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憂「あずさちゃん、手術が必要なんだって...... 」

  1. 名前: 管理人 2011/03/15(火) 10:33:46
    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:32:42.21


    純「ハァ、ハァ...毎年、秋は、マラソンなんて、誰が、決めたんだろ...うぷ」

    憂「ハァッ、ハァッ、純ちゃん大丈夫?」

    梓「全く、だらしないなぁ...。純はへばるの早いよ」

    純「だって、今年は、ふっ、澪せんぱい、も、ハァ、いないし......ゼハ」

    憂「頑張って純ちゃん、お餅が待ってるよー!」

    梓「そういえば、去年はこの辺りで唯先輩が行方不明になっちゃったんだっけ」

    純「あ、そうそう、ハァッ、みんなで探し回ったんだった」

    憂「そうだったねぇ、今年は私たちだけだね、ハァ、ハァ」

    純「いいなぁ、大学生は、マラソン、なんて、ハッ、ハッ、ないんだろう、なぁ」

    梓「さあさあ、しゃっべってたら余計バテるよ」

    憂「そ、そうだね、ハァ、ハァ」

    純「おも、ち......」


    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:33:28.88



    純「...ゼハゼハ」

    憂「フゥ、フゥ...」

    梓「ハッ、ハッ」


    ズキン...ドクンッ、ドクンッ...

    梓「...ッ、イタッ...」

    憂「あずさちゃん?」

    梓「い、痛っ、う...」

    純「あずさ、ど、どうしたの? ハッ、フッ...」

    梓「む、胸が、なんか、急に...ウッ...」





    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:34:03.87



    憂「だ、大丈夫?! ちょっと、止まって休もう...」

    梓「う、うん...。くぅ、いた、い...」ドクンドクン

    純「あずさ、汗すごいよ...先生呼んで来ようか...!?」



    梓「い、痛い、あっ、あああぅ...!」バタン

    憂「あ、あずさちゃーーーん!!」

    純「先生ーー!! 誰か先生呼んで来てーーー!」





    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:34:38.91



    律「あ~、今日は午後の講義選択してないし、のんびりできるなぁ」

    唯「だねだね~」

    澪「たくっ、せっかく午後に講義ないんだから、練習するぞ!」

    唯「澪ちゃーん、午後丸々休めるんだよ? せっかくだからカラ館とか行くのどうかな?」

    律「お、久々にカラオケか、いいねぇ」

    澪「おい!」

    紬「まあまあ、とりあえずお茶淹れるから、飲みながら予定考えましょう」

    唯「わーい」





    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:35:13.55


    ♪~~♪~~♪

    唯「あっ、憂からメール来た」

    澪「たく、せっかく大学生になったのに、これじゃあ高校時代とちっとも変わらないじゃないか...」

    律「澪ちゅわーん、カラオケで歌うの恥ずかしいのかしらぁ~?」

    澪「調子に乗るな」ガン

    律「イテッ」

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:35:41.97



    唯「イッ...!!」ガタッ

    紬「唯ちゃん、どうしたの!?」

    唯「憂から...。あずにゃんが病院に運ばれたって......」

    律「えっ!?」

    紬「ほ、ホントなの!?」

    澪「あずさが!?」

    唯「ど、どうしよ...! マラソン大会中に倒れたんだって......!!!」

    律「まっ、まじかよ! あずさが...」

    澪「病院ってどこなんだ!?」

    唯「明真大学付属病院だって!! 憂と純ちゃんが一緒に行ってるみたい......!」

    律「と、とにかく、私たちも病院に行こう!!」

    唯「う、うん!!」





    9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:36:30.44



    憂「あずさちゃーーーん!!」

    純「あずさーー!!」


    看護師A「付き添いの方はここまででお願いします!」


    医師「急患だ! 17歳女性!!」

    看護師B「脈拍130微弱、血圧70、呼吸浅く促拍!」

    医師「ライン採って、ボスミン急速静注!」 

    看護師B「はい!」

    医師「処置後、画像まわして!」

    看護師A「はい!!」




    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:37:43.70


    憂「さわ子先生ーー、あずさちゃんがぁ...」ポロポロ

    さわ子「ご両親もすぐに駆けつけるっておっしゃってるし、あなたたちはもう学校に戻りなさい...」

    純「で、でも! あずさが...! あずさ...」ボロボロ

    さわ子「大丈夫、私がついてるから...」




    憂「あ、あずさちゃん、どうしちゃったんだろう...。朝まで、ううん、ついさっきまではあんなに元気にマラソンしてたのに...」グスッ

    純「ホントに信じられない...。あんなに痛そうな顔して...。あずさがかわいそう...」ブヒッ



    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:38:35.87


    唯「憂ーーーーー!!」ハアハア

    憂「あっ、お姉ちゃーーーん!!」

    唯「純ちゃんもっ、ゼハゼハッ、あずにゃん、あずにゃんはーー!?」

    純「先輩方も...」

    律「あずさはどこだ!?」ハアハア

    紬「あずさちゃん、急に倒れたって聞いて...」ゼハゼハ

    憂「マラソン大会中に急に苦しみだして...。そ、それで...」ポロポロ

    澪「それで、あずさは今!?」

    純「さっき山中先生の車で運び込んで、今、今は処置してる最中です...」ボロボロ

    唯「あっ、あずにゃん.........」ウルウル




    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:39:20.20


    さわ子「あなたたち...」

    唯「さわちゃーーーん!!」

    律「あずさは!?」

    さわ子「今も治療中...」

    澪「あずさはどんな具合なんです!?」

    さわ子「マラソン中に突然真っ青な顔で倒れてね...。幸いに憂ちゃんたちが近くにいたから先生方に連絡して、それで私が車でここに連れて来たの...。さっきからずっとここで治療中...。慌しくやってるみたいだけど...」

    唯「あずにゃんは、あずにゃんは大丈夫だよね!? さわちゃん!!」

    紬「唯ちゃん、落ち着いて...。あずさちゃんはきっと大丈夫よ...」

    唯「む、ムギちゃーーん!」ダキッ

    澪「唯.....」



    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:39:58.68


    梓父&母「先生!!」

    さわ子「あっ、中野さんのご両親!」

    梓母「梓はっ!? 梓の容態はどうなんです!?」

    梓父「お前、落ち着きなさい、先生、梓を運んでいただいてありがとうございます...。何分急なことで、気が動転してしまって...」

    さわ子「いえ...。中野さんを運び込んでからずっとここで治療中なんです...」

    梓母「あずさ...」





    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:40:49.51



    律「あっ、処置中のランプが消えた...」

    バタン、ガラガラ...

    唯「あずにゃーーーん!!」

    律澪「あずさ!!!」

    紬「あずさちゃん!!」

    梓父母「梓!!!」

    医師「ご両親ですか? 急性循環不全で危ないところでしたが、すぐに処置できたので良かったです。何とか落ち着きました」

    梓父母「ありがとうございます!!」

    医師「中野さんの病状を説明しますので、こちらに来ていただけますか」

    梓父母「は、はい...」





    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:41:19.50



    唯「あずにゃん、良かった...」ポロポロ クタッ

    澪「唯、大丈夫か...?」

    律「あずさ、眠ってたな...」

    さわ子「ご両親も来られたし、報告もあるし、一度学校に戻るわね...」

    紬「さわ子先生、あずさちゃんをありがとうございました...」

    さわ子「ええ、何ともなければいいけど...」

    唯「さわちゃーーん! あずにゃん大丈夫だよね!?」ダキッ

    さわ子「唯ちゃん...。大丈夫だから。お医者さんもついててくださるし...」






    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:42:08.69


    医師「申し遅れました、循環器内科の藤吉と申します」

    梓父「藤吉先生、娘をありがとうございました」

    藤吉「運動中に昏倒されたそうで、一時はかなり危険な状態でした。今は容態も安定して鎮静剤で眠っています」

    梓母「娘はどうしてこんなことに...」

    藤吉「そのこと何ですが...。先ほど検査結果を診ました。娘さんの心臓に問題があるようです...」

    梓父母「し、心臓...!?」



    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:42:43.48

    藤吉「これが正常な心臓です」カタッ

    藤吉「心臓は全身に血液を送り出す器官なのですが」

    藤吉「梓さんの心臓は、心臓の下のこの部分、心室と呼ばれるここの、ポンプの部分の筋肉が伸びきってしまっているんです」

    梓父「そ、それじゃあ...」

    藤吉「通常の心室はポンプの様に伸縮して、血液を全身に送り出すのですが、梓さんの心臓は伸び縮みできなくて、血液を体に循環させられない状態になっています」

    梓父「そんな、急にそんな...」



    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:43:19.66


    藤吉「ええ、梓さんに今まで胸の痛みや息切れなどの症状は見られなかったそうで...。この病気は知らず知らずに症状が進むことが多いので、はっきり症状が出るころには相当悪化してしまっている場合があります。私の診たケースの中でも相当症状が急激なようです...」

    梓母「娘は、娘は助かるんですか!?」

    藤吉「娘さんの場合、重症度は最も重いです...。手術が必要です」

    梓父「しゅ、手術、ですか...」

    藤吉「はい。心臓移植手術か、伸びきったポンプの部分を切り取って心機能を回復する手術のどちらかになります...」



    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:43:54.75

    梓母「あの子まだ17歳なんです!! 体に傷がつくのは何とか避けられませんか!?」

    藤吉「申し上げにくいのですが、娘さんの体は早急に手術で治療しなくてはならない状態です...」

    梓父「手術しないでいると...」

    藤吉「一ヶ月、もって三ヶ月と思われます.....」




    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:44:34.55



    澪「あずさ、この間一緒に練習したときは元気そうだったのにな...」

    律「こないだって、つい昨日だぜ...。何で、何で急にそんなに...」

    紬「あずさちゃん、全然そんなとこ見せなかったのにね...。まさか自分1人で我慢してたんじゃ...」

    唯「あずにゃん、あずにゃーーん、えぐっ、うええん...」ポロポログシャグシャ

    紬「唯ちゃん、あずさちゃんは大丈夫よ。治療がうまくいったんだから...! またお見舞い来ようね...」



    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:45:12.45


    梓「......」

    梓(...ここ、は? わたし......)

    梓母「あずさ! お父さん!! あずさが気がついて...」

    梓「おかあ、さん...?」

    梓父「大丈夫だぞ梓。今は病院にいる」

    梓「マラソンしてたんだけど...」

    梓母「具合が悪くなって、お友達の鈴木さんと平沢さんと山中先生が病院に運んでくれたのよ」

    梓「そうだったんだ...。急に苦しくなって...。純と憂とさわ子先生が...」

    梓父「大丈夫だから、ゆっくり休みなさい」

    梓「う、ん...」


    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:47:34.85


    梓(どうしちゃったんだろ、私...?)

    梓(急に病院なんて...?)

    梓(ギター弾きたいなぁ...)



    梓「むったん...」



    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:48:53.39


    梓母「なに?」

    梓「うううん、なんでもない...」

    梓母「高校の先輩の人たちもね、梓が倒れたって聞いて心配して来てくださったのよ」

    梓「え...?」

    梓母「軽音部の先輩でしょ? 平沢さん、田井中さん、秋山さん、琴吹さん」

    梓「うん...」



    梓(先輩たち、来てくれたんだ...)

    梓(律先輩...。ムギ先輩...。澪先輩...)


    梓(唯先輩.........)






    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:49:34.98



    憂「あずさちゃーん。来たよ」

    純「あずさー」

    梓「憂、純、ありがとうー」

    憂「昨日は本当にびっくりしたよ~。何だか今日は顔色良さそうだね」

    梓「うん、2人には色々迷惑かけてごめんね。今日は大丈夫。何だか空気のチューブみたいのを鼻につけられちゃってるけどね」

    純「お花持って来たよ。活けとくね」

    梓「ありがとう。きれぇ...」

    憂「クラスの子たちからメッセージ書いてもらったよ。みんなも心配してるから」



    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:50:45.56

    梓「色々ありがとう。うれしい...」

    純「何弱気になってんの! 元気そうだし、大丈夫なんでしょ?」

    梓「うーん、わかんない...。お母さんたちもお医者さんと詳しい話はまだって言ってたけど、大丈夫だよ。全然。受験勉強でちょっと疲れただけだって」

    憂「そ、そうだよね。今まで何とも無かったんだし。あずさちゃん頑張って勉強して疲れちゃったんだよ」

    純「そうそう。あずさ、今年の初めからすごい気合は入れて勉強してたもんね」

    梓「うん...。絶対にN女子大受かりたいから」

    憂「お姉ちゃんたちとまた一緒の軽音部入るって言ってたもんね」

    梓「唯先輩に律先輩は、私がいないと練習とかしなそうだし」

    純「あずさがいた時だってそんなに練習してなかったじゃん」

    梓「大学では私がもっとちゃんと練習させるもん!」

    憂「アハハハ」


    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:51:17.80

    純「良かったあずさ、それくらい元気があればすぐに良くなるよ」

    梓「もう、私は元気だよ! 早く退院して勉強しなきゃ。ギターも触りたいし...」

    憂「そっかぁ。病院だしギターは持ち込んじゃダメだもんね」

    梓「うん、安静にしてなきゃダメって言われて」

    純「むったん、恋しいむったん...」

    梓「うるさい」



    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:52:06.45
    >>34すまん、主だけどどうしてもラストが尻すぼんだから書き直したんだ

    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:52:52.05


    コンコン


    澪「こんにちはー」

    憂「あっ、お姉ちゃんに皆さん!」

    唯「あずにゃん? あずにゃーーん! 良かったよぉ~~。心配したんだよ~~」ウルウル

    律「唯、落ち着けって。病院なんだからさ...」」

    梓「唯先輩。鼻水出てますよ...」

    紬「あずさちゃん具合はどう?」

    梓「はい、もう大丈夫です。ご心配おかけしてすいません」

    澪「良かった。あずさ、これ、お見舞いのお花。このお花の隣に活けとくな」

    梓「わー、皆さんありがとうございます。お花がいっぱい」



    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:54:01.97

    唯「あずにゃん、鼻から何か出てるけど...」

    梓「何か念のために空気を出すチューブを付けてもらってるみたいですけど」

    唯「ね、念のためって、何か問題が!?」ガーン

    憂「お姉ちゃん。あずさちゃんは大丈夫だよ。最近疲れてたみたいだからって」

    唯「そんなあずにゃん! 何で私たちに相談してくれなかったの」ガーン

    梓「別に...。ただ根つめて勉強しすぎただけですよ...」モジモジ

    純「こないだの模試イマイチだったもんね~」

    梓「うるさいな、もぉ~」



    42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:54:44.33

    唯「そうだったのかいあずにゃん? 言ってくれれば私が手取り足取り教えてあげたのに!」

    梓「唯先輩に教えてもらうの何だか不安だし...」

    唯「ひ、ひどいよあずにゃん! 私はこれでもN女子大一発合格なのに」ガーン

    律「アハハハ、まあ心配したけど顔色良いし安心したよ」

    澪「そうだなぁ。あんまり煮詰まってやりすぎちゃダメだぞ。あずさ」

    梓「そ、そうですよね」

    紬「あずさちゃんならきっと合格するわよ」

    律「そうだぞー。何せ私や唯だって受かってるんだからなー」

    梓「何かすごい説得力ありますねソレ」

    唯「あずにゃーん、それどういう意味~!?」

    憂純「アハハハハハ」

    梓「クスクスクス」




    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:55:40.40


    律「あんま長居するとあずさも休めないし、そろそろ帰るか」

    紬「そうね。あずさちゃんもまだ安静が必要なんだし」

    澪「そうだな。あっ、唯、あれ忘れるなよ」

    唯「あっ、さすが澪ちゃん。危ない危ない」

    梓「? 何ですか?」

    唯「はいっ、これ寄せ書きだよ。私たちと、それにさわちゃん、和ちゃんにも書いてもらった特製だよ!」

    梓「わー、ありがとうございます。うれしいです」

    澪「今日お見舞い行く前に学校寄ったり、和にも来てもらって書いたんだ」

    紬「病室ってちょっと無機質でしょ? お花も持ってきたけど、メッセージ書いた寄せ書きも華やかでいいねって、みんなで書いたの」

    梓「ありがとうございます。キレイだし、すごくうれしいです」

    唯「でしょでしょ~~」



    45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:56:31.39

    梓「この真ん中の生き物は何ですか?」

    唯「え~~? わかんないの? 私が書いたトンちゃんだよ! トンちゃんも心配してるからトンちゃんの代わりに私が書いたんだよ!」

    梓「トンちゃんだったんですか...。あっ、トンちゃんにご飯あげないと」

    憂「大丈夫だよ。私と純ちゃんが毎日あげてるから」

    梓「あ、そうだったんだ...。ごめんね」

    純「いいから! 早く治してあずさがご飯あげて!」

    梓「うん、すぐに良くなるから」

    澪「じゃあ、あずさ、私たち行くな。またお見舞い来るから」

    律「じゃな、あずさ!」

    紬「あずさちゃんお大事にね」

    梓「はい、先輩たち、どうもありがとうございます」

    唯「あずにゃ~~ん。ホントは私、泊り込みで看病してあげたいんだけど」

    梓「それはいいですから」



    46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:57:15.21

    梓「あっ、お父さんにお母さん」

    梓父「あずさ、具合はどうだ?」

    梓「うん、平気」

    梓母「まあ、きれいなお花。お見舞いに来てくださった方がいるの?」

    梓「うん、学校の友達に先輩たちも」

    梓母「そう...。良かったわね」

    梓「うん」



    47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:57:37.10

    コンコン

    藤吉「よろしいでしょうか?」

    梓父「はい...」

    藤吉「娘さんに病状と、今後の治療方針について説明に来ましたが...」

    梓母「......はい。お願いします...」

    梓「...」




    48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:58:21.28


    梓「えっ、しゅじゅ、つ...?」

    藤吉「うん、君の心臓はちょっとだけ悪くてね。それで、少し大きな手術が必要なんだ...」

    梓「...そ、そんな」

    藤吉「不安があると思う。でもこの病院には助教授の加藤先生と心臓外科で有名な朝田先生っていう信頼できるお医者さんがいるから...」

    梓「そ、そうなんです、か...」

    梓父母「.........」

    梓「どうしても手術しないと治りませんか...?」

    藤吉「今のままでは根本的な治療は難しいんだ」

    梓「......少し、考えさせてもらえませんか...」

    藤吉「...うん、いつでもいい。何か聞きたいこととかあったら僕を呼んで」

    梓「...はい...」



    49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:58:59.41



    梓(はぁ...。イキナリだもんね。びっくりするよ...。心臓の手術なんて...)


    梓(お花キレイだなぁ...。この花びらが全部散ったとき、私の命も...。)

    梓(...なんて、ね......)



    51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 21:59:45.38


    梓(全然実感わかないなぁ)

    梓(一生懸命に勉強して、ギターの練習もして、また5人揃ってライブするって...)

    梓(......)


    梓(う、ううぅぅ...)グスッ ポロポロ

    梓(どうしよう私...。カムバック、私...できるのかな...)グスン

    梓(あっ、涙が寄せ書きに垂れちゃった...。せっかく先輩たちがくれたのに...)





    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:00:39.03


    梓(...)


    澪『あずさへ。早く良くなって、またみんなで演奏しような!』

    梓(澪先輩...)

    律『心配ないぞ~ あずさにはみんながついてるからな!!』

    梓(律先輩...)

    紬『あずさちゃんへ。みんな待ってるからね。早く元気になりますように』

    梓(ムギ先輩...)


    唯『あずにゃんへ!! N女子大でも2人でゆいあずだよ! ゆいあずだけじゃなくて5人で放課後ティータイムだよ! 早く治しておいで~~~♪♪♪』

    梓(唯先輩...。唯先輩...)ポロポロ


    梓(...うん...。絶対に治さないと)



    54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:01:26.79

    ピリリリリ



    看護師C「はい、中野さん? ナースステーションです」

    梓「藤吉先生に来ていただけますか」




    56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:02:14.06



    藤吉「あずさちゃん、藤吉です」

    梓「先生、こんな遅くに来ていただいてすいません...」

    藤吉「全然大丈夫だよ。何かあった?」

    梓「いえ...」

    藤吉「手術のことかな...」

    梓「はい...」

    藤吉「大丈夫。何でも疑問に思ったことは言って」

    梓「あの...。どうしても手術以外では治せないんでしたよね...?」

    藤吉「うん...。薬だけじゃ、あずさちゃんの心臓は良くならないと思う...」



    57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:03:02.18

    梓「手術がうまくいって、どれくらいで退院できますか...?」

    藤吉「そうだね...。術後の管理、経過観察とリハビリで1ヶ月くらいかな」

    梓「そうですか...。じゃあ10月中には退院できるんですね」

    藤吉「そうなれるように全力でサポートするよ。なるべく早く退院したいよね」

    梓「はい...。どうしても大学受験しなきゃいけませんから...」

    藤吉「大学かぁ。あずさちゃん、頑張って受験勉強に励んでいたって、ご両親から伺ってるよ」

    梓「はい。大学入って、どうしてもやりたいことがあるんです....。だから、どうぞ、よろしくお願いします」

    藤吉「分かった。全力を尽くすから...」





    58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:03:42.96


    藤吉「患者は17歳女性、中野梓さん。最重症の拡張型心筋症NYHA分類クラスⅣ。マラソン中にショック状態になり当院に搬送。重度の心不全状態。移植適応されていてもドナーがいません」

    加藤「17歳女性...」

    藤吉「このまま対症療法のみでは余命一ヶ月から三ヶ月ほどかと」

    加藤「一ヶ月から三ヶ月...!」

    藤吉「ドナーがいない状況です。差し迫った現状ではバチスタチームに手術を頼むしか...」



    60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:05:30.99

    朝田「患者の同意は?」

    藤吉「本人も望んでいる」

    朝田「急なことだったろうにな...」

    藤吉「どうしても大学に入ってやりたいことがあるそうだ...」

    朝田「そうか...」

    加藤「..画像とカルテを見ると、難しい手術が予想されるわね...」

    藤吉「手術を自分の意思で決意した気丈な子だ。本人はきっと乗り越えるはずだ。バチスタの症例の中でも難しいと思うが、何とか助けてやってくれ...」

    朝田「ああ、必ずな...」

    藤吉「頼む...」




    61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:06:08.51



    憂「ただい、ま...」

    唯「あっ、憂、お帰り~~!」

    憂「あっ、お姉ちゃん、今日も来てたんだ...」

    唯「うん、今日もね、あずにゃんのお見舞いに行こうと思ってね、それでね」

    憂「う、うう...。お、お姉ちゃーーん!!」ダキッ

    唯「わおっ、ど、どうしたんだい、憂~~?」

    憂「あずさちゃんが、ね...」

    唯「あずにゃんがどうかしたの!?」

    憂「あずさちゃん、手術が必要なんだって......」ポロポロ



    62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:06:41.18

    唯「えっ......」

    憂「さっき、あずさちゃんの家に学校からのお知らせを届けに行ったらね...。あずさちゃんのお母さんが......」

    唯「そ、そんな...。あずにゃん昨日はあんなに元気そうだったのに...。そんな、そんなぁ...」ガクッ


    唯「と、とにかく、みんなに知らせないと......」ウルウル




    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:07:58.53


    唯「あずにゃん!」

    梓「わっ、びっくりした。唯先輩」

    律「梓! 聞いたぞ!」

    紬「あずさちゃーーん」ポロポロ

    澪「梓、さっき唯から連絡もらってな...。その、手術が必要なんだって...?」

    梓「あっ、はい、でも皆さん早いですね。お母さんからですか?」

    唯「あずにゃん! 何でそんなに落ち着いてられるんだい!?」

    梓「大丈夫ですよ! そんな大した手術じゃないって、主治医の先生も言ってましたし、ちゃっちゃと終わっちゃうみたいですよ!」

    唯「う”っ、ほんどうなのあずにゃーーん!?」ポロポロ

    梓「ほらほら、唯先輩、涙拭いてくださいよ。それに鼻水も」クスッ

    唯「あっ、あずにゃ~~ん」グスッ



    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:08:58.11

    律「でも、手術って言ったらメスで切るんだろ...?」

    澪「ひっ!」

    律「それに血も出るだろうし...」

    澪「血、血ぃぃぃ!?」ビクッ

    律「いや、手術なんだし、そうだろ...」

    澪「あ、あわわわわわわ」ガクガクガク

    梓「律先輩、おどかさないでくださいよ! お医者さんの話だと、切るって言ってもちょびっとで、血もほんのちょっとしか出ないから安心だって聞きましたから!」

    紬「そ、そうなの。でも、それくらいなら大丈夫よね...」

    梓「はい! 心配しないでください! 私は全然平気です。N女子大に入るんですから、いつまでも入院なんてしてられませよ!」



    65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:09:43.82

    澪「そ、そうなのか、唯が泣きながら電話してくるから焦ったよ。受験も間に合いそうなのか?」

    梓「もちろんですよ! すぐに退院しますから!」

    律「そっかぁ、安心したぁ。あずさのリズムギターないと練習はかどんないからなぁ」

    梓「私がいてもいなくても練習はしてください!」

    唯「あずにゃん、無理してはいけないよ。退院しても勉強はほどほどにね...」

    梓「唯先輩と律先輩は留年に気をつけてくださいね! 同じ学年は嫌ですから」

    律「中野ぉ!」

    唯「今日もヒドいよあずにゃ~~ん!」

    紬「ウフフフ」

    律唯澪「アハハハハ」


    梓「クスクスクス...」




    67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:10:58.80


    藤吉「あずさちゃん、今大丈夫かい?」

    梓「はい...。先生」

    藤吉「今日の定時処方のための診察に来たよ」

    梓「はい、お願いします...」ハアハア

    藤吉(かなり苦しいみたいだな...。)

    藤吉「あっ、きれいなフルーツだね。今日もお見舞い?」

    梓「はい、これは高校の先輩たちから、毎日来てくれるんで...」

    藤吉「いい先輩たちだね。あずさちゃんは高3だから、大学生かな?」

    梓「はい...。みなさん同じ大学なんです。だから、私も...」

    藤吉「そうだったんだね...。大丈夫、あずさちゃんはきっと手術もうまく行って、先輩たちと同じ大学へ入れるよ」

    梓「そうですね、頑張らないと...」

    藤吉「...」





    68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:12:09.79
    >>66そうだった(汗)?
    最後の方、ちょっと修正してもうチョイ足したから

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:12:45.37



    唯「憂、あずにゃんね、手術するみたいだけど、そんなに大きな手術じゃないみたいだよ!」

    憂「そ、そうだったの!?」

    唯「うん、さっきあずにゃんに会って聞いてきたよ! でも心配だからお百度参りしよ!」

    憂「え?」

    唯「ほら、そこのお宮でお百度参りだよ! 去年の受験のときに憂がしてくれた!」

    憂「そっか、そうだね! あずさちゃんの手術が無事に終わりますように、って」

    唯「そうそう! あずにゃんのために!」





    70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:13:14.61


    唯「あずにゃんが元気で退院できますようにできますように...」

    憂「あずさちゃんの手術がうまくいきますように...」

    唯「憂ぃ、これで何回目だっけ...?」

    憂「まだ18回目だよお姉ちゃん」

    唯「お百度参るのも結構大変なんだね」

    憂「大変なのはまだまだこれからだよお姉ちゃん!」

    唯「ありがとうね、憂。私たちみんなの受験のときも、寒いのにこうやってお参りしてくれたんだよね...」

    憂「うん! だから軽音部の皆さん、合格したでしょ! 効果あるんだよお姉ちゃん!」

    唯「そ、そうだね! 必ずあずにゃんに届くよね!」

    憂「うん!」




    71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:13:42.80



    梓(いよいよ明日かぁ...。何だかここまでの展開早いなぁ...)

    梓(ふー...)

    梓(お父さんとお母さんにも心配かけちゃったし、私が何かできるわけじゃないけど、明日は成功して欲しいな...)

    梓(唯先輩たちも毎日心配して顔出してくれるし...)

    梓(憂や純やクラスのみんなも来てくれてる...)

    梓(そうだ...)

    梓(今日憂がお守りをくれたんだった...)ゴソゴソ




    72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:14:14.42


    梓(...?)

    梓(あれ? このお守り、『交通安全』になってる?)

    梓(あっ、そういえば唯先輩が買ってきたって、憂が言ってたっけ...)

    梓(唯先輩は大学入っても相変わらずかぁ...)




    梓(でも唯先輩らしくて、うれしいな...)ギュッ




    73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:14:52.87


    梓父「じゃあ梓、お父さんとお母さんは待ってるからな」

    梓母「何も心配しないでね...」

    梓「心配なんかしてないよ。お母さん」

    藤吉「麻酔前投薬が効いてるみたいですね。それでは手術室へ行きましょう」

    梓「...はい」

    梓父「先生方、本日はよろしくお願いします...」

    加藤「はいっ、全力を尽くします」

    朝田「中野さん、長時間になるかもしれませんが、お任せください」

    梓父「何卒お願いします...」

    藤吉「行きましょう」




    74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:15:26.58


    澪『唯、私たちは先に病院行ってるから、憂ちゃんと一緒に病院で合流しよう』

    唯「わかった澪ちゃん! あとでねー!」


    憂「お姉ちゃん、あずさちゃんの手術の時間もうすぐだよー!」

    唯「うん、大丈夫、すぐ行くから先に行ってて!」

    憂「うん!」




    75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:15:56.30


    唯「あっ」

    唯(手術前の最後のお願いをしておこう!)


    唯(あずにゃんの手術が成功しますように成功しますように)パンッパンッ

    唯「よし!」

    唯「急がなきゃ!」




    76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:16:56.95
    梓「......」

    ドクン、ドクン...

    朝田「開胸、開胸器、固定して...!」

    加藤「はいっ!」

    藤吉「何...実際に見てこれほど肥大しているとは...」

    朝田「とてもここ最近とは思えないな...」

    技師「人工心肺設置OKです!」

    朝田「よし、人工心肺流して! 心臓はon beat(動かしたまま)で行く!」

    加藤「はい!」

    藤吉(動かしたままで手術...。止まってる心臓よりはるかに難しいが、患者の予後は良い。何より病変部の特定に有利だ)

    朝田「心室の病変部を触診で判定する」


    朝田「.........」

    加藤「......」

    77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:17:27.69

    唯「ハァ、ハァ、もうちょっと! 病院見えてきた! 待っててね、あずにゃん!」タッタツタッ

    唯「...!?」

    唯「おばあちゃんが倒れてる?!」


    唯「どうしたのおばあちゃん!?」ヨイショ

    老人「イタタ...。あらあら、すいませんね...。こんなところで...。ちょっと転んでしまいましてね.」




    78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:18:19.73

    唯「大丈夫? 荷物が散らばっちゃってるね...」

    老人「あぁ、私ったら、急いでてね、ちょっとつまづいちゃって...。いやだわ、お見舞いのフルーツなのに、バラバラになっちゃって...」

    唯「あっ、リンゴが交差点の中まで転がってるよ」

    老人「あらまぁ」

    唯「ちょっと待ってて、拾ってくるね!」

    老人「ご親切にすみませんねぇ...」


    79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:18:37.51



    唯「あっ、あっちにもリンゴが...」ダッ


    老人「あっ、待って...!!」

    。。。。。。。。。。。。。。。

    。。。。。。。。。。。。

    。。。。。。。。。

    。。。。。

    。。。





    82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:19:10.08


    朝田「ダメだ...」

    加藤「えっ!?」

    藤吉「どうした朝田!?」


    朝田「心筋症の病変部が心尖部(心臓の下側の先っぽ)周辺に偏っている...」


    藤吉「心尖部?」

    朝田「ああ...。心尖部は心筋の起点になっていて、ここにメスを入れると心筋全体の収縮力が失われてしまう...」



    83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:19:42.31

    加藤「そんな...。左室は?」

    朝田「左室に明らかな病変は少ない...。最も顕著な変性部位が心尖から2センチ四方までに集中している...」

    藤吉「左室の再形成では!?」

    朝田「だめだ、重症の部位を残して、わざわざ変性の少ない左室にメスを入れても明らかに予後に悪影響だろう...」


    藤吉「何とか、何とかならないのか!? 」

    朝田「この状態では残念だが、いたずらにメスを入れるよりも、このまま閉じて体力の回復を待ったほうが予後にいいと思う。どうだ加藤?」

    加藤「そうね...。バチスタも移植も無理な以上、ここは撤退して対症療法で持たせるしか...」

    藤吉「くそっ、開く前に分かっていれば......!!」

    朝田「閉胸する......」

    藤吉(何とか、何とかこの子を助けてやりたいのに...!!)



    84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:20:20.36


    「。。。。。。。」


    「....................ん」


    「...ず............ん」


    「あず...に.......」


    「あずにゃ......」


    パチッ


    唯「あずにゃーーん!」

    梓「ゆ、い、せん、ぱい...?」

    85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:21:00.54

    唯「麻酔醒めたんだね~? 良かった~~」

    梓「唯、先輩...。他の人たちは...? お父さんとお母さんは...?」

    唯「今はみんな向こうの方にいるみたいだよ~」

    梓「そうで、すか...」

    唯「あずにゃん、手が冷たくなっちゃってるね。あっためてあげよう」ギュッ

    梓「唯先輩...。恥ずかしいですよ...」

    唯「あずにゃん気にしないで! あずにゃんは今病人なんだからさ!」スリスリ

    梓「ど、どうも...」
    梓(唯先輩の手、あったかくて気持ちいいなぁ...)



    86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:21:58.07

    唯「手術は成功だよあずにゃん。私がいるから大丈夫だよ、あずにゃん、よしよ~し」ナデナデ

    梓「もう、こんなところでまで子供扱いしないでくださいよ...。唯先輩はいつからいてくださったんですか...?」

    唯「ん~~? ずっとだよー。手術からずっと!」

    梓「ほ、ほんとう、ですか...。ありがとうございます...」

    唯「気にしないで~。かわいいあずにゃんの為だもん! これからはいつだって一緒にいるから! さみしくないよあずにゃん!」

    梓「何ですかそれ...。大学入ってもベタベタしてたら困りますよぉ...」



    87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:22:33.59

    唯「えへへ、あずにゃん。大学入ったら、りっちゃんと澪ちゃんとムギちゃんが待ってるから、みんなでまたけいおんやろうね!!」

    梓「もぉ...、大丈夫ですよ...。唯先輩もですよ...。またギターいっぱい弾きましょうね...」

    唯「もちろんだよ! またみんなで放課後テイータイムだよ!」

    梓「はい...。それはもう...」

    唯「ねー、あずにゃん」

    梓「はい......」


    88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:23:09.63

    唯「あずにゃんは大学に入ってね、それから、みんなとまた同じような部活の時間を過ごしてね、それでお茶して、おしゃべりして、ギターも弾いて...」

    梓「...唯先輩...」

    唯「いっぱい良い音を聴かせてね! できれば大学の後もずっと、いっぱいいっぱい、みんなの音を聴いていたいなぁ...」


    梓「唯先輩、何ですかそれ...。まるで唯先輩がどっかいっちゃうみたいです...。唯先輩も一緒に演奏するんですよ...」

    唯「そうだね...。そうだね...。いつもあずにゃんの側にいるからね...。私も演奏するからね...」



    89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:23:41.03

    梓「そうですよぉ...。いつでも一緒ですよ。私たちは放課後ティータイムですから...」

    唯「えへへ、あずにゃん、約束だよ...! ずっと、ずぅっと、私たちの音楽を...」

    梓「はい、当たり前です...」


    唯「そうだね、ありがとう、あずにゃん...。ありがとう...」



    。。。。。。。。。。。。。。。

    。。。。。。。。。。。。

    。。。。。。。。。

    。。。。。。

    。。。







    90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:25:00.72


    藤吉「ご説明します」

    梓父母「はい...」

    藤吉「あずささんのバチスタ手術は病変部位の状態から難しい状況でした。
    しかし、偶然にもあずささんと同年代の女性のドナーが現れまして、
    あずささんがAB型で、ドナーの方の血液型もO型でしたので、移植の適合性もあり、
    その他の免疫学的な条件もクリアできました。
    よって、そのドナーの方から心臓移植を施しました。経過は良好です...」

    梓母「そうですか...。良かった...」

    梓父「でも、そのドナーになっていただいた方は...?」

    藤吉「規則により、詳細をお知らせすることはできませんが、交通事故に遭われたそうです...。当院のすぐ近くで...」

    梓父母「そうですか.........」





    91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:26:06.22

    梓「ん......」

    澪「気がついたか...? あずさ...」

    梓「...ここ、は...?」

    澪「病室だよ。あずさは、まる4日眠っていたんだぞ」

    梓「お父さんとお母さんは...」

    澪「ご両親は病院の人たちと話しがあるみたい。その間私があずさに付き添ってるから」

    梓「そうでしたか...。澪先輩ありがとうございます...」

    澪「もう大丈夫。手術は無事終わったよ...」



    92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:26:47.76

    梓「唯先輩は...?」



    澪「えっ.........?」

    梓「さっき唯先輩が来てくれたんです...。とっても明るく励ましてくれて...」

    澪「...あずさ、それは夢だよ...。あずさはさっきまでずっと眠ってたんだから...」

    梓「でも、唯先輩はずっと付き添っててくれたって...」

    澪「そ、それは......。その、唯は今、来れないし......」

    梓「えっ、唯先輩どうかしたんですか? 憂は...?」

    澪「憂ちゃんは、唯と一緒にいるはずだよ...」グスッ

    梓「澪、せん、ぱい...?」


    澪「うっ、ううぅぅ......」ポロポロポロ...


    。。。。。



    93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:27:20.25

    その時の私は、まだ麻酔が抜けきれていなかったのか、澪先輩の涙と不自然な言動も、憂の不在も、唯先輩の笑顔とその手のぬくもりも、どれもが宙に浮いた幻のようにどこか頼りなげな記憶で、全てが夕べみた夢のように不確かでした。

    それから術後の容態も安定し、先輩方やクラスのみんなもお見舞いに来てくれるようになって、日に日に胸の苦しさや傷の痛みからも解放され、一歩ずついつもの日常に帰れる予感がわいてくる毎日でした。

    でも、退院するまで唯先輩と憂はとうとう病室へ来てくれませんでした。



    94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:27:50.46

    さびしい気もしましたが、澪先輩たちは毎日のように来てくれるし、その時はいつも唯先輩や憂が忙しい用事のために顔を出せないことを繰り返し聞かされていたので、退院して自由に歩けるようになってから、改めて倒れてから今までのお礼をしようと思っていました。

    そう思っていたんですが、退院して、先輩たちに連れられて行ったお墓の前で、憂と再会し、唯先輩が私の手術の日に交通事故で亡くなっていたことを知らされました...。

    みんな泣いていました。私の手術がせっかく成功したのに、唯先輩が突然いなくなってしまうなんて...。



    95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:28:30.70

    なぜだか、憂だけは涙も枯れ果てたかのような虚ろな瞳で私を見続けていました。

    その瞳に射抜かれると、私だけ何も知らずに健康を取り戻していたことがとても悔やまれ、恥ずかしい思いでいっぱいになり、
    涙があふれて止まりませんでした。手術が終わって回復したばかりの心臓がズキズキと痛んだのが忘れられません

    96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:29:06.42

    その日からしばらくして、唯先輩の四十九日の法要がしめやかに執り行われました。

    唯先輩を除いた放課後ティータイムのメンバーももちろん参加して、唯先輩に最後のお別れを言いました。

    法要の後、形見分けがありました。


    憂とはその時、退院後に始めて言葉を交わしました。

    憂が、私にぜひに、とくれたもの...。

    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:44:57.07

    その日からしばらくして、唯先輩の四十九日の法要がしめやかに執り行われました。

    唯先輩を除いた放課後ティータイムのメンバーももちろん参加して、唯先輩に最後のお別れを言いました。

    法要の後、形見分けがありました。


    憂とはその時、退院後に始めて言葉を交わしました。

    憂が、私にぜひに、とくれたもの...。



    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:45:44.41

    それは唯先輩の愛してやまなかったギー太です。

    憂「あずさちゃん、お姉ちゃんがギー太を預けられる人は、あずさちゃん以外に考えられないはずだよ。これをあずさちゃんにあげるから...」

    憂は、私がギー太を受け取ったとき、堰を切ったように泣き始めました。




    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:46:27.29


    やっと落ち着いた頃、

    憂「あずさちゃんに使ってもらえたら、お姉ちゃんもきっと...、きっと天国で喜ぶよ...!」

    と、泣きながら笑顔で語りかけてくれました。

    今でもこれを思い出すたび、私なんかが唯先輩の大事なギー太を貰い受けて良かったのかと悩みます。




    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:47:21.19


    法要が終わり、皆さんと別れて家路に着きました。
    唯先輩から私の家までにある、学校へ続く一本道、川の水面へ緑を映す土手、アイスクリームを一緒に食べた駄菓子屋さんのベンチ、合宿を打ち合わせたハンバーガー屋さん...。

    どれもが、二度と戻ることのない5人揃った放課後ティータイムの思い出を、今でも鮮やかに映し出す場所です。

    一歩進んでは足を止め、それらの思い出の中の唯先輩は、必ず笑顔にあふれていたことを確かめます。



    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:47:52.82

    もう思い出の中でしか会えない...。
    だから、決して思い出の唯先輩の笑顔がにじまないよう、私はゆっくり、ゆっくり歩きました。

    季節は冬に差し掛かり、冷え始めた風が、私の涙に濡れるに任せていた頬をなでます。
    今、私の肩にあるギー太を唯先輩自身が背負って、そこの角から笑顔で飛び出してくるんじゃないか。分かれ道を通るたび、そんな叶うはずのない微かな希望を散らしつつ、私は家へとたどり着きました。


    その日はまだ体力が十分でなかったことと、唯先輩を失った悲しみを改めて意識した影響か、寝床で微熱に臥せりました。


    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:48:34.63



    梓(......)

    唯『あずにゃん...、あずにゃん...』

    梓(唯、せんぱい...?)

    唯『あずにゃん、ギー太をもらってくれたんだね...』

    梓(は、い...)

    唯『ありがとう...。あずにゃんに弾いてもらえるならギー太もうれしいはずだよ...』

    梓(ごめんなさい...。私なんかが...)

    唯『そんなことないよあずにゃん』



    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:49:18.56

    梓(え...?)

    唯『ギー太はね、私が軽音部に入って初めて出会ったギター...。初めてライブで演奏したただ一つのギターでしょ...? 』クスッ

    梓(はい...)

    唯『うん...。だからね、私たち放課後ティータイムの曲を、いつまでも演奏して欲しいって、きっと思ってるはずだからさ...』

    梓(唯先輩...)

    唯『あずにゃん、ギー太のこと、よろしくね...。いっぱい、いっぱいみんなの音楽を演奏してあげて。あずにゃんの手で、リズムを刻んで...』

    梓(ゆ、い、せんぱ...)


    。。。。。。。。
    。。。。。。
    。。。。
    。。




    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:49:51.73

    さわやかな朝、私は目覚めました。
    昨日の重苦しく悲しみに沈んだ私の心は、どういうわけか晴れやかでした。

    夕べの夢、唯先輩のやさしい瞳...。不思議なぬくもりの中で目を覚ました私は、起き上がって真っ先にギー太を取り出しました。

    指で六弦を触れると、なぜだか胸がきゅんと優しく痛みます。



    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:50:23.70


    8ビートで弦を弾くと、その痛みが胸の高鳴りに柔らかく溶け込んでいって、涙があふれてきます。

    その時に、強く唯先輩のことを意識しました。


    唯先輩は確かにあの時、そして夕べ、私のそばにいてくれた。
    ギー太で8ビートを奏でれば、そのことを不思議な確信をもって信じられるのです。

    唯『いっぱい良い音を聴かせてね! これからも放課後ティータイムで!』

    唯『ギー太のことをよろしくね...。いっぱい、いっぱいみんなの音楽を演奏してあげて。あずにゃんの手で、リズムを刻んで...』



    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(長屋)[] 投稿日:2011/03/14(月) 22:51:00.51

    あの時唯先輩と交わした約束は幻なんかじゃない。

    だから、だから私たち放課後ティータイムは、これからも唯先輩と歩んだ道を迷わず進んでいこう。


    「君を見てると、いつもハートDokiDoki...♪」


    朝の光が差し込む窓辺で、ギー太で私たちの音楽を奏でながら、心の中で強く誓いました。






    fin.

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過去の名作たち

唯「澪梓姉妹?」
梓「唯先輩? ……寝てる……」
唯「スレイブレイプ!!」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/15(火) 11:10:47 URL [ 編集 ]
    ゆいの心臓梓に移植したってなんでわからない設定なの?馬鹿かよ しかも糞つまらんし
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/15(火) 11:42:40 URL [ 編集 ]
    こんな時に載せるものじゃないね
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/15(火) 12:29:02 URL [ 編集 ]
    結局唯トラか
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/15(火) 12:33:46 URL [ 編集 ]
    ここにまで不謹慎厨がいるのかよ
  5. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/15(火) 15:14:53 URL [ 編集 ]
    唯の死はなんの話でも心が抉られるな
  6. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/15(火) 17:02:04 URL [ 編集 ]
    事故率の高さは唯の一種のステータスだな
  7. 名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん ◆- 2011/03/15(火) 19:33:22 URL [ 編集 ]
    米2バカか?移植は詳細知られちゃいけないって書いてあるだろが。

    いずれにしてもいいSSだった。乙
  8. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/16(水) 00:17:09 URL [ 編集 ]
    感動しました!乙です!
  9. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/16(水) 00:17:49 URL [ 編集 ]
    ドナー移植の患者の事は教えたらだめだけど、梓両親に医者が交通事故に遭われたそうです...。当院のすぐ近くで...
    あげ足取りじゃないけど、こんな事言ったらばれるんじゃないの?
  10. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/16(水) 01:21:29 URL [ 編集 ]
    何だ医龍か
  11. 名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん ◆- 2011/03/16(水) 22:13:16 URL [ 編集 ]
    泣いた
  12. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/17(木) 08:24:56 URL [ 編集 ]
    あずにゃんが実は心臓病って違和感ないな。本編ではやってほしくないが(やらないだろうけど)
  13. 名前: 駄目人間名無しさん ◆- 2011/03/17(木) 10:11:30 URL [ 編集 ]
    何号泣しているんだ俺w
  14. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/17(木) 13:05:16 URL [ 編集 ]
    私はこの話、嫌い。1人でも欠けたら放課後ティータイムじゃない。
  15. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/17(木) 14:18:20 URL [ 編集 ]
    ※2
    ドナーの詳細お知らせできませんと言いながら、この病院の近くで事故にあった人とか言ってるし。
    普通ならその日に梓の先輩がこの近くで交通事故にあわれた。もしかしてって思うだろうな。
  16. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/18(金) 01:35:53 URL [ 編集 ]
    いいじゃんいいじゃん
  17. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/18(金) 18:15:05 URL [ 編集 ]
    号泣乙。涙しぼったわ…。今までのSSで一番感動した!
  18. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/18(金) 20:29:58 URL [ 編集 ]
    泣いた。>>1乙
  19. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/19(土) 12:07:03 URL [ 編集 ]
    いい話をありがとう
  20. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/21(月) 03:19:57 URL [ 編集 ]
    なんとなく予想ついたけど
    やっぱり感動するもんだね
  21. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/23(水) 16:58:11 URL [ 編集 ]
  22. 名前: 俺!中毒 ◆- 2011/03/23(水) 20:38:16 URL [ 編集 ]
    ※2のせいで読む気失せてたけど今から読む
  23. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/24(木) 00:47:09 URL [ 編集 ]
    すばらしいSS。
  24. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/03/26(土) 18:28:09 URL [ 編集 ]
    いいよこれ

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