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唯「今からあずにゃんを犯します」

  1. 名前: 管理人 2011/04/13(水) 22:21:16
    196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 18:50:39.47
    梓「……はい?」

    唯「だからー、今からあずにゃんを犯しますって私は宣言してるの」

    梓「お、犯すって……唯先輩、自分が何言ってるか分かってるんですか?」

    唯「もちろん分かってるよ」

    梓「同じ部活の後輩を犯すなんて最低だと思いますけど」

    梓「というか、同性同士で犯すなんてどうやって……」

    唯「そんなの簡単だよ!」

    唯「犯すっていうのはね、女性に性的暴行を加えること」

    唯「つまり、私があずにゃんに無理矢理エッチなことをするだけで、それはあずにゃんを犯していることになるんだよ!」

    梓「私は無理矢理エッチなことされるなんて嫌です!」

    唯「そんなこと言ったって、私は今からあずにゃんを犯しちゃうから」


    201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 18:56:49.03
    梓「ま、待って下さい! 女性を犯すとか犯罪ですよ? 唯先輩捕まっちゃいますよ?」

    唯「私は、あずにゃんを犯せればそれでいいもん」

    唯「それに、犯した流れで口封じすることだってできるんだよ?……ぐふふ」

    梓「ぞくっ……」

    唯「えいっ!」

    梓「きゃっ!」

    どさっ

    唯「えへへ……あずにゃんのこと押し倒しちゃった」

    梓「いやぁ……こんなの嫌ですよ、ゆいせんぱい……」

    唯「嫌って言ってる割には、体から抵抗する力が感じられないけど?」

    梓「だって……」

    唯「そっか、もう私からは逃げられないと悟ったんだね」

    唯「大丈夫だよ、今から何も考えられなくなる位たっぷりと犯してあげるから!」

    204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:04:31.36
    梓「どうして……どうして急にこんなことをするんですか?」

    唯「あずにゃんを犯したいからだよ」

    梓「っ……そんなの答えになってないです!」

    梓「犯したいから犯すなんて思考回路が万人に存在していたら、世界中で今頃レイプが蔓延していますよ!?」

    梓「皆、どこかで理性を保っているんです。唯先輩、まだ間に合いますから……お願いですから……」

    唯「それでも私は構わない」

    梓「どうして……」

    唯「まだ分からないの? 犯したいってことは……その子に対する性的な欲求を満たしたいってことだよ」

    唯「私は、あずにゃんが欲しいの。あずにゃんの体が。あずにゃんの全部が!」

    梓「……いつも、そんなこと考えながら抱きついていたんですか」

    梓「私にばかりスキンシップするのも、ただ私の体に触りたかっただけってことですか!」

    唯「……うん」

    梓「変態! 唯先輩の変態! 最低です!」

    205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:11:51.47
    唯「でも、最初は違ったの!」

    唯「最初は本当にただのスキンシップだったんだよ……あずにゃんが可愛かったから」

    唯「可愛くて可愛くて仕方がなくて、抱きついてるだけであずにゃん分が溜まるような気がして満足だった」

    唯「だけど、だんだん抱きつくだけじゃ我慢できなくなってきたの」

    唯「もっとあずにゃんに色々なことしてみたい……抱きつくだけじゃなくて、キスとかそれ以上のことしてみたいって」

    梓「唯先輩……」

    唯「でも、あずにゃんにそれを言ったところで許すわけないでしょ?」

    唯「ただのスキンシップでさえ、止めて下さいなんて嫌がられちゃうんだもん」

    梓「いや、それは……」

    唯「どうすればいいか考えて考えて……私は一つの結論に達した」

    唯「合意が得られないなら、強行するしかないって」

    唯「あずにゃんを犯しちゃうしかないってね!」ぐいっ

    梓「いやぁ! やめて唯先輩! お願いだから!」

    206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:19:25.31
    唯「もう嫌なの! あずにゃんのことを思ってムラムラする毎日が辛くて仕方ないの!」

    唯「今この瞬間だけでも、あずにゃんが私のものになればいい」

    梓「こんなの嫌ですっ! お願いだから手を離し……んむっ!」

    唯「んふっ、ちゅ、くちゅ……はぁ、あずにゃん……」

    梓「んんっ、んー!」

    唯「唇、やわらかい……はむっ、ちゅる、れろれろ……」

    梓「んあっ……嫌、こんなの……ふぐっ、くふ……」

    唯「ちゅー、ぴちゅっ、ちゅるっ……はぁ、はぁ」すっ

    梓「だめっ、制服は……!」

    唯「えいっ、えいっ!」

    びりっ、びりっ

    梓「いやああっ!」

    207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:26:32.31
    唯「ブラ、ピンク色なんだね……可愛いよ」

    梓「んっ、あうっ……触っちゃダメ、お願い……」

    唯「鎖骨の辺りがすごくエッチだね……いただきます、ちゅっ……」

    梓「はあっ……だめぇ、こんなの間違ってる……んあっ、ひゃん!」

    唯「その割には、んっ、すごく感じてるみたいだけど?」さわっ

    梓「先っぽ触っちゃだめええ……んっ、あっ……」

    唯「ふぅ、もう我慢できない……!ちゅぷっ」

    梓「ひゃあっ! うそっ、嫌っ……吸っちゃだめぇ!」

    唯「あずにゃんのおっぱい、小さいけどおいし……んんっ……」

    梓「お願いだから、やめて……んあっ、ひゃうっ!」

    208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:34:00.52
    唯「体の方は正直だね……いい子だよあずにゃん、先っぽも舐めてあげる……ちゅぅ」

    梓「んくっ……ふあっ、あっ、んっ、いやあ、乳首舐めちゃだめええ!」

    唯「はぁっ、いいよあずにゃん……! もっと鳴いて……もっと甘い声を聞かせて」

    梓「んはあっ……そんなに強く吸ったら、あんっ、跡できちゃうよぉ……!」

    唯「たくさん私の跡残してあげるよ……おっぱいだけじゃなくて、全身に私のものである証を付けてあげる」

    梓「いやあ、もうやだぁ……ああっ、はぁんっ!」

    唯「まだ嫌なんて言うの? 早く素直になっちゃえばいいのに! ちゅぷっ、ちゅるぅぅっ」

    梓「ああっ! だめっ、それ以上は、イッ……」

    唯「イク? イクのあずにゃん? 我慢しないで、早くイッちゃえっ!」

    梓「ひゃあっ、あっ、だめえ、お願い唯せんぱっ、だめぇーーーー!」

    がちゃっ

    209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:41:53.20
    唯「!?」

    律「おい、何してるんだお前ら!」

    梓「! はあっ……せんぱ……」

    唯「はあっ、はあっ……」

    澪(梓を押し倒している唯、破かれた梓のシャツ……なんだこれ)

    紬(唯ちゃんまさか……)

    律「どけっ唯!」

    唯「痛っ……」

    律「おい梓、大丈夫か?」

    梓「はっ、はっ……」

    律(……目の焦点が定まってないな)

    210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:48:43.10
    紬「念のため……すぐに保健室に連れていくわ」

    律「ああ……頼む、ムギ」

    澪「梓、体起こせるか? とりあえずこれ羽織ってムギにおぶって貰うんだ」ぱさっ

    梓「はぁ、はぁ……」するっ

    澪「……よし。ムギ、あとは任せた」

    紬「うん……二人とも、唯ちゃんをお願い」

    澪「……ああ」

    ばたん

    唯「……」

    律「唯……どうしてこんなことをしたんだ」

    211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 19:56:09.87
    律「お前は、こんなことをするような奴じゃなかったはずだろ」

    唯「……」

    律「それとも、普段から梓に対してそういう欲情を抱いていたのか?」

    唯「……」

    律「黙ってないで何とか言えよ!」がっ

    唯「……」

    澪「……唯、梓はムギが今保健室に運んだところだ」

    澪「保健の先生に状況を話さざるを得ない以上、顧問のさわこ先生や生徒指導の先生にもこの話は伝わると思う」

    澪「唯と梓の間に何があったのか私たちには分からないし、今ここで話せって言っても無理だろう」

    澪「とりあえず、また何か起きても困るから落ち着くまでは私たちと一緒にいてもらう。いいな?」

    唯「……うん」

    律「あんなに仲良かったお前らがどうして……ちくしょう」

    214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:04:12.79
    保健室前廊下

    がらっ

    紬「あっ、先生、梓ちゃんは……?」

    先生「ベッドで寝かせてあるわ。目立った外傷は特にないけど……完全に放心していて何も話せる状態ではないわね」

    紬「そうですか……」

    先生「平沢さんの行為は未遂だったみたいだけど、あなた達が止めに入っていなかったらもっと深刻だったと思う」

    紬「唯ちゃん……」

    先生「あなたにとってもショックだったみたいね……とにかく、このことは顧問の山中先生に伝えてくるわ」

    紬「……はい」

    216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:12:25.54
    先生「平沢さんは今部員の子と部室にいるのよね?」

    紬「はい……そのはずです」

    先生「じゃあ、私が保健室を離れている間、琴吹さんが中野さんの傍にいてあげてくれる?」

    紬「……分かりました」

    先生「もし何かあったら、保健室から職員室に連絡すればいいから」

    先生「辛いかもしれないけど……よろしくね」

    紬「……梓ちゃん、唯ちゃん……どうして」

    218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:19:13.71

    部室で起きた出来事はさわ子に伝えられた。

    強制わいせつ未遂とも取れるこれだけ大きな生徒間のトラブルは、再発防止等の理由から職員会議で議題にされるのが普通だが、

    さわ子は部内の問題として処理するから生徒指導員をはじめ他の先生方には伝えないで欲しいと、保健の先生に頼み込んだ。

    さわ子は律たちのように実際に現場を見たわけではないが、伝聞された状況だけで何となく唯たちの心情を推察していた。


    220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:27:08.94
    部室

    がちゃっ

    律「さわちゃん!」

    澪「梓は大丈夫ですか……?」

    さわ子「大丈夫よ。保健室で寝ているわ」

    澪「そうですか……」

    律「ムギは?」

    さわ子「梓ちゃんは保健の先生が見ているから、今日は帰りなさいって言って帰したわ」

    さわ子「あなた達も今日は帰りなさい。私はこれから唯ちゃんと少し話をしなくちゃいけないから」

    律「で、でも……!」

    さわ子「今日はもう部活ができる状態じゃないでしょう」

    さわ子「それに大丈夫、この件は必ず私が何とかするわ」

    律「さわちゃん……分かったよ」

    澪「唯を、梓を……よろしくお願いします」

    さわ子「ええ、任せなさい」

    221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:33:57.84

    がちゃっ

    ばたん


    さわ子「さて……」

    唯「さわ……ちゃん」

    さわ子「少しは落ち着いたかしら?」

    唯「……」

    さわ子「安心しなさい、私はあなたを怒ったり責めたりはしないわ」

    さわ子「ただ、顧問として色々と聞かせてもらわければならないわね」

    さわ子「とりあえず席に座りなさい」

    唯「はい……」

    がたっ

    さわ子「じゃあ、まずは率直に聞くわ」

    さわ子「どうしてこんなことをしたの?」

    唯「……それは」

    222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:40:12.10
    さわ子「恥ずかしい理由でも構わないわ。私は大人なんだから、隠さずに話してちょうだい」

    唯「私、あずにゃんに……欲情していた」

    唯「いつものスキンシップだけじゃ……満足できなくなって……もっと色々なことしてみたくなって」

    唯「でも、あずにゃんはそんなこと許すはずがないから……」

    唯「毎日毎日もどかしくて……どうしたらいいか分からなくて……」

    唯「もう、性欲の我慢の限界で……あずにゃんを犯しちゃうしかないと思った……ごめんなさい」

    さわ子「そう……ねえ、唯ちゃん」

    さわ子「あなた、梓ちゃんのこと好きでしょう?」

    唯「……え?」

    223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:47:15.93
    さわ子「梓ちゃんのことが好きだから、犯してしまいたいと思ったんでしょう?」

    唯「……あずにゃんのこと……好き? ……私が?」

    さわ子「そうよ。あなたが梓ちゃんに対して欲情しているのは、性欲もそうだけどそれだけじゃないわ」

    さわ子「元々、梓ちゃんを好きな気持ちがあったからこそなのよ」

    唯「うそ……」

    さわ子「もし唯ちゃんの中に溜まっていたものが性欲だけだとしたら、何も梓ちゃんじゃなくても良かったはずでしょう?」

    さわ子「りっちゃんや澪ちゃんやムギちゃんだったかもしれないし、もしかしたらその辺を歩いている女の子だったかもしれない」

    さわ子「でも、あなたは梓ちゃんに対してエッチなことをしたいと思った。梓ちゃんのことが好きだから」

    さわ子「恥ずかしいことなんかじゃないわ。私だって、好きな人とエッチしたいと思ったことあるもの」

    唯「さわちゃんも……?」

    さわ子「ええ。まあ、実際にしたことはまだないんだけどね……ここだけの話よ」ぼそっ

    唯「……」

    224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 20:54:08.29
    さわ子「私だけじゃないわ。どんな人にだって、好きな人とエッチしたい気持ちはある」

    さわ子「ただ、その気持ちを抑えられずに爆発させてしまうのは駄目」

    さわ子「合意のないエッチは犯罪だから。無理矢理好きな子を犯すなんて、絶対にやってはいけないことなの」

    唯「ああ……」

    さわ子「事の重大さを理解してきたみたいね……」

    さわ子「幸い今回は、未遂に終わったみたいだから保健の先生以外には報告していないわ」

    さわ子「途中で止めに入ってくれたりっちゃん達に感謝しなさい」

    唯「うっ……はい……」

    さわ子「じゃあ……もう一つ質問」

    さわ子「梓ちゃんは、あなたのことをどう思っていると思う?」

    225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:01:27.69
    唯「たぶん……もう顔も見たくないと思っていると思う……ぐすっ」

    さわ子「そうじゃなくて、普段の梓ちゃんのあなたに対する態度のことよ」

    唯「……嫌いだったと思う。スキンシップしても……嫌がってばっかりだったし」

    さわ子「……いつもティータイムで見ているから分かるけどね、あの子はあなたを嫌ってなんかいないわ」

    唯「そんなの、嘘だよ……」

    さわ子「嘘じゃない。嫌いどころか、軽音部の誰よりもあなたのことを好きなはずよ」

    唯「どうして……どうしてそんなことが分かるの?」

    さわ子「梓ちゃんはね、唯ちゃんに対して素直になれないだけ」

    さわ子「スキンシップにも慣れていないから、抱きつかれてもつい反射的に憎まれ口を叩いちゃうのよ」

    さわ子「実際、唯ちゃんがいない時の梓ちゃん、唯ちゃんの話ばかりしているわ」

    唯「……知らなかった」

    227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:09:22.11
    さわ子「こういうのは、当事者同士にはなかなか分からないものよ」

    さわ子「でも、いつもあなたたちを見ている私にははっきりと分かる」

    さわ子「多分、りっちゃんも澪ちゃんもムギちゃんも、あなたたちの気持ちを知っているわ」

    さわ子「今回は唐突な出来事だったから、少しショックだったかもしれないけどね」

    唯「じゃあ……私は……」

    唯「あずにゃんの気持ちも知らないで、何てことを……」

    さわ子「済んだことを後悔したって仕方ないわ」

    さわ子「まず、きちんと梓ちゃんに謝罪しなさい」

    さわ子「もしかしたらさっき唯ちゃんが言ったように、もう顔も見たくないって言われるかもしれない」

    さわ子「それでも、謝りなさい。心の底から、誠意を込めて」

    唯「すっ……はい」

    229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:15:55.43
    さわ子「それからどうするかは……あなた自身で考えなさい」

    さわ子「私があなたに言ってあげられることは、ここまで」

    さわ子「以降私は、教師としての立場を全うするわ」

    さわ子「梓ちゃんが精神的苦痛で学校に来れないなんてことになったら、学校に事情を話すし、あなたの両親にもこのことを話す」

    さわ子「ここからは本当にあなた次第よ」

    唯「ありがとう……さわちゃん」

    唯「私……あずにゃんのところに行ってくる」

    さわ子「……頑張りなさい。部室の鍵は閉めておくわ」


    230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:23:15.64
    保健室

    梓(んっ……ここは……)

    梓(白いベッド、アルコールの臭い……保健室……?)

    梓(何で保健室に……ぁ)

    梓(……思い出した)

    梓(唯先輩……どうしてあんなこと……)

    梓(あなたにとって私は……性欲の対象でしかなかったの?)

    梓(私の気持ちは……全部無駄だったの?)

    梓(分からない……分からないよ……人間不信になりそう……)

    梓「うっ……」

    先生「あら……?」

    232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:31:13.34
    しゃーっ

    先生「……起きたみたいね」

    梓「先生……」

    先生「事情は全部聞いたわ……山中先生にもこのことは伝えた」

    梓「あの……ゆ、唯先輩と……他の先輩たちは?」

    先生「琴吹さんや他の先輩たちは帰ったわ」

    先生「平沢さんは、山中先生と話をしているはず」

    梓「そう……ですか」

    先生「ここに来た時よりは大丈夫そうだけど……どう? どこか気持ち悪かったりしない?」

    梓「……大丈夫で……うっ」

    先生「……まだ少しショックが残っているみたいね」

    233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:39:47.76
    梓「唯先輩は……どうなってしまうんですか?」

    先生「……最悪の場合は、退学ね」

    梓「そんな……」

    先生「さわ子先生の計らいで、今のところ学校にはこのことを話していないの」

    先生「でも今回の件を話せば、加害者側の平沢さんには必ず何か処罰が下ると思うわ」

    梓「唯先輩が……唯先輩がいない軽音部なんて……私、どうしたら……」

    先生「……中野さん、あなた……」

    がらっ

    梓「!」

    唯「はっ、はっ……」

    234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:47:40.95
    先生「ひ、平沢さん?」

    唯「はっ……あず、にゃん……」

    先生「山中先生と話をしていたんじゃないの?」

    唯「もう終わりました……」

    唯「あの……お願いします! 梓ちゃんと二人で話をさせて下さい!」

    梓「……!」

    先生「……残念ながら、今あなたを梓ちゃんに近づけることはできないわ」

    唯「謝罪に来たんです。信じてもらないかもしれないけど……」

    唯「もう、梓ちゃんには絶対に手を出したりしりません。だから……お願いします!」

    237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 21:54:28.09
    先生「……いいえ、保健の先生という立場上それを許すわけには……」

    梓「私も……少しだけ平沢先輩と話をさせて下さい」

    先生「中野さん……」

    先生「……分かったわ、私は廊下にいるから」

    先生「中野さん、何かあったら大声を出しなさい」

    梓「……はい」

    先生「少しでも異変を感じたら……悪いけど部屋に入らせてもらうわ」

    唯「……分かっています」

    がらっ

    ぴしゃっ

    240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 22:02:45.66
    唯「あずにゃん……」

    梓「それ以上、近づかないで下さい」

    唯「」ぴくっ

    梓「私は……唯先輩を許したわけではありません」

    梓「少し聞きたいことがあったから、先生に出てもらっただけです」

    唯「うん……分かっている」

    唯「私があずにゃんにどれだけ酷いことをしたか、どれだけあずにゃんを傷付けたか」

    唯「あの後少し落ち着いてから、さわちゃんの話を聞いて……よく分かった」

    梓「……」

    唯「ごめんなさい! 本当にごめんなさい! ……全部、私が間違っていた」

    242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 22:11:08.85
    梓「何を……今さら……」

    唯「許してもらえないことなんて分かっている……でも、とにかく謝らせて欲しい」

    唯「本当にごめんなさい」

    梓「……一つ聞かせて下さい」

    梓「唯先輩にとって私って……何だったんですか?」

    梓「ただの性欲の対象でしか……なかったのですか?」

    唯「違う……そうじゃない」

    唯「今まで気付かなかったけど……今日のことがあって、初めて分かった」

    唯「私は、あずにゃんが好きだから」

    梓「えっ……」

    唯「あずにゃんのこと好きすぎて……自分の欲望を抑えきれなかった」

    唯「……ごめんね、悪いことした上に好きとか勝手に言っちゃって」

    唯「もう私の顔も見たくないだろうから……行くね」

    唯「もしかしたらもう二度と会えないかもしれない……今までありがとね、あずにゃん」

    244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 22:20:25.19
    梓「ま……待って!」

    唯「……あずにゃん?」

    梓「まだ話は終わっていません……自分だけ一方的に話して帰らないで下さい」

    唯「で、でも……」

    梓「……唯先輩は、私の気持ちを考えたことありますか?」

    梓「抱きつかれているとき、私がどんな気持ちだったか知っていますか?」

    梓「……嬉しかったんですよ? 抱きつかれて」

    梓「口では嫌がってましたけど……本当は抱き返したいくらいだった」

    唯「うそ……」

    梓「私も、唯先輩のこと……好きだったんですよ?」

    梓「なのに、なのに……あんな無理矢理、犯すなんて言うから……ううっ」

    梓「唯先輩のバカ……! 普通に、好きって言って欲しかったのに……」

    唯「あず、にゃん……ごめんね、本当に……私、鈍感で……」

    梓「鈍感すぎなんですよ……! バカ、ううっ……」

    248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 22:29:09.18
    唯「あずにゃん、私……」

    梓「……もう……いいですよ」

    唯「えっ……?」

    梓「抱きしめてもいいですよって……言ってるんです」

    唯「あずにゃん……うん」

    ぎゅっ

    梓「……もう、絶対にあんなことしないって約束して下さい」

    唯「約束する……あずにゃんを傷付けるようなこと、二度としないよ」

    249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 22:38:49.99
    唯「エッチなことも絶対にしない……だから、これからもこうやって抱きついてもいいかな?」

    梓「はい……でも、エッチなことをしちゃ駄目とは言ってないですよ?」

    唯「え……?」

    梓「私は無理矢理犯されるのが嫌だったのであって……その……」

    梓「合意の上なら……全然していいんですよ?」

    唯「あずにゃん……」

    梓「順序さえ踏んでくれれば……私は唯先輩とエッチなことだって……」

    唯「……もしかして、あの時少し気持ち良かった?」

    梓「……ちょっとだけ」

    唯「えへへ……なんか嬉しいな」

    251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/12(火) 22:56:48.79
    梓「もう……とにかく、暫くの間エッチなことは禁止です」

    唯「しばらくって、どれくらい?」

    梓「そんなの分からないです」

    唯「私……抱きつきだけじゃまた我慢できなくなるかも」

    梓「……キスくらいならいいですよ」

    唯「ほんと?」

    梓「たまになら」

    唯「……今、していい?」

    梓「……ちょっとだけですよ」

    ちゅっ


    おしまい

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過去の名作たち

唯「私アイドル辞めるよっ!」 憂「えっ!?」
唯「ちっちゃくなっちゃった!」
唯「おまたがむずむずする」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/13(水) 23:21:22 URL [ 編集 ]
    途中からとばした。もうこういうアホくさいSSはいいや
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/14(木) 07:53:23 URL [ 編集 ]
    マジキチ展開になると思ってた
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/14(木) 08:14:17 URL [ 編集 ]
    薄っぺらいとか、そういう批評ならわかるが
    アホくさいってのは適当すぎるだろw
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/14(木) 13:06:45 URL [ 編集 ]
    たまにはこんなssが上がっても良いんじゃないっスか?
  5. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/14(木) 16:05:20 URL [ 編集 ]
    一説によると、レイプは性的欲求から起こすものではなく
    相手を自分のものにしたいという独占欲から起こす行動らしい

    いやまあだからなんだって話だけど…
  6. 名前: ◆- 2011/04/14(木) 16:29:05 URL [ 編集 ]
    この展開は都合よすぎだろw
  7. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/14(木) 17:07:43 URL [ 編集 ]
    こう着地するなら律達は出て来なくてよかったと感じた、が乙

    あと女同士だからイかせたら未遂じゃない気がするw
  8. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/14(木) 17:45:22 URL [ 編集 ]
    実は私も的な展開なら律達要らないし出すなら後日の報告やさらにその後も欲しい

    犯させるなら堕とすまでいってしまったほうがすっきり読めると思う

    和姦なら女体シリーズとかカプ違うけど、唯律の唯「だって私、レズだもん」ってのがある
  9. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/04/16(土) 04:07:26 URL [ 編集 ]
         |┃三          /::::::::ハ、\、::::::::\\::::::::::::', 
         |┃            i:::::::イ  ` ̄ー─--ミ::::::::::::|  
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     ガラッ. |┃            ',::r、:|  <●>  <●>  !> イ 
         |┃  ノ//        |:、`{  ` ̄ .::  、      __ノ 
         |┃三          |::∧ヘ  /、__r)\   |:::::|   ←保健の先生「・・・・・・」
         |┃            |::::::`~', 〈 ,_ィェァ 〉  l::::::》
         |┃            |:::::::::::::'、  `=='´  ,,イ::ノノ从
         |┃三         ノ从、:::::::::`i、,, ... ..,,/ |::::://:从
         |┃        __,,/:::∥|:::::::::::::ト、`'' ─   ノ:::::::ノ丿|
  10. 名前: 名無しさん ◆- 2011/04/19(火) 22:40:02 URL [ 編集 ]
    ものすごいオチ待っているのかと思ったらなかった

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