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唯「純ちゃんがいけないんだからね!」

  1. 名前: 管理人 2010/09/26(日) 13:09:23
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 21:26:51.31
    唯「純ちゃーん!」ダキッ

    純「わっ!」

    純「何してるんですかっ!?」

    純「私は梓じゃ無いですよ」バタバタ

    唯「いーじゃーん、たまにはぁー」ギュッ

    純「ちょっと、離れてください!」

    純(憂のお姉さんって、ほんとに変わってるなぁー)

    唯「!!?」

    唯(あれっ、何だろうこの感じ…?)


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 21:33:23.58
    純「はあ、もういいですかぁ?」

    唯「」サワサワ

    純「えっ!?」

    純「ちょっと、先輩っ、どこ触ってるんですか!?」

    唯「」チュッ

    純「!!?」

    純(えっ、何なの!?)

    純(キス、された…!?)

    梓「あっ、純と唯先輩だ」

    憂「おねーちゃーん!」フリフリ

    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 21:40:41.43
    純「あっ、梓、憂っ、ちょっと先輩をなんとかしてよ!」

    唯「」ギュッ

    梓「まったく唯先輩ったら、純にまで抱きついてぇー」

    憂「おねえちゃん、純ちゃん困っちゃってるよ」

    唯「」ギュッ

    梓「あれ?離れない…」

    憂「どうしたのおねえちゃん?」

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 21:46:01.60
    唯「むうっ…///」

    純「先輩…?」

    唯「」ダッ

    タッタッタッタ

    梓「あれ?走って行っちゃった」

    憂「おねえちゃん…」

    憂「純ちゃん、おねえちゃんと何かあったの?」

    純「へっ、いやっ、ただ抱き付かれただけっ」ビクッ

    憂「ふーん、そうなんだぁー」

    純「いやー、ビックリしたなぁー」ドキドキ

    純(何で私がドギマギしなきゃならないのよー!)

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 21:57:57.34
    純「あのさ、梓はさぁ?」

    梓「ん、なに?」

    純「唯先輩に、よく抱きつかれてるじゃん?」

    梓「うん、そうだけどー」

    純「その時ってどんな感じ?」

    梓「まあ、後ろからガバーって感じかな?」

    純「それだけ?」

    梓「それだけって?」

    純「触られたり、その、えっと、チューされたりは?」

    梓「えーっ!?流石にそれは無いよー」

    梓「冗談でチュッチュっとか言ってたりはするけど」

    梓「いくら唯先輩でもそこまではしないよー」

    純「あははっ、そっ、そーだよねー」

    純(さっきのは一体何だったんだろ…?)

    憂「……」

    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 22:12:38.64
    お昼休み!

    梓「お昼食べよっか」

    憂「うん!」

    純「あー、もうお腹ペコペコだよー」

    憂「純ちゃんったら、食いしん坊さん!」

    純憂梓「あはははっ」キャッキャッ

    梓「でもさぁ…」

    純「ん?」

    梓「唯先輩、どうしたんだろうね?」

    梓「あの時、純から離れた途端に、急に走って行っちゃってー」

    純「えっ、それはっ、お手洗いに行きたくなったとかっ」アセアセ

    梓「そうかなー?」

    憂「……」

    憂「純ちゃん、ちょっといい?」

    純「なっ、何?」ドキッ

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 22:20:14.15
    憂「純ちゃんはー…」

    梓「あっ、唯先輩だ!」

    純「えっ、あっ、本当だ!」

    唯「」モジモジ

    憂「おねーちゃーん、どうしたのぉー?」フリフリ

    梓「私達に何かご用ですか?」

    唯「あの、えっとね…」

    唯「純ちゃんにね…」

    純「!!?」

    純「私に、何ですか?」

    唯「///」

    唯「ごめんっ、やっぱりいいよっ!」ダッ

    タッタッタッ

    梓「また走って行っちゃった」

    憂「おねえちゃん…」ググッ

    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 22:26:56.00
    純「……っ」

    純「私、ちょっと行ってくるよ!」ダッ

    梓「ちょっと、純!?」

    タッタッタッ

    梓「行っちゃった…」

    梓「おかしな二人、一体何なんだろうね?」

    梓「あれ?」

    梓「う、憂?」

    憂(おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃんっ!!!!!!!)ギリギリ

    梓「うわぁ」ゾッ

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 22:39:56.51
    純「唯先輩っ!」

    唯「あっ、純ちゃん!?」

    純「先輩どうしたんですか?」

    純「私に何か用事があったんでしょ?」

    唯「……」

    純「そっ、それに、私に抱きついた時の事もっ!」

    唯「純ちゃん…そうだね」

    唯「じゃあね、二人だけでお話しようよ」ハアハア

    純(あれ?唯先輩息が荒い、さっきまで走ってたから?)

    唯「こっちに来て」ギュッ

    純「先輩…?」

    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 22:51:35.72
    唯「この辺りは誰も来ないからね」ハアハア

    純「えっ、ええ…」

    純(唯先輩、頬も赤くて眼が潤んでる)

    唯「純ちゃん!」ダキッ

    純「わわっ!」

    純「ちょっと、止めて下さいっ!」バタバタ

    唯「純ちゃん!純ちゃん!」スリスリ

    純「そんなに体を…っ、ちょっと、やっ、だめっ!」

    唯「お願い、ちょっとだけっ!」

    純「だめっ、ダメですっ!こんなのおかしいですよ!」

    純「わわっ、危ないっ!」

    ステンッ

    唯「純ちゃん、好きだよ純ちゃん!」

    純(ひえっ、馬乗りになられた!?)

    純(このままじゃ、ホントに…!!?)

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 23:03:18.01
    純「ちょっと、先輩、もう止めましょう!」

    純「今日の所はもうお終い、お昼ご飯食べましょうよ」

    純「ねっ?」ニコッ

    唯「ご飯なんっていらないよ!」

    唯「私は純ちゃんが食べたいんだよっ!」ガバッ

    純「ひゃっ!!?」

    唯「ああーっ、純ちゃん!!!!!」

    純「んっ、あんっ、ああっ、ダメェ!」

    唯「」ブチュッ

    純「んーっ!!?」

    クチュクチュ チュパチュパ

    純(もうダメッ、犯されちゃう!!?)

    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 23:13:05.48
    純「ダメェーッ!!!!!!」バッ

    ドンッ

    唯「わっ!?」

    純「離れてっ、あっちに行って!」

    純「このっ、ケダモノっ!!!!」

    唯「純ちゃん…」

    純「早く行ってよ!そうじゃないと、この事みんなに言いふらしてやるんだから!」

    純「憂にも、軽音部にもっ!!!」

    唯「……」

    唯「ごめんね純ちゃん」

    スタスタ

    純「ううっ…」

    純「なんでぇ?なんでこんな事に」

    憂「……」

    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 23:23:42.59
    憂「純ちゃん…」

    純「えっ、憂!?」

    純「何時からそこに…」

    憂「純ちゃんは、お姉ちゃんに何したのかなぁ?」

    純「何って…」

    憂「何かしたんでしょ?教えてよー」

    純「そんなっ、私の方が唯先輩から迫られてっ!?」

    憂「そんなの嘘っ!!!!!」

    純「ひっ!?」

    憂「何も無いのにおねえちゃんがあんな事するわけ無いよ!」

    憂「純ちゃんがおねえちゃんを誘惑したんでしょ!?」

    純「違うよ憂!私は何もっ」

    憂「よくもっ、よくもおねえちゃんをあんなにしてっ!」

    憂「絶対に赦せないんだからっ!!!」ガバッ

    純「!!?」

    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 23:34:52.94
    憂「お友達だと思ってたのにっ!赦せないっ、赦せないっ!!!」

    純「止めてよ憂っ、恐いよぉー」ポロポロ

    憂「えっ!!?」

    憂(あれ、何?この感じ…)

    憂「」ポーッ

    純「……憂?」

    憂「ううっ…」ヨタッ

    純「ちょっと、憂、どうしちゃったの?」

    憂「はあっ、やっ!来ないでぇ!」

    純「憂、具合でも悪いの?」

    憂「何でも無いからほっといて!」

    憂「すぐ…落ち着くからっ」ハアハア

    純「そんなこと言われてもほっとけないよ」ヒシッ

    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 23:44:17.12
    憂「きゃっ!」ビクッ

    純「どうしたの憂、やっぱり体調が悪いんじゃ…」

    憂「はあっ、はあっ」

    憂「私、なんだかおかしくって…」

    純「じゃあ保健室に」

    憂「純ちゃん…」チュッ

    純「!!?」

    純「ちょっと、何?まさか憂まで…」

    憂「なんだか私、体が熱くて」

    憂「助けてよ純ちゃん」

    純(憂までおかしくなっちゃった)

    純(もうっ、何がどうなってるのよ!?)

    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 23:53:07.21
    憂「」チュイッ

    純「!!?」

    純「ちょっと、憂っ、そんな所吸っちゃやだっ!」

    憂「」ペロレロッ

    純「はうっ」ビクッ

    純「ダメだよ憂っ、正気に戻って!」

    憂「じゃあ、純ちゃんが私の体を鎮めてよっ」ハアハア

    純「鎮めるってどうしたら…」

    憂「体にさわって!たくさんさわって!乱暴にしていいからっ!!!」

    純(こんなの憂じゃない!誰かぁ、助けてぇ!!!)

    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:05:07.81
    梓「だめーっ!!!」バッ

    ドンッ

    憂「きゃっ!!!」

    純「梓っ!?」

    梓「純、大丈夫?」

    純「ありがとう梓、助かったよーっ」ダキッ

    憂「梓ちゃん、邪魔しないでよ!」

    梓「何言ってるの憂?二人が遅いから心配して来てみたら」

    梓「まさか憂がこんな事をするなんてっ!?」

    憂「梓ちゃん、純ちゃんを返してっ!」

    憂「私達これからいい所だったのにっ!!!」

    梓「嘘っ!純はこんなに震えてるじゃない!?」

    純「梓ーっ」ブルブル

    梓「今の憂に純はわたせないよっ!!!」

    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:14:17.38
    憂「仕方ないなー」

    憂「じゃあ、梓ちゃんも一緒にしちゃおっか?」

    梓「なっ、何言ってるの!?」

    憂「さあっ!梓ちゃん!!!」

    純「わーん、梓ーっ!」ヒシッ

    梓「大丈夫だよ純、純は私が守ってあげる」ダキッ

    梓「……!!?」

    梓(あれ?これって…)

    梓「はあっ、はあっ!」

    純「えっ、梓っ!!?」

    憂「えへへ、梓ちゃんも感じてきちゃったみたいだね」

    梓「そんなっ、違うっ!!!」

    46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:24:25.06
    純「まさか梓まで…?」

    梓「だ、大丈夫だよ…」

    梓「私、わたしはっ」ハアハア

    梓「んっ!」ガバァ

    純「きゃあっ!?」

    梓「はあっ、純っ、ごめんねっ」

    純「ダメだよ梓っ、いやっ!!!」

    梓「ごめんっ、ごめんっ!」

    憂「梓ちゃんズルイっ!謝りながらこんなに激しいんだもん」

    憂「私にもさせてっ!!!」ガバッ

    純「だめっ、そこは触らないでっ、ダメだよそこだけはっ!!!」

    梓「はあっ、可愛いよ純っ、じゅんっ!」

    純(二人に押さえ込まれちゃった、もう逃げられないっ…)

    47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:42:50.64
    純「いやっ、いやーっ!!!」グスグス

    憂「純ちゃん、もう観念しなよー」ハアハア

    梓「どうせもう逃げられないんだしさっ」

    梓「一緒に気持ちよくなった方が楽だよ」ハアハア

    純「いやだっ!こんなので気持ちよくなるはずないじゃないっ!!!」

    憂「えーっ、純ちゃんにも私達を触って貰いたかったのになぁ」

    梓「もう純ったら、強情なんだから」

    梓「こうなったら無理やりにでも気持ちよくなって貰うからね!」

    憂「えいえいっ」スリスリ

    純「ひゃっ、ううっ、ぎもち良くなんかっ、んっ、ないもんっ!」ビクッ

    梓「じゃあ、これはどうかなぁー」チュイチュイ

    純「だめっ、そんなとこっ、汚いよっ!?」

    純「んんっ、やだっ、ちょっとっ、あっ」ビクビク

    憂「んー、もう少しかなぁー」サワサワ

    純(いやっ、こんなのに負けたくないっ!)

    48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:51:58.47
    唯「待って二人とも!」

    憂「あっ、おねーちゃん!」

    梓「先輩も一緒に純を気持ちよくさせてあげましょうよ!」

    梓「純はなかなか頑固で」

    唯「えへへ、私も、純ちゃんにその気になって欲しくて」

    唯「助っ人を呼んだんだ!」

    憂「スケット?」

    澪「……」

    純「えっ!?澪先輩!!?」

    純「何で澪先輩が…!?」

    50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 01:03:13.02
    純「澪先輩っ、何やってるんですか!?」

    純「早くみんなを止めてください!」

    澪「ごめんっ」

    澪「私も、純ちゃんを…」

    純「そんなっ!?」

    純「澪先輩までおかしくなっちゃったんですか!?」

    唯「私達だけじゃないよっ」

    ワラワラ

    純「!!?」

    純「いつの間にかこんなに大勢!?」

    純「和先輩っ、さわ子先生まで!?」

    純「私に抱きついた人だけが、おかしくなるんじゃ無かったの!?」

    唯「みんなだよ」

    唯「この学校全ての人が、純ちゃんと一緒に気持ちよくなりたがってるんだよっ」

    純「!!?」

    54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 01:17:05.63
    純「嘘っ…」

    憂「だからもう観念してね」

    梓「はじめは純の大好きな澪先輩なんだから、喜びなよ!」

    澪「私も、どうしたらいいかよく分んないんだけど///」

    純「お願いですっ、止めてくださいっ!」

    澪「こんな感じかな?」キュッ

    純「っはう!!!」ビクビクッ

    憂「すごいすごいっ!私達と感じ方が全然違うよ」

    唯「澪ちゃんも脱いでさ、裸で抱き合いなよー」

    澪「そっそうか///」ヌギヌギ

    純「だめっ、私っ、そんなことされたらぁっ!!!」

    57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 01:31:21.70
    澪「じゃあ行くぞ」スッ

    純「!!?」

    純「はっ、はぁぁああぁあああ!!!!」

    澪「ああっ、純ちゃん…」チュッ

    クチャッ チュパッ

    純(もうダメ、憧れの澪先輩にこんな事されたらっ)

    純(私っ、もうっ!!!)

    純「あっ、あんっ、きっ、気持ちいぃっ!!!」

    憂「ついに純ちゃんが堕ちたよ!」

    梓「これで無理やりじゃないよね?合意だよね?」

    唯「やったーっ!全校のみんなで純ちゃんを犯しまくろうっ!!!!」

    澪「純ちゃん、どう?ここ気持ちいい?」

    純「ああっ、いいっ、いいっ!!!」

    純(私もうらめぇ、どうにでもなってぇー)

    唯「まあ、この人数に犯されたら、純ちゃんは衰弱ししちゃうだろうけどね」

    59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 01:42:34.76
    唯「でもそれは、可愛すぎる純ちゃんがいけないんだからね!」

    ?「ちょっと待ったぁーっ!!!」

    唯「何者だ!?」

    純「えっ、りつ…先輩?」

    律「純君、大丈夫かい?」

    律「みんなは悪霊に取り付かれているんだ!」

    純「ええっ!?」

    律「そうだよな、悪霊ども?」

    淫魔唯「へっ、バレちゃあしょうが無いぜっ!」

    淫魔唯「死ねっ!!!」

    律「甘いぜっ!!!!」

    律「破ぁぁあああああーーーーーっ!!!!!!!!」ドキューン

    淫魔唯「ぎゃぁぁああああああああ!!!!!」ドカーン

    純「律さん、貴方は一体…」

    律「人呼んで寺生まれのT!地獄寺生まれ田井中律とは俺の事だっ!!!」

    61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 01:58:23.71
    淫魔憂「だがな寺生まれ、俺たちが一体何人いると思ってるんだ?」

    淫魔梓「いくら寺生まれであっても、この人数相手に霊力が持つとは思えんな」

    淫魔憂「多勢に無勢、なぶり殺しにしてくれるわっ!!!」

    律「果たしてそうかな?」ニヤリ

    律「貴様らが遊んでいた間、俺はこの学校全体に結界をはったっ!」

    淫魔憂「なん…だと!?」

    律「一撃で終わらせてやるぜっ!!!!」

    律「いっけーっ!!!!!」

    律「破ぁぁああああああああ!!!!!!!」ドキューン

    巨大な半球状の光が学校全体を包む!

    淫魔達「ぎゃぁあああああああああ!!!!!!」ドカーン

    律「いくら雑魚が集まろうが、寺生まれのてきでは無い」

    純「まさか…、律先輩があの寺生まれのTさんだったなんて!?」

    律「純君、隠していてすまない」

    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 02:10:58.42
    律「うっ!」ガクッ

    純「律先輩!?」

    律「はは、流石に今回ばかりは霊力を使い果たしちまった様だぜ」

    律「かっこつけた割には情けねえなぁ…」ハアハア

    澪「……」ムクリ

    純「あれ?澪先輩、気が付いたんですか?」

    澪?「……この時を待っていたぞ寺生まれ」

    邪悪な瘴気が澪の周りに渦巻く

    律「なっ!!?」

    律「バカなっ、なんて事だ!?」

    純「へっ、悪霊はさっき退治したはずじゃ…?」

    律「こいつはっ、悪霊なんて生易しいもんじゃねえ!」

    律「そいつらの親玉『大邪気王』っ!!!」

    65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 02:28:32.02
    純「何で澪先輩にそんなのが取り付いているんですかっ!?」

    律「実は、澪は代々この大邪気王をその体に封印する巫女の一族、その末裔!」

    純「みっ、澪先輩が!?」

    律「そして俺はそれを監視する役目としていつも澪の傍に居たんだ」

    純「幼馴染の二人に、そんな因縁がっ!?」

    律「俺たちの周りで頻繁に起こる霊現象も、この大邪気王が誘き寄せていたもの」

    律「それを退治することが寺生まれの宿命だったんだ!」

    律「俺はなんとか澪を一族の因縁から解放するために、この大邪気王を倒す方法を探っていたのだが」

    律「奴さん、最悪なタイミングでのお出ましだぜ」

    大邪澪「ぐははっ、お前の霊力が尽きるのを待っていたまでよ!」

    大邪澪「霊力が無ければ寺生まれもタダの人間も同じ、バラバラに切り裂いて食ってくれるわ!」

    律「くそっ、タダでやられるか!!!」

    純「律先輩っ!?」

    67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 02:42:52.52
    大邪澪「無駄な事をっ」シュバッ

    ズバッ

    律「ぐはぁッ!!!」

    純「ああっ、律先輩っ!!!」

    バタリ

    律「くそっ、情けねえ、結局俺は仲間を救えねえのか…」

    律「みん、な…」

    邪気澪「他愛も無いな、死ねっ!!!」

    律(だがっ、俺が守らなければ、みんながっ!)

    律(大切な仲間がっ!!!)

    律「くっそーっ!!!、負けてたまるかよーっ!!!!」

    律「うぁあああああぁああああっぁあああああ!!!!!!」

    ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

    邪気澪「なっ、なんだと!?」

    邪気澪「どこにこんな力が残っているというんだ!?」

    68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 02:52:23.96
    律「これが、俺の最後の力だっ!!!!」

    律「この命尽きてもいい、俺の全てをこの一撃へっ!!!!」

    律「うぉぉぉおおぉおおおおおおおおお!!!!!!!!」

    律「くらえぇぇええええ!!!!!!」

    律「破ぁぁああああああああああああっ!!!!!!!!!!!」

    ドギューン!!!!!!

    邪気澪「これほどの力が…何故!?」

    律「お前にはわからんだろうな、大切なものを守る時っ」

    律「人は自分の限界を超えた力を発揮出来るんだ!!!」

    邪気澪「この、大邪気王様がっ!?ば…か…なっ」

    邪気澪「ぐわぁあぁああああああああ!!!!!!!!!」

    ドガーン!!!!!

    律「はあっ、はあっ」

    純「やりましたね、律先輩っ!」

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 03:06:10.04
    澪「」グッタリ

    純「澪先輩っ!」

    澪「んっ、純、ちゃん?」

    純「よかったー、澪先輩も無事だぁ!」

    律「永年にわたる呪われの宿命に終止符が付いた」

    律「これで澪も…解放された!」

    律「終わりだな…」

    ?「ぐははははっ!!!!」

    大邪気王「まだだぞ寺生まれぇーっ!!!!!!!!」

    律「そっ、そんなっ!?」

    純「えっ?嘘でしょ!?」

    澪「あれはっ、大邪気王!?」

    大邪気王「俺様を倒すとは流石だな」

    大邪気王「だがタダでは死なんっ!!!」

    大邪気王「俺様の最後の力でこの世界を破滅に導いてくれるわっ!!!」

    71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 03:29:35.60
    澪「いけないっ、大邪気王は自分もろとも世界を滅ぼすつもりだっ!」

    純「ひえっ、そんな事まで出来るんですか!?」

    澪「大邪気王は人の悪しき心の集合体」

    澪「人の憎しみの心を増大させて、争いを起こさせる気だ!」

    澪「おそらく狙いは第三次世界大戦っ、それで人類は滅亡…!?」

    純「そんなっ!?」

    律「さっ、させるかよーっ!」ヨロッ

    大邪気王「ふははっ、今回ばかりはどうし様も無いな寺生まれ!」

    大邪気王「人類同士お互いに争い、憎しみ合い、殺し合い、滅ぶがよいっ!」

    律「くっそーっ!!!!」

    大邪気王「さらばだ寺生まれ!!!!」

    大邪気王は禍々しい瘴気となってなって、世界中に飛散した

    律「ダメだった…結局俺はみんなを救えなかった」

    律「世界は、これで終わりだっ!!!」

    74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 04:00:36.74
    和「大丈夫よ、人類は滅びないわ」

    律「えっ、和!?」

    憂「きっと人類は大邪気王に打ち勝ちます!」

    律「憂ちゃん?」

    律「どうしてそんな事が分るんだっ!?」

    唯「私達、これまでの事で分ったんだよ、悪霊は外から来るんじゃ無いの」

    唯「私達自身が作り出していたんだよ!」

    梓「残虐性も、性欲だって、元々私達の中にあるものです」

    紬「大邪気王だって、憎しみの心も本来私達の中にあるものよ」

    紬「それを一人一人が自覚して、闘っていけたなら、きっと今回だって…」

    律「みんな…」

    律「俺は、今まで悪霊が現われる度にただ倒していたが」

    律「本当は、その出処が分らなければ、結局は何も解決しないんだ」

    律「俺のやっていた事はその場しのぎでしか無かった」

    律「その事が、最近になってようやく分かりはじめてきたんだ…」

    75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 04:17:33.73
    澪「確かに人間はどうしようもないほど愚かかもしれない」

    澪「でも、その愚かさを知る事は出切る」

    澪「人類は大邪気王なんかに負けたりしないっ!」

    澪「人類は滅んだりしないよっ!」

    律「そうか…そうだなっ!」

    寺生まれと大邪気王の闘いから数ヶ月経ったが、人類は滅亡していない
    大邪気王の力が、人類を滅ぼすに至らなかったのか?
    人類が大邪気王、己の憎しみの心に打ち勝ったのか?
    それとも、既に人類は滅亡の道を辿っているのか?
    その答えは、まだ出ていない…

    駅のホーム

    澪「本当に行っちゃうのか?」

    律「ああ…」

    紬「寂しくなるわね」

    唯「いつでも電話してね!」

    梓「体に気をつけて、元気でいてくださいね!」

    律「わかってるって!」

    76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 04:27:42.26
    澪「やっぱりヤダっ!」

    澪「行かないでよ律っ」ダキッ

    律「おいおい、大げさだな、永遠の別れじゃあるまいし」

    澪「でもーっ」グスグス

    律「前の闘いで霊力を使い切っちゃったからな」

    律「霊力をためる為に、ちょっとの間修行に出るだけだよ」

    律「大丈夫さ、またすぐに会える」

    澪「ううっ、早く帰って来いよ」

    律「ああ…」

    梓「そろそろドアが閉まりますよ」

    紬「じゃあ、またねりっちゃん」

    唯「お土産いっぱいよろしくね!」

    梓「もう唯先輩ったら!」

    一同「あはははっ」

    律「それじゃ、ちょっと行ってくるよ!」

    77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 04:49:33.33
    律(ごめんなみんな、おそらくもう会うことも無いだろう)

    律(宿命は解かれた)

    律(もはや俺が澪の傍に止まる必要は無い)

    律(俺はこれから、旅をしながらできるだけ多くの人々の心を、闇から救って生きるよ)

    律(世界的に見たら些細な事だろうけど、それが人類を救う一歩だと信じてる)

    律(俺の出切る限りで、世界に散らばった大邪気王と闘いたいんだ)

    律(澪、みんな…)

    律(どうか幸せにな…)


    人の心に悪霊が巣食うとき、きっと奴は現われる
    その名も 地獄寺生まれ田井中律!!!!

    律「破ーっ!!!!」

    地獄寺生まれ田井中律第七話 『さらば寺生まれまた会う日まで』 完     

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