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過去の名作たち

  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/03(木) 22:50:57 URL [ 編集 ]
    なんだこいつらwww
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/03(木) 23:05:36 URL [ 編集 ]
    まとめるのはいいがシリアスとギャグ混ぜんな
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/04(金) 01:15:13 URL [ 編集 ]
    これは2作共に良作

    しかしやはりシリアスとギャグを混ぜるなwww
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/05(土) 00:00:42 URL [ 編集 ]
    シリアスなギャグバクマンでもあったな。いやこれはシリアスとギャグか・・・
  5. 名前: AA ◆- 2011/03/07(月) 01:02:57 URL [ 編集 ]
    唯憂もっとふえろ

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憂離れしよう!!そう決めたある夜の事

  1. 名前: 管理人 2011/03/03(木) 22:01:05
    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 05:02:32.28
    唯「うい~♪お風呂入ってきなよ♪」

    憂「お姉ちゃんも一緒に入ろうよ♪」

    いつもなら断りませんが今日は違います!!憂離れをすると決めた私の決意は固い!!

    唯「うん!!!」

    ・・・あれ?


    54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 05:13:39.43
    断る筈だったのに…爽やかに了承してしまった…ここは前言を撤回して…いやいや…

    憂「?」

    憂が怪訝そうに見つめています。妹を心配させる訳にはいきません!!

    唯「憂!!一緒に入ろう♪」
    お風呂で憂の誘惑に耐える!!こちらの方が憂離れをするには最適の筈!!一緒のお風呂を断るよりも遥かにハイレベルな憂離れが出来る筈です。

    唯「じゃあ、換えの下着用意するから憂、先に入ってて!!憂のも持ってくから♪」

    憂「うん、分かった。」

    ちょっと焦っていたようなので下着を用意する時間で一旦落ち着く、完璧な作戦です。

    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 10:36:01.65
    唯「憂と心や魂を共有したい」

    唯「そのためには憂の趣味嗜好を探る必要があると思う!」

    唯「と、いうわけでまずは憂の部屋に侵入してみよう」

    純「それで私まで連れてくる意味がわからないです」

    唯「純ちゃんがいたら不自然じゃないかなー、と」

    純「私がいても十分不自然ですよ」スタスタ

    唯「あ、まって、帰らないで! 憂のパンツ持って帰っていいから!」

    純「私もお供します」

    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 10:42:19.95
    同日同時刻

    憂「お姉ちゃんと心や魂を共有したい」

    憂「そのためにはお姉ちゃんの趣味嗜好を探る必要があると思う」

    憂「というわけでやってきましたお姉ちゃんの部屋! お姉ちゃんは用があるとか言って現在外出中!」

    梓「唯先輩のパンツがもらえるらしいから来てみたら……」

    憂「ほら、早く梓ちゃんも部屋荒らしして!」

    梓「なんで唯先輩のパンツをかぶってるのよ……」

    憂「はい、梓ちゃんのかぶるパンツ」

    梓「私はそっちの水色の方がいいな」

    憂「駄目だよー、水色は私のだもん!」

    梓「あ、ずるい! 憂私にパンツくれるって言ったじゃん!」

    65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 10:47:47.42
    唯「さて、憂には『出かけてくるよ』と言っているけど……あれ、憂いないのかな?」

    純「憂も出かけてるんじゃないでしょうか」

    唯「そうかもねー、じゃあ、とっとと憂の部屋を荒らしに行こっか」

    唯「…………と、いうわけでやってきました憂の部屋! ソフランの香りがすごい!」

    純「趣味嗜好を探るって、具体的にどんなことするんですか?」

    唯「ベッドの下や机の中を探ったり、パンツの色をしらべたリ」

    純「あ、憂のブラが入ってるんですね、この箪笥の中」

    唯「へー、どれも私よりサイズが大きい……」

    純「とか言いながらナチュラルにブラを頭に装着しないでください」

    唯「純ちゃんもしてみたら? 疲れが取れるよ」

    純「あ、じゃあ私も……」

    唯「赤いブラ……大人っぽいの選ぶねえ」

    67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 10:52:06.47
    梓「あれ、この箱は何だろう……」

    憂「なに、それ?」

    梓「……写真? 憂の?」

    憂「あ、これお風呂の写真だね」

    梓「……盗撮?」

    憂「ああ、私お姉ちゃんに見られてたんだ……えへへ」

    梓「うわぁ……」

    憂「あ、こっちにも箱がある……」

    梓「どれどれ……って、憂の全裸!?」

    憂「あ、これお姉ちゃんだよ、私の髪型にした」

    梓「あぁ、なんだ良かった……いや良くないけど」

    憂「これをオカズにしてくれてたのかぁ、お姉ちゃん…………言ったら見せてあげるのに」

    68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 10:56:20.37
    唯「あれ、桐箱? なんか高そうだね、これ」

    純「何が入ってるんですか?」

    唯「開けてみるよ……って、変なにおい」

    純「なんかが、発酵してるじゃないですか」

    唯「……米粒? それに、昆布巻き」

    純「食べ物、ですか?」

    唯「あ、これ私が残したお弁当のおかずとかご飯だよ」

    純「……なんか、スプーンが付属してますけど」

    唯「……憂が食べてたんだと思うよ」

    純「箱の隅が腐食してますね」

    唯「私って憂に愛されてるんだなぁ……えへへ」

    純「うわぁ……」

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:00:27.42
    憂「あ、胸パッド」

    梓「amazonで買ってるのか……」

    クンクン  憂「お姉ちゃんの胸の匂いがする……」

    梓「わかるの?」

    憂「毎日お姉ちゃんのブラ洗ってるからね」

    梓「いいなぁ……嗅げるなんて」

    憂「えへへ、あ、この胸パッド梓ちゃんにあげようか?」

    梓「え、いいの?」

    憂「うん、はい、カップ数が二つ大きくなる胸パッド」

    梓「……おおおおおおお!」  スーハースーハー  「唯先輩の、乳のにおい……」

    70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:04:25.76
    唯「なにこれ?」

    カチッ   ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

    純「……バイブ、ですね」

    唯「へえ、なんか太い……胡麻をするやつかと思ったよ」

    純「……何に使うか知らないんですか?」

    唯「? うん」

    純「あ、じゃあください」

    唯「?? いいけど、何に使うの? これ」

    純「えー、えーと、それはあれですよ、胡麻をするんです」

    唯「あ、調理器具なんだ」

    純「はい、だから、ください」

    唯「はい、純ちゃん」

    純「……おおおおおおおおおおおおおおおおおお! 憂のにおいがする! 憂のにおいがする!」

    71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:11:37.05
    憂「あ、ベッドの下からDVDが出てきた」

    『お姉さまと一緒』『お姉さまと一緒 続』『穢して……』『豊胸テクニック』『お姉さまと一緒 セカンドシーズン』『レズ×姉妹』

    梓「……他のも全部妹ものだね」

    憂「流石お姉ちゃん……こういう趣味も私にちなんでいる……」

    梓「後輩モノは? ねえ後輩モノは?」

    憂「…………あ、これかな? 『先輩に脱がされたい』っていうアニメ」

    梓「あ、ちょっと憂なんで折るの、割れる、割れるから憂!」

    パキィッ

    憂「さて、部屋探索を続けようね」

    梓「うう……」

    73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:15:49.70
    唯「……上手く机の引き出しを開けなきゃ爆発するところだったね……」

    純「危なかったですね……よかった、昨日デスノート見て」

    唯「さて、ここには何が入ってるのかな……、あった! エロ本!」

    純「全部姉妹のレズ物ですね、幼馴染モノがないのだろうか……」

    唯「うん、幼馴染モノはないね……、ごめん」

    純「…………そっかぁ……、もういい、帰ります」

    唯「あ、待って! その――憂の全裸写真あげるから!」

    純「えっ、あるんですか?」

    唯「うん、私の部屋に! だからちょっと待ってて!」

    74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:19:28.88
    憂「お姉ちゃんがぺニバン持ってた」

    梓「唯先輩、まさかそこまでとは……」

    憂「……未使用なのかな? まだ汚れてないし」

    梓「憂、つけてみれば?」

    憂「え、うん、でもどうやってつけるのかわからないよ?」

    梓「このクリップみたいなところをこうして……あ、じっとしててね、よし、出来た」

    憂「えへへ……男の子になった気分だよ」

    ガチャ

    憂「!」

    梓「…………唯先輩? え、あれ?」

    76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:24:31.11
    唯「……憂がぺニバン付けてる」

    憂「こ、これは違うの! 梓ちゃんにつけられたの!」

    梓「なにそれ? 間違ってはいないけど違う!」

    唯「……パンツを頭にかぶってる」

    憂「これも梓ちゃんにやられたの!」

    梓「それは違う!」

    唯「……あずにゃんが巨乳になってる」

    梓「唯先輩の胸パッドを憂がくれたんです! 私の意志ではありません!」

    憂「自分から装着したくせに!」

    唯「憂はそんなことしないこだと思ってたのに……」

    憂「違うよ、手が勝手に……って、あれ?」

    梓「唯先輩、なんでブラジャー頭にかぶってるんですか?」

    78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:29:10.71
    ガチャ

    純「あ、唯先輩、遅かったですね……なんで憂がここに」

    唯「……すべてを吐かされました」

    梓「純までこんなことしてたなんて……」

    純「パンツかぶってる人に言われたくない……」

    憂「あ、純ちゃん! 私のバイブなんで持ってるの? しかもいま股間に充ててる!」

    純「あ、あ、あ、こ、これは、手が、手が勝手に!」

    梓「純サイテー」

    純「…………パンツかぶってる人に何も言い返せない」

    憂「純ちゃんがそんなことするなんて」

    純「パンツかぶってる人に軽蔑された……」

    79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:33:53.47
    憂「これからお姉ちゃんと二人で話し合いたいからさ、悪いけど梓ちゃんも純ちゃんも帰ってほしいな」

    梓「じゃあね、憂ー」

    憂「パンツと胸パッドは返してね」

    梓「え、なんで? くれるって言ったじゃん!」

    憂「だってお姉ちゃんに見つかっちゃったもん! 約束は反故だよ!」

    梓「ずるい! あ、純がブラかぶったまま玄関に逃げてく!」

    憂「純ちゃんもブラとバイブ返して! 高かったんだから!」

    純「返さない! 私はこのまま逃げる!」

    80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:40:34.00
    憂「……さて、梓ちゃんからはパンツと胸パッドを取り返し、純ちゃんは羽交い絞めにして、今物置の中に閉じ込めておいたわけですが」

    唯「……違うんだよ、憂のブラジャーを見たら心を抑えることが出来なくなったんだよ」

    憂「わかるよ、私もお姉ちゃんのパンツを見たら変になっちゃったんだ」

    唯「仕方ないよね、あははー」

    憂「そうそう、仕方ないよね、お互い様だよね」

    唯「……許してくれる?」

    憂「うん。仲直りに一緒にお風呂入ってこようか」

    唯「そうしよっか」

    憂「それからさ、お姉ちゃん、ぺニバン、持ってたんだよね」

    唯「……えへへ、amazonで買っちゃった」

    憂「私もさ、バイブあるから……一緒に、シよ?」

    唯「うん!」

    今日も平沢家は平和だった。

    純「出してー、寒いよー体痛いよー」  

                                おしまい

    82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 11:42:30.46
    次の人とか書くならがんばれ

    92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 13:37:49.08
    保守

    98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 16:20:46.39
    hosyu

    99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 16:34:09.17
    保守代わりに書くね

    憂離れしよう!!そう決めたある夜の事
    唯「うい~♪お風呂入ってきなよ♪」

    憂「お姉ちゃんも一緒に入ろうよ♪」

    いつもなら断りませんが今日は違います!!憂離れをすると決めた私の決意は固い!!

    唯「うん!!!」

    ・・・あれ?

    断る筈だったのに…爽やかに了承してしまった…ここは前言を撤回して…いやいや…

    憂「?」

    憂が怪訝そうに見つめています。妹を心配させる訳にはいきません!!

    唯「憂!!一緒に入ろう♪」
    お風呂で憂の誘惑に耐える!!こちらの方が憂離れをするには最適の筈!!一緒のお風呂を断るよりも遥かにハイレベルな憂離れが出来る筈です。

    唯「じゃあ、換えの下着用意するから憂、先に入ってて!!憂のも持ってくから♪」

    憂「うん、分かった」

    ちょっと焦っていたようなので下着を用意する時間で一旦落ち着く、完璧な作戦です。

    100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 16:35:16.08
    ……さて、落ち着きました。心臓はいつも通りのビートを刻んでいます。ビートっていうと何か格好いい!!

    憂「お姉ちゃん、まだー?」

    唯「今行くよ憂♪」

    うきうきが止まりません。これでは駄目です。私は憂離れをしなくてはいけないのです。

    唯「お待たせー」

    がらら、と風呂場のドアを開けると、一糸まとわぬ姿の憂が視界に入ってきました。

    いけません。これはいけません。R-18です。綺麗な裸体には傷一つなく、それはそれは女神のような……。

    唯「ふおおおおお……」

    鼻息が荒くなってしまいました。

    憂「どうかしたの? お姉ちゃん」

    唯「う、ううんっ! 何でもないよ!」

    おお、よだれがこぼれます。今すぐにでも憂を抱きしめたくなります。必死に気持ちを抑えます。私は憂から卒業しなきゃいけないのですから。

    憂「お姉ちゃんの背中、洗ってあげるね♪」

    にこやかにそう言う憂。憂離れ、という言葉が脳裏をよぎりますが、それより早く私は言っていました。

    唯「そう? えへへ、悪いな~」

    101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 16:40:45.85
    憂の存在を背後に感じます。憂フェロモンが私の背中から感じられます。

    唯「や、優しくね……」

    緊張で、変な声になってしまいました。なんでしょう。憂が近くにいるということを意識すると、頬が赤くなります。

    ――私は憂から卒業するんだ!! 脱憂宣言!!

    憂が私の肩に片手を置き、空いた方の手にタオルを握り、私の背中をこすってくれます。

    やわらかい憂の手。こしこしと背中をこするタオル。背中越しに聞こえる憂の吐息。そのどれもが妖艶です。

    憂「お姉ちゃんの背中大きいね~」

    唯「そ、そうかな~、えへへ」

    ふにょん。

    おおっ。

    憂の胸の感触です。俗に言う生乳です。憂っぱいです。これはもう……たまりません。



    104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 16:46:42.64
    私は憂から離れなければいけないのです。

    だって、私はこの春から一人暮らしを始めるのですから。N女の寮生活が始まります。

    憂に甘えてばかりの生活は、出来なくなるのです……。

    そのためにも、憂離れ。

    なのに私は、憂と今も一緒にいます。憂の優しさを、肌で感じています。

    これでは、駄目です。

    憂は優しすぎます。

    唯「う、憂、いいよ、もう」

    冷たい言い方にならないよう意識します。

    106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 16:51:26.29
    憂の背中をこする手が止まります。ぴちょん、と水の垂れる音が場違いに響きました。

    憂「え、まだ終わってないよ?」

    唯「ううん。大丈夫だよ、私一人で出来るよ」

    笑顔を作ります。上手く笑えている自信はありません。それでも、憂を不安がらせないように笑い続けます。

    憂「……そっか」

    憂の手が肩から離れます。

    唯「ありがとうね、憂」

    私は、憂を卒業しなければならないのだ――。

    そう自分に言い聞かせながら、私は一人で体を洗い始めます。

    憂は湯船につかりながら、うつむいています。

    声をかけていいのか分からず、結局、それ以降私たちの間に会話はありませんでした。

    107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 16:58:35.73
    お風呂からあがります。

    憂「お姉ちゃん、お茶いる?」

    いつもなら、お茶いるって言って、持ってきてもらいます。

    でも、私は憂から卒業しなければならないのです。

    唯「ううん。いいよ、自分で持ってくるから」

    憂「あ、私がするよ?」

    唯「大丈夫だよ~、あ、憂の分まで持ってきたげるよ」

    憂「お姉ちゃん……」

    自分でいれて飲むお茶は、いつもと味が違いました。憂はおいしいよ、と言ってくれました。

    ただ、私は寂しさを感じてしまいました。

    109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:06:48.88
    翌日。

    憂が朝ご飯を作ってくれました。ほかほかの白ご飯に、目玉焼き、たくあんとお味噌汁。いかにも日本の朝食です。

    味は絶品です。ただの白ご飯ですら、とても美味しいのです。一級レストランのシェフも脱帽するでしょう。

    でも、私は独立するのです!!

    唯「あのさ、憂。明日からは私がご飯作るよ」

    憂「えっ、ま、不味かった? ご飯」

    唯「そんなことないよ!」

    憂「じゃあ、どうして?」

    ここで、憂から卒業するため! と言ってしまったら、憂は悲しむかもしれません。それは避けたい。

    ここはナチュラルに嘘をつかなくてはいけません。

    唯「た、たまには憂に御馳走したいんだ! ほら、いつも作ってもらってばっかりで悪いし、ね」

    憂「そんなの、気にしなくてもいいのに」

    唯「気にしちゃうよ」

    だって、憂と過ごせる日々は、限られているのですから。

    111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:12:40.48
    私には、憂離れとともに、もう一つ心に誓ったことがあります。

    それは、憂に何か恩返しすること。

    そして、憂を笑顔にさせてあげるのです。

    憂「お姉ちゃん……」

    寂しそうな目で憂が見てきます。

    そんな目をしないでほしいと思いました。

    私は憂を笑顔にしたいのです。憂の泣き顔なんか見たくありません。

    昼食と夕食は、憂が作ってくれました。私が料理を作るのは『明日から』です。今日はセーフです!!

    夕食のとき、これで憂のご飯を食べるのも最後なのかな、と思うと無性に悲しくなりました。

    その日の憂との会話は、いつもより少なかったと思います。お風呂も一人ひとり別々に入りました。

    私は、憂から卒業するのです。だから、これは仕方ないことなんだ……そう、自分に言い聞かせました。

    112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:21:15.42
    さらに翌日――。

    私は今日からご飯を作ります!

    ……と、奮い立ったものの、上手く出来ませんでした。これも仕方がありません。初めのうちは誰だって失敗します。

    大切なのは、失敗から何かを学ぶことです。

    ですが、昼食も失敗してしまいます。憂はおいしいと言ってくれますが、お世辞だと思います。

    焦げ焦げの卵焼き、食べるたびにねちゃねちゃと音をたてるご飯、限りなくお湯に近いお味噌汁。これをおいしいというには、余りにも無理があります。

    憂に心からおいしいと感じさせよう。

    そう思って作った夕食も、やはり失敗してしまいました。炭の割合が多い焼き魚を、それでも憂はおいしいと言ってくれました。

    憂は優しすぎます。だから、私は憂に甘えてしまうのです。

    憂「私がご飯作るの手伝ってあげようか?」

    唯「う、心配ないよ、つ、次はおいしいの作るから!」

    その私の台詞に、憂は「そう……」と悲しそうにつぶやきました。

    113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:30:03.01
    深夜。

    私は忍び足でキッチンに向かいました。

    料理の特訓をするのです。せめて、卵を割るとき殻が入らないように出来るくらいには上達しよう――。

    卵を割ります。殻が入りました。取り除きます。目玉焼きを作ろう。フライパンを出して、油をひきます。

    結果、完成した卵焼きは焦げ目たくさんでした。憂のように手際よくも作れません。

    唯「……上手くいかないなあ」

    完成品を胃袋に収めます。よし、もう一度チャレンジしよう――!

    そう思ったとき、階段を下りてくる音が聞こえました。

    私はびくっとなって、立ちあがります。

    憂が、いました。

    唯「ど、どうしたの? 憂?」

    憂「何か焼く音が聞こえたから……お姉ちゃんこそ、こんな時間にどうしたの?」

    唯「私は……夜食が食べたくなってさ」

    料理の特訓をする、と言うのは悔しくて、つい嘘をついてしまいます。

    憂はじっと、私を見つめます。

    114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:35:25.95
    憂「お姉ちゃん、嘘をつくの下手」

    唯「え?」

    憂「嘘をつくとき、いつもお姉ちゃん、左肩あげてるんだよ」

    左肩に目をやります。やんぬるかな、左肩が確かに上がっています。憂の観察力はコナンにも勝るのではないでしょうか。

    私は左肩を下げます。

    唯「……これは、びっくりしたからだよ」

    憂「また、上がってるよ」

    左肩を見ます。ああ、まただ。わかりやすい体の作りをしているなあ、私。

    憂「何しようとしていたの? お姉ちゃん」

    115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:43:38.95
    唯「…………料理作るの、上手くなろうと特訓してた」

    言うのはとても気恥かしかったです。

    憂「そんなの……私に言ってくれれば手伝ったのに」

    唯「だって、憂に言ったら、私は憂から卒業できないもん」

    憂「卒業?」

    しまった。言ってしまった。でも、ここで適当にはぐらかしても、憂はきっと追及してくるでしょう。そして私は嘘をついて、けどその嘘は簡単に見抜かれて……。

    正直に言おう。私はそう思いました。

    唯「そうだよ、卒業。私は……憂離れをしたいんだ」

    憂「……どうして?」

    唯「だって、私は一人暮らしを始めるから――憂に頼りっぱなしじゃ、私は何もできないままになっちゃうもん……」

    憂「だからって、一人だけでご飯作ろうとしても、上達はしないよ」

    唯「それは、別。私は……憂に何か恩返しをしようって、ご飯作ってるんだよ」

    もうすべてを告白してしまいました。引き返せない――引き返す気なんて毛頭ありません。

    117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:47:48.53
    憂「ねえ、お姉ちゃん。恩返ししてくれるなら、私のお願い一つ聞いてほしいな」

    唯「お願いって?」

    憂「お姉ちゃんのその特訓、手伝わせて」

    唯「え、でも……」

    憂「恩返ししてくれるんでしょ?」

    唯「でも、いいの? もう深夜だし」

    憂「いいよ、お姉ちゃん一人頑張ってるのに、私がそれを傍観してるなんて、出来ないよ」

    憂は。

    優しすぎます。

    唯「…………ありがとう」

    なぜか私は、泣いてしまいました。

    118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:53:08.73
    憂が卵の割り方を教えてくれます。

    憂が目玉焼きの作り方、その手本を見せてくれます。

    憂が野菜の切り方を教えてくれます。

    憂が切った野菜の盛り付け方を教えてくれます。

    憂がスープの作り方を教えてくれます。

    憂がおいしいご飯の炊き方を教えてくれます。

    その間、ずっと憂は笑顔でした。

    その笑顔は、私が憂に望んだ表情でした。

    心からの笑顔。

    ああ、そうか、憂は私と一緒のときに、笑顔を浮かべてくれるんだ――。

    お風呂に入って行った時も、憂は笑顔を浮かべていました。

    120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 17:56:48.42
    私が憂のそばにいること。

    それが、この限られた日々の中で出来る、憂への恩返しなのではないでしょうか?

    憂からの卒業は出来そうにありません。

    憂は私と一緒にいることで、笑顔を浮かべてくれるのです。

    憂離れする代わりに、憂の苦しそうな顔を見るなんて、耐えられるはずがないのです。

    唯「ねえ、憂」

    憂「なに? お姉ちゃん」

    唯「ありがとうね、手伝ってくれて」

    憂「えへへ、どういたしまして」

    憂ははにかみます。私も、似た表情を浮かべます。

    特訓が終わるころには、日が明けていました。

    122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/03(木) 18:03:33.49
    …………………………。

    …………、私は目を覚ましました。キッチンで私と憂は寝ていたようです。

    右肩が重い。何かが乗っているのだろうか、そう思い目だけで肩のあたりを見ると、憂の頭がちょこんと乗っかっていました。

    憂は綺麗な寝顔を浮かべています。

    唯「憂、ありがとうね」

    言いながら、私は憂の頬をなでました。

    そうだ、お腹が減った。ご飯を作ろう。憂の特訓の元、得たテクニックを駆使して、おいしい朝食を作るのだ。

    そして、二人で食べよう。憂はきっと「おいしい」と言ってくれるはずです。お世辞とかじゃなく、本心で。

    昼食も夕食も食べ終わったら、一緒に風呂に入るのです。今度は、私が憂の背中を流してあげよう。

    今日一日の計画を胸に、私は隣で寝ている憂を起こすことにしました。

                                                おしまい

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梓「ねぇ、手繋がない?」
梓「にゃん!にゃん!にゃん!」
唯「澪ちゃん、待って」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/03(木) 22:50:57 URL [ 編集 ]
    なんだこいつらwww
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/03(木) 23:05:36 URL [ 編集 ]
    まとめるのはいいがシリアスとギャグ混ぜんな
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/04(金) 01:15:13 URL [ 編集 ]
    これは2作共に良作

    しかしやはりシリアスとギャグを混ぜるなwww
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/05(土) 00:00:42 URL [ 編集 ]
    シリアスなギャグバクマンでもあったな。いやこれはシリアスとギャグか・・・
  5. 名前: AA ◆- 2011/03/07(月) 01:02:57 URL [ 編集 ]
    唯憂もっとふえろ

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