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過去の名作たち

  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/09/30(木) 00:10:36 URL [ 編集 ]

  2. 名前: 2013/04/30(火) 23:40:11 URL [ 編集 ]
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憂「グレてやる!」

  1. 名前: 管理人 2010/09/27(月) 03:12:32
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:40:58.07
    こんにちは、平沢憂です。
    いきなりですが、グレてみることにします。
    いっつもグータラしているお姉ちゃんを困らせてやるんだから!

    憂「まあ、グータラしてるお姉ちゃんが可愛いんだけどね///」

    思い出すのはゴロゴロしながらアイスを求めるお姉ちゃんや、ギー太を抱いてお昼寝するお姉ちゃんの姿。

    憂「……♪」ホワーン

    可愛すぎです。
    天使です。
    思わず思い出しほんわかをしてしまいました。


    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:45:09.33
    憂「はっ!?」

    おっと、話が逸れてしまいました。
    とりあえずグレてみます。

    憂「う~ん……」

    でも、グレるって具体的にはどうすればいいのかなあ……
    困りました、よく分かりません。

    憂「とりあえず……何か悪いことをしないと!」

    憂「でも、一体何をすれば悪い子になれるんだろう?」

    憂「う~ん……」

    これは難問です。
    別に自分のことを良い子だとは思っていませんが、悪い子でもないつもりです。
    要するに、悪いことをしたことがたぶんありません。

    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:51:47.32
    憂「むむむ……」

    憂「む~……」

    憂「はあ……」

    ダメです、なかなか良い案が浮かびません。
    まあ今日は休日なので、ゆっくり考えていきたいと思います。
    あまり考え込みすぎるのも良くない気がしますし……

    憂「よし、じゃあ朝ごはん作っちゃおう!」

    気分転換にお料理。
    まだ早い時間ですし、昨日買い物に行っておいたおかげで食材も十分にあります。
    今日はしっかりとした朝食をお姉ちゃんに食べてもらえそうです♪

    憂「よ~し!」

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:56:07.13
    ……

    憂「~♪」

    今日のメニューは簡単にサラダと目玉焼きを作りました。
    なかなかの出来だと自負しています。
    起こしに行ったのですが、お姉ちゃんは未だ夢の中です。
    一緒に食べられないのは残念ですが……

    憂(お姉ちゃんの寝顔可愛かったな~♪)

    気分は上々です!

    憂「ん、ごちそうさまっ」

    一人だと食べ終わるのも早いですね。
    昼はお姉ちゃんと一緒に食べたいなあ……

    9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:01:49.95
    憂「よし!」

    さて、さっそくどんな悪いことをするか考えなければいけませんね。
    う~ん……

    憂「ん~……」

    悪いこと悪いこと……
    当たり前ですが、犯罪には走りませんよ?

    憂「むむむ……やっぱり難しいよぅ……」

    やっぱり何も思いつきません。
    ……私ってひょっとして馬鹿なんでしょうか?
    ちょっと落ち込んじゃいます……

    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:07:25.36
    憂「はあ……あれ~、おかしいなあ」

    当初の予定では、とっくに具体的な行動方針を決めているはずだったのに……
    なかなか思いつきを実行に移すのは難しいですね。

    憂「……」

    憂「あ、後片付けしながら考えようかな?」

    椅子に座って悩むより、体を動かしているほうがいい考えが浮かぶような気がします。
    お姉ちゃんにもう一度声かけて……

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:13:10.88
    ……

    憂「ん……いい天気だなあ♪」

    洗濯物を干し終え、グッと背伸び。
    気持ちよく晴れた秋空が私の気分をさらに良くしてくれます。

    憂「いい風……」

    最近は気温も下がって来て、すごく過ごしやすいですね。
    お姉ちゃんのお寝坊もそのせいかもしれません。

    憂「ふんふん♪」

    思わず鼻歌を歌っちゃいます。

    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:18:25.80
    憂「さて、洗濯物はこれでオーケー。掃除も終わったし、次は……」

    ……あれ?

    憂「次、は……」

    何か、忘れているような……

    憂「ああっ!?」

    そうでした、私はグレてやろうと思っていたんでした!
    体を動かしながら何をするか考えようと思っていたのに、私ったら夢中になっちゃって……

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:22:31.63
    憂「うう、私って……私って……」

    というか、よく考えたら家事に勤しむ不良はいないと思います。
    いたとしても、かなりのレアキャラでしょう。

    憂「……」

    憂「まあ、いっか!」

    せっかくのいい気分。
    わざわざ自分から落ち込むこともないよね?

    憂「今からじっくり考えよう!」

    世の中ポジティブシンキングが大事です!
    ちなみにこれは、お姉ちゃんから教わった教訓です。
    えへへ……

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:27:05.94
    唯「うい~?」ヒョコッ

    憂「あっ、お姉ちゃん!」

    唯「お腹空いちゃったよ~……」グー

    憂「あれ?朝ごはんをさっき食べたんじゃないの?」

    唯「そうなんだけど~……」モジモジ

    お姉ちゃんが何故かモジモジしています。
    何か言いにくいことがあるのかなあ?

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:32:26.71
    憂「……ああ!食欲の秋ってやつだね!」

    唯「おおっ、さすが憂!」

    憂「えへへ……」

    やった、当たりました♪
    これぞ姉妹の以心伝心ってやつですね。
    えっへん!

    憂「じゃあお昼ごはん作っちゃうね。何か食べたいものある?」

    唯「う~ん……」

    憂「時間あるし、買い物にも行けるよ。お姉ちゃんの好きなものでいいよ」

    今日は気分がいいので、大サービスです。

    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:37:28.91
    唯「むむ……。いや、何でもいいや~」

    憂「え?」

    ちょっと困る返事です。
    聞いた側としては、できれば何かしらリクエストして欲しいんだけどなあ。
    それに、何を作っても変わらないと言われてる気がして……

    唯「憂の作ったものなら何でも美味しいからね~♪」

    憂「!!!」

    唯「それに、昨日も買い物行ったじゃん。憂ばっかりにそんな負担掛けられないよ」ニコッ

    憂「お、お姉ちゃん……」

    つまらないことで沈みかけた私の心が、一瞬で晴れやかになりました。
    やっぱりお姉ちゃんは凄いです。

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:42:08.61
    憂「じゃあ、張り切って作っちゃうね!」

    唯「おお~、憂燃えてるね!私も何か手伝おうか?」

    憂「ううん、大丈夫だよ。お姉ちゃんは楽しみに待ってて!」

    唯「むう、憂にしては強気な発言……よろしい、待ちましょう!」

    あはは、とお姉ちゃんと一緒に笑い合います。
    幸せだなあ……

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:47:33.17
    ……

    憂「よっと……」

    お昼ごはんはチャーハンとスープに決定しました。
    一見簡単で下手したら手抜きと思われるかもしれませんが、そうではありません。
    本当に料理が上手な人は、豪勢な料理を作らずともその腕を示せると聞きます。
    だからこそ私は、この二品でお姉ちゃんを満足させてみせる……!

    憂「……!」ジャッジャッ

    フライパンを素早く動かし、中の食材を踊らせます。
    チャーハンは火力とスピードが命!
    味付けは薄く、それでいて米の一粒一粒までしっかりと味が立つように。

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:52:34.03
    憂「……」カチャカチャ

    同時にスープの様子を見ることも忘れません。
    栄養のバランスを考え、こちらは野菜のスープです。

    憂「よし、完成!」

    これは自信作です。
    さっそく出来立てをお姉ちゃんに食べてもらわないと……

    憂「お姉ちゃ~ん、ご飯出来たよ~っ」

    ……あ、ちなみにグレてみよう計画はまだ続いていますよ?
    ただ、そのぅ……
    えっと、お姉ちゃんに美味しいものを作ってあげるほうが、優先順位で勝ってしまっただけです。

    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:57:01.95
    唯「お~、いいにお~い♪」

    鼻をフンフンと鳴らし、匂いを嗅ぎながらお姉ちゃんがやってきます。
    可愛いです。

    憂「はい、熱いから気をつけてね?」コトッ

    唯「わあっ、チャーハンだ!いっただっきま~す♪」

    憂「召し上がれ♪」

    唯「はむっ。もぐもぐ……」

    憂「……」ドキドキ

    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:02:21.40
    唯「美味しい!美味しいよ憂~!」

    憂「本当っ!?よかった~」

    唯「やっぱり憂は料理の天才だねっ!もうお店が開けるよ!」

    憂「そ、そうかな……?えへへ、ありがとう」

    唯「はむっ、んむんむ……」

    本当に美味しそうに私の料理を食べてくれるお姉ちゃん。
    その姿を見ていると、こっちまで嬉しくなってきてしまいます。
    お姉ちゃんはお店が開ける、と言ってくれるけど……

    34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:07:19.73
    唯「ん?どうしたの憂、食べないの?」

    憂「ううん、何でもない」

    私は不特定多数の人より、お姉ちゃんを始めとした身近な人たちにいっぱい喜んでもらったほうが嬉しいなあ。

    憂「……はむっ」

    憂「……」モグモグ

    憂「うん、美味しい♪」

    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:12:41.74
    ……

    憂「……」

    楽しいお昼ご飯も終わりました。
    お姉ちゃんは軽音部の皆さんと何か約束があったようで、先ほど出かけました。
    私もそろそろ、本格的にどうやってグレるか考えないといけませんね!

    憂「よ~し、考えるぞ~!」オー!

    お姉ちゃんっぽく気合を入れてみました。
    えへへ、似てたかなあ?

    憂「まずは何をすべきか……」

    グレる……つまり不良になるってことですね。
    不良といえば……

    36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:17:10.12
    憂「そういえば……不良っていえば何だろう?」

    よく考えたら、私は不良さんとは会ったことがありません。
    お姉ちゃんや和ちゃんについて回っていた小さい頃はもちろん、小学校や中学校にもそれらしい人はいなかったと思います。
    桜高には、純ちゃんや梓ちゃんのような良い子しかいませんし……

    憂「う~ん、私一人で考えても正解には辿り着けないかも……」

    少なくとも、家の中にいてはダメな気がします。
    今も勉強しようと無意識に教科書を開こうとしていますし。
    習慣って怖い!

    憂「お出かけしようっと」

    幸いにも、家事はほとんど午前中に済ませています。
    たまには一人でブラブラするのも……いいよね?

    憂「おっと、出かける前に戸締りしないと……」パタパタ

    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:21:47.80
    ……

    憂「ん~、本当にいい天気……♪」

    街にやって来ました。
    何だか昼間に街にいるのって不良っぽくないかな?
    ……休日ですけど。

    憂「さて、どこへ行こうかな?」

    秋風と心地よい陽気を楽しみながら、どこへ行こうか思案します。
    あ、あの服可愛い……
    ウインドウショッピングにしようかな?

    憂「って、ダメダメ!また脱線しちゃいそうになってる」ブンブン

    そう、私はグレるためにここに来たのです。
    自分でもよく分からないことになっていますが、そうなのです。

    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:27:52.94
    和「あら、憂?」

    憂「ふえ?」

    後ろから急に声をかけられたので、くるっと振り返ります。
    咄嗟に出た声がお姉ちゃんっぽかったことが、少し嬉しかったのは内緒です。

    憂「あっ、和ちゃん!」

    和「珍しいわね。憂一人?」

    後ろにいたのは私とお姉ちゃんの幼馴染である、真鍋和さ……和ちゃん。
    何でも出来てすっごく優しくてあったかい、お姉ちゃんとは少し違った私の理想像です。

    41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:33:00.65
    憂「うん、暇があったから外に出てみようかなって」

    和「ふふっ、今日はいい天気だもんね。唯はどうしてるの?」

    憂「お姉ちゃんは軽音部の皆さんと何か約束があるみたい」

    和「そっか。あの子たち、ちゃんと勉強しているのかしら……」

    憂「あはは、大丈夫だよ~」

    お姉ちゃんの頑張りは、私が一番良く知っています。

    和「ふふ、そうね。あの子もやる時はやるからね」

    憂「あはは」

    和ちゃんと二人、笑い合います。
    和ちゃんは本当に綺麗に、優しそうに笑うなあ……
    密かな憧れです。

    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:37:44.56
    和「憂はこれから何か予定があるの?」

    憂「ううん、ないけど」

    和「じゃあ一緒にどこか行こうか」

    憂「えっ?私は嬉しいけど、和ちゃんはいいの?」

    和ちゃんは難しい国立志望の受験生で、なおかつ生徒会長。
    忙しい身であることはよく知っています。

    45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:41:32.57
    和「いいのよ、私も気分転換がしたかったし。どこか行きたいとこある?」

    憂「う~ん、じゃあ……」

    ここで問題が浮上してきました。
    私はグレるにはどうすればいいか、というヒントを求めてここに来ました。
    しかし……

    憂「……」チラッ

    和「どうしたの?」

    さすがに和ちゃんに向かって、「グレたいんだけど……どうすればいいかなあ?」とは聞けません。
    ここは不良っぽい場所で、なおかつ和ちゃんと楽しめる場所に行くべきでしょう。
    ……すごい難題です。

    47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:45:43.63
    憂「あっ、ゲームセンター!」

    和「えっ?」

    憂「ゲームセンターに行こうよ!」

    これは名案!
    何だか不良っぽい感じがするし、和ちゃんといっぱい遊べます!

    和「別にいいけど……憂にしては珍しいチョイスね」

    憂「えへへ~、そうでもないよ?」

    和「……?」

    何といっても、今の私はグレちゃってるからね♪

    憂「さあ行こうっ!」

    48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:48:54.71
    ……

    憂「わあ……!」

    和「へえ、最近来ていなかったけど……けっこう様変わりしてるわね」

    やって来ましたゲームセンター。
    色とりどりの機体と楽しげな音が響いています。
    昔感じたタバコの匂いもないし、過ごしやすそうですね。

    和「何かしたいもの、ある?」

    憂「う~ん……あっ!」

    和「何か見つけたの?」

    50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:53:29.18
    憂「あのぬいぐるみ可愛い~♪」タタッ

    和「あっ、走っちゃダメよ!」

    クレーンゲームで可愛いぬいぐるみを発見しました。
    これ、取って帰ったらお姉ちゃん喜ぶかなあ……?

    憂「……」ジーッ

    和「これが欲しいの?」

    憂「うん、でも……」

    けっこう大きいので、取るのは難しそうです。
    私こういうの慣れてないからなあ……

    51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:58:32.52
    和「……」チャリン

    憂「和ちゃん!?」

    和「……しっ」

    憂「う、うん……」

    お金を入れた和ちゃんが、人差し指を唇に当てて静かにするよう合図してきました。
    その表情は真剣そのもので……何だか格好いいです。

    和「……」ウイーン

    憂「……」ドキドキ

    固唾を飲んで和ちゃんが操るクレーンの動きを見守ります。
    和ちゃんは視点を変えつつ、正確に狙いを定めて……

    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:02:30.56
    和「……!」ピッ

    ウイーン…ガシッ

    憂「あ……!」

    …ポトッ

    憂「わあっ!和ちゃんすご~い!」

    和「ふう……」

    何と一発でゲットです!
    周りにいた人も驚いていたから、きっととても凄いことなんでしょう。
    さすが和ちゃんだなあ……

    53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:05:18.58
    和「取れてよかったわ、えっと……あら?」

    憂「和ちゃん、どうかしたの?」

    和「これ見て」

    憂「えっと、あ……!」

    景品の取り出し口から出てきたもの。
    それは私が欲しがったぬいぐるみと、

    和「もう一つ引っかかってたみたいね」

    同じタイプの、一回り小さなぬいぐるみでした。
    どうやら二つが絡み合っていて、両方落ちてきたみたいです。
    ……百円でダブルゲット?

    55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:10:09.78
    憂「和ちゃんすごい!」キラキラ

    和「……何か怖いわね、この幸運」

    苦笑する和ちゃん。
    手に持ったぬいぐるみを一つ、私に渡してきて……

    憂「……え?」

    和「何驚いたことしてるの。これはあなたのために取ったんだから……」

    憂「で、でも悪いよ」

    和「いいのいいの。それはいつも頑張ってる憂へのプレゼント」

    憂「和ちゃん……ありがとうっ」

    56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:13:54.10
    和「ふふ、どういたしまして。それとこれは……ぐうたらな、あなたのお姉ちゃんへのプレゼント」

    憂「ええっ!?さすがに二つも貰うのは悪いよ!これは和ちゃんが……」

    和「ダメよ、その子たちは一緒にしてあげないと」

    憂「あ……」

    私の手の中の、二つのぬいぐるみを見て微笑む和ちゃん。
    この子たちは離れたくないから、一緒について来たって言いたいのかな……?

    憂「……」

    私もじっとその子達を見つめてみます。

    58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:17:54.23
    和「そっくりな顔で、いっつも一緒。この子達、あなたと唯みたいじゃない?」

    憂「私とお姉ちゃん……」

    そう考えると、この子達がすごくすごく愛しく思えてきました。
    ギュッと抱きしめます。

    憂「本当に……もらっていいの?」

    和「ええ、もちろん。喜んでもらえたかしら?」

    憂「うんっ!ありがとう、和ちゃ~ん♪」ギュウッ

    和「きゃっ!?ち、ちょっと憂……」

    感極まって思わず和ちゃんに抱きついちゃいました。
    顔を赤らめて慌てる和ちゃんは新鮮で、とっても可愛かったです♪
    えへへ……

    59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:21:33.74
    ……

    それからも、和ちゃんとゲームセンターで色々遊びました。
    プリクラ、太鼓の達人、ポップンミュージック、クイズゲーム……
    何だか不良っぽくありませんが、気にしません。

    和「憂、帰らなくていいの?」

    憂「う、う~ん……」

    そして今、時刻は午後6時を少し回ったところ。
    普段の私なら、もう帰って夕飯の準備を始めている頃です。

    憂「……」

    しかし、しかしです。
    今の私はグレているのです。
    そんなに早く帰っちゃったらおかしくはないでしょうか?
    そう考え、なかなか帰るに帰れなくなってしまいました。

    61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:24:49.41
    和「……」

    憂「……」ソワソワ

    和ちゃんも私に付き合ってくれています。
    忙しいはずなのに……

    憂「和ちゃん、帰ってもいいよ?」

    和「ううん、いいわ。憂と一緒に帰りたいし」

    憂「そ、そっか」

    和「ええ」

    困りました、このままでは和ちゃんにも迷惑をかけてしまいます。
    いや……迷惑をかけるからグレてるっていうのかなあ?

    憂「……」

    和「……」

    お姉ちゃん……心配してないかなあ?
    お腹空かせてないかなあ?
    頭の中では、私を呼ぶお姉ちゃんの姿が浮かんでは消えていきます。

    62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:28:49.00
    憂「……」ソワソワ

    和「……」

    憂「の、和ちゃん!」

    和「どうしたの?」

    憂「そろそろ帰ろうっ」

    和「……そうね、そうしましょうか」クスッ

    結局耐えられなくなりました。
    数分しかもちません……私っていったい……
    それに、クスクス笑っている和ちゃんには私の考えを見透かされている気がして、何だか気恥ずかしいです。

    憂「早く帰ろう!」グイッ

    和「わわっ」

    善は急げ。
    和ちゃんの手を引っ張り、帰路へゴーです!

    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:33:04.01
    ……

    憂「はあ……」

    あの後。
    お姉ちゃんの待つ家に戻った私は、急いで夕飯の準備をしました。
    遅れたお詫びの気持ちを込めて、お姉ちゃんの好きなハンバーグを。
    あ、あのぬいぐるみを渡したら、お姉ちゃんはとても喜んでくれました。

    憂「……」

    そして後片付けをして、お風呂に入って。
    今、部屋に戻って今日一日のことを振り返っていたのですが……

    憂「私、全然不良っぽいこと出来てないよ~……」

    私のグレてみよう計画は完全に失敗です。
    はあ……何か悔しいなあ……

    65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:36:13.92
    憂「すっごく楽しかったけど、ね」

    何だか不完全燃焼な気分です。

    憂「ふう……寝ようかな?」

    ふわふわ時間の歌詞を借りるなら、もう寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃおーってとこです。
    もぞもぞとベッドに潜り込んでいると……

    唯「うい~、起きてる?」

    憂「お姉ちゃん?」

    枕を抱え、パジャマ姿のお姉ちゃんが部屋に入ってきました。
    可愛いです。

    66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:39:19.28
    憂「どうかしたの?」

    唯「うん~、その~……」モジモジ

    昼間と同じようにモジモジするお姉ちゃん。
    これは……

    憂「……よかったら、一緒に寝ない?」

    唯「……!」パアア…

    あ、当たったみたいです。
    姉妹の以心伝心その2、ですね。

    67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:41:16.83
    ……

    唯「えへへ……」

    憂「お、お姉ちゃん……」

    同じベッドの中、お姉ちゃんと向かい合います。
    必然的に顔がとても近くなるから、さすがに照れちゃうなあ。

    唯「何だか久しぶりだね~、憂と一緒に寝るの」

    憂「うん、最近ずっと暑かったからね」

    唯「えへへ、涼しくなったからこれからは好きな時に一緒に寝られるね♪」

    憂「う、うん……」

    私の体はもつのでしょうか。
    非常に心配です。

    68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:43:18.88
    唯「ぎゅ~♪」

    憂「ひう……」ドキドキ

    あったかいです。

    唯「じゃあおやすみ……憂」

    憂「おやすみなさい、お姉ちゃん……」

    お互いにあいさつをし合い、目を閉じます。
    もちろんお姉ちゃんに抱きつかれたまま……

    唯「すう……」

    憂「……」パチッ

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:45:27.45
    唯「ん……」

    憂「……」ジーッ

    健やかに眠るお姉ちゃん。
    イマイチ眠れない私は、その寝顔をじっくりと堪能させてもらうことにしました。
    ……あ、笑った。
    何か良い夢を見ているのかなあ?

    憂「ふふ……♪」

    何だかお姉ちゃんの顔を見ていると、落ち込んでいたことがどうでもよくなって来ました。
    やっぱりお姉ちゃんはすごいや……

    憂「ふわあ……」

    安心したからでしょうか、一気に眠気が出てきました。
    現金なものです。

    70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:49:34.13
    憂「お姉ちゃん……おやすみ」

    意識を手放す前に、ギュッと。
    お姉ちゃんを抱きしめてみました。
    あったかい……

    唯「ん……うい~……」

    憂「あ……」

    私の行動への返答のように。
    お姉ちゃんからの抱き締める力が増しました。

    憂「……♪」

    抱き合って眠るのは、少し恥ずかしいけど……
    とても幸せな気分です。

    71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:52:29.22
    憂「……」ウトウト

    最後に、今日一日の出来事をもう一度思い出します。
    ……うん、すっごく良い日でした。
    明日ももっと楽しくなるといいなあ……

    唯「くう、くう……」

    憂「すう……」

    グレることには失敗してしまいましたが……
    何だか今日は、とてもいい夢を見られそうです♪


    おしまい

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梓「これぞ軽音部っ!!」
唯「なんかあずにゃんがぬるぬるする」
唯「このアイス……キンキンに冷えてるよっ……!」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/09/30(木) 00:10:36 URL [ 編集 ]

  2. 名前: 2013/04/30(火) 23:40:11 URL [ 編集 ]
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