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唯「私は三国一のあずにゃんストーカーになりたい」

  1. 名前: 管理人 2011/02/27(日) 13:09:36
    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:28:23.73
    ~ぶしつ!~

    梓「私限定なんですか」ハァ

    唯「だから協力してね、あずにゃん!」

    梓「あの……ストーカーっていうのは、本人に気付かれないように行動するからこそ、ストーカーなんじゃないでしょうか」

    唯「だから先に教えておくんだよ! あずにゃんが怖い思いしないように!」

    梓「ま、まぁ、監視されるっていうのは、あまりいい気はしませんけど……相手が唯先輩だってわかってたら、怯えなくてもいいですかね」

    唯「だよねっ!」ググッ

    梓「近いです、顔。近すぎます、今にもキスしそうなくらい近いですから」ドキッ

    唯「おっとぉ! キスはまだ早いよね! 抱っこもギリギリなのに!」

    梓「……変な気を回さないで、いっそのことぶちゅーっと奪っちゃってくださいよ……」ドキドキ

    唯「お風呂は覗いたらマズいよね! えっと、登下校の後を追うとそれっぽい!? でもあずにゃんが怖がっちゃうかも!」

    梓「聞いてないし……」ハァ


    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:31:31.58
    ~げこうちゅう!~

    梓「はあ……唯先輩ってば、あれさえなかったら素敵なのに……」ハァァ

    梓「……はっ!?」キュピーン!

    梓(変な気配。どろっと粘つくような、これは、そう……変態の気配だ!)

    梓「…………」シランプリッ

    梓(下手に刺激しないように……なおかつ、早く人の多い場所へ……)タタタタタ

    唯「待って、あーずにゃんっ!」ガバァ

    梓「唯先輩っ!?」ビシィ

    唯「あ……あれ? どうして私、カバンで叩かれたのかな……?」

    梓「……変態かと思いまして」

    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:33:54.75
    唯「ひ、酷いな、あずにゃん。天使のように可愛らしいあずにゃんが変態に襲われないように見張ってた私を、カバンを横にして殴るなんてっ」ガクガク

    梓「……カバンビンタより、衝撃が集中する分だけ威力ありますもんね。何なら、もっぺんお見舞いしましょうか?」グッ

    唯「う、うう……ごめん。ヨコカバンはもう勘弁して……」ビクビク

    梓「先輩がたも、何か言ってください! 明らかにおかしいじゃないですか!」

    律「あー。唯の気が済むまで付き合ってやってくれ、梓には悪いと思うけど」

    澪「私も同意見だな。ここで拒んだら、憂ちゃんに手ほどきなんか受けちゃったりして本物のストーカーになるかもしれない」

    梓「たっ、確かに……でも……」チラッ

    紬「…………」ニコニコニコ

    梓「……はぁ。わかりましたよ、私は別に後ろめたいことなんてありませんし、スパイごっこだと思ってお付き合いしますよ」

    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:37:17.34
    ~あずさのへや!~

    唯「あずにゃーん、お茶ちょーだい! 駄目ならお水でもいいよ!」

    梓「勝手に上がってきたとはいえ、お客様には違いないです。はい、粗茶ですが」ストッ

    唯「ありがと、あずにゃーん!」ズズッ

    梓「……で。唯先輩にストーカーになられたら、割と本気で困るんですが」

    唯「んう? どして?」ズズー

    梓「……唯先輩が犯罪者扱いされて捕まったら、パートの再構成が面倒臭そうですし」

    唯「うぅん、つまりあずにゃんには私が必要なんだね!」ガバァ

    梓「どういうプラス思考ですか」ペシッ

    唯「うーん、いけずぅ」

    梓「大体、勝手に上がり込んでお茶飲んでたら、ストーカーも何もないじゃないですかっ」

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:39:57.46
    唯「お茶出してくれたのは、あずにゃんだよぉ?」ズズズ

    梓「そお、ですけど……」

    唯「私、あずにゃんと一緒に晩ご飯食べたーい」

    梓「くっ……帰りの買い物まで付いてきて、何故か半額出してくれたと思ったらそんな狙いが!」ギュゥ

    唯「……ねね、あずにゃん」ズズ

    梓「はい?」

    唯「あずにゃんて、口で言う程、私のこと嫌ってないよね」

    梓「にゃっ!?」ビクッ

    唯「……ね。お夕飯の材料を折半した時点で気付こうよ、そこは」

    梓「……ええ、まあ。そもそもそこまで嫌ってたら家に上げませんし」

    唯「だよねー」

    梓「でも! そんなこと、自称ストーカーな唯先輩にだけは言われたくありませんっ!」クワッ

    唯「あひんっ」

    9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:42:26.37
    ~ごはんのあと!~

    唯「ぷはー。あずにゃんのご飯、美味しくって食べすぎちゃったよ!」マンプクッ

    梓「それはそれは。じゃ、もう時間も時間なので、唯先輩は自分の家に……」

    唯「あ、憂? 今日はあずにゃんのおうちに泊まってく。うん、だいじょぶ、うんっ。あ、ご両親はいないみたいだから、また改めて」ピッ

    梓「…………」

    唯「時間がどうしかしたかな、あずにゃん?」

    梓「いえ……」ハァ

    唯「んじゃあ……早速!」ジーッ

    梓「…………」

    唯「…………」ジトー

    梓「あ、あのぉ?」

    唯「あっ! 私のことは気にしないで!? ストーカーだもん! 見つめるのがお仕事だもん!」ジー

    梓「洗い物は済んだし、ちょっと早いけどお風呂に入ろうかと思ってたんですが……まさか、覗くつもりですか?」アセッ

    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:46:37.02
    ~そのご!~

    梓「本当に覗かないで順番待ってるなんて、意外でした」フキフキ

    唯「覗きたかったけど、あずにゃんに嫌われたらそもそも意味がないもんね」フキフキ

    梓「ストーキングを止めるっていう選択肢はないんですか……ま、目の保養になりましたけど」ハァ

    唯「えっ?」

    梓「いえ、何でもないです」

    唯「私はまだまだ駆け出しストーカーだもん。レベルが上がったら、あずにゃんに気付かれずにお風呂を覗けるようになるよ、きっと!」フンス!

    梓「私なんかを見つめてないで、他のことに情熱を注いでください! 結構切実にお願いしますよ!?」

    唯「えぇ~? 私、あずにゃんだったら毎日ずうっと眺めてても飽きない自信あるけどなあ」ンムー

    梓「他の先輩がたなら飽きちゃうような言い方ですね、それ」ドキドキ

    唯「他のみんなでも飽きたりしないと思う。普段一緒にいるだけでも面白いしね」

    梓「……だったら他の人のストーカーになってくださいよ!」クワッ

    唯「私は、あずにゃんをストーキングしたいんだよ。面白いかどうかじゃなくって、あずにゃんを見つめていたいんだよ?」

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:48:51.87
    梓「あう……で、でも、ストーカーは立派な犯罪行為なんですよ!?」

    唯「合意の上ならいーじゃん、別に減るもんじゃなしー」

    梓「たっ、確かに減りはしませんが……だって、そうやって見られっ放しじゃ、恥ずかしいっていうか……そもそも合意してません!」

    唯「おうちに上げてくれた。ご飯をご馳走してくれたし、お風呂もいただきました……あれれ、これはもう合意じゃないの?」ニヤソ

    梓「うく……」ドキッ

    唯「というわけで! 私はテレビなんかも消しちゃいつつ!」ピッ

    唯「あずにゃんを見つめるとゆー、大事で素敵なお仕事に専念するよ! ねっ!」ジーッ

    梓「んぅ……」

    唯「えへーぇ。ちょっぴり怒ってるあずにゃんも可愛いねえ」ニマー

    梓「じゃ、じゃあ! お返しに私も、唯先輩をストーキングすることにしますっ」ジッ

    唯「……私を?」キョトン

    梓「一方的に見られるだけじゃ、何だか損してる気分ですから」ジー

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:52:26.29
    唯「なるほど、あずにゃんの言うことも一理あるね。そんじゃお互いに恋人のように熱烈に見つめ合うことにしよっか」ゴクリ

    梓「わざと誤解を招く言葉を選んだような気がしますけど、ずっと見つめられる気持ちを唯先輩も思い知ればいいんですっ」

    唯「…………」ジー

    梓「…………」ンジーッ

    唯「真剣な眼差しのあずにゃんも、素敵だよぉ……」ウットリ

    梓「……んぅ……ふぅ……」ドキドキ

    唯「ねえ、あずにゃん」

    梓「は……はい?」

    唯「今、あずにゃんの視線を私が独占してると思うと、すっごくこおふんするんだけど……」ハァハァ

    梓「気のせいなので落ち着いてください」ドキッ

    唯「っでも、あずにゃん……さっきからずっと、私の目ばっかり見てるよね?」ハァハァハァ

    梓「あ、あくまでも、唯先輩に変なことされないようにっ……いわば監視です。そう、監視とゆうストーキングなんですこれはっ」

    唯「こおゆう監視とかストーキングなら……いくらされても嫌じゃないかな、私……」ウットリ

    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 00:56:33.66
    梓「へ……変態さんなんですか、唯先輩は……?」

    唯「私……変態、なのかな?」

    梓「もしかして自覚なかったんです?」

    唯「うー、その言い方はしどいよ、あずにゃん」プクー

    梓「……変態さん。唯先輩、変態。変態の唯先輩っ」

    唯「あっ……や、ああ、そんなに変態変態ってあずにゃんに言われるとっ……何かに目覚めちゃうかも?」ドキドキドキ

    梓「目覚めないでくださいっ!」クワッ

    唯「やだなあ、冗談だよ。私はストーカーだけど、変態じゃあないからね!」エッヘン

    梓「充分に変態ですよ!?」

    唯「えぇ……ストーカーが変態だってゆうなら、あずにゃんも変態ってことじゃん?」

    梓「……えっ?」ドキッ

    唯「そうだよ、あずにゃんも変態なんだよ! 私と同じだね!」

    梓「そんな……私が変態って……変態の烙印を押されるだなんて……」ドキドキッ

    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:08:01.06
    唯「んへー……あずにゃんの、変態さん。しかも怖くない、むしろ可愛いくらいだよっ」ニコー

    梓「へっ、へ、変態とか言わないでください!」カアア

    唯「えへへへへ。そんなこと言っても、ちゃーんと私を見つめててくれるんだね?」

    梓「と、当然です……唯先輩みたいな変態ストーカーから目を離したら、何をされるかわかりませんから……」

    唯「その言い方はちょおっと待ったぁ! それじゃあまるで、私があずにゃんにいかがわしい真似をするような感じじゃん!?」

    梓「……しないんですか?」ポッ

    唯「いや、しないけど……しないつもりなんだけど……今はまだストーカーとしての経験値を貯めるのが先だもん」

    梓「じゃあ……経験値、貯めましょうか。お互いに。ええ、見つめ合うの上等です、朝方まででも続けてやるです」ジー

    唯「あ、朝までは、ちょっと……あ、そういえばあずにゃん、ちょっとサイズ大きいTシャツとか持ってない?」

    梓「ありますよ。知り合いが予定外に泊まる時用に、安いですけど下着もいくつかサイズあるので、後で新品を買って補充してください」ジーッ

    唯「あ、あれ? さっき私お風呂上がりにあずにゃんを覗きたいの我慢したのに、まさかここで着替えろって話なの?」イヤーン

    梓「折角お風呂に入ったのに、着古した下着でいたいなら構いませんけど」ジジーッ

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:00:23.88
    唯「ん……ちょ、ちょっと見えにくいように隠れるのは許してくれるかな」アセー

    梓「私は唯先輩程には変態でないので」

    唯「あ、あはは……んじゃ、着替えお借りしまーす」ヒョヒョイ

    梓「…………」ドキドキ

    唯「あり、本当に安いやつだね。これならお返しに買ってくる下着の値段は気にしなくていーね」

    梓「私が考えたわけじゃないですけどね。なかなかいいシステムだと思いますよ」

    唯「……そっか。あずにゃんにも大事なお友達がいて、お泊まりしたりしてるんだ……」ハァ

    梓「あ、ああ……いえ、そのっ! 友達はいますけど! 高校に上がってからは疎遠になったっていうか!」

    唯「……うん?」

    梓「あっちはあっちで新しい生活してますし、私が唯先輩の相手をしてるみたいに楽しく過ごしてるらしいですしっ」

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:05:29.29
    唯「あ……れ? あずにゃん、私と一緒にいるのは、楽しいってゆうこと?」ポ

    梓「あう……」ポ

    唯「ね、ねっ、どうなの? 私と一緒にいて、楽しい?」ドキドキ

    梓「それはノーコメントで!」クワワッ

    唯「そんなこと言わないで、教えてよ。嫌だったら……んと、まだ電車もバスもある時間だから帰るし」

    梓「もう真っ暗ですし、嫌でも帰せないですよ……それに、湯冷めでもされたら明日の練習に響きますしねっ」プイス

    唯「や~ん。あずにゃんってば、優しいんだ~」

    梓「振り回したカバンの横が威力高いんですよね。あんまりおふざけがすぎると……」ブンッ

    唯「うひゃあ!?」ヒョイッ

    梓「……ふふっ、冗談なのに。怯える唯先輩も可愛いですねえ?」ニマー

    唯「そこはかとなく殺意を感じたけど……本当に冗談だったの?」

    梓「そこを見極められないようじゃ、ストーカー失格ですね」

    唯「うう……私もまだまだだねえ」ガックリ

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:13:02.55
    ~さらにそのご!~

    唯「つまらないお笑い番組を真面目な顔で観てるあずにゃんも素敵だねぇ……」ウットリ

    梓「色んな意味で笑えないんですけど」

    唯「あれ、この番組そんなに面白いかな?」ニコニコ

    梓「笑えないって言ったですよ!? なのにどうしてそんないい笑顔なんですか!」

    唯「いやー……私ってば、あずにゃんのこと大好きだから。基本的に何をしてても絵になるように見えちゃうんだよねー」ニコッ

    梓「じょ、冗談でもそんなこと言わないでくださいっ!」ドキッ

    唯「本気だよ。好きだよ、あずにゃん」

    梓「本気……なんですか?」ドキドキ

    唯「うんっ! あずにゃんに恋する気持ちに嘘はつけないから!」キリッ

    梓「んにゃっ……!?」ドキドキドキ

    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:17:01.69
    唯「好きじゃなかったら、ストーカーしようなんて思わないし?」

    梓「んっ……そ、その余計なひと言さえなければ、別の言葉だったなら!」クワッ

    唯「ひゃあ!? あずにゃん、カバン構えないで! 本気で痛いから!」

    梓「ピーカブースタイルで、ばっちりガード固めてるじゃないですか?」

    唯「い、痛いのは嫌だよぉ? それとも、あずにゃんはそおゆうご趣味……?」ハラハラ

    梓「違います! 私だって、好きでカバン担いでるわけじゃありませんよ!」

    唯「ふふふ……『あずにゃんがカバンを担いだら用心せい』と憂に言われててね?」ガードッ

    梓「まだバスも電車もあります! 何なら今すぐ帰ってください!」

    唯「うぅん……ごめんね。そのカバンを下ろしてくれたら、緊張しないで思いっきりだらけるよ」

    梓「……はあ。だらけてない唯先輩の方がレアですけど、まぁ、今日は適当に時間潰して寝るだけですし……」ハァ

    唯「アンプ繋がないでも、ギター弾くにはご近所に微妙な時間帯だもんね!」

    梓「お風呂の前に練習すればよかったなぁ……」ハァァ

    唯「でも、ほら。私、ちゃんと練習してるんだよ? タコが出来て皮が剥けて、新しいタコが」ヒョイ

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:20:07.29
    唯「でも、ほら。私、ちゃんと練習してるんだよ? タコが出来て皮が剥けて、新しいタコが」ヒョイ

    梓「あ……ほんとだ。指の皮が結構固くなってますね」プニプニ

    唯「そんな私の指を見つめるあずにゃんも可愛い……」ウットリ

    梓「何なんですか、その隙あらば私の顔を見て恍惚とするのは!」

    唯「あずにゃんが、私の心の弦をかき鳴らすからだよ?」

    梓「ギター繋がりで上手いこと言ったつもりですか!?」

    唯「はあ……抱っこしたい……でもストーカー的に駄目……だけどあずにゃん分を補給しないと……明日、きっと遅刻する……」ガクリ

    梓「…………」ジー

    唯「……遅刻……すりゅ」チラッ

    梓「すればいいじゃないですか。遅刻。別に私には関係ないですし」

    唯「ううぅん。そしたら私、『あずにゃんが寝かせてくれなかったから』って先生に言っちゃう」モジモジ

    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:24:01.73
    ~しゅうしん!~

    梓「…………」チラッ

    唯「…………」ジーッ

    梓「あの……気になって眠れないので、せめて私が寝付くまで控えてもらえないですか」

    唯「え? でも、そしたら貴重なあずにゃんの眠る寸前の無防備であどけないお顔を見られないでしょ?」キョトン

    梓「何でもう見たかのような表現するんですか。ちょっと怖いですよ」

    唯「いや、合宿の時にちょっとね……ふふふ……みんなもいるから変なことしたくなる気持ちは我慢したけど!」フンス

    梓「カバン、カバンっと……」ヨイショ

    唯「……あり? そういやさっき、そのカバンに辞書入れてたよね?」アセッ

    梓「明日、授業で使うので……まあ? もしおかしな行為に及ぼうとする変態さんがいたら、本来の用途以外で使うことになりますけどね?」ニコー

    唯「ば、バイオレンスなあずにゃんも、ちょっと素敵……でも、辞書入りのヨコカバンだけは本当に止めて……?」フルフルガクブル

    梓「じゃ、さっさと寝ましょう。唯先輩の寝坊に付き合って遅刻したら、あらぬ噂を立てられちゃいそうですから」モフッ

    唯「う……うん……おやすみね、あずにゃん」モフ

    梓「はい、おやすみなさい」

    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:28:15.74
    ~まよなか!~

    唯「んにゅ~……すゆゆ……ふにゅ?」

    梓「んんう……ん、ふうっ……ふみゅふみゅ」スリスリ

    唯(な……何とっ!?)ドキドキ

    梓「にゃあにゃあ言わせないでくださいよぉ、もお……んにゅぅ……」ネゴトッ

    唯(ま、待つんだよ私! まずは現状把握だよ! 私はあの後すぐ眠っちゃったから、お布団から出てない!)

    唯(ベッドのお布団が落ちてる……あずにゃん、おトイレにでも行った帰りに寝ぼけて潜り込んじゃったのかな?)

    梓「はふー……唯せんぱぁい……♪」フニフニ

    唯「は、はーい?」オソルオソル

    唯(ゆっ、油断しちゃ駄目だよ……いつまたヨコカバンで叩かれるか! しかも今度は辞書入りだし!)

    梓「んう、んむむっ……唯先輩、だぁい好きですぅ……」スピュー

    唯「は、はっ……はわわー!?」プシュー

    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:30:12.27
    唯(今っ、確かに言ったよね! 好きって、私が大好きだって! 寝言だけど、ちょお嬉しい!)

    唯「ん、んっ、私も……大好き、だよ。あずにゃん」ダキッ

    梓「にゃうん……♪」ゴロゴロ

    唯(……はぅ、とってもとっても可愛いよぉ、あずにゃん……でも、変なことしたらヨコカバンだもんね、今夜のところは我慢するよ)

    梓「にゅう、んむ……いい香り……」スンスン

    唯(ほわぁ!? あずにゃんが匂い嗅いでる! 私の匂いを嗅いでるよ!? あ、あっ、息がかかって、くすぐったい……)ポワー

    唯「くんくん……あずにゃんもいい香りだよ。抱き心地も、最高だしね」ギュッ

    唯(これは、ふかこーりょくだよね。ううん、こうなったらいいなって思ってたけど、私があずにゃんのベッドに侵入したわけじゃないし!)ポワポワーン

    梓「ゆぃしぇんぱぃ……ふぁ……ふにゅぅぅ……」スヤスヤ

    唯(あらま、何て可愛らしい寝顔……でも変なことしたら起きちゃうし、あんまり強く抱っこも出来ないし……こりは何ていう拷問ですかな?)ハウハウ

    唯「…………」ジーッ

    梓「…………」スピョー

    唯「……ま、今はこれだけでいっか。充分すぎるくらい幸せだしね」ハフーン

    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:33:05.49
    ~よくあさ!~

    唯「すぴょ~……んむむ、はう……あずにゃぁん……♪」スピョピョ

    梓「……あの、唯先輩? 起きてもらえませんか?」ペシペシ

    唯「ふあ……あ、あずにゃん。お外が明るい……朝だね! おはようあずにゃん!」ギュゥ

    梓「おはようじゃありません! 別々に寝たハズなのに、どうして目が覚めたらこんな状況になってるんですか!」ワナワナ

    唯「それはね、あずにゃん君。寝ぼけて起きて、ベッドに戻らずこのお布団にあずにゃんが入ってきたからなんだよ」

    梓「……そ、そおいえば……おトイレに起きたような気がしないでもないです……」

    唯「つまり! 無意識に私を求めていたんだよ! 寝言でも言ってたもん、『唯先輩、大好きです』って!」フンス!

    梓「にゃっ!? そんなこと、言った覚えないですよ!?」

    唯「でも、確かにゆったもん。あずにゃんがー、私のお布団に入ってきてー。そんでもって、私を抱き枕みたくぎゅうっと抱っこしてー……」

    34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:35:02.54
    梓「……こ、この状況から考えるに、唯先輩の言葉を完全に否定出来る要素が見付かりません……ね」カアッ

    唯「信じてくれた?」

    梓「信じるも何も、無理矢理ベッドから引きずり出されたんなら、私も気が付くだろうし……それに、じっ、自分から、唯先輩の首に腕を回してますし……」カアア

    唯「それに、ほっぺすりすりして、幸せそうな顔だったよぉ?」ニンマリ

    梓「は……あ、あの、それはきっと、唯先輩の変態っぽさが伝染っちゃって……そおなったんだと、思いたいです……」ドキドキ

    唯「じゃあ。もっぺんすりすりしてみよっか、ほっぺ。そしたら違うかどうか、すぐにわかるよね?」

    梓「にゃっ……何でそうすぐにおかしな方向に持っていこうとするんです! ん……ほら、もう時間が……学校に行かないと……」ドキドキドキ

    唯「うん、急がないと遅刻しちゃうね。私としては、抱っこのその後もしちゃいたいんだけど……?」ジーッ

    梓「んもう! そんなことしたら、絶対にタガが外れて遅刻どころか無断欠席しちゃいますよ!」

    唯「……どおして?」ニマー

    梓「はう!? え、いえっ、そのぉ……とっ、とにかく! 顔洗って着替えて朝ご飯です! いいですね!」バッ

    唯「ね、あずにゃん。今夜もお泊まりさせてもらっていいかなぁ?」ギュウ

    梓「い、いいです、今日も泊まっていいですから、早く放してくださいっ!」ジタバタ

    唯「何だか、ストーキングする必要がなくなっちゃった気分だよ」

    梓「気分も何も、最初から必要なかったのに……唯先輩ったら、変なとこでお鈍ちんなんですから、もう……」ハァ

    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/27(日) 01:37:16.78
    唯「そう? まぁいいや、顔洗ってくるね~」トタトタトタ

    梓「…………」ハァァ

    唯「あ。そうだ、あずにゃん」

    梓「はい?」

    唯「私に抱き着いてほっぺすりすりして超甘えてくるあずにゃんはとっても可愛かったけど、おかしな真似をするの我慢した私を誉めてね! 夜でいいから!」

    梓「はいはい」

    唯「何もしなかったのは、あずにゃんが魅力的じゃないって意味じゃないよ! ちゃんとお互い納得ずくでおかしな真似したかったから!」

    梓「むしろ無意識で唯先輩に抱き着いたりした私自身を誉めてあげたいですよ……ふふ……うふふふふ……」

    梓(おはようからおやすみまで。今夜はじっくり観察させてもらいますからね、唯先輩……)

    唯「えっ? 何か言った、あずにゃん?」

    梓「いえ、何でもありませんよ? ささ、早く学校の準備しましょう」ニコッ


    ~おしまい!~

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律「澪にレイプされた…」
梓「ドッペルゲンガー?」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/27(日) 13:25:42 URL [ 編集 ]
    なんかグダグダ
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/27(日) 15:58:19 URL [ 編集 ]
    寒いしキャラ違うし何なんだ

    こいつ書くのやめてくれないかな
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/28(月) 01:29:56 URL [ 編集 ]
    良かったとおもふ
    キャラが違うとかSSに対して言うことじゃないと思うが・・・

    この作者のSS俺は好きだ
  4. 名前: yたいちょう ◆- 2011/03/01(火) 02:56:50 URL [ 編集 ]
    いろいろと反論してる奴はこの人よりも言いSSを書いてからにしようね^^
    俺は、結構よかったと思うよ
    出来れば、続編を・・・・
  5. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/01(火) 14:23:14 URL [ 編集 ]
    面白いとは思ったけど唯の聞いてなさぶりとかあずにゃんのデレかたが中途半端だなあ。

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