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過去の名作たち

  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/11(金) 22:07:12 URL [ 編集 ]
    ええ話やなぁ
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/11(金) 22:14:04 URL [ 編集 ]
    もうバレンタインか・・・
    今年も終わりだな
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/11(金) 23:22:19 URL [ 編集 ]
    こういうの増やしてほしい
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/12(土) 00:13:53 URL [ 編集 ]
    途中まで律の登場に喜んでたけどのっとりか
    他人の完結させた作品に勝手に手を加えるのはよくないな

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梓「赤いリボン…か…」

  1. 名前: 管理人 2011/02/11(金) 21:13:08
    71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 00:18:58.35
    はぁっと白い溜息を吐く
    真冬の寒空の下、梓は考えている

    梓「私の気持ちは届くのかな…」

    この季節になると少し切ない
    バレンタインデーなんて…ただ、切ないだけ


    73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 00:28:01.86
    今年のバレンタインデーもチョコを渡そうと意気込んでみても、去年と同じような結果にしかならないと諦めている自分がいて

    梓「せっかく勇気を出して渡したのに…」

    当の唯先輩は

    唯「わーい!チョコだぁ~」

    なんて、私の想いには見向きもせずチョコを食べるだけ

    75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 00:34:18.32
    唯先輩とは今年で最後
    律先輩も澪先輩もムギ先輩とも今年でお別れ
    せめて最後に私の想いに気付いてほしい…

    梓「ただの私の自己満足なんだけどね…はは」

    自虐も笑ってくれる人がいなくちゃ虚しいだけ

    梓「唯先輩の笑った顔が見たいな…」

    77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 00:43:20.13
    澪「赤いリボン?」

    紬「うん。赤いリボンにはね、愛って意味があるのよ」

    赤いリボン。ただのリボンにどのくらい意味があるのかはわからないけど

    梓「少しでも…唯先輩に伝わってほしいな」

    私は赤いリボンを探した
    なくてはならないものだと思い込んでいた


    78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 00:57:49.29
    澪先輩は律先輩に感謝の気持ちと共にチョコをあげるみたい

    梓(ありがとうを言うだけなのに何を緊張しているんですか…私なんて…)

    好き。と言ってしまえば楽になれるのに
    好き。と言ってしまえばもう今まで通りの関係でいれないかもしれない

    私と唯先輩だけの問題じゃない。私のせいで放課後ティータイムまで気まずくなるなんて耐えられない。

    梓「辛いですよ…とっても」

    79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:07:17.62
    唯「じゃあ、私はあずにゃんにチョコあげよっかなぁー」

    梓「ほぇ!」

    唯先輩は無邪気にそう言った。思わず顔が熱くなった

    唯「だって、去年貰ったから。今年は私があげる番だね」

    あ…そうだよね。それだけのことだよね。1人で舞い上がっちゃって私って馬鹿みたいだな…

    唯先輩は私の気持ちに気付いてない
    でも私は気付いてほしい
    このままお別れなんて私には耐えられないから

    梓「い、いえ。私があげます!」

    だから私が伝えなきゃ。怖いけど言わなきゃ。

    81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:12:25.90
    唯「えー、私があげるー」

    梓「私があげるったら、あげるんです!」

    唯「ぶーぶー」

    頬を膨らませる唯先輩
    この見慣れた風景も、もう終わってしまう
    私が告白してしまったらこんな平和な時間は永久に訪れないかもしれない

    梓(…それでも、好きなんです。先輩)

    膨れっ面もいいけれど、笑顔が見たいです
    チョコをあげたら笑ってくれるかな。

    83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:25:00.21
    梓「立花先輩には迷惑かけたな…ほんともう何やってるんだろ私…」

    赤いリボンを求めるあまり何も知らない先輩に詰め寄るだなんて…

    梓(あ~…思い返すと恥ずかしくなってくるよ…)

    そんな私は赤いリボンを求めてお店を彷徨っている
    もう夜になりかけの時間帯

    梓(早く買って帰らなきゃな…)

    84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:34:20.87
    梓「はぁ…結局見つからなかったな…赤いリボン」

    青いリボンやピンクのリボンはあったのに…

    梓「ついてないなぁ…澪先輩は持ってるのかな?」

    立花先輩が持ってなかったことメールしておこう

    梓「送信…と」

    ?「送信……ん?」

    梓「えっ?あ、律先輩!」

    律「よっ!今帰りか?」

    86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:39:14.47
    律「こんな時間に帰るなんて、ワルだな梓っ」

    梓「律先輩こそ、皆さんと一緒に帰ったはずじゃないですか」

    律「唯んちにお邪魔してたんだ。夕飯までご馳走になっちゃった」

    梓「あ、そうなんですか」

    律「憂ちゃんはできた妹だよなー私も憂ちゃんのチョコ食べてみたいな」

    梓「憂…もですか」

    87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:46:27.02
    梓(そういえば、憂も去年唯先輩にチョコをあげてたな…なら多分今年も…?)

    律「ん?…ははぁん。梓もか」

    梓「へ?な、なにがですか!?」

    律「いやいや誤魔化さなくてよろしい。まったく唯はモテモテだよな~うらやまい」

    梓「うぅ…り、律先輩だって澪先輩からもらうそうじゃないですか」

    律「んー、まぁ澪のも憂ちゃん程じゃないけど美味そうだよな」

    梓「!……」

    88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:55:35.43
    梓「美味そうって……それだけですか?」

    律「ん?」

    梓「澪先輩がどんな気持ちでチョコをあげるのか…わかっているんですか!?」

    もう日は落ちているというのに叫んでしまっていた。去年私の気持ちに気付かずにチョコだけに夢中だった唯先輩と律先輩がかぶって見えたから

    梓「先輩には…チョコしか見えてないんですか!?チョコを渡す意味も知らずに!」

    律「……」

    律先輩に怒鳴るのはお門違いのはずなのに、私は私を止められなかった

    89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:05:07.99
    梓「はぁ…はぁ…」

    律「…梓」

    梓「………うぅ」

    膝ががくんと地に触れた
    私の膝小僧は積もっていた雪に埋もれた

    律「ごめんな」

    律先輩も私の前まできて膝をついた。私の頭を抱き締めてくれた

    律「つらかったな」

    先輩の胸は湿っていた。何かと思ったら私の涙だった。今日の私はとことん格好悪い

    90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:13:22.40
    梓「…もう、大丈夫です」

    律「ん、そうか」

    何分か過ぎて私は立ち上がった

    梓「迷惑かけちゃって、申し訳ないです」

    軽く頭を下げる

    律「いいさ。一度はやってみたいシチュエーションじゃん?泣いている後輩に胸を貸して私の胸で泣けよ…みたいな」

    梓「…ぷっ。先輩に貸してもらう程の胸なんてありませんでしたよ」

    律「な!中野~!」

    梓「あははっ。じゃあそろそろ私、帰ります」

    律「……梓っ!」

    91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:17:53.20
    律「わかるんだよ、梓」

    梓「…え?」

    律「澪がチョコをくれる理由…なんとなくだけど」

    梓「…どうしてわかるんですか?」

    律「そりゃ、澪のことは一番近くで見てきたからな。隠し事があっても大体はわかるさ」

    律「私も澪と同じ気持ちだし」

    梓「!」

    律「梓も大丈夫!あんなにいつもくっついてたじゃないか」

    梓「あ、あれは…唯先輩が勝手に…」

    92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:27:05.55
    律「ははは、そういうことにしといてやるよっ!じゃなっ梓!」

    律先輩は慌ただしく走り去っていった

    梓「…いいな…澪先輩」

    あんなに信頼しあってるんだから

    梓「唯先輩も…せめて律先輩くらい気が付く人だったらなぁ」

    でもそんな鈍感な唯先輩を好きになったんだから、私が頑張らないといけないんだよね

    梓「よし、やってやるです!」

    夜の空に誓った

    94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:55:23.01


    冬の寒い寒い空の下だってのに、なんで私は全力疾走してるんだ?
    なんでこんなに寒いのに私の顔は熱いんだ?

    律(決まってらい、梓があんな話をさせるからだ!)

    あ…私が勝手に話したんだっけ?そんなことはどうでもいいっ

    律(あ~なんであんな恥ずかしい話、しちゃったんだろ)

    梓がさ。澪のチョコしか見てない!とか言うからさ。それだけは否定しておきたかったんだ

    律(たしかにチョコは楽しみだけど…私が本当に楽しみなのは…)

    楽しみなのは?

    律「い、言わせんな恥ずかしいっ!」

    96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:05:52.40
    律「た、ただいま…」

    疲れた…悶えながら走ってたら帰る道間違えちまったよ!端から見たら完全変態っ!よく補導されなかったな私

    聡「ねーちゃんおかえり。遅かったね」

    律「あー聡か。お前はお呼びでないんだ、早く寝なさい」

    聡「なんだよ…ちぇっ」

    弟をしっしっと払いのけ、お風呂場へ直行

    律「はぁ…今日は疲れたな…」

    明日澪に会ったらなんて声をかけようかな…
    からかってみるか?…いや、朝から澪の愛あるパンチをくらいたくはない
    なら隠れて驚かしてみるか?…朝から気絶した澪を背負って登校したくはない

    律「ん~~……ぶくぶく」

    とりあえずいつもより長めにお風呂入ることにした

    97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:15:04.78
    公園――

    律(うぅ…慌てて来たら思ったより早く着いちまった)

    律(寒いな…澪まだかなー)

    律(…やっぱり澪の奴、ちょっと遅れてるみたいだな…ちょっとからかってやろうかな、うしし)

    澪「おーい、律ぅー」

    びくっ

    律「澪」

    あれ?今大丈夫だった?声裏返ってなかった?

    澪「遅れてごめん!」

    そうだ、からかってやらなきゃな!

    律「はっはー、りっちゃん様もさっき来たばっかだぜー」

    あれ?

    98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:22:04.98
    澪「そ、そうなのか?」

    律(ほんとは一時間前からいるんだけどな)

    澪のそんな顔見たらさ。からかえないよ

    澪「えっと、律。これ……」

    澪が箱を差し出す

    律「これが澪の作ったチョコか、食べていい?」

    澪「う、うん」

    箱を開け、チョコを手に取り食べる

    澪「ど、どうかな……」

    そんな不安そうな顔するなよ。澪がつくったものなら例えまずくても残さず食してやるから。このチョコは美味いけどな

    律「うん。おいしい」


    99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:29:15.95
    澪「よ、良かったー」

    ホッと胸を撫で下ろす。オーバーリアクションだな。ならオーバーリアクションで返してやらないと

    律「ホワイトデーの時に貰ったやつよりも、何十倍のおいしさだ」

    声にアクセントをつけてわざとらしく言ってみる

    澪「い、言い過ぎだぞ!」

    律「ほんとのことだから、しょうがないんだよ」

    澪「なんか、嬉しいのやら嬉しくないやら……」

    律「も、もっと喜べよ」

    澪「ふーんだ」

    そして私達は笑い合う

    100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:34:39.29
    律「そんじゃ、学校に行くか」

    今日は澪と手を繋いでいこう。離せって言ったって離してやらんっ

    澪「律!」

    律「ん?」

    振り替えると真剣な眼差しで私を見つめる澪がいた

    澪「あ、あの……」

    律「どうした?」

    あ、そうだった
    澪は私に大事な話が…

    律(き、緊張する……)


    101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:37:34.53
    律「とりあえず、肩の力を抜け」

    半分は私にも言い聞かせている

    澪「うん」

    律「ほら、深呼吸」

    澪「すぅーはぁー」

    律「はい、落ち着いた?」

    澪「うん」

    律「よし、言ってみ」

    私が緊張していた

    102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:43:34.39
    澪「うん」

    律(くるぞ)

    なんて返事をしよう!
    私もだぜ!とか?
    今までずっと澪のことが…とかか?やべっ超恥ずかしい!

    澪「律、今までありがとう! そして、これからもよろしく!」


    律「……」

    律(あ、あれー?)

    思ってたのと違ったー!

    103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 03:52:03.61
    やっべー!私は今世紀最大の恥ずかしい奴だー!
    顔が熱い熱い!

    律「澪……」

    澪「り、律?」

    律「こちらこそ、ありがとうな」

    澪を抱きしめる。澪の肩に顎を乗っけて顔が赤いのがばれないように

    澪「り、律!?」

    おかえしだい。澪も恥ずかしくなれ


    105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 04:00:22.23
    律「澪の気持ち、受け取ったよ」

    澪「り、律」

    やっと落ち着いてきたので身体を離す

    律「でもさ、なんでありがとうなんだ?」

    告白的な何かと勘違いしちゃったじゃないかまったく

    澪「えっと、私は何かと律に頼ってばっかりで……その」

    律「それで」

    澪「多分、これからも律を頼るかもしれない」

    律「なるほど」

    澪「それで……その、律に頼りっぱなしなのに、ありがとうも言えなくて」

    律「……」

    本当に私は恥ずかしい奴だ。澪にこんな気を使わせるなんて
    そんなの気にしなくていいんだぜ?私が好きでやってるんだからな

    106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 04:05:39.85
    澪「だから、ありがとうを言いたく……うぅー」

    律「……」

    ポンッ、と澪の頭に手を置く

    澪「律?」

    律「頼りっぱなしって、それはお互い様だろ?」

    頭を撫でる

    律「私も、澪に助けて貰ったりするからな。だから、頼りっぱなしじゃないよ」

    そうだぜ澪。澪がいなかったら私はけいおん部長を続けられなかっただろう
    こんな私を支えてくれる澪がいたからこそ…ムギにも唯にも梓にだって…出会えたんだから


    107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 04:10:17.74
    澪「律、あんまり撫でないで……恥ずかしい」

    律「誰もいないから、いいじゃないか」

    澪「……うん」

    律「この先、私は澪を頼ることもあるだろうさ」

    澪「うん」

    律「私達はお互いでお互いを支え合ってるんだ。それは、悪いことじゃねぇよ」

    澪「うん」

    撫でるのをやめる。その代わりに

    律「だから私もこれから、よろしくな!」

    私は手を差し出した

    澪「うん!」

    澪は手を握った
    さぁ、手を繋いで。支え合って。いこうぜ

    110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 04:32:18.39


    梓「それで?そのあとはどうなったんです?」

    律「えっ…も、もう終わりだよ」

    梓「えぇ~そんなんじゃ駄目です!参考になりません!」

    律「な、なんだよ参考って…」

    梓「そこまでいったのに付き合わないなんておかしいです!」

    律「おかしくねーし!」

    梓「律先輩は澪先輩のこと好きなんでしょう!?好きなんですよね!?好きです!」

    律「決め付けんな!」

    112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 04:56:05.50
    梓「で、何も言ってあげないで登校ですか?」

    律「何を言ってあげればいーとゆーんだ中野君」

    梓「えっ…た、例えば…これからはずっと俺の隣で手を握っていてくれないかい?……とか」

    律「キャラ違うし!」

    律(それと似たようなこと考えてたとかいえねー!)

    梓「今の例はアレでしたけど…なんかないんですか?洒落た一言とか」

    律「……」

    (律「澪、なんなら私に永久就職するか?」)

    律「……………」

    梓「あ、律先輩がゆでダコみたいに」

    律「うわあああ!私はなんて恥ずかしい発言をー!」

    梓「落ち着いてください!スティック振り回しても過去は振り切れませんよ!」

    113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 05:09:56.08
    梓「もう律先輩は駄目だ。ヒステリックにスティック振り回してドメスティックバイオレンスだ」

    梓「それにへたれだし…はぁ、唯先輩への告白の参考にしようと思ったのになぁ」

    紬「まぁ告白?」

    梓「えぇ…律先輩が男らしく澪先輩に告白してくれればよかったんです」

    紬「りっちゃんは女の子よ?」

    梓「わかってますよ。わかってて言ってるんです」

    紬「ってりっちゃんが澪ちゃんに告白ですって!?」

    梓「えぇ。あ、律先輩ならあっちですよ。」

    紬「はいっ!」

    梓「はぁ…」

    114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 05:21:15.33
    梓「はぁ…憂も唯先輩にチョコあげるんだろうな…」

    梓「憂のチョコに勝てるわけないもんなぁ…チョコで唯先輩の気を引く作戦は使えないね」

    憂「あ、おーい梓ちゃーん!」

    梓「噂をすれば来たね憂」

    憂「?…ねぇ梓ちゃん。梓ちゃんもチョコつくるんだよね?」

    梓「うん」

    憂「じゃあ一緒につくろうよ!きっと楽しいよ!」

    梓「くっ…笑顔が…その笑顔が私にはつらい」

    憂「?」

    梓「でも駄目…私は唯先輩の笑顔が見たいんだ!」

    憂「?」

    梓「ごめんね憂。私、1人で頑張ってみるよ」

    憂「そっかー。残念だね」

    115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 05:27:34.78
    梓「はぁ…憂輝いていたな…バレンタインを一番楽しんでいるね」

    梓「あれは絶対すごいのつくって唯先輩にあげるよ…全身チョココーティングとかそういう次元の」

    純「おーい梓ー」

    梓「噂をしなくても来るね純」

    純「なに言ってんの?それより一緒にチョコつくらない?澪先輩にあげるんだ!」

    梓「やめとくよ純。そしてやめときなよ純」

    純「え?」

    梓「その想いはきっと届かない。じゃっ」

    純「……」



    128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 14:16:46.60
    放課後になりました
    文化祭が終わっても私達は集まります
    限られた時間だけど、みんな一緒にいたいから

    梓「失礼します」

    律「む、やっときたかー」

    澪「梓、大変だったんだぞ?」

    梓「なにがですか?」

    律「ムギの奴が暴走してだな…」

    あ。思い出した。私がムギ先輩をけしかけたんだっけ…

    紬「うふふ。梓ちゃーん!」

    梓「きゃっ!」

    129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 14:20:35.51
    梓「ムギ先輩?唯先輩みたいに抱きつかないでくださいよ」

    紬「梓ちゃん、唯ちゃんに告白するんでしょう!?」

    なんで知ってるんですか

    澪「ムギの意識を私達から逸らすために律が…」

    律「お互い様だぞう、梓」

    梓「そうですか…」

    本当のことだけどさ
    唯先輩がまだ来てなくてよかった

    131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 14:28:42.36
    梓「唯先輩には言わないでくださいよ?特に律先輩」

    律「わかってるよ~」

    澪「え?本当に告白するの?律の冗談じゃなくて?」

    梓「…えぇ。すみません、本当です。私は唯先輩が好きなんです」

    澪「…そっか…」

    澪先輩すみません。戸惑わせてしまって
    でも伝えたいんです

    紬「とっても素敵!」

    ムギ先輩、その反応はどうかと思いますよ

    132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 15:05:57.30
    律「梓、応援してるよ。私達に出来る事なんてたかがしれてるけど」

    梓「いえ、お気持ちだけで十分ですよ」

    紬「陰ながら見守ってるわね!ファイトー!」

    梓「ほんとに見守らないでくださいね?」

    澪「届くといいな、梓…」

    梓「はい。澪先輩もですね」

    澪「えっ!?」

    さわ子「頑張ってね梓ちゃん。諦めちゃだめよ」

    梓「ナチュラルに話に加わってきますね先生」

    133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 15:38:14.89
    さわ子「もうチョコはつくったの?梓ちゃん」

    梓「いえ…どうしようか迷ってるんです。ムギ先輩が持ってくるような高級なチョコは無理だし」

    梓「憂みたいにおいしいチョコもつくれないし…」

    和「愛情のこもったチョコに優劣はないわ」

    澪「わ!和じゃないか」

    律「びっくりしたなもう」

    さわ子「私が呼んだのよ」

    梓「和先輩…でもおいしいほうが唯先輩だって喜びます」

    和「唯の好みなら私が知ってるから大丈夫。一緒につくりましょう、梓ちゃん」

    135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 16:14:33.29


    唯(おぉ…息が白いや)

    私は1人冬の寒い道を歩いている
    もーりっちゃんたら。いきなり今日の部活は休みですなんて言われても困っちゃうよ
    部活っていってもみんなでムギちゃんの持ってきてくれたお菓子でティータイムするだけなんだけどね

    唯「今日の夜には雪が降るね…」

    みんなで雪だるまとかつくりたいな。そんな年じゃないかもしれないけど

    唯「もう最後だもん…」

    136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 16:23:15.26
    りっちゃん達とは同じ学校にいけるけど、放課後ティータイムはいつまでも放課後だけど

    唯(和ちゃんもあずにゃんも、さわちゃんも純ちゃんもクラスのみんなとも…)

    きっとなかなか会えなくなるんだ。それはとても寂しいことで

    唯「あっ…降ってきた」

    明日にはいっぱい積もってるかな。雪合戦とかやりたいな

    137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 16:32:42.63
    唯「ただいまー」

    我が家はあったかいなぁ

    憂「あれ?お姉ちゃん、今日軽音部は?」

    唯「今日は休みなんだって~」

    憂「そうなんだ…」

    唯「ん?憂なにつくってるの?」

    憂「だ、だめ!まだだめなの!」

    唯「えー?なんでー?」

    憂「あとのお楽しみだよ」

    唯「ちぇー」

    139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 16:51:54.35


    梓「できた…」

    きれいなハート型。私1人でつくってもこんなにうまくできないのに

    梓「和先輩はチョコづくりまで几帳面なんですね」

    和「私は手伝っただけ。このチョコはあなたがつくったのよ」

    和「主な材料は…愛かしらね」

    梓「な、和先輩!」

    和「ふふ」

    微笑む和先輩の横顔はとてもかっこよかったけど、寂しそうにも見えた

    140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 17:01:06.88
    和「唯をお願いね」

    梓「え…?」

    和「あの子は人一倍人懐っこい反面、人一倍寂しがりやなのよ」

    和「きっと梓ちゃんともずっといたいはず」

    梓「……」

    和「…だから大丈夫よ。頑張りなさい」

    梓「ありがとう、ございます」

    私にはお姉ちゃんなんていないけど、もしお姉ちゃんができるなら和先輩がいいな

    梓「でも、和先輩も人一倍寂しがりやですよね」

    和「え?」

    梓「涙目ですよ」

    141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 17:17:35.00
    梓「先輩も…寂しいんですよね」

    和「そうね…私にも梓ちゃんの気持ちがわかるからチョコづくりを手伝ったのかも」

    梓「……」

    和「長話しちゃったかしらね。そろそろいきなさい」

    梓「和先輩、ありがとうございました!」

    和「いってらっしゃい」

    梓「はい、失礼します」

    和「……」

    和「ちゃんと想いを伝えるのよ…私の分まで、ね」

    142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 17:44:02.48
    唯先輩の家に向かって足を進める
    部室にいっても誰もいなかった。おそらく先輩方が気を使って部活を休みにしてくれたのだろう

    梓「私、伝えるんだ…!今年こそ」

    純「なにを伝えるの?」

    びくっ

    梓「は!?純?なんでこんなところに」

    純「いや~澪先輩にチョコあげようとスタンバってたんだけどさ…渡せなくて」

    梓「なんで渡せなかったの…?」

    純「澪先輩にはもう居たみたいだから…大事な人が」

    144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 17:53:11.70
    梓「あ…律先輩か…」

    純「くやしいけどお似合いだもん…しょうがないよ」

    梓「純…」

    純「…梓は諦めちゃダメだよ」

    梓「えっ…?」

    純「唯先輩のこと、好きなんでしょ?友達だもん。わかるよ」

    梓「…うん。ありがとね、純」

    純「梓、これ持ってって」

    梓「これ…赤いリボン」

    145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 18:00:50.51
    純「私には必要なかったみたいだから。でも梓には必要でしょ、勇気」

    梓「うん」

    純「いっといで梓!」

    梓「うん!」

    純に見送られて私は走った。純からもらった勇気を手にして

    純「あーあ…私って漫画とかなら絶対ちょい役だよきっと」

    純「…このチョコにが…」

    146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 18:08:40.89


    キッチンから甘い匂いがする。私はその匂いにつられて階段を下りた

    唯「わーっ!すごい!チョコだ!」

    憂「あっ、もうお姉ちゃんたら~後でって言ったでしょ」

    唯「おいしそうですなぁ…食べたいですなぁ~…」

    憂「うふふ、ご飯の後にね……あっ」

    唯「どうしたの?」

    憂「お砂糖切らしちゃった…チョコづくりに使って」

    唯「もー憂ったら。私、買ってくるよ」

    憂「私がいくよお姉ちゃん」

    唯「いいよ。憂はご飯の準備してて」

    憂「そう…?じゃあお願いね」

    唯「任された!」

    149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 18:29:06.54 ID:ql1Ih4PG0
    乗っ取るなら立て逃げスレを乗っ取るべきだろ
    せっかく>>1が書き溜めてからスレ立てて完結させたのに、乗っ取りのせいでそれを無駄にしている

    ID:bockkO0rOが例えどんなにいいSSを書いたとしてもやってることはカス
    自分でスレ立ててやれや

    150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 18:35:49.68
    冬の夜はあんまり好きじゃない
    寂しい風が吹くから
    冷たいのに真っ暗で…とても寂しい世界だ
    まるで闇のなかにいるみたい
    でも闇の中で白く光り、落ちている雪はとても幻想的だった

    唯「私たちもこの雪みたいに…闇のなかでも光っていられるのかな…」

    「唯先輩!!」

    151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 18:40:48.39
    唯、梓

    梓「唯先輩」

    唯「あ…あずにゃん」

    梓「どうしたんですか、もう夜ですよ」

    唯「ちょっと買い物をね、してたよ」

    梓「そうですか……唯先輩?」

    唯「なに?」

    梓「泣いてます」

    唯「え?…へへ、そうみたいだね」

    152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 18:47:55.21
    梓「寂しいんですか」

    唯「そうだね。やっぱり離ればなれになるのは辛いよ」

    梓「私も辛いです」

    唯「私、ずっと高校生でいたかったな。」

    りっちゃんが盛り上げて
    澪ちゃんが突っ込んで
    ムギちゃんがお茶をいれてくれて
    私がお菓子を食べて
    あずにゃんが練習しましょうって注意してくれる

    唯「そんな今が…とっても心地いいんだ」

    梓「…でも、時間は流れていきます」

    だれもが今のままじゃいられない
    だから今が楽しいのだ
    時間は永遠じゃないから
    人は時間を楽しめる

    153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 18:56:19.29
    梓「私も皆さんとずっと一緒に居たいです」

    梓「でも、私はこれから先も楽しみなんです」

    唯「どうして?離れちゃうんだよ?なんでそんなことが言えるの?」

    梓「信じてますから。また会えるって」

    梓「離れていても、いつまでも私たちは放課後ティータイムです」

    梓「私たちの未来を私たちで否定するなんて、悲しいじゃないですか」

    155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 19:06:18.87
    梓「私はまだ桜高に残りますけど、寂しいですけど、怖くはありません」

    梓「皆さんは新しい学校へ進みますけど、思い出は残してくれますから」

    梓「私の宝物です」

    唯「…うっ…ぐす…」

    梓「そんな皆さんに」

    梓「ありがとうを言いたい」

    157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 19:32:59.00
    唯「うぅっ…うぅふ…」

    梓「子供みたいに泣かないでくださいよ」

    唯「あずにゃぁん…いやだよぉ…一緒がいいよぉ…」

    梓「…はい、これ食べて元気出してください」

    唯「ぐす…チョコ?」

    梓「はい。どうぞ」

    唯「……おいしい。なんだかあったかくなってくる味だね。」

    梓「和先輩とつくったんです」

    158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 19:46:03.00
    梓「和先輩も寂しいみたいですけど、前を向いてますよ」

    梓「唯先輩も前を向きましょうよ!きっと楽しいはずです!」

    唯「…うん。そだね。また会えるんだもんね!」

    梓「はいっ!」

    唯「えへへ。ありがとあずにゃ~ん」

    梓「ちょ!抱き付かないでくださいよっ」

    ひらりと赤いリボンが落ちる

    唯「あれ?リボン?」

    梓「…はい。赤いリボンには愛って意味があるらしいです」

    159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:07:29.79
    唯「愛?」

    梓「はい」

    梓「唯先輩、ずっと好きでした。ずっと憧れていました」

    唯「……そっか」

    唯「ごめんね、気付いてあげられなくて」

    梓「ほんとですよ。辛かったんですから」

    唯「傷つけちゃったかな?」

    梓「もう治りましたよ。言えてスッキリしました」

    唯「それはよかった」

    160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:11:17.52
    唯「…私はね、あずにゃん」

    梓「待ってください」

    梓「返事はとっておいてください」

    梓「また会えるんですから」

    唯「…そうだね。なら来年のバレンタインは私がチョコあげるよ」

    唯「赤いリボンを添えてね」


    おわり

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  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/11(金) 22:07:12 URL [ 編集 ]
    ええ話やなぁ
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/11(金) 22:14:04 URL [ 編集 ]
    もうバレンタインか・・・
    今年も終わりだな
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/11(金) 23:22:19 URL [ 編集 ]
    こういうの増やしてほしい
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/12(土) 00:13:53 URL [ 編集 ]
    途中まで律の登場に喜んでたけどのっとりか
    他人の完結させた作品に勝手に手を加えるのはよくないな

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