっと美味しくいただけるわ」

    195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:07:26.09
    憂「そうだね、じゃ私も・・・あ、和ちゃん」

    和「何かしら?」

    憂「あーん」

    和「」

    和「はい?もう憂ってば・・・」

    憂「あーん!」

    和「・・・はい、憂の作った特製唐揚げよ」

    憂「んっ!美味しい!美味しいよ、和ちゃん!」モグモグ

    和「作ったのは、憂だけどね」

    憂「和ちゃんが食べさせてくれたからだよー」

    和「はいはい」

    憂「はい、じゃあ次は私ね。ほら、あーんして?」

    和「・・・何言っても無駄よね。あ、あーん」

    憂「はい!」

    和「ありがと・・・」モグモグ

    196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:09:55.56
    憂「美味しいー?」

    和「・・・当然よ」


    憂「美味しかったね」

    和「公共の場所でこんなことやるなんて、途中から私は恥ずかしくて仕方なかったわ」

    憂「でも道行く人も微笑ましそうに見てたよ?」

    和「まぁ他にやってるカップルも居たけど・・・それにスキンシップと言えばそう見えなくもないとは思うわ」

    憂「次はどこに行くの?」

    和「私、服を見に行きたいんだけど」

    憂「じゃあそうしよう!」



    和「ここならいいかな」

    憂「可愛い感じのが多いね」

    和「さて、私もぬいぐるみを受け取ったし駄目とは言わせないわよ?」

    憂「え?」

    和「ここには、憂の服を買いに来たの」

    197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:17:35.69
    憂「私!?」

    和「そうよ、憂っていつもパンツルックじゃない?」

    憂「あーうん、そうだね」

    和「だから私は、憂のスカートとかワンピース姿が見たいのよ」

    憂「わ、私はそういうのいいよ!」

    和「良くない!私が見たいの!」

    憂「えー・・・」

    和「今日私が買ったの、次のデートに着てきてね」

    憂「あっ!もう既に選び始めてる!?」

    和「何だかんだ言って憂が私のお願いを断る訳が無いもの」



    和「これ良いわね、きっと憂に似合うわ」

    憂「えー、こういう如何にも可愛らしい感じのワンピースはお姉ちゃんとかが似合うのであって私は・・・」

    和「貴方達、そっくりじゃない。ほら、つべこべ言わず試着しなさい」

    憂「うぅー、和ちゃんが強引だよー・・・」

    198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:25:02.89


    和「着替えたー?」

    憂「うん、着替えたけど・・・」

    和「じゃ、開けるわよ」シャー

    憂「ど、どう?似合ってる、かな・・・?」

    和「・・・」

    憂「和ちゃん・・・?」

    和「いい!すごく可愛いわ、憂!」

    憂「本当?」

    和「本当よ、次のデートはこれ着てきなさいね」

    憂「・・・うん、和ちゃんに選んでもらえたのが嬉しいから、そうするよ」

    和「納得してもらえて良かったわ、じゃあ会計しちゃいましょう。また着替えちゃって」

    憂「はーい」



    和「憂に似合うのが見つかって、良かったわ」

    199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:31:28.41
    憂「ありがとう和ちゃん、結構高かったのに・・・」

    和「お互い様よ、私も嬉しかったしね」

    憂「・・・そうだね。お互い好きだから、いいんだよね」

    和「そういうことよ。あとは、澪に美味しいケーキ屋さん教えてもらったからそこに行かない?」

    憂「うん、じゃあそこに行こうよ」


    憂「あ、本当に美味しい」

    和「本当ね、流石澪達御用達だわ」

    憂「達?」

    和「律と一緒によく来るらしいわ」

    憂「あ、そういうことなんだ・・・じゃあ、そのうちお二人に会うかもしれないね」

    和「うん・・・そのことなんだけど」

    憂「何?」

    和「澪達には私達のこと、話してもいいかしら?」

    憂「いいと思うよ、軽音部の皆さんは信用できるもん」

    和「まぁ、本人達もそうだしね」

    200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:39:14.00
    憂「それに、梓ちゃんと純ちゃんはもう知ってるの」

    和「そうだったの?」

    憂「うん、そもそも純ちゃんが私に行けって言ってくれてね・・・」

    和「そうなのね・・・まぁ憂が信用してる子達なら大丈夫でしょう」

    憂「うん」

    和「・・・」

    憂「・・・」

    和「あっという間ね・・・」

    憂「そうだね、もう夕方だもんね・・・」

    和「憂と一緒だと、こんなに時間の流れって早いものなのね」

    憂「私もびっくりだよ」

    和「・・・ふふ、それじゃそろそろ帰りましょうか。今日は、遅くなるって言ってないしね」

    憂「うん・・・そうしよっか」

    201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:40:34.36



    憂「・・・何か」

    和「・・・うん」

    憂「名残おしいね」

    和「そうね」

    憂「でも、またすぐにでも逢えるもんね」

    和「そうね、毎日だって逢えるわ。お互いがそれを望めば、いつだってね」

    憂「うん!そうだね!」

    和「あっという間に、平沢家ね」

    憂「そうだね」

    憂「ねぇ、和ちゃ・・・」

    203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:42:04.87
    チュッ

    和「さよならのキス・・・違ったかしら?」

    憂「・・・うん、違うよ。『さよなら』じゃなくて、『またね』だもん」

    和「そうね・・・その方がいいわね」

    憂「でしょ?・・・じゃあね!和ちゃん!またね!」

    和「うん、またね。唯によろしくね」

    こうして、私達の初めてのデートは終わりました。

    ・・・不思議だな。
    私はこんなにも和ちゃんが好きで、これ以上好きになんてなれないと思ってたのに。

    こうやって和ちゃんと逢う度に、もっともっと、どんどん和ちゃんのことが好きになっていっちゃうよ。

    でも、それでいいんだよね?和ちゃんもきっと、同じ気持ちなんだから―



    205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:45:50.50

    ―翌月曜日

    憂「でねー、和ちゃんったらねー」ニコニコ

    純「あはは、もうすっかりラブラブなんだね。本当上手くいって良かったよ」

    梓「すっかりバカップルだね、甘々すぎて砂吐くよ」ザー

    憂「えへへ?そう?」ニコニコ

    純「梓の砂にも、全く動じてないね」

    梓「幸せすぎて気にならないんじゃない?羨ましいことだよね」ザー

    憂「うん、私本当に幸せだよー・・・純ちゃんが背中を押してくれたおかげ、本当にありがとう」

    純「いえいえ、どういたしまして。私も憂が笑ってる方が嬉しいもんね」

    梓「・・・」ザー

    憂「・・・ねぇ、梓ちゃん?」

    206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:49:43.37
    梓「何?」ザー

    憂「梓ちゃんも、純ちゃんに相談に乗ってもらったら?」

    梓「!」ザ…

    純「え?何なに?梓も好きな人居るの?」

    梓「ちょ、ちょっと!憂!」

    憂「ね?そうしなよ」

    純「そうだそうだ、水臭いぞー私にも応援させろー」

    憂「ほら、純ちゃんも乗り気だよ?」

    梓「別にいい!はい、この話は終わり!」

    純「えー・・・」

    憂「ふふ・・・」


    207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:03:05.04




    純「ねー梓ー」

    梓「何?」

    純「・・・私って、口軽そうで信用できない?」

    梓「な、何で!?そんなこと言ってないじゃん!」

    純「んー・・・憂には相談してる感じなのに、私には全然教えてくれないからさー」

    純「ちょっとショックだよねー」

    梓「・・・純」

    純「あはは、いいよいいよ。無理矢理聞き出すのはよくないし、気にしないで。むしろ変なこと言ってごめんね」

    梓「・・・私、好きな人が、居る」

    純「あ、無理しなくていいってば」

    梓「ううん、私意地張ってた。純に、相談に乗って欲しいんだ」

    純「・・・わかった、純ちゃんに任せておきなさい!」

    梓「うん、上手くいったらその人と水族館とか一緒に見に行きたいなー、なんて考えてるんだよね」

    208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:06:45.58
    純「何か、梓らしいね」

    梓「はは、そうかな?・・・その人ってさ、すごく自分勝手に見えるんだけどね」

    梓「実は周りのこと誰より気にかけてて、友達思いですごく優しい人なんだよね」

    純「・・・うん(まさか、律先輩?それは相手が悪すぎだよ梓ー)」

    梓「最初は自分勝手な奴だと思って苦手だったんだけど、そういうところを見てるうちに、気付いたら好きになってたんだ」

    純「そう、なんだ(うーん、この場合はどうしよう・・・)」

    梓「だからさ、純」

    純「何?(あんまり無茶はするなよ、梓ー・・・)」

    梓「今度の土日にでも、私と一緒に水族館・・・行かない?」

    純「・・・んん?えっ!?」

    梓「・・・///」

    純「(わ、私のことだったの!?あぁ頬を赤らめてる梓可愛いなー、ってそうじゃなくて・・・!)」

    純「(私は梓のことどう思ってる!?梓って小さくて可愛くてその癖生意気だけど、そこがまた可愛かったり・・・)」

    純「(・・・って、私も和先輩と同じじゃん!人の相談に乗るとか言っておいて自分のことすら見えてなかったよ!)」

    梓「・・・駄目、かな?」

    209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:11:35.47
    純「だ、駄目じゃないよ!いい!行こう、梓!」

    梓「本当!?」

    純「本当!絶対!」

    梓「よ、良かった・・・私楽しみにしてるね、純!」ニコッ

    純「・・・梓の笑顔、超可愛い」ダキッ

    梓「わっ!?き、急に何するのよ!」

    純「む、何だよー。憂のお姉さんは良くて私は駄目なのかよー」

    梓「だ、だって・・・!唯先輩とはそういう感情は無くてあくまでスキンシップだけど、純は違うもん!」

    純「やばい、梓超可愛いじゃすまないや。言葉では表現できない可愛さだね梓は」ギュッ

    梓「じゅ、純・・・///」

    純「お?大人しくなったな?」

    梓「・・・本音を言えば、嬉しいに決まってるじゃん」

    純「へへへ、そっかそっかー。・・・安心しなよ、今度からは私が一杯抱きしめてあげるよ」

    梓「うん、ありがとう・・・純」


    210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:13:49.04




    律「で?書類の書き忘れも無いのに、話がしたいからティータイムに混ぜてくれって、どういう風の吹き回しだ?」

    澪「別に構わないけど、和からこういう誘いって珍しいよな」

    紬「そうよね、何故か唯ちゃんもすごく乗り気だし。一体何を隠してるの?」

    唯「へへへーさぁ和ちゃん、どうぞ!」

    和「私と憂、付き合うことになったから。それだけ言っておきたかったのよ」

    律「おぉ!マジで!?」

    澪「ひょっとして、先週の憂ちゃんがどうって話って・・・」

    和「そう、私絡みよ。貴女達にも気を使わせちゃったし、言っておいた方が今後何かと楽だしね」

    紬「そうだったのね・・・!和ちゃん、おめでとう!」ボタボタボタ

    和「ムギ、鼻血出てる」

    紬「あら、ごめんなさい。でも気にしないでもいいわよ?」ボタボタボタ

    和「それにしても、律と澪が付き合い出した時もそうだったけど、よく鼻血出すわね」

    澪「ちょ、ちょっと和!」

    211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:18:36.45
    律「別にいいじゃんか、私達が誰よりラブラブなのは周知の事実だろ~?」

    澪「まぁ、そうだけど・・・///」

    紬「あぁ・・・やっぱり王道ね。それはともかく・・・ だって、素晴らしいじゃない」ボタボタボタ

    和「自分も唯と付き合ってるでしょうに・・・それでもそういうものなの?」

    唯「えへへー」

    紬「それとはまた別じゃない、私と唯ちゃんもそうだし、りっちゃんと澪ちゃんもそうだけど」ボタボタ

    紬「皆それぞれ、出会いも違うし、お付き合いすることになったきっかけも違う、その後どうしていくかも違うと思うわ」ボタボタ

    紬「けど、そこには一つだけ共通の事実があるの。『愛する二人の気持ちが通じ合った』っていう事実」ボタボタ

    紬「それはきっと、二人にとってこの世のどんなことより素晴らしいことだと思う」ボタボタ

    紬「だから私はそうやって誰かと誰かが結ばれたら、嬉しくて鼻血も出ちゃうのよ」ボタボタ

    唯「ムギちゃんは優しいねー」

    紬「ありがとう、唯ちゃん」ボタ…

    和「鼻血さえ出さなきゃ、いいこと言ってると想うんだけどね・・・まぁとにかく、祝福ありがとう」

    唯紬律澪「どういたしまして」


    214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:25:14.53




    和「―という訳で、皆に祝福してもらえたわ」

    憂「私も、嬉しいよ」

    和「そうよね、私達は良い友人を持ったものだわ」

    そして、何より―

    憂が、私の隣に居てくれるんだもの。

    和「ねぇ、憂?」

    憂「何?和ちゃん」

    和「改めて、言いたいことがあるの」

    憂「うん、何かな?」

    和「今まで待たせた分、今後は憂のこと大事にしていくわ」

    和「私も、憂のことが大好きだからね」

    fin

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澪「唯だって、結構……おっぱい大きいじゃないか」
梓「澪」
律「私のこの能力でw」
  1. 名前: だう ◆- 2010/08/31(火) 23:15:19 URL [ 編集 ]
    ええ話やのー♪(´ε` )

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