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過去の名作たち

  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/19(土) 19:31:02 URL [ 編集 ]
    梓がバンド活動を受け入れる事か唯と憂のことかどちらか一つに
    しぼったほうが良かったのでは?と思う。
    憂のエピソードが内容に比べて余りにもあっさりしすぎ。
    ムギもどうせなら宇宙時代の人体実験体とかでもよかったのでは。
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/19(土) 19:55:39 URL [ 編集 ]
    ちょこちょこ入る作者コメントが集中を削いじゃうね。
    次回もがんばれ。
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/19(土) 22:07:24 URL [ 編集 ]
    プラネテス読み直したくなった

    もうちょいボリュームほしかったな
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/20(日) 00:56:08 URL [ 編集 ]
    いろいろと惜しい作品だな
  5. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/20(日) 02:49:08 URL [ 編集 ]
    発想良い。惜しい。
  6. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/21(月) 20:04:01 URL [ 編集 ]
    でぶりってそっちか

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唯「でぶりや!」

  1. 名前: 管理人 2011/02/19(土) 18:39:04
    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:16:58.26
     使い捨てられた人工衛星、シャトルが切り離したタンク、ステーション建造時にでた廃棄物。
     これらは宇宙のゴミ、スペースデブリは秒速8km近い速度で地球の周りを回っています。
     そんなデブリは宇宙船とぶつかれば大きな事故につながりかねません。そこで人々はデブリを回収する必要に迫られました。
     2075年、これは宇宙のゴミが問題になった時代の物語。


    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:20:59.26
    ――宇宙ステーション ISPV-7 通路!

    純「っはは、梓張り切り過ぎ」

    梓「もう、わかってるなら言ってよ!」

    純「ちゃんと管制課って書いてあったじゃん」

    梓「うぅ……」

    純「ま、そんなに緊張しなくても大丈夫でしょ、なんてったって梓の配属先は……」

    梓「(はぁ、入社初日からついてないな。こんなはずじゃないのに……気合い入れなきゃ、 カムバックあたし!っ!)」





    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:25:37.35
    純「ってどうしたの? 握りこぶしなんかつくって」

    梓「べっ、別に……(ふぅ、いけないいけない)」

    純「ほら、このエレベーターだよ、今度は間違えないようにね」

    梓「もうっ、子供じゃないんだから」

    純「じゃあ私はこっちだから、またね、梓」テクテク

    梓「うん、純も、乗務員がんばってね」

     ――デブリ課!

    梓「っと、うん! ここで間違いないよね! ……ふぅ、よし!」

     ウィーン





    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:30:26.11
    梓「失礼しますっ! このた……っ!?」

     ギターの爆音! 中の一人が梓に気づく。

    ??「あっ! おい、皆! ちょっとストップ!」

     ウィーン(ドアが閉まる)

    ??『早く片付けろ!』

     ワーワーガヤガヤ

    梓「(……えっと、あれ? ここで、合ってるよ……ね?)」

     ウィーン

    梓「あ、あのー……」

    ??「「ようこそ、けいおんぶへ!」」

    ??「って、違うだろ!」ポカッ

    ??「ぁいて! なんであたしだけ……」

    梓「……」

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:37:03.39
    澪「ようこそ、デブリ課へ、私はここで船外活動員をしている秋山澪。よろしくな」

    律「あ、ズルいぞ澪ばっか! 船長のあたしを差し置いて!」

    澪「こいつは田井中律、それであっちが……」

    唯「平沢唯です!」フンス

    梓「……あっ、えっと新入社員の中野梓です! 今日からここでお世話になることになりました、よろしくお願いします」ペコ

    律「話はさわちゃんから聞いてるよっ、ささ、入った入った」

    梓「し、失礼します」

    唯「どうぞどうぞ~」

    梓「(ここが、デブリ課、なんだよね? なんか想像してたのとちがう)」

    唯「えへへ」ニコニコ

    律「唯は嬉しいんだよなぁー、初めての後輩ができてさ」

    唯「はりきってギターの練習しました!」フンス

    9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:41:50.35
    梓「(そういえばさっきのって……)」

    澪「はい、お茶」コトッ

    梓「あっ、ありがとうございます」

    澪「さっきは驚かせちゃってごめんな、実は新しい子がくるってことで歓迎会の練習をしてたんだ」

    梓「はぁ」

    唯「あー! 澪ちゃんそれはナイショだよ~! サプライズなんだよ~!」

    律「って、もうバレてたと思うけどな」タハハ

     ウィーン

    唯「あ、さわちゃ~ん」

    さわこ「……」キョロキョロ ダッ!

    梓「えっ?」ガシッ



    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:47:51.31
    さわこ「……やっぱり私の目に狂いはなかったわ」ハァハァ

    梓「え? えっ、あの……」

    さわこ「かっわいいわぁ~!」ギュッ

    梓「にゃっ! ちょ、ちょっとなんなんですか!? 放してください!」

    唯「さわちゃんばっかズルい~、わたしもわたしも~」ギュ

    律「あたしも混ぜろ~!」ダキッ

    澪「はぁ……」

     ――――

    さわこ「というわけで、私はデブリ課課長の山中さわ子、よろしくね、中野さん」

    梓「はぁ、よろしくお願いします」

    さわこ「もう皆の紹介は済んでるかしら、じゃあ中野さん、早速だけど資材課でEVAスーツを合わせてきなさい。唯ちゃん、連れてってあげて」

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22:53:22.19
    唯「了解しました!」フンス

    さわこ「それから、中野さんは唯ちゃんとコンビを組んでもらうことにするから、中野さん、わからないことがあったらなんでも唯ちゃんに聞いてね? 唯ちゃん、先輩らしくちゃんと面倒みてあげてね」

    澪律「「(丸投げしたーっ)!」」

    唯「! (先輩らしく……せんぱいらしく……!)」ニヘラ

    梓「よろしくお願いします、唯先輩!」ペコリ

    唯「よろしくね! 梓ちゃんっ!」ニギニギ


     ――トイボックス!

    梓「DS-12……これで、宇宙に出るんだ」

    唯「そうだよ~、トイ太はすごいんだよ~」

    梓「(といた?)でもこれ、なんだかすごく……」

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:02:22.76
    澪「まぁ、この船はもう三十年以上も飛んでるからなぁ、見た目は気にしないでくれ」

    梓「そ、そんなに古いんですか!? 道理で……(大丈夫なのかな)」

    唯「む! 大丈夫だよ~! トイ太はまだまだ現役だもんねぇ~」バキッ

    梓「ちょっ!」

    澪「あぁまたか、唯、帰ってきたらちゃんとくっつけとくんだぞ?」

    唯「ほーい」ポイ

    梓「(……ちゃんと生きて帰って来れるよね?)」

    律『おーい、準備できたかぁ? 出るぞー』

     ――宇宙!

    律『今日の任務は衛星軌道上にあるデブリの回収、ま、デブリ課の一般的な仕事だ、唯、中野は初めての船外活動だからな、しっかりサポートしてやれよ、ゆーこぴ?』

    唯「あいこぴ! いくよ、梓ちゃん!」フンス

    梓「は、はい!」ドキドキ

    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:11:49.86
     フィッシュボーン(二人乗りの回収船、トイボックスに搭載されてる)に 乗って宇宙に出る二人!

    梓「(……研修でさんざん訓練したけど、想像以上に恐いっ!)」

    唯「~♪」

    梓「(ロープはちゃんと繋がってるよね)」グイッ

    唯「お、みえてきたよ~」

    梓「(い、息が苦しい、酸素の減りが早い? 呼吸数きをつけなきゃ)」ハァハァ

    唯「到着ぅ! じゃあはじめよっか、梓ちゃん」

    梓「は、はい! やってやるです!」

     ――トイボックス船内!

    律「中野のやつ、だいぶテンパってるなぁ、大丈夫かぁ?」

    澪「まぁ、唯がついてるから大丈夫だろ、あぁみえてもあいつは……」

    梓『キャァアアアアア!』








    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:18:15.89
     ――宇宙!

    梓「わっ、わっ、お、落ちる! 溺れる! たすけて!」グルグル

    唯「む! わたしも負けないよ~」グルグル

    梓「っ! (先輩も回って……! って突っ込んでる余裕ない!)」グルグル

    澪『梓、落ち着け! 唯も、遊んでないで梓を助けろ!』

    唯「ちぇ~、はーい」クルン

    梓「」グルグル

     ――デブリ課

    梓「……」

    澪「梓のやつ、大丈夫かな」

    律「初めての宇宙であれだけ溺れればなぁ、ゆーいーお前がしっかりみててやらなきゃダメだろー?」

    唯「てっきり遊んでるのかと思いまして」テヘヘ

    律「ま、けが人がでなくてよかったな、なぁ? 澪」

    澪「ひっ!」ガタガタ

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:24:33.58
    唯「ねぇねぇ、それよりさぁ~歓迎ライブを……」チラチラ

    澪「そんな雰囲気じゃないだろ……肝心の梓があれじゃあ」チラッ

    梓「はぁ……」ズーン

    唯「えぇー、せっかく練習したのにぃ~、久しぶりのライブなのにぃ~」

    律「お前自分がやりたいだけだろ」

    唯「でもでも、りっちゃんだってやりたいでしょ? 歓迎ライブ」

    律「そりゃあまーなぁ」

    唯「うん! じゃあわたし行ってくるよ! りっちゃん船長!」

    律「よぉーし、唯隊員、中野を回収してこい!」

    唯「あいこぴー!」タタタッ

    澪「おい!」

    唯「あーずさちゃん」

    梓「……はい、なんですか、唯先輩」


    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:30:30.47
    唯「えっとですねぇ、そのぉ、梓ちゃんの初仕事も無事に……

    梓「!」

     終わったことですしぃ、その、歓迎ライブの方を開催しようかと……」

    梓「……じゃないです」

    唯「思うのですが、って、え?」

    梓「全然無事じゃないです!」ガタッ

    澪律「「!」」

    梓「初めての宇宙で、溺れかけて……しんじゃうかもしれなかった! 全然無事なんかじゃないです! それなのに歓迎会なんて……そんなの、そんな気分になれるわけ……」

    みんな「「「……」」」

    梓「すみません。今日は失礼します」タタタッ

    律「あちゃー、だからやめとけっていったのに」

    澪「ふん!」ポカッ

    律「ぁいてー!」

    唯「……」

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:37:55.15

     ――訓練室

     無重力空間で推進剤を使って宇宙遊泳の練習をする梓!

    梓「うわぁ!」グルグル

    梓「はぁ(全然駄目だなぁわたし。まだ始まったばかりなのに、失敗ばっかり。先輩たちには八つ当たりしちゃったし、明日、行きにくいなぁ)」プシュー

    梓「(でも、先輩も先輩だよ。全然真面目に仕事してないみたいだし、わたし、ホントにしにそうだったのに、助けてくれないし) はぁ」プシュー

    澪「へぇー、なんだ、ちゃんとできるじゃないか」

    梓「えっ、あっ、澪先輩!?」グルグル

     ――――

    梓「わたし、宇宙飛行士ってもっとこう、真面目な人たちだと思ってたんです」

    澪「真面目、か」

    梓「はい、宇宙ではただでさえ生活も行動も制限されますし。飛行士になるにはさらにいくつもの厳しい試験をクリアしなきゃいけません。だから、そういう色々なことを乗り越えてきた宇宙飛行士って、もっとすごい人たちなんだって思ってました」


    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:44:52.40
    澪「ってことは、梓もすごい人ってことになるな」

    梓「あっ、いえ……わたしは、わたしは、ただ……」

     ――回想!

    梓父『すごいぞ梓、さすがは私の子供だ』

    梓母『あなたは私たちの夢なのよ』

    梓父『どうしてこれくらいのことができない! お前には音楽家の血がな荒れているんだ! 出来ないはずがないんだ! お前は私たちの……』

    梓母『この音楽大学はお母さんたちの母校なのよ、試験は難しいけど、あなたなら出来るわ。だってあなたは私たちの……』

    梓父母『『娘なんだから』』

     ――現在!

    澪「梓?」

    梓「わたしはただ、遠くに行きたかったんです。生まれた街から、国から、地球から、離れればちょっとは自由になれるかなって、思って……」

    澪「……」

    梓「あっ! でも全然ダメダメで、だから、わたしもすごい人なんかじゃないです」ヘヘヘ

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:53:26.84
    澪「すごいじゃないか」

    梓「え?」

    澪「自由になりたいって思って、その一心でなったんだろ、宇宙飛行士に。私はすごいと思うよ、梓のこと」

    梓「あ、えっと……///」

    澪「けどさ、それってみんな同じだと思うんだ。宇宙飛行士になる為にはそれは大変な努力をしなければならない。
    じゃあなんでそんな大変なことをわざわざするのかって言ったら、やっぱりみんなそれぞれ心に秘めた想いがあるからだって、私は思うんだ。梓が、自由になりたいって思ったようにね」

    梓「……(秘めた想い、か。あるのかな、澪先輩や唯先輩にも、わたしみたいな……)」


    23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 23:59:42.44
    澪「って、ごめんな、長々と話しちゃって」

    梓「いえ! こちらこそ、こんなにグチグチと……」グゥー

    澪「っはは、夕飯まだなんだろ? 一緒に食べにいかないか、おごるからさ」

    梓「/// ……はい」

     ――食堂!

    唯「あ! きたきた! 澪ちゃんこっち~」

    梓「唯先輩! に、律先輩……」

    律「もう待ちくたびれたぜ~。腹ぺこでしぬ~」グデン

    梓「ちょ、澪先輩!」ギュ

    澪「ごめんな、騙すみたいなやり方して。でも、あのままじゃ、梓明日来にくいだろ? ここで仲直りしといたほうがいいと思って」ウインク

    梓「うぅ……もうっ」

    唯「あ~ずにゃん!」ダキッ

    梓「にゃっ! な、なんですか唯先輩、放してください! それにあ、あずにゃんって、なんなんですか!」

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 00:05:22.51
    唯「えぇ~、あずにゃんはあずにゃんだよ~」スリスリ

    律「ほい」ネコミミソウチャク

    唯「うんうん、すごく似合ってるよ~、あずにゃんにゃん」スリスリ

    梓「って、こんなものどこから持ってきたんですか!///」

     柱の影からのぞいてるさわ子、親指を立てる! ビシッ

    梓「ぅぅぅ~……やっぱりこんなんじゃダメですーーー!」

     あははははー


    とりあえず、一話目? 終わりです。ちょっと休憩します。見てくれてる人いたら、ちょっとごめんなさい。 

    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 00:37:22.17
    再開します。待ってくれてた人、ありがとう。ここからちょっとシリアスな内容になります。見て怒る人がいるかもしれないけど、そのときはごめんなさい。

     ――ひと月後 トイボックス!

    梓『回収完了しました、これから収納作業に移ります』

    律「あいこぴー」

    澪「うん、梓もだいぶ慣れてきたみたいだな」

     ――宇宙!

    梓「よし、固定完了っと、そっちはどうですか、唯先輩」

    唯「……」ボーッ

    梓「唯先輩!」

    唯「わぁっ! びっくりしたなぁもう~、いきなり大きい声出さないでよ~、あずにゃ~ん」

    梓「唯先輩がちゃんと返事しないのがいけないんです! それよりそっち側、固定できましたか?」


    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 00:42:34.88
    唯「え~っと、はい! 出来ました!」フンス

    梓「もうっ、しっかりしてくださいよ」

     ――トイボックス!

    律「唯のやつ、梓の足引っ張ってんじゃないかぁ?」

    律「おーい唯、後輩に叱られてんなよー」ハハハ

    唯『む! りっちゃんまで失礼な!』プンプン

    澪「……」

     ――デブリ課

    律「へへーん! いただきっ!」ガッ

    唯「あぁ~、りっちゃんそれわたしのお菓子~」

    律「早い者勝ちだよーっと」ヘヘヘ

    澪「走り回るな」ポカッ

     ウィーン

    澪「お、和、珍しいな、ここに来るなんて。さてはまた律が……」ギロリ

    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 00:49:05.87
    律「あたしは何もしてない! 多分」

    和「こんにちは、みんな」

    唯「あ、和ちゃ~ん」

    律「えぇっと和さん、ワタクシ何か提出し忘れてる書類でもありましたっけ……?」

    和「そうそう、って、今日は違うわ、ちょっと唯、借りて良いかしら」

    唯「へ? わたし?」

     連れたって出て行く二人 ウィーン

    梓「今のって?」

    澪「あぁ、梓は初めてだったな。今のは管制課の真鍋和、いつも私たちの仕事を手伝ってくれてるオペレーターで、唯とは幼なじみでもあるんだよ」

    梓「そうなんですか(どこかで聞いたことある声だと思った)」

    律「……そっか、もうそんな時期か」ポツリ

    澪「……あぁ」

    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 00:54:20.94
    梓「?」

     ――通路!

    和「唯、今年は陸に降りてみない? ご両親にも全然会ってないんだし、あなたが顔出したらきっと喜ぶわよ」

    唯「うん~、でもぉ、わたしには宇宙をキレイにするというお仕事が」テヘヘ

    和「仕事って……あなたこの三年間、検診以外でセブンの外に出てないじゃない。有給だって無傷のまま残ってるんだし」

    唯「う~ん」

    和「……それに、資料課の人から聞いたけど、まだ探してるんですって?」

    唯「……」

    和「別に諦めろとは言わないわ、でも少しは自分のことも大切にしてほしいの」

    唯「……うん、じゃあ考えておきます」ヘヘ

    和「唯」

    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 00:59:08.27

     ――デブリ課

    梓「……ふぅ」

     ウィーン

    さわこ「あら、梓ちゃん、まだ残ってたの?」

    梓「はい、ちょっと報告書の作成を」

    さわこ「偉いわねぇ、あら、でもそれって唯ちゃんの仕事じゃなかったかしら?」

    梓「そうなんですけど、私がやらせてほしいって頼んだんです。一日でも早くみなさんの役に立ちたいので」

    さわこ「(あぁ、なんて健気でかわいいの……もう我慢できないわ、ちょっとくらいならつまみ食いしてもいいかしらいいわよね)」ハァハァ

    梓「ちょ、なんで息を荒くして近づいてくるんですか!?」ササッ


    36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:05:50.83

    さわこ「ちょっとだけ、ちょっとだけだから、ね? ね?」ハァハァ

    梓「もう、いい加減に……してくださいっ!」ポカッ

    梓「それより、聞きたいことがあるんです、唯先輩のことで」

    さわこ「(はっ! これはまさか恋の悩み! 恋愛相談!?)」メガネクイッ

     ポカッ!

    梓「最近、仕事中妙にぼーっとしてるというか、それ以外ではいつも通りなんですけど、他のみなさんもなんだか変な感じで……」

    さわこ「……そうねぇ、これは私の口から話すことではないかもしれないけど……」

     



    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:11:02.29
     ――回想! 高高度旅客機「アルナイル8型」 キャビン

    唯『わぁ~、見てみて憂ぃ~、地球がみえるよ~、真っ青だよ~』

    憂『本当だね~』ニコニコ

    唯『あ! そうだ!』ゴソゴソ

    憂『?』

    唯『じゃ~ん! 誕生日プレゼントです!』フンス

    憂『……これ』

    唯『えへへ~、開けてみてよぅ』

    憂『わぁ、可愛いリボン! でも、なんか悪いよ。月旅行にも連れてってもらってるのに、プレゼントまで……』

    唯『憂にはいつもお世話になってるからね~、たまにはお姉ちゃんらしいことしてみました!』

    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:16:01.96
    唯『いつもありがとうね、憂』

    憂『お姉ちゃん』ジワ

    唯『えへへ~、じゃあわたし売店でアイス買ってくるね~』

    憂『えっ、それなら私が……』

    唯『いいからいいから、憂はゆっくり宇宙を満喫しててよ~』タタタッ

    憂『あっ、お姉ちゃん!』

    唯『?』

    憂『ありがとう、お姉ちゃん』

    唯『/// すぐ帰ってくるから~』タタタッ

     宇宙空間を漂う一本の小さなネジが、秒速8kmという速さでアルナイル8型に接近する。


    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:21:34.31
     ――現在!

    梓「アルナイル8型事故、確かあの事故からスペースデブリが問題視されるようになったって……」

    さわこ「唯ちゃんは、その事故のあった旅客機に乗っていたのよ、妹さんと一緒にね」

    梓「!」

    さわこ「デブリが衝突したキャビンは滅茶苦茶で、妹さんは行方不明……唯ちゃんは偶々席を離れていて助かったそうよ」

    梓「っ! ……そんな」

     ――ISPV-7(セブン)内 居住スペース!

    唯「♪~」ジャカジャカ

    さわこ『もうすぐ、事故から四年経つの』

    梓『……(そんな、そんなヒドいことがあったのに、なんで唯先輩は宇宙にいられるんだろう)』

    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:26:24.23
     ――数日後 宇宙!

    梓「……」ボーッ

    律『おーい、梓、聞こえてるか? ぼけっとしてんなよ』

    梓「あ、はい! じゃなくて、あいこぴいです!」

    唯「りっちゃ~ん、こっちは回収終わったよ~」

    律『お、早いなぁ、じゃあ梓の方を監督してやってくれ』

    唯「ほ~い」

     ――トイボックス!

    澪「(唯は元通りになったみたいだな、和のおかげか。でも今度は梓の様子が……)」

    梓『こっちも積み込み完了です! これから帰投します』

    律「よし、最後まで気抜くなよー」


    41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:32:20.59
     ――宇宙!

    唯「じゃあいこっか、あずにゃん」

    梓「はい! (唯先輩、今日はいつも通りだ、よかった)」

    唯「!」

     唯の瞳が真っ暗な空間に浮かぶ何かを捕らえる。

    律『っと、ちょっと待て二人とも! フィッシュボーンの進路軌道に小デブリ群が接近してる、通過するまでその場で待機しとけ! ゆーこぴ!?』

    梓「あいこぴいですって、唯先輩! どこ行くんですか! 戻ってください!」

     唯のフィッシュボーンはふわふわと進んでいってしまう。

    律『おい! バカ! 唯! すぐにそこを離れろ!』

     唯の手が何かを掴む。その瞬間、小デブリ群がフィッシュボーンごと唯を飲み込む!

    澪律『『唯ーーーーーっ!』』

    梓「うそ、先輩が……そんな」


    42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:40:31.62
    澪『イヤ、イヤァアアアアア!』

    律『くっ、ダメだ! 唯のやつ意識を失ってる! おい澪! 喚くな! しっかりモニター見ろ! 絶対唯を見失うな! 梓! しっかりしろ! お前が助けるんだ!』

    梓「あ、あいこぴいです!」

    澪『高度が下がって……あぁ、ダメだ、大気圏に』ガクガク


     ――――

    唯『(ここは、どこ? あったかくて、眠くなっちゃうよ)』

     お姉ちゃん、お姉ちゃん 起きて、お姉ちゃん

    唯『うぅ~ん、憂? えへへ~、憂ぃ~、あったかあったか』

     もう、お姉ちゃんったら

    唯『憂い~寂しかったよ憂ぃ、わたし、憂がいないとなにもできないよ』ポロポロ 



    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:46:37.61
     よしよし、大丈夫だよ だって、お姉ちゃんは私のお姉ちゃんなんだもん

    唯『うぅ~、憂ぃ』ポロポロ

     ほら お姉ちゃん もう起きて みんな待ってるよ


     ――――

    梓「唯先輩!」ガシッ

    唯「あっ」

     ありがとう、お姉ちゃん

     唯の手にはリボンが握られている。

    梓「捕まえました! 律先輩! 離脱誘導えおお願いします!」

    律『上昇……道……っ! ……あずっ……』ザザザーッ

    梓「律先輩、律先輩!? くっ、自力で、自力でやってやるです! うわぁあああああっ!」 

    44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:52:12.59
     ――翌日 月の病院!

    唯「えへへ~、心配おかけしましたぁ」

    梓「本当です! わたしだって危なかったんだから! 唯先輩といると、命がいくつあっても足りる気がしません」プリプリ

    律「いやぁ、でもたいした怪我じゃなくてよかったなぁ(梓の生命力には驚かされたけどな……)」

    澪「」フルフル

    律「みーお、いつまで怯えてんだぁ?」

    澪「お、怯えてなんかいないっ! 私は、ただ、心配で心配で……よかった、本当によかったぁ」グスッ

    梓「先輩……」

    唯「澪ちゃん……よしよし」ナデナデ



    45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 01:58:28.93
    梓「……」チラチラ

    律「澪先輩ばっかりズルいですぅ~、わたしもなでなでしてほしいですぅ~」

    梓「っな! 何言ってるんですか、変なこと言わないでください!」

    唯「もぅ、あずにゃんは素直じゃないなぁ~……ありがとね、あずにゃん」ギュッ ナデナデ

    梓「にゃぁ///」ポォー

     梓を撫でる唯の手首には、ちょっと汚れた憂のリボンが巻いてある。

    澪「やれやれ」

    律「よーし、せっかく月に来たんだし、飯いこーぜ、飯!」

    唯梓「「おー!」」

    梓「って先輩はダメです、入院してるんですから大人しくしててください」

    唯「えぇ~、そんなぁ~、しどい」ガーン

     あははははー

    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 12:33:30.16
    ――二日後 月の病院! 

    梓「(唯先輩はちょっと目を離すと何をしだすかわからないから、わたしがしっかりしなきゃ!)」テクテク

     ウィーン

    梓「唯先輩、お見舞いにきました! 今日のお土産は……っていない!?」


    ――――

    唯「……それがね、あずにゃん、って子なんだけど、すっごくかわい~んだよ~」

    ??「あらあら、うふふ」




    9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 12:39:39.83

    唯「猫耳で~、ツインテールで~、あ、でも怒るとちょっと恐いんだぁ」

    ??「唯ちゃんのお友達はみんな素敵な人たちばかりなのね、ぜひ会ってみたいわぁ~」キラキラ

    唯「うん! 今度紹介するよ~、って、噂をすれば!」

    梓「」キョロキョロ

    唯「お~い、あずにゃ~ん!」

    梓「! 唯先輩、どこに行ってたんですか! 勝手にいなくならないでください!」

    唯「ひぇ~、あずにゃんが怒ったぁ」



    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 12:45:14.13

    ??「あらあら、ふふふ」

    梓「あっ、こちらの方は……」

    唯「この子はムギちゃん! この病院に住んでるんだよ~」

    紬「琴吹紬です、初めまして~」キラキラ

    梓「(綺麗な人……っていうか、病院に住んでるってなに?)あ、中野梓です! 唯先輩がお世話になっています」ペコ

    唯「これからね~、ムギちゃんの部屋でお茶するんだぁ、あずにゃんもおいでよ~」スリスリ

    梓「人前でくっつかないでください/// もうっ」カァー



    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 12:51:20.90
    唯「えぇ~、ってことは人前じゃなければいいのかなぁ~」スリスリ

    梓「///」

    紬「あらあらあらあら」キラキラキラ

     ――紬の病室

    梓「こ、これは……(病室っていうか、おしゃれな喫茶店!?)」

    唯「おぉ~~~!」

    紬「私、お友達とお茶するのが夢だったの~、さ、どうぞ~」

    唯梓「「おじゃましま~す」」

    紬「今お茶いれるわね、二人とも座って待ってて~」カチャカチャ

    梓「は、はい」ポケー

    唯「ん、あずにゃ~ん、それなぁに?」

    梓「あ、これはっ、なんでもありませんっ!」ササッ



    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 13:00:12.80
    唯「えぇ~、気になるよ~」

    梓「き、気にしないでください!」サササッ

    唯「ちぇ~、あずにゃんのいけずう~」プイッ

    紬「おまたせしました~、お菓子もあるから良かったら召し上がって?」コトッ

    唯「わぁ~、おいしそ~」ヒョイ パクッ

    梓「い、いただきます(こんな高級そうなお菓子の前で手作りのクッキーなんかだせないよ……)」

    唯「んまーい! こんなおいしいお菓子食べたことないよ~」ムシャムシャ ゴクゴク

    紬「あらあら、喜んでもらえてよかった~、お茶もお菓子もたくさんあるから、どんどんおかわりしてね」ニコニコ

    唯「おかわり!」フンス

    梓「せ、先輩! お行儀悪いですっ」



    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 13:06:35.49
    紬「はい、どうぞ~、梓ちゃんもおかわりいかが?」

    梓「あっ、はい……いただきます///(うぅ、おいしい)」


    ――――

    唯「ムギちゃん、今日はありがと~」

    梓「ごちそうさまでした」ペコ

    紬「いえいえ、こちらこそ、色んなお話が聞けて楽しかったわ~」

    唯「じゃあまたね~」パタパタ

     タッタッタッ……

    紬「……あの! また、遊びにきてね、いつでも待ってるから」

    唯「うん! 絶対行くよ~」

    梓「(紬さん、なんだか寂しそうだな)」ペコリ



    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 13:10:43.24
     ――月コロニー 市街地!

    梓「はぁ……結局渡せなかったなぁ。でもまだ食べられるし、明日こそは……」テクテク

     ドンッ!

    梓「わぁっ、す、すみません!」

    純「いったー、って梓ぁ!?」

    梓「純!」


     ――――

    純「いやぁー、まさか月で梓と会うとはねぇ、セブンでは全然会えなかったのに」

    梓「お互い忙しかったからね、純は休暇?」



    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 13:19:57.64
    純「そうだよ、日帰りだけど、月って行ったことなかったし、一度来てみたかったんだよねー、梓は?」

    梓「わたしは、ちょっと色々あって、トイボックス、あっ回収船も今メンテナンス中だからしばらくこっちにいるの」

    純「ふーん、そうなんだ。でもどうせ長い休みなら地球に帰ったりすれば良いのに。わたしなんか早くもホームシックで、離れてみるとわかるんだよねぇ、家族の有り難みが……あぁ、長い休みほしいなぁ」

    梓「……」

     ――月 ウィークリーマンション!

    純『じゃ、またね。今度セブンでご飯食べようよ』

    梓「はぁ、地球かぁ……」



    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 13:26:58.87
     ゴトッ

    梓「あっ」

    梓(家を出るときなんとなく持ってきちゃったけど、まだ一回も触ってないや……なんで持ってきちゃったんだろ、ギターなんか)

     ――翌日 月の病院!

    梓「よし、今日こそは……っ! 失礼します!」

    紬「あら、梓ちゃん、いらっしゃい」

    梓「紬さん! って、みなさん、何してるんですかぁ!?」

    律「おー、梓、遅かったな」

    唯「あずにゃんやっほ~」モグモグ

    澪「……おいしい」ゴクゴク



    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 13:36:03.28
    スフレ食べたらお腹痛くなってきた。ちょっとトイレ長くなるかもしれない…


    紬「梓ちゃんもお茶いかが?」

    梓「あ、おかまいなく、って違いますぅ! なんでみなさんそろって唯先輩の病室でお茶してるんですか!」

    律「ったく、梓はうるせーなぁ、せっかくの午後の優雅なティータイムが台無しじゃないか」

    澪「律と一緒に唯のお見舞いに来たら、紬さんがこれからお茶する、っていうから、ご一緒させてもらったんだよ」ホッコリ

    紬「うふふ、唯ちゃん脚ケガしてるから歩くの大変だろうと思って、ティーセットもってきたの~」

    梓「そ、そうなんですか(このテーブルやら椅子も全部紬さんが一人で……?    病人、なんだよね?)」

    律「ほらほら、梓も座った座った、ムギのお茶は美味しいんだぞー」


    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 13:52:17.93
    梓「知ってます!(はぁ、またタイミング逃しちゃったなぁ。このままじゃ唯先輩退院しちゃうよ……あっ、いやそれは良いことなんだけど……)」

    紬「うふふ、はい、どうぞ~」カチャッ

    梓「あ、いただきます(でも、紬さんもみなさんも楽しそうだし、まぁいっか)」

    律「にしても、こう女だけでお茶飲んでだべってると学生時代に戻った気分になるなぁ」

    澪「そうだな、高校のときなんかは、放課後になるとよく喫茶店にたまってたなぁ。あの喫茶店、まだやってるのかな……」

    紬「二人は幼なじみなのね~、素敵ですね~」キラキラ

    唯「わたしだって、和ちゃんという幼なじみが!」フンス

    梓「変なところで張り合わないでください」

    澪「和といえば、この間和が今年の社内演芸大会どうするの、って言ってたな」

    唯「!」


    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 14:00:35.51
    律「もちろん出場するよなー! 今年こそは優勝目指そうぜ!」

    梓「なんですか、その演芸大会って?」

    澪「そっか、梓は知らないんだったな……」

    さわこ「社内演芸大会っていうのはね、年に一回我がテクノーラ社が開催する大会で、有志の団体がそれぞれの芸を披露してその優劣を競うものなのよ」

    梓「へぇー、って! さわこさんいつの間に!」ガタッ

    澪「」

    律「本当神出鬼没だなぁおい」

    さわこ「あら、失礼ねぇ、出来る上司としては部下のケガを見舞うのは当然じゃない」

    紬「ぁあ~」キラキラ



    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 14:12:24.28
    さわこ「それで、演芸大会は出席でいいのかしら? よければわたしが申し込んでおくけど」

    澪「でもなぁ、今年は唯もケガしてるし、練習の時間も足りないんじゃないか?」

    唯「大丈夫だよっ! なんとかなるよ! 絶対出場決定だよっ!」フンス

    梓「でも、先輩たちなにやるんですか? (なんとなく聞かなくてもわかる気がするけど)」

    唯「バンドだよっ!」フンス


     ――――

    さわこ「それじゃあ、出場届け出しておくわねー」マタネー

    律「とは言ったものの、実際どうするかぁ、唯はしばらく月から出られないし、楽器もセブンに置きっぱだしなー」

    梓「……」

    澪「私は持ってきてるぞ、ベース。他の楽器もさわこさんに言えば送ってもらえるんじゃないか?」



    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 14:24:27.46
    律「じゃあ残る問題は、練習場所か」

    紬「……はいっ!」キョシュ

    唯「はい、ムギちゃん!」ビシッ

    紬「私、良い場所を知ってます!」

     ――病院 地下!

    唯「ほぇ~……」

    澪「こんなところがあったんだなぁ」

    紬「ふふふ、秘密の場所なの、夜眠れないときなんかここで良くキーボードを弾いたりしてるの~」

    律「おぉ、これか」

     ポロン♪

    唯「ムギちゃんキーボード出来るんだぁ!」






    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 14:35:37.10
    紬「えぇ、独学だからあんまり上手には弾けないけど」テレテレ

    唯「ねぇねぇ、じゃあさぁ、ムギちゃんも一緒に出ようよ~、演芸大会!」

    紬「えっ?」

    律「お、いいねぇー。三人編成だとどうしても音にボリュームが出ないからなぁ」

    澪「確かに良い考えだけど、紬はテクノーラの社員じゃないし、大丈夫なのか?」

    唯「なんとかなるよ! こっちには和ちゃんとさわちゃんがついてるんだもん!」

    梓「……」

    紬「私、友達とバンド演奏するのが夢だったの~」キラキラ

    唯「で、あずにゃんは何の楽器ができるの~」

    梓「あ、わたしですか? わたしは……(って! 自然な流れすぎて思わず言っちゃうところだった!)わたしは、なにもできません」


    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 15:06:16.17
    唯「じゃあギターやろうよギター! ギターならわたし教えられるし~」

    律「って、教えられるほど上手くないだろ」

    唯「む! なにをぉ~」プンプン

     ワイワイ

    梓「(やっぱ気まずい……今日はもう帰ろう)あの、わたし今日は失礼します」タタタッ

    唯「あっ、あずにゃ~ん」

     ――――

     ――唯の病室の前!

    梓「」タタタッ

    梓(はぁ、わたしって嫌な子……家から離れたくて宇宙にまで来たのに、全然昔と変わってない)



    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 15:15:43.52

     唯のベッドにクッキーの包みを置いて立ち去る梓。

     ――二日後!

    梓「はぁ、結局昨日は丸一日部屋から出てないや」グデー

    梓「……今日は、どうしようかなぁ」

     ――月の病院!

    梓「結局来ちゃったけど……」

    律「なぁーにやってんだ! 梓!」ガシッ

    梓「うわっ! り、律先輩、おどかさないでください!」







    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 15:20:12.52
    律「だってぇ、梓の背中が驚かせて欲しそうにしてたから」

    梓「なんですか、それ……もうっ」

    律「唯んとこ行くんだろ、早くいこーぜ」

    梓「わわっ、押さないでください!」

    律「ゆーいー、遊びにきたぞー」

    梓「……失礼します」

    唯「あっ、あずにゃん、りっちゃん!」ジャカジャカ♪



    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 15:27:58.85
    梓「! (あ、ギター……)」

    唯「さわちゃんに頼んだら早速持ってきてくれたんだよ~、うぅ~んギー太ぁ」スリスリ

    律「あたしのドラムセットも届いたぜ! くぅ~っ早く叩きてぇー」ウズウズ

    唯「久々のライブだもんね~、腕が鳴るよ!」フンス

    律「こうしちゃおれん! ドラム叩いてくる!」タタタッ

    梓「あっ、律先輩!」

    唯「~♪」ジャカジャカ



    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 15:35:33.62
    梓「あっ、うぇ、えっと……今日は紬さんは一緒じゃないんですか?」

    唯「ん~、なんか検査があるんだって~」ジャカジャカ

    梓「そうなんですか……」

     ジャカジャカ~♪

    梓「……」

    唯「あっ、あずにゃ~ん、この間ここにクッキー置いていってくれたのあずにゃんでしょ~


    梓「あっ、それはぁ……」

    唯「ありがとね~、あずにゃん! おいしかったよ~」



    34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 15:45:01.96
    梓「あっ……いえ。……唯先輩は、ギター好きなんですね」

    唯「えへへ~」ジャカジャカ

    梓「……いいなぁ、そういうの」ボソッ

    唯「でも、あずにゃんもギター好きだよねぇ」

    梓「えっ?」

    唯「だって~、初めて会ったときあずにゃんと握手したら、指がプニプニだったもん」

    梓「!」

    唯「だからね~、ずっと思ってたんだぁ、いつかあずにゃんと一緒に同じステージに立ってギター弾きたいなぁって」



    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 15:54:28.17
    梓「唯先輩……(なんで。なんで、いっつもふざけてて、自分のこともままならないはずなのに……ちゃんとわたしのこと見ていてくれる)」ポロポロ

    唯「でもしばらく練習サボってたから指動かなくなっちゃったよ~、って! あずにゃん!? どうしたの? どっか痛いの?」オロオロ

    梓「っうぅ、なんでもっ、ないです」グスッ

     ぎゅっ

    唯「いいこいいこ~」ナデナデ

    梓「(わたしは……わたしは……)」グスッ


     ――――

     ――地下室!



    36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 16:02:17.51
      ズンズンジャカジャカ~♪

    澪「ふぅ、だいぶ揃ってきたな。今の、いい感じじゃなかったか?」

    梓「そうですね、でもまだ律先輩は走り気味です。気をつけてください」

    律「うんうん、って、なんでお前は上から目線なんだっ!」

    唯「ふぁ~、つかれたぁ、ムギちゃんおやつ~」ダラー

    紬「はいはい、ただいま~」シャランラー

    梓「唯先輩はまだ傷が治りきってないんですから、無理しないでください。本番で良い演奏ができなきゃ台無しですっ!」


    唯「うぅ~、あずにゃんがこわいよ~」



    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 16:09:50.19
    澪「じゃあ、今日はここまでにしよう」

    律唯「「はーい」」

    紬「おつかれさまでした~」

    律「じゃあ、ムギの部屋でお茶にしよーぜっ!」

    唯「おぉー! りっちゃんナイスアイディア」グッ

    澪「もう面会時間とっくに過ぎてるぞ。部外者がいつまでもいたら、迷惑だろ」

    唯「えぇ~、そんなぁ」

    紬「大丈夫よ、私の部屋には面会時間なんてないから~」

    澪「えぇっ、そうなのか?」



    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 16:19:33.71
    紬「でもその前に、みんなを招待したい場所があるの」


     ――――

     ――地下通路!

    唯「海!? 月に海があるなんて知らなかったよ~」

    律「月の海って……(ムギのやつ五人分のボンベを一人で担いでる……)」

    澪「でも、大丈夫なのか、こんなの勝手に使って」

    紬「えぇ、本当は大人の人にバレると怒られちゃうんだけど、今日は特別」ニコニコ

    梓「大人の人って、みんな大人じゃないですか」



    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 16:28:38.45
    つまらないっていうのも素直な感想なので仕方ないです。本当にもうすぐ終わるんで、ごめん。


    紬「私、十二歳なの。言ってなかったかしら~」

    梓「へぇー、十二歳」

    唯梓澪律「「「「って、えぇえええええ!?」」」」

    紬「私ね、ルナリアンなの、月生まれの月育ち」

    唯「でもでも、ムギちゃん見た目はわたしたちと全然違わないよ」

    澪「聞いたことあるぞ、低重力の環境で育つルナリアンは普通の人よりも発育が早いって。そのかわり筋力や内臓器官が弱くて地球の重力には……あっ、ごめん」



    42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 16:37:18.03
    紬「うふふ、いいのよ」

    梓「……親を恨んだりはしないんですか」

    澪「おい! 梓!」

    梓「だって!」

    紬「そうねぇ、小さいときは恨んだりもしたわ。なんで私は学校に行ったり、友達を作って一緒に遊んだり、そういう普通のことができないのかって」

    梓「……」

    紬「でもね、やっぱり私は月での生活が大好きなの、いろんな土地や国から来る人と出会ってお話しして、それに今は素敵な友達もできたし……」ニコッ

    唯「ムギちゃん……」

    44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 16:47:16.98

    紬「地球がどんなに良いところでも、ただそこで生きているだけでは意味ないもの」ニコッ

    梓「……」

    紬「さぁ、エアーロックが解除されたわ。ようこそ、私の海へ」

     プシュー

    唯「わぁ~」

    律「すっげーーー」タタタッ

    唯「あっ、りっちゃんズルい~」タタタッ

    梓「二人とも、そんなにはしゃいだら危ないです!」

    澪「うぅ~、私も行くぅ~!」タタタッ

    46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 16:55:29.90
    梓「澪先輩まで……」

    紬「うふふ、梓ちゃん、どう? 私の海!」

    梓「えっ、えぇ……(わたしにはただの砂漠にしか……あっ!)」

     梓の目に、夏のビーチで戯れる四人の姿が映る。

    梓「(……そっか、場所は重要じゃないんだ、大切なのは、自分が……どうしたいかなんだ)」


     ――――

     ――数日後 地下室!

    唯「完治しました!」フンス

    律「おーし! これで練習に本腰入れられるな」パクパク

    澪「お菓子食べながら言うな」ポカッ

    49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 17:10:39.81
    紬「うふふふふ」

    唯「本番まで、気合い入れてがんばるよーっ!」

    澪律紬「「「おーーーっ!」」」

     ガチャッ

    梓「おーっ」ボソッ

    唯「あっ、あずにゃん!」ダキッ

    梓「遅れましたけど、わ、わたしもみなさんと一緒に……バンド、やらせてください!」

    澪「梓……」

    紬「あらあら」

    律「ムギのキーボードに梓のギター、これで優勝は間違いない!」

    梓「律先輩は、もっとドラム練習してください」

    律「なにをぉ~!」


    50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 17:18:41.89
    紬「あの~、ところで、バンドの名前ってなんでしたっけ?」

    澪「そういえば、特に決めてなかったなぁ」

    唯「バンド名なら決まってるよ~」

    律「どうせ唯と愉快な仲間たち、みたいのだろ~」

    唯「む! そんなんじゃないよ~!」

    梓「じゃあなんなんですか?」

    唯「ごほん、えっとね、バンド名は……」







    51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/19(土) 17:24:16.35
     ――社内演芸会 当日!

    司会「……前大会優勝、アルヴィンド・ラビィさんによる宴会芸でした」

     パチパチパチ パチパチパチ

    司会「続きまして、デブリ課社員による、バンド演奏です!」

    唯「いくよ、みんな」ガシッ

    律「よっしゃー!」

    澪「あぁ!」

    紬「私、円陣組むの夢だったの~」

    梓「やってやるです!」

    司会「それではどうぞ! 放課後ティータイムの皆さんです!」



     おわり 

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過去の名作たち

唯「憂は主食」
憂「ゆーいーあいす~」
梓「もっとペロペロして……いじめて下さい!」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/19(土) 19:31:02 URL [ 編集 ]
    梓がバンド活動を受け入れる事か唯と憂のことかどちらか一つに
    しぼったほうが良かったのでは?と思う。
    憂のエピソードが内容に比べて余りにもあっさりしすぎ。
    ムギもどうせなら宇宙時代の人体実験体とかでもよかったのでは。
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/19(土) 19:55:39 URL [ 編集 ]
    ちょこちょこ入る作者コメントが集中を削いじゃうね。
    次回もがんばれ。
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/19(土) 22:07:24 URL [ 編集 ]
    プラネテス読み直したくなった

    もうちょいボリュームほしかったな
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/20(日) 00:56:08 URL [ 編集 ]
    いろいろと惜しい作品だな
  5. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/20(日) 02:49:08 URL [ 編集 ]
    発想良い。惜しい。
  6. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/21(月) 20:04:01 URL [ 編集 ]
    でぶりってそっちか

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