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紬「斉藤、いつまでこんなことを続けるの?」

  1. 名前: 管理人 2010/09/18(土) 12:19:28
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:00:58.72
    唯「ふわっふわった~いむ♪」

    ジャーン♪

    紬「ふう……」

    梓「今の良かったですね!」

    唯「みんなピッタリ合ってたよ~♪」

    澪「よし、今日はこのくらいにしておくか」


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:05:50.84
    律「ふい~、つっかれたあ……」

    梓「久しぶりにいっぱい練習できましたね」

    紬「それじゃあ後片付けして帰りましょうか」

    唯「ねえねえ、アイス食べに行かない?」

    律「唯はまたアイスか。本当に好きだなあ」

    唯「えへへ……」

    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:10:26.84
    澪「ん……でも天気悪いぞ?」

    梓「あ、雨ひどいですね。練習に夢中で気付きませんでした」

    紬「夜からもっとひどくなるらしいから、今日は早く帰ったほうがいいかも……」

    律「だってさ。今日はやめとけ」

    唯「え~?」ブー

    梓「ほら、早く行きましょうよ」

    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:14:56.13
    唯「しょうがないなあ……じゃああずにゃん分を補給するだけでいいやっ」ギュウッ

    梓「にゃっ!?は、離れて下さい!」ジタジタ

    澪「はは、何やってんだ」

    紬「唯ちゃんと梓ちゃんはいつも仲良しね~♪」

    唯「えへへ~、ぎゅ~♪」

    梓「にゃあ……」

    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:18:26.34
    ……

    唯「ほわっ!?」

    梓「唯先輩、どうかしたんですか?」

    唯「校門のとこ!ほら、見て!」

    澪「うわ、何かでっかい車が止まってるな」

    律「おおおっ、何かすげえな」

    斉藤「お嬢様、お待ちしておりました」

    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:23:55.97
    紬「斉藤?どうしてここに……」

    唯「えっ、もしかしてムギちゃんの家の執事さん!?」

    斉藤「左様でございます。さあお嬢様、どうぞ」

    紬「……私、迎えなんて頼んでないわよ?」

    斉藤「しかし、この雨ですので……」

    紬「結構よ、みんなと一緒に帰るから必要ないわ。校門の前にいても邪魔だし、早く戻ってちょうだい」

    斉藤「し、しかし……」

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:28:02.16
    律「む、ムギ?」ビクビク

    紬「あら、何?りっちゃん」ニコッ

    梓(な、何だかムギ先輩が怖い……)

    律「わざわざ迎えに来てくれたんだし、車で帰ったらどうだ?この雨だと絶対濡れるし……」

    唯「うんうん!ムギちゃんのふわふわの髪を濡らすのはよくないよ~」

    紬「でも……」

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:33:34.14
    澪「私たちも出来ればムギと一緒に帰りたいけどさ……」

    梓「このまま帰らせちゃうと執事さんに申し訳ないです」

    斉藤「……」

    紬「……そうね、分かったわ」

    斉藤「お嬢様……!」

    紬「それじゃあみんな、今日はここで」


    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:37:33.79
    唯「ムギちゃんばいば~い♪」

    律「明日は寄り道しような!」

    澪「また明日な、ムギ」

    梓「お疲れ様でした」

    紬「うふふ……また明日ね♪」

    斉藤「それでは失礼いたします」ペコッ

    ブロロロ…

    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:43:13.20
    唯「ほえ~……」

    澪「……」

    律「……」

    梓「……」

    唯「凄かったね~」

    澪「私、執事さんなんて初めて見たよ」

    律「車もえらい高そうだったよな」

    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:47:32.70
    梓「ムギ先輩っていったい……」

    ザー…

    唯「わわっ、また雨が強くなってきた」

    澪「私たちも早く帰ろう!」

    律「よっし、走るぞ~!」

    梓「傘あるんですから走らなくとも……」

    唯「ギー太は守り抜いてみせる!」フンス!

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:51:54.49
    澪「部室に置いておけばいいものを……」

    梓「私もむったんは守ってみせます!」

    唯「お~、あずにゃんやる気だね~♪」

    澪(……あれ、もしかして部室に置いて来たの私だけ?)

    律「あれあれ~?澪ちゃんのベースは大丈夫かな~?誰かに盗られたり……カビが生えちゃったりしないかなあ~?」

    澪「ひいいいっ!?」

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:55:12.21
    ……

    紬「……」

    斉藤「……」

    紬「……ねえ、斉藤」

    斉藤「はい、何でしょうかお嬢様」

    紬「あなた、いつまでこんなことを続けるの?」

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 23:59:14.01
    斉藤「こんなこと、とは?」

    紬「決まっているじゃない。一体いつまで執事の真似事なんてする気なの?」

    斉藤「……意味を、理解しかねます。私は琴吹家に忠誠を誓った身。真似事ではございません」

    紬「……」

    斉藤「……」

    紬「とぼける気?」

    斉藤「何も申し上げることはございません」

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:02:16.14
    紬「それならはっきり言わせてもらうわ。いつまで野球から逃げるつもりなの?……『斉藤和巳』さん」

    斉藤「ッ!」

    紬「鷹のエースと呼ばれ、一世を風靡していたあなたが執事とはね……」

    斉藤「……」

    紬「もう一度言うわ。あなたはいつまで野球から逃げるつもりなの?」

    斉藤「わ、私は……」

    紬「……」

    25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:06:35.07
    斉藤「私の肩は、もう」

    紬「言い訳はやめなさい!その肩……使い物にならないとは言わせないわよ?」

    斉藤「く……」

    紬「手術は成功したはず。リハビリをしっかりやれば、あなたがまたマウンドに立てることは分かっているわ」

    斉藤「……」

    紬「あなたは逃げているだけ。野球から、チームから、ファンから……何より自分自身から」

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:10:09.86
    斉藤「に、逃げてなど……」

    紬「それだけじゃないわ。あなたが野球から離れた決め手……それはホークスから見捨てられたことよね?」

    斉藤「なっ!?」

    紬「あなたは来季から育成枠に入るかもしれないらしいわね」

    斉藤「……」

    紬「拘り続けた背番号66は剥奪され、億越えの年棒は50分の1くらいになってしまうのかしら?」

    斉藤「……っ!」ギリッ

    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:15:51.65
    紬「その屈辱があなたには耐えられなかった。だからあなたは自分のちっぽけなプライドを守るため、野球から背を向けようとしているのよ」

    斉藤「だ、黙れ……」

    紬「3年間登板なしで5億2000万も貰っていたというのに……本当にあなたは恩知らずのちっぽけな男ね、斉藤」

    斉藤「黙れえええええっ!お、お前に俺の何が分かるんや……!俺は、俺はなあっ!」

    紬「……」

    斉藤「俺だって投げたい気持ちはある!でもなあ、来年もリハビリでシーズンを潰すことはほぼ確定的なんや!その上育成枠にまで落とされるくらいなら、誰にも気づかれないよう消えたほうがっ」


    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:20:23.19
    紬「口を慎みなさい、斉藤。あなたは私に……琴吹家に仕えているのだから」

    斉藤「くっ……申し訳、ありません」

    紬「……」

    斉藤「……」

    紬「でも、安心したわ」

    斉藤「……え?」

    紬「あなたに投げたい気持ちがあるということが分かって」

    斉藤「……」

    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:25:11.61
    紬「斉藤、今日からリハビリを始めなさい。琴吹家が全力でバックアップするわ」

    斉藤「えっ!?し、しかし……」

    紬「あなたは日本球界に必要な人間よ!いつまでもウジウジしてないで目覚めなさい!男でしょう、あなたは!」

    斉藤「……!」

    紬「……斉藤。死ぬ気でリハビリをする気はある?」

    斉藤「……はいっ!あります!」

    紬「ふふ……頑張りましょう!」

    斉藤(やってやる……やってやるぞ!」

    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:30:52.85
    ……

    紬「あれからあっという間に一か月……斉藤、調子はどう?」

    斉藤「はいっ、ええ感じです!医者からも投球許可が出ました!」

    紬「やったわね!」

    斉藤「はい……お嬢様を始め、協力してくれた皆さんのおかげです。何とお礼を言ったらいいか」

    紬「お礼なんていいわ。さて、今日はここ……桜が丘のグラウンドに来てもらったわけだけど」

    47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:34:45.51
    斉藤「ええ、呼び出された時はいったい何事かと」

    紬「あなたには今日ここで、テストを兼ねて勝負をしてもらうわ」

    斉藤「勝負?」

    紬「ええ、私が呼んだ人との一打席の勝負。それに勝てば晴れてリハビリ完了よ」

    斉藤「なるほど……それで相手は?」

    紬「もうすぐ来るはずよ。ここの生徒なんだけど……」

    49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:37:38.57
    斉藤「えっ?ち、ちょっと待って下さい!」

    紬「何かしら?」

    斉藤「お嬢様の学校……つまりこの桜が丘は女子高なのでしょう?」

    紬「ええ、もちろん」

    斉藤「ここの生徒ってことは、相手は女?」

    紬「そうなるわね」

    51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:41:22.54
    斉藤「ははっ、冗談は止めてくださいよ。負けるわけがないじゃないですか」

    紬「……」

    斉藤「まったく、何を言い出すのかと思えば……はははっ」

    紬(言葉遣いから気になってたけど、斉藤和巳……すぐ調子に乗るのね)

    紬「笑うのは、相手に勝ってからよ。……来たわ」

    斉藤「はいはい」

    ザッ

    憂「えっと、何か用でしょうか?紬さん」

    53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:43:59.71
    斉藤(おいおい、こんなひ弱そうな子が相手かい)

    紬「憂ちゃん、よく来てくれたわ」

    憂「いえ、通り道ですし」

    紬「わざわざ憂ちゃんに来てもらったのは他でもないわ、この人と勝負をしてほしいの」

    斉藤「……」ペコッ

    憂「えええっ!?し、勝負って」

    紬「安心して、野球での勝負だから」

    54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:46:36.22
    憂「やきゅう……?」

    紬「勝負は一打席。ヒット性の当たりを打ったら憂ちゃんの勝ちよ」

    斉藤「前に飛ばせたら……いや、バットに当てれたら勝ちでもええですよ?」

    紬「黙りなさい。斉藤、マウンドへ」

    斉藤「はい」

    憂「え?え?」

    56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:51:21.69
    紬「憂ちゃん、急にこんなことを頼んじゃってゴメンね?でも、どうしても必要なことなの!協力してもらえないかしら……?」ウルウル

    憂「は、はい。よく分かりませんけど、それでお役に立てるのなら……」

    紬「ありがとうっ!はいこれ、バットとヘルメット。怪我しないように気をつけてね?」

    憂「分かりました!」

    斉藤(はは、何だあの構え。あんなんじゃ当たるものも当たらんで?)

    斉藤「それじゃあ行きますよー?」

    紬「ええ、いいわよ。それと斉藤、最初に言ったけどこれはテストだから……本気でやるのよ」

    斉藤「分かってますって」

    57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:54:27.46
    紬「それじゃあ始め!」

    斉藤「……」ジリッ

    憂「……」

    憂(な、何か怖い……)

    斉藤(これは俺の肩のテスト。変化球なんて小細工はせず、直球だけで行く!)

    斉藤「ふうっ!」シュッ

    ズバーンッ!

    憂「ひゃあっ!?」

    59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 00:57:40.99
    紬「……ストライク」

    憂「は、速い……」ビクビク

    斉藤(怖がらせちまったかな?)

    憂(あんなの打てないよお……)

    紬「憂ちゃん、怖がらないで。コントロールは保証するから」

    憂「で、でも……」

    紬「大丈夫よ。バッティングセンターにいると思って打ってみて?」

    憂「バッティングセンター……」

    60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:00:17.01
    斉藤「2球目行きますよ!」シュッ

    憂「……」

    ズバンッ

    紬「ストライク、ツー」

    斉藤(ふふ、反応もできずか。三球三振だな)

    憂「自分の前に壁を作るイメージで……」ブツブツ

    斉藤「ふっ!」シュッ

    61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:04:12.07
    憂「来た球を……打つ!」ブンッ

    キインッ

    斉藤「なっ!?ボールは!?」バッ

    紬「……あそこよ」

    …フッ

    斉藤「場外……ホームラン……?」

    憂「わあっ打てた!打てましたよ、紬さんっ!」ピョンピョン

    62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:06:51.21
    紬「憂ちゃん凄いわ~♪」ナデナデ

    憂「えへへ……」

    斉藤「……」ズーン

    紬「さて、と。斉藤」

    斉藤「お嬢様……」

    紬「まだまだ調子に乗るのは早いということが分かった?これからは球威を取り戻すためのメニューを……」

    斉藤「お世話に、なりました」

    紬「えっ」

    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:09:19.42
    斉藤「もう俺にはプロの資格はないです……球団にも改めて伝えときます」

    紬「ち、ちょっと」

    斉藤「俺の代わり……いや、そんな失礼なことは言えませんね」チラッ

    憂「……?」

    斉藤「とにかく球団には、松中さんや小久保さんの後釜が見つかったと伝えますんで」

    紬「何を言って……!ホークスにはあなたが必要なのよ!?」

    斉藤「いえ、よう考えたら先発にはスギやワッチに大隣、ホールトンに真介や山田までおりますし。俺はもう……」

    紬(く、まさかここまで弱気になるなんて……!)

    65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:13:41.78
    斉藤「頑張れよ、未来の三冠王」ポンッ

    憂「えっ?えっ?」

    斉藤「ほな、また……」ダッ

    紬「ああっ!?斉藤ーーーっ!」


    憂「……」

    憂「えっと……いったい何だったんだろ?」

    憂「あ、早く帰って晩御飯作らないと!」

    68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:19:31.37
    ……

    斉藤「……はあ」

    斉藤「まさか女子高生に柵越えされるとはな。笑ってまうわ」

    斉藤「これからどうすっかな……」

    律「お~い、澪~」

    澪「ん、律か」

    斉藤(あれは確かお嬢様の……。って何で隠れてんだ俺)ササッ

    71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:22:55.13
    律「昨日の試合見た?」

    澪「昨日の試合って?」

    律「野球だよ、や・きゅ・う!ホークスが連敗しちまったよ」

    澪「ああ、それか。昨日は杉内が投げたんだよな?」

    斉藤「……」

    律「ああ、でも5回もたずノックアウトだよ。和田の調子も悪いし……」

    澪「最近は先発陣が踏ん張れないよな、ホークスは」

    73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:26:15.69
    律「SBM48とか言ってるけど、どんなに磐石な必勝リレーでも先発が頑張らないと意味ないのになあ」

    澪「でもホークスって先発陣がかなり強くなかったっけ?」

    斉藤「……!」

    律「あ~、数年前はな。杉内・和田のダブルエースに加えて、新垣と斉藤で4大エースって呼ばれてたなあ」

    澪「杉内と和田はともかく、あと二人はどうしたんだ?トレード?」

    律「まさか!新垣は今2軍だよ。もともと暴投王だったからなあ」

    澪「へ~」

    斉藤(渚……)

    74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:30:17.84
    律「あとは斉藤か……あいつは今、プロブロガーやってるよ」

    澪「はあ!?何だそれ」

    律「だからブログやってばっかなんだよ。怪我して2007年以降は一回も投げてない」

    澪「おいおい……」

    斉藤(……)

    律「ブログで日記書いて、彼女とデートしてるだけで数億円なんだもんなあ。世の中狂ってるよ」

    澪「球団は何をやってるんだよ……」

    76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:33:41.82
    律「でも斉藤は来年は支配下登録から外れるかもしれないってさ」

    澪「え、クビ?」

    斉藤(っ!)

    律「いや、育成枠になるかもってさ」

    澪「かつてのエースが育成枠って前代未聞だな」

    律「ぷぷっ、そうだな」

    澪「それにしてもホークスは優勝どころかCSも危ないんじゃないか?」

    78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:38:46.77
    律「そうなんだよなあ。はあ、どっかに鷹の救世主はいないもんかね~?」

    澪「そう簡単には見つからないから救世主なんだろ?さっ、帰るぞ」

    律「お~」

    斉藤(……)

    斉藤「救世主か……俺には無理だ」

    斉藤「プロブロガー、か。はは、言いえて妙だ」

    斉藤「そうだ、ブログ……ブログを更新しないと……。俺を待っている読者のために……」フラフラ

    82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:43:54.12
    紬「……そうやって、また逃げるのね」

    斉藤「!?」

    紬「言っておくけど、ブログの読者が聞きたいのは鷹のエース・斉藤の言葉よ。野球を捨てた負け犬を待っているんじゃない」

    斉藤「う……」

    紬「戻りなさい、斉藤。リハビリを続けるわ」

    斉藤「でも俺はもう……女の子にも打たれて……。渾身のストレート、130も出てなかった……」

    紬「球威が戻っていないのだから当たり前よ。それに球速のせいにしないで。和田選手は120km/hの直球を150km/hに見せて三振の山を築いた、という逸話を持っているわ」

    斉藤「……」

    83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:48:36.95
    紬「……」

    斉藤「俺は、」

    紬「……周りに何を言われようと、何を思われようと、俺のことを必要としてくれてる以上は頑張る」

    斉藤「え……?」

    紬「『投げれる』ことを信じて『今』を頑張る。その時の気持ちに『正直』に生きて行くのが『ROUTE66』や!」

    斉藤「!!!」

    紬「……分かる?あなたの言葉よ、斉藤」

    斉藤「……ええ、もちろん」

    84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:53:37.02
    紬「あなたは自分の言葉通りに生きてるの?あなたのROUTE66とやらはこんなところで終わるの?」

    斉藤「……」

    紬「私は、私たちホークスファンは、いつまでもエース・斉藤和巳の帰還を信じているわ」

    紬「立ち上がりなさい、斉藤!あなたの2003年の20勝は……!2005年の16勝は……!2006年の18勝はっ!」

    紬「投手四冠王は、2度の沢村賞はっ!」

    紬「過去の栄光なんかじゃ……ない!」

    斉藤「おじょう、さま……」

    85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 01:59:28.20
    紬「あなたはまだやれる。絶対やれるから……!」ポロポロ

    斉藤「……」グッ

    紬「斉藤……?」

    斉藤「ふふ、お嬢様を泣かせるなんて執事失格ですね」

    紬「……」

    斉藤「やりますよ、俺」

    紬「え……?」

    斉藤「もう一度、必ずマウンドへ戻ってみせます!お嬢様のために、俺を信じてくれるファンのために!」

    86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 02:02:28.08
    紬「斉藤……!」

    斉藤「不束者ですが、よろしくお願いします」

    紬「ふふ、ここで使うにはおかしな言葉よ、それ」

    斉藤「ははは、そうですか?」

    紬「うふふふ♪斉藤!」

    斉藤「何でしょう?」

    紬「頑張りましょう!」

    斉藤「はいっ!」

    87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 02:07:05.00
    ……

    紬「みんな~、お茶が入ったわよ~」

    唯「わ~い♪」

    澪「おおいっ!?」

    梓「練習……」

    律「ティータイムの後にちゃ~んとやるって♪」

    澪「絶対だぞ!」

    89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 02:10:20.21
    紬「お茶菓子で~す♪」ドサッ

    唯「おおうっ!?何か今日はいつもよりさらに豪勢だね~!」

    梓「す、すごい量ですね……」

    律「ムギ、何かいいことでもあったの?」

    紬「復活祝いで~す♪」

    澪「復活祝いって……誰の?」

    紬「うふふ、秘密♪」

    唯「何だかムギちゃん楽しそうだね~♪はむっ、うまい!」

    律「もう食っとる……」

    92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 02:12:20.46
    梓「もう唯先輩!口元にクリームがついてますよっ」

    唯「あずにゃん取って~」

    梓「なっ……も、もう。しょうがないですね」

    律「いちゃつくなら他所でやれ~」

    梓「そ、そんなんじゃないです!」

    唯「えへへ~、私とあずにゃんはラブラブだよ~♪」ギュウ

    梓「や、やめて下さい!///」ジタバタ

    澪「こらこら、暴れるな~」

    紬「うふふ……」

    93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 02:14:25.76
    『……さあ首位攻防戦、大変なことになって参りました!お聞きください、この大歓声!』

    『そうです、満身創痍のホークスにこの男が帰ってきているのです!炎のエース・斉藤和巳!肩の手術で今季絶望という話だったのですが……』

    『ここまで首位・西武の強力打線の前に獅子奮迅の投球。なんと8回までに打たれたヒットは0!信じられません、本当に復帰後初登板なのでしょうか!』

    『9回のマウンドにももちろん斉藤が上がります。さあ2007年以来の勝利へ、大記録へと向かってエースが躍動するっ!』

    『第1球、投げた!ストライク!低め厳しい球……』


    斉藤和巳。背番号66。 1995年、南京都高からドラフト1位で福岡ダイエーホークスに入団。
    2000年、6月24日に対千葉ロッテ戦でプロ初勝利。
    王貞治監督ら首脳陣には2003年1月に「エースは斉藤か寺原」と明言され、3月28日の対ロッテとの開幕戦で初の開幕投手を務め勝利。

    その後プロ野球新記録となる先発16連勝を記録するなど、パ・リーグでは1985年佐藤義則以来となる20勝を記録。
    2004年は調子を崩すものの、2005年に開幕15連勝を含む16勝、2006年には18勝を挙げチームを牽引。
    気持ちを前面に押し出す投球でホークスのエースとして活躍。
    度重なる肩の故障と手術により、2008年からは一軍での登板なし。

    最多勝2回、最優秀防御率2回、最多奪三振1回、ベストナイン2回、沢村賞2回、1イニング4奪三振など、数々の輝かしい記録を持つ。
    現時点での通算成績は79勝23敗、防御率3.33。
    1977年11月30日生まれ。身長192cm、体重96kg右投げ右打ち。


    終わり♪

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憂「ラブノック」
憂「さすがの私でもこれは引くわ」
唯「あ~ずにゃん♪」梓「ゆ~いにゃん♪」唯「!?」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/09/19(日) 15:01:43 URL [ 編集 ]
    レイプ系かと思ったのに中々面白いじゃねーか畜生
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/02/23(水) 18:16:47 URL [ 編集 ]
    けいおんのネタも知っていて野球好きの俺からすればいいSSだった

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