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過去の名作たち

  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/08(火) 08:33:40 URL [ 編集 ]
    ほっとした
    【緊急速報】けいおん!原作再開!コレってまじっすか?
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/08(火) 09:08:00 URL [ 編集 ]
    いいじゃない

    ※1
    気になるなら今すぐきらら買ってこいよ
    売り上げに貢献するんだ
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/08(火) 14:40:18 URL [ 編集 ]
    何でここは>>1が>>1じゃないんだ…!
    あ、唯梓は最高でした

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梓「唯先輩? ……寝てる……」

  1. 名前: 管理人 2011/02/08(火) 07:58:52
    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 16:50:11.31

    せんぱい、って。
    遠くで、誰かに呼ばれた気がした。
    だけど今、私はとても眠いのです。なので、睡眠続行。

    「せんぱい」

    遠くで響いていたと思っていた声は、だんだんとはっきり聞こえてくる。
    起きてください、と体を揺すられる。
    私はまだ夢心地のまま、瞼をうっすらと開けた。

    「おはようございます、唯先輩」

    あれ、あずにゃん……?

    「やっと起きましたね」

    窓から差す朝日よりも、ずっとまぶしくてあったかい笑顔。
    その顔があんまりにも優しくて。
    あったかい何かに包まれているようで、安心できて、再び瞼を閉じたくなる。でも、我慢我慢。せっかく起してくれたんだもん。
    それにしも、可愛いなぁ。でもなんで、あずにゃんがココに?


    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 16:50:51.72

    「まだ、寝ぼけてるんですか?」

    優しく、私の頬を右手でなぞる。
    やぁらかい、あずにゃんの手。

    「……せんぱい」

    声が、さらに甘くなって。
    あずにゃんは、ゆっくりと唇を近づけてきてくれる。
    綺麗だなぁ、なんて思いながら。
    ゆっくりと、ふたりの唇が重なった。

    「ん……」

    ……あぁ、昨日はあずにゃんの家にお泊りに来たんだったね。
    とろん、と今にもとけそうな頭で、ぼんやりと思い出す。

    「目、覚めましたか」

    うーん、もうちょっと、かなぁ。
    もう一回してくれれば、起きられる気がする。



    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 16:51:33.09

    「……もう」

    しょうがないですね、なんて言いながら。
    あずにゃんの嘘つき。自分だって、足りないくせに。
    ホントは、もっともっとしたいでしょ?
    でも、いいよ。そういう素直じゃないところも、すきだから。

    「おはようの、キスです」

    そして、再びあずにゃんが唇を落としてきて――――――。



    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:01:15.52 ID:shqVuIg50
    ID:ZPdcGlHj0書けよ

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:01:48.81



    *****





    「起きてくださいよ、唯先輩」

    ………………。
    あずにゃんが、私を見下ろしていた。
    「起きてください」? あ、れ? 私、寝てた……?
    ってことは、さっきの……夢?

    「……」

    私、いつから寝てたんだろう。
    視界に映るのが、こちらを見下ろしているあずにゃんの顔と真っ白い天井。つまり私は、横になって寝ていたらしい。体を起こすと、軽く、くらりとする。
    でも、あずにゃんと目線の高さがおんなじになったから、嬉しい。


    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:03:00.02

    「……おはよう、あずにゃん」

    さっきの夢の余韻がまだ抜けきらなくて、ふわりと笑いかけるように声をかける。
    あずにゃんも、笑顔を返してくれる。


    そう、思ってたのに。


    「先輩」

    その声は、思っていたよりもずっとずっと冷たくて。

    「せっかく遊びに来てるのに、なんで寝ちゃうんですか」

    あずにゃんが立ち上がる。冷たい色の瞳が、私を見下ろしていた。
    私たちの間に、距離ができる。もう、同じ高さで目線が交わることはない。

    「……どうでも、いいんですか?」

    さっきまでの甘い夢は、もう覚めたのだと思い知らされる。



    23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:03:48.98

    「私の話、全然聞いてくれてなかったんですね」

    ち、ちがうよ。
    確かに、なんか頭の中がぼんやりしていて、話の内容を上手く思い出せない。
    けれど、あずにゃんの話を聞いてなかったなんて、そんなこと絶対にしないから。

    「信じられないです」

    あずにゃん、怒ってる。
    それは、今にも泣きそうな顔にも見えて。
    でも、言葉が出なくて。動くこともできなくて。
    小さく震えるその身体を、抱きしめることができなかった。

    「……いいです、もう帰ります」

    ――――え、ちょ、ちょっと待ってよ、あずにゃん。
    ごめん、と、一言すら言えずに。
    去っていく背中を、追いかけられない。ただただ、それを眺めていることしかできない私。

    「さよなら、先輩」

    バタン、と。
    ドアのしまる音が、やけに響いて聞こえた。



    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:05:19.48

    *****





    「まってあずにゃ…………!!」

    「わっ、い、いきなり何ですかっ!?」

    び、びっくりした……。
    さっきまで幸せそうに寝ていた唯先輩が、何故かいきなり跳ね起きたのだ。
    先輩はそのまま呆然とした様子で、くるりと部屋を見渡すと、私と目があった。

    「……あずにゃん…………」

    「はい?」

    先輩が、じっ、とこちらを凝視する。
    そして、そのままいくらか時間がたった。
    どうしたんだろう、とさすがに私も心配になってきて、声をかけようとした瞬間、

    「あずにゃああああんっ!!」

    と、いきなり抱き着かれる。
    勢いで押し倒されそうになるのを、なんとか踏ん張った。



    25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:06:19.55

    「……あずにゃん、あずにゃん……!」

    あの……ですね、唯先輩の部屋でふたりっきりとはいえ、下には憂もいるんだし、その、抱きしめられると、う、嬉しいんですがっ、そそそ、それ以上に恥ずかしいんですっ。
    て、いうかですねっ、その、先輩が顔をうずめているそこは、ちょうど私の胸でありまして。
    くすぐったいのと、嬉しいのと、恥ずかしいのと、訳がわからないのとがごちゃまぜで、すごく心臓がドキドキ言ってるんですよ。

    「どどど、どうしたんですかっ、なんなんですかっ、いきな……り……」

    絶対、私の心音、聞かれてる。
    こんなにドキドキしていて、それが先輩に聞かれてると思うと、更に心臓が早く脈打つ。
    先輩を押し返そうと、肩に触れて、気付いた。

    「……あずにゃん……っ」

    先輩が、震えていることに。
    今にも消え入りそうな声で私を呼んで、私を抱く手に力を込める。

    「何か……嫌な夢でも見たんですか……?」

    そう、途中までは幸せそうな寝顔だった。それはもう、それだけで見ている私が幸せな気分になれるくらい。
    でも、それがだんだんと曇り始めて、それから小さく名前を呼ばれた気がした。
    夢の中でも名前を呼ばれる、それを嬉しく思いながらも、こんな表情で呼ばれるのも複雑だと思った。



    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:07:02.61

    「…………」

    先輩は、何も言わない。
    尋ねた後で、はっと気付く。
    私の、ばか。きっと、先輩にとって、もう思い出したくもないような内容だったのかもしれない。
    無神経なこと言ってごめんなさい、そう謝ろうと、ちょっと顔を下げた瞬間、先輩が私の胸から顔を上げる。

    「忘れちゃった」

    「……ぇ?」

    「夢の内容」

    「………………」

    まぁ……うん、夢なんて、そんなものですよね。

    「なんだろー、あれぇ?」

    ……こっちが聞きたいですよ。
    先輩は私の腕の中で、うんうんと唸っている。

    「ねぇ、あずにゃーん、私どんな夢見てたんだっ…………け」



    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:08:02.74

    視線がばっちり交わって、視界一面が唯先輩で埋まる。
    きっと先輩の視界も、私でいっぱいなはず。
    お互いの距離が近いことに、今更気付いてしまう。
    かぁ、と顔が沸騰するのが自分でもよくわかった。

    「あずにゃん」

    「……はい」

    視線は、少しも動かさないまま。
    逸らしたいとも思わない、綺麗な瞳。

    「近いね」

    「…………そ、ですね」

    瞳にも、頭の中も、心も。
    好きな人でいっぱいに満たされている。

    「かお、まっかだよ?」

    あなたもです、と言えなかった。
    そう言って、照れたように微笑みかけてくれる先輩の顔が、あまりにも可愛すぎて。


    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:08:47.91

    「……えへへ」

    先輩が瞼を閉じて。
    やわらかな唇が、右の頬に触れた。
    そこが更に熱を上げて、じわじわと全身に浸透していく。

    「……あずにゃん?」

    だいすきな声。

    「夢じゃない?」

    ちゃんとココにいる、それを確かめるように、先輩は私を抱きしめ直した。
    だから私も、それにこたえる。

    「夢じゃないですよ」

    「うん」

    「ちゃんと、唯先輩の隣にいますから」

    「うん……絶対だよ」



    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:10:05.76
    絶対です、という言葉の代わりに、唇を重ねた。
    触れ合わせるだけ。でも、今はそれだけでじゅうぶんで。

    「ん~、じゃあ、一緒に寝よっか!」

    「って、また寝るんですか」

    「だってあずにゃんあったかいんだもーん」

    えい、と体重をかけられて押し倒される。
    それから先輩は、もう一度キスをしてから笑った。

    「おやすみっ」

    今度は良い夢見れる気がする、と。私の胸に顔を埋めながら嬉しそうに言ってれたから。
    私も、そう思います。

    「……おやすみなさい、せんぱい」

    お日様にも負けない、あったかくて、やさしい体温を感じながら、瞳をそっと閉じた。





    おしまい!

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    ※1
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    何でここは>>1が>>1じゃないんだ…!
    あ、唯梓は最高でした

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