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唯「旅ガラスゥ~?」パワポケ「うんたん♪」

  1. 名前: 管理人 2010/09/27(月) 07:29:03
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 14:20:22.24
    4月

    律「なあみんな。今日はみんなでカレー食べに行かないか?いい店見つけたんだよ」

    澪「すまない、私はこれからバイトがあるんだ」

    紬「私もこれから知り合いの人が経営するレストランの新メニューの試食会があるの。ごめんなさいりっちゃん…」

    律「ムギは仕方ないとして…なんだ澪、お前バイト始めたのか。いったい何のバイトなんだ?」

    澪「き…喫茶店のウェイトレスだよ…!」

    梓「あの恥ずかしがり屋の澪先輩が…人って一歩ずつ進歩していくんですね」

    紬「今までの修行の成果がでたのかしら?」

    澪「そんなわけで急いでるんだ。じゃあな」


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 14:29:06.60
    カレーショップ カシミール

    律「こんちゃーっす!」カラカラカラ…

    武美「あー、りっちゃんいらっしゃーい」

    律「チーッス武美さん」

    武美「友達連れてきてくれたんだ~。まあ適当なところに座っちゃってよ」

    梓「ここって確か今週の○○ウォーカーに載ってた店ですよね?行ってみたかったんですよ」

    律「そいつぁーよかった!」

    唯「お姉さんお姉さん、オススメのメニューを教えてください!」ビシッ!

    武美「うちのオススメはキーマカレーだよ」

    唯「じゃあそれ4つお願いしま~す」

    武美「はいよ~。なっちゃんキーマカレー4つね~

    ガラッ

    浮浪者風の男「失礼するよ」

    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 14:35:28.48
    武美「あっ、風来坊さんいらっしゃい!」

    風来坊「今日は君もいるのか…キーマカレー一つ頼むよ」

    律「あのおっさん最近よく見るんだよな~。武美さんや奈津姫さんとも知り合いみたいだし…いったい何者なんだ?」

    梓「あの人…」

    唯「あずにゃんはあの人の事知ってるの?」

    梓「最近話題になったじゃないですか!河川敷に変な人が住みついたって」

    律「そういえばそんな話があったような…」

    梓「その河川敷の近くに私の家があるから一回見に行ったんですよ!あの風貌…間違いないです」

    唯「さすらいの風来坊…カッコいい!」ガタッ!

    梓「唯先輩?何するつもりですか?」

    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 14:44:43.32
    唯「すみません!」

    律「唯のヤツ…何するつもりなんだ?」

    梓「あの人は基本フリーダムですから。私たちに唯先輩の行動なんて予測できませんよ」

    風来坊「おや?俺に何か用かな?お嬢さん」

    武美「(何だか面白いことになってきたねぇ)」ニタニタ

    唯「おじさんは現代の寅さんなんですよね!?」


    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 14:50:00.53
    風来坊「んっ?君が何を言っているか俺には理解出来ないのだが…」

    梓「ちょっと唯先輩…!失礼ですよ…テーブルに戻りましょう!!」

    武美「違うよりっちゃんのお友達。この人は寅次郎じゃなくて旅ガラスだよ~」

    唯&律&梓「た、旅ガラスぅ~!?」

    律「ブッ!」

    梓「ちょっ、笑っちゃ駄目ですよ律せんぱ…ププッ!」

    風来坊「広川さん…君も性格が悪いな…えっ?」

    唯「旅ガラス…カッコいい!」キラキラ

    風来坊「(何か嫌な予感が…)」

    唯「師匠!私を弟子にしてください!!」キリッ!

    一同「なんだってー!!!」

    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 14:56:47.49
    球場

    選手A「あの制服は…女子高生?」

    権田「あれは桜ヶ丘高の制服だな。」

    選手B「何ですか権田さん?もしかしてJK・制服フェチなんですか!?」

    権田「馬鹿な事を言うんじゃねえ。店の常連の女の子があの子達と同じ制服を着ているからわかるんだよ。」

    ―――――――――

    律「ビクトリーズは昔はなかなか強かったらしいんだが今は大したことがないって聡が言ってたっけな」

    梓「!?」

    紬「どうしたの梓ちゃん?」

    梓「何かカニみたいなのが練習に混じってませんか…」

    律「あっちには海パン一丁で練習してるヤツがいるな~…一瞬なんの集団なのかわからなくなるな」

    唯「…あっ、ししょー!ししょー!」
    ―――――――――

    風来坊「やれやれ…本当に押しかけて来るとは思わなかったなぁ」

    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:02:55.37
    順番を間違えた。これは>>6の前です

    翌日 桜ヶ丘高校音楽準備室

    律「…という事が昨日あったんだよ!ケッサクだろ~!?」

    紬「私も一度自由に世界をさすらってみたいわ~」

    澪「さすらいの風来坊か…(どう考えても不審者だろ)」

    唯「さすがムギちゃん!師匠からはロマンとカブトムシの匂いがしたんだよ~」

    澪「(カブトムシ?スイカとかゼリーみたいな匂いでもするのか?)」

    唯「今日は練習が終わったら師匠に会いに行くんだ~」

    律「今日は球場で野球の練習をするとか言ってたな。よし、私も暇だしお供するぜ!!」

    紬「私もいろいろお話を聞いてみたいわ」

    澪「悪い!興味深いんだが今日もバイトなんだ」

    唯「バイトなら仕方ないよ。あずにゃんも誘って練習が終わったら球場にいってみようね!」

    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:09:55.29
    唯「ししょー!言ったとうり練習を見学しにきました!」

    風来坊「…もうすぐ練習が終わるからもう少し待ってくれないかな?」

    梓「すみません!唯先輩、練習の邪魔になりますよ!」

    紬「唯ちゃん、風来坊さんが迷惑してるからもう少し我慢しようね」

    唯「ショボーン…」

    ―――――――――

    風来坊「やぁ、待たして悪かったね」

    律「いやいや、私達の方こそおっさんの練習の邪魔をして悪かったよ」

    風来坊「別に気にする必要はないさ。君は田井中さんだったね。平沢さんに中野さん…君は初めましてか」

    紬「琴吹紬です。よろしくお願いします」

    風来坊「こちらこそよろしく頼むよ」

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:17:27.26
    紬「ピッチングを拝見させてもらいましたけど、風来坊さんはいい投手なんですね」

    紬「剛速球と鋭く落ちるフォーク…プロでも通用するのではないですか?」

    風来坊「実力を高く評価してくれるのは嬉しいが…プロレベルは過大評価だと思うよ?」

    紬「いえいえ、私もプロの試合をよく観に行きますけどあなたの実力なら先発で二桁勝利、クローザーで30セーブは固いですよ」

    律「ふーん。ムギって野球に詳しいんだ~…何か意外だな」

    紬「友人の友人がプロ野球選手なの~」

    梓「ムギ先輩の人脈の広さには驚かされます…」

    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:22:06.98
    風来坊「そう言えば…平沢さんと中野さんが肩に掛けているのはギターかな?」

    唯「ギー太です!」キリッ

    風来坊「ギー太…?」

    律「あー、唯はさ、自分のギターに名前を付けてんだよ」

    梓「私達は高校で軽音部に入っているんですよ」

    律「唯と梓がギター、私がドラム、ムギがキーボード、今日はいないけど澪ってのがベースをやってんだ」

    風来坊「奇遇だなぁ。実は俺もギター弾けるんだよ。まぁエレキじゃなくてフォークギターなんだけどね」

    唯「今度セッションしましょうよししょー!」

    風来坊「機会があればね。フフッ、君たちは面白い子達だな。」

    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:27:34.42
    土曜日 喫茶店

    澪「今日はオールでバイトか。よーし、頑張るぞー!」

    准「おはよう澪ちゃん。」

    澪「あっ、おはようございます准さん!」

    准「澪ちゃん、今日はやけに気合い入ってるね」

    澪「今日は一日中仕事ですから!これくらいの気持ちでやらないと自分自身に負けそうになりますよ…」

    准「澪ちゃんはかわいいんだからさ、もっと胸張って生きた方がいいと思うよ?」
    ―――――――――

    風来坊「腹減ったな。しかし金がないから何も食えないんだがな」

    風来坊「…ん?黒板に何か書いてあるな…」

    先着3名様に新作コーヒー無料

    風来坊「コーヒーか…腹の中に入るだけマシか。」

    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:31:26.18
    カラカラカラ…

    准「いらっしゃいませご主人サマ!」

    風来坊「ご、ご主人様!?もしや俺の事?」

    准「そうですよご主人様。こちらの席へどうぞ」ニッコリ

    澪(准さんのサービス精神は凄まじいものがあるよな。私も見習うべきなんだろうか…)

    准「ご注文の方はどうなさいましょうか?」

    風来坊「外に書いてあった無料コーヒーをいただこうかな」

    准「かしこまりました!では他には?」

    風来坊「それだけでいいのだが」

    准「他には」

    風来坊「だから、それだけで…」

    准「な・に・か?」

    風来坊「ハムサンドお願いしまーす(棒読み)」

    澪「(ヒィ!准さん!どす黒いオーラが全開ですよ!!)」

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:40:26.52
    風来坊「どうしよう…金なんてないのに、目に見えない圧力に負けてハムサンドを注文してしまった…」

    謎の女性「……」カラカラカラ…

    澪「いらっしゃいませ…」

    ―――――――――

    澪「准さん…」

    准「どうしたのかな?澪ちゃん」

    澪「あの人、さっきから明らかに挙動がおかしいですよ。」

    風来坊「……」ブルブル

    准「あのなりだもの。たぶんお金を持ってないのよ。」

    澪「えっ?でも」

    准「無料コーヒーだけ飲んで帰るなんてセコいじゃない!そういう考えの輩にはお灸を据えないと…ね?」メラメラ…

    澪「准さん!黒いオーラが…」

    風来坊「(よし!腹くくった、いくぞ!)」

    謎の女性「准ちゃん。会計お願い」

    准「ハイッ!かしこまりました~」

    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:45:35.78
    謎の女性「~~」ボソボソ

    准「!?」

    澪「何を話してるんだろう…」

    謎の女性「それじゃあまた」

    准「澪ちゃん、ちょっといい?」

    澪「…?何ですか?」

    准「それじゃよろしくね♪」

    澪「わかりました」

    澪「あの~…すみません」

    風来坊「は、はい!!(皿洗いでも何でもするから謝ろう)」

    澪「先ほどのお客様がお客様の分の代金を払っていただきましたよ」

    風来坊「えっ?先ほどのお客さんってあの女の…何で?」

    澪「私は話を聞いていないからよくわかりませんが…次にあの人会ったらお礼くらい言ったほうがいいですよ」

    風来坊「あ、あぁ。何か迷惑かけてすまなかったね」カラカラカラ…

    澪「あの服装…律達が言ってた風来坊ってあの人の事なのかな?律たちの話と違って、ものすごく情けない人だったな」

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 15:58:30.84
    河川敷

    風来坊「今日も釣果がないのか…」

    風来坊「今日も草とキノコで飢えに耐えなければならないのとは…トホホ」

    紬「こんにちわ。風来坊さん」

    唯「ししょー」

    澪(うわぁ…やっぱりこの人だったのか…)

    風来坊「やあみんな、こんにち…き、君は…」

    澪「律たちから話は聞いてたけど…やっぱりあなただったんですね」

    風来坊「いや…アハハハハ」

    澪「秋山澪です」

    梓「澪先輩は風来坊さんと知り合いだったんですか?」

    澪「あぁ。ちょっといろいろあってな」

    風来坊「君が秋山さんだったのか。みんなから話は聞いてたよ。よろしく頼むよ」

    澪「……」

    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 16:03:31.29
    律「おっさんは釣りをしてんのか?」

    風来坊「まぁ下手の横好きだけどね」

    唯「何か釣れたの?」

    風来坊「かわいい女の子が5人ほどかな…」

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 16:08:43.74
    梓「…(この人って無意識にこういう発言するのかなぁ…)」ポカーン

    澪「…(キザに振る舞っているけど、本当は無銭飲食しようとするくらい情けない人なんだよな、この人…)」

    澪(アレは准さんが目に見えない圧力をかけていたせいもあるか)

    律「かわいい女の子って私たちの事かい?言うねー兄さん!!」

    風来坊「ハハハハ」

    武美「おっ、やってるやってる!」

    カンタ「おじちゃーん!」

    風来坊「広川さんにカンタ君か」

    奈津姫「こんにちわ」

    風来坊「…と、カンタ君のお母さんも。こんにちわ。何か用ですか?」

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 16:16:38.42
    奈津姫「今日はどうしてもあなたに聞きたい事があって来ました」

    奈津姫「武美、あなたはカンタの相手をしててください」

    武美「はいよー(修羅場だ修羅場)」

    カンタ「お姉ちゃん達もおじさんの友達なの?」

    唯「あの人は私のししょーなんだよ!」フンス!

    梓「唯先輩!本気なんですか!?」

    カンタ「いいなー!オイラもおじさんの弟子になりたい!!」

    律「まぁ、あいつらはほってといて…ムギ!聞きたい事がある!」

    紬「まぁ、なにかしらりっちゃん?」

    律「ムギの知り合いのプロ野球選手の事だよ。聡にその事を話したら興味津々でなー」

    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 16:24:34.03
    澪「へぇー。ムギの知り合いにそんなのがいるのか」

    紬「そうね~、今はホッパーズの主力選手として頑張ってるわよ」

    武美「ホッパーズ…」ピクッ

    律「ホッパーズって最近球団名が変わったんだったよな?」

    梓「そうですよ。もともとはモグラーズという名前でした」

    梓「何回か親会社が代わって、今は大企業の大神グループが親会社をやってます」

    澪「2度の球団消滅の危機を乗り越えて日本一になっているから“ミラクル・ディガー”なんて異名があったよな」

    梓「私は鬼鮫アニキの大ファンなんですよ!」

    澪「鬼鮫コーチのファンって梓…確かにあの人の目にかかった選手は大成しているが…あの人には良からぬ噂が…」

    紬「でもここ数年は様々な不幸もあって最下位が続いているのよね」

    律「二年前はバスの爆破事件、去年はサイボーグ問題だっけ?何かつくづく運のないチームだよな」

    梓「でも今年は開幕連勝スタートでいい位置につけてますよ!」

    紬「風来坊さん達の話も終わったみたいですしこっちもお開きにしましょう」

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 16:36:38.22
    風来坊「そうだ、今週の土曜日に練習試合があるんだ。良かったらみんなで観に来てほしいな」

    唯「ししょーが出るなら観に行きます!」

    奈津姫「すみませんが私は…武美、悪いけどカンタを頼むわね」

    武美「ほいほーい」

    律「おっさんは野球うまいからな~。聡のいい手本になってくれそうな予感」

    澪「土曜はバイトが入ってないから私も行くよ」

    梓「行ってやるです!」

    律「中野!お前、すごく上から目線だなオイ!」

    紬「それじゃあ全員参加ね。風来坊さんの活躍、楽しみにしてますね」

    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 16:43:31.87
    土曜日 球場

    唯「どんな世界の果て~へも~♪気ままぁに旅して廻っ~てぇ♪」

    唯「おはようみんな~」

    梓「おはようございます唯先輩」

    律「ご機嫌だな唯」

    唯「だってししょ~が試合に出るんだよ!!この日を楽しみにしてたんだよ!!」

    紬「風来坊さん、お手並み拝見といきますよ…」カキカキ…

    律「スコアブックか…本格的だなぁ」

    澪「お、おい律ぅ…」ブルブル

    律「どうした澪?生まれたての子犬みたいに震えてさ」

    澪「あ、あれ…」

    相手チームの選手「ガルルルル…」

    律「相手のチーム名は…狂犬マッドドックスゥ~?」

    梓「名は体を表すって本当なんですね」

    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 16:52:28.08
    武美「やっほーみんな~」

    澪「あ、武美さん」

    紬「おはようございます武美さん、カンタくん」

    カンタ「お姉ちゃん、一緒に応援するでやんす!」

    唯「私達の力でししょーを活躍させよう!頑張ろうね~カンタくん!」

    武美「何で私はおばさん扱いで唯ちゃんたちはお姉ちゃんかなぁ…納得いかない」

    律「あの二人、すっかり意気投合しちゃってるな」

    梓「唯先輩の精神年齢は間違いなくカンタくんと同じでしょうね…」

    澪「そういえば武美さん」

    武美「何かな、澪ちゃん?答えれる事ならおねーさんが答えてあげよう!」

    澪「何で奈津姫さんは今日の観にこないんですか?」

    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:00:00.27
    武美「あぁ…その事かー…」

    武美「なっちゃんのダンナさんはビクトリーズのキャプテンだったんだよ。」

    武美「ダンナさんは4年前に亡くなってさ…」

    澪「すいません…何か聞いちゃいけないことを聞いてしまったみたいで…」

    武美「答えられる事は答えるって言ったからね。武士に二言はないよ」

    武美「チームが昔みたいに強くなれば自然に足を運んでくれるようになるよ」

    梓「もうすぐ試合が始まりますよ」

    紬「風来坊さんは…3番センター…リリーフで登板でしょうか」カキカキ…

    唯「ししょー!」

    カンタ「おじちゃーん!」

    風来坊「…ん?」

    風来坊(Vサイン)ビシッ

    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:13:11.97
    試合中

    律「7回裏終了で6-4…2点ビハインドか」

    梓「先発投手が粘り強いピッチング6で回を2失点で抑えたのに…」

    澪「リリーフが炎上してしまったな」

    紬「直球には力がありそうだけど…それを生かす変化球がないのは非常に痛いわね」

    唯「ししょーは大活躍してるよ!」

    律「4打数3安打2打点、まさに助っ人の名に恥じない活躍だな!」

    紬「ビクトリーズはもうこれ以上点は与えられない…」

    紬「これは風来坊さんの登板が濃厚かしら」
    ―――――――――

    権田「この回からリリーフを頼むぞ。チームに流れを引き寄せる投球を期待してるからな」

    風来坊「やれやれ…俺の出番か」

    カンタ「あ、お姉ちゃん!おじちゃんがピッチャーだよ!!」

    唯「ししょー!三振取ってくださーい!!」

    風来坊「(何だか、スポットライトを浴びていたあの時を思い出すな…)さて、やるか!」

    34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:15:27.64
    訂正

    6で回→×
    6回→○

    36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:20:42.33
    ゲームセット!

    律「すごい試合だったな…」

    澪「劇的な試合展開とはまさにこのことだな」

    梓「8回から登板した風来坊さんは8、9回回を6者連続三振!」

    律「8回の裏に3点を取ってさ」

    澪「9回裏に5番の人のサヨナラスリーラン!」

    梓「まさにシビレる好ゲームでしたよね!」

    澪「あの人のピッチングが完全に試合の流れを変えたな!」

    紬「風来坊さん以外にもいい選手がいたわね。特に5番の人、外角の球を逆らわずにスタンドまで持っていくなんて」

    律「守りでも相手に盗塁を許さなかったしな!」

    澪「そう言えば唯はどこに行ったんだ?」

    武美「唯ちゃんならカンタ君と一緒に風来坊さんのところに行ったみたいだよ?」

    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:32:05.96
    ベンチ裏

    権田「まぁそういう事だ。」

    風来坊「そうか…」

    権田「チームが昔みたいに強くなれば、また昔みたいに試合を観に来てくれるさ」

    唯「ししょ~!」

    カンタ「おじさ~ん!」

    権田「おっと、あんたにお客さんみたいだ、邪魔者は退散だな」スタスタ…

    風来坊「平沢さん、カンタ君!」

    カンタ「おじさん大活躍だったね!」

    風来坊「カンタ君や平沢さん、それに応援してくれたみんなのお陰だよ」

    唯「私、今日の試合を観て感動しました!」

    唯「だから…ししょーの試合をもっと観に行きます!」

    唯「そしてししょーの歌を作ります!」

    カンタ「(何だ。愛の告白じゃないでやんすか)」

    風来坊「ありがとう。その時が来るまで首を長くして待っているよ」

    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:43:44.80
    4月29日 日曜日

    梓「それでさ~」

    純「え~っ!?」

    憂 ニコニコ

    流れ者「おい、そこの姉ちゃん達!」

    憂「私達の事ですか?」

    流れ者「他に誰かいんのかよ?」

    純「なに、コイツ?最近河川敷に住みついたっていう変態かな?」ヒソヒソ

    流れ者「おい、クセ毛のお前!丸聞こえだぜ」

    純「っ!!」

    流れ者「ったく…俺の聴力をナメてもらっちゃ困るぜ?」

    41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:46:47.89
    流れ者「まぁ…変質者に見えるのはしかたねえわな…ところでだ」

    憂「何でしょうか?」

    流れ者「俺をそいつのいる河川敷まで案内してくれねぇか?」

    梓「まぁ時間もあるし…いいですよ。でも、名前くらい名乗ってください」

    椿「そういや自己紹介がまだだったな。俺は椿、便利屋だ」

    42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 17:52:09.72
    河川敷

    風来坊「今日も釣果なしか…おっ!あのキノコは確か食えるやつだ!!」

    梓「こんにちわー」

    風来坊「やあ、よくきたね。…っ!」

    椿「なんだ、河原に住みついた野郎ってのはやっぱりお前かよ」

    風来坊「…久しぶりだな」

    梓「風来坊さんは椿さんと知り合いなんですか?」

    椿「コイツと俺は昔組んでたんだ。いいコンビだったよなぁ」

    風来坊「昔の話だ」

    43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 18:00:07.88
    風来坊「お前はいつからか、金さえ詰まれれば汚い事も平気でするようになったな」

    椿「お前は変わってねえな」

    椿「甘ちゃん…甘ちゃんだよお前は。くだらねえ理想論だけじゃ激流に呑まれるだけだぜ」

    風来坊「何とでも言え」

    椿「俺の場合は才能の有効活用だな。人助けする代わりに金を貰ってんだ」

    椿「正義の味方気取りは卒業したんだよ!」

    風来坊「…行こうみんな」

    梓「えっ?わかりました…」

    椿「相変わらずスカした野郎だぜ。アイツもいることだしひと波乱ありそうだな」

    44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 18:09:20.32
    風来坊「君たちは中野さんの友達かな?」

    純「鈴木純です(この人が噂の浮浪者か…)」

    風来坊「あれ?君は平沢さん…?何か雰囲気が違うような…」

    憂「唯の妹の憂です。旅ガラスさんの事はお姉ちゃんから聞いてました。」

    風来坊「よろしく。でも、その旅ガラスってのはやめてほしいな」

    梓「(この人にも羞恥心というのはあるんだな…)」

    梓「よく考えたら私、風来坊さんの名前知りませんよ」

    風来坊「名前教えてなかったか…俺の名は…」

    45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 18:23:33.18
    5月 喫茶店

    風来坊「金もないのにまた来てしまった…」

    風来坊「…無料コーヒーはまだやってるのか…前回の件で俺は要注意人物扱いされてるだろうし……」

    風来坊「背に腹は変えられぬ。今日は強気でいこう!」

    カラ~ン

    准「いらっしゃ…お帰りくださいませ!ご主人様!」

    風来坊「笑顔で丁寧に帰れと!?」

    澪「(なんという単刀直入…准さんカッコいい…)」

    ―――――――――

    風来坊「そう言えば秋山さん?」

    澪「はっ、ハイ!」ビクビク

    風来坊「前にハムサンド代を払ってくれた人は来てるかな?」

    澪「ハ、ハ、ハイ!あちらで読書をしていますよ…」

    風来坊「ありがとう」

    46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 18:33:51.45
    風来坊(何だろう、球場で会った時はもっと凛々しかったような…)

    風来坊(声も蚊の泣くような頼りない声だし…)

    風来坊(秋山さんは怯える小動物みたいだな)
    ―――――――――

    風来坊「~~~」

    謎の女性「……」

    澪「准さん、あの女の人は何者なんですか?」

    准「維織さんの事?まぁ詳しくは私の口からは言えないんだけど…」

    准「ググったら一発でわかると思うわよ?」

    澪「はぁ(纏っている雰囲気が普通じゃないと思ったけど…やっぱりただ者じゃないのか)」

    准「じゃあ、私はアイツにコーヒー持って行くから」

    准「澪ちゃんはゴミ出しをよろしくね☆」

    47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 18:43:03.57
    澪「色々あって私は今、外にゴミを出しに…」

    細身の男「キイイィィィィィィィボォォォォォォォォドォォォォォォォォ!!」

    澪「ヒィィ!」

    細身の男「君っ!」

    澪「っ!?…私…ですか……?」ビクビク

    細身の男「ここには君と僕しかいないだろ!

    細身の男「それより、この辺に僕のPCを充電出来る施設はないか!?」

    澪「え…?とりあえず落ち着いてください」

    細身の男「この状況で落ち着けるわけがないだろ!

    細身の男「ままでは僕のPCと共にいろんな物が落ちてしまう!わかっているだろうな!?」

    澪「えっ?えっ?」オロオロ

    ??「がぁぁぁ!神よ!貴様は僕をを裏切る気かぁぁぁぁぁぁ!!」

    澪「と、とりあえず喫茶店に来てください!PCの充電くらいならできますから」

    ??「そうか。助かるよ(計画通り!)」ニヤリ

    49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 18:49:41.56
    飯を作って食うので休憩いれても、いい…ですかね?(棒読み)

    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 19:19:39.06
    レストラン ブランネージュ

    夏菜「全く…こんなもん食べたら腹壊すぞ!

    風来坊「…」グゥ~

    夏菜「ああもう!ったく…ちょっと待ってろよ」

    紬「あら?なにをやってるのかしら風来坊さん」

    53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 19:26:00.83
    風来坊「こ、琴吹さん!?」

    紬「あらあら…」

    風来坊「…この事は平沢さんには言わないでもらいたいんだが…」

    夏菜「食べ物を持ってきたぞ」

    夏菜「店の賄いだけど生ゴミよりはずっとマシだろ?ってムギじゃないか!このオッサンと知り合いなの?」

    紬「ええと…話せばいろいろ長くなりそうなのだけど…」

    紬「ところで夏菜さん、城田さんはいるかしら?」

    夏菜「あの人はオーナーみたいな人だからなー。店にいるほうが少ないと思うぜ」

    ゴミ箱「ガサガサ」

    城田「ここにいますぞ!」

    一同「うわぁ!」



    56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 19:35:48.72
    夏菜「何なんだよビックリさせやがって!オッサンの仲間か何かか!?」

    城田「城田ですぞ」

    紬「あらあら…城田さんご機嫌よう」

    夏菜「っ!?城田さん?なんで忍者みたいなことしてんだよ…」

    城田「細かい事を気にしてはダメですぞ!ん…そこのアナタ」

    風来坊「俺?」

    城田「アナタですぞ!今からアナタのお宅に伺ってもよろしいですかな?」

    風来坊「えーと…唐突すぎじゃないでしょうか…」

    城田「細かい事は気にしたらダメですぞ!」

    夏菜「何だか面白い事になってきたな。今日は上がりだし私もついて行くか」

    紬「うふふ。軽音部のみんなも呼んでおこう」

    58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 19:43:12.61
    河川敷

    澪、夏菜「うわぁ…」

    律「コレ、イエジャナーイ!!」

    梓「なんと言えばいいのか…とりあえずごめんなさい」

    風来坊「勝手に人の家までついて来てそのリアクションはひどくねっ!」

    澪「私はてっきり夜になったら屋根のある部屋に戻っているのかと」

    律(澪!オッサンがかわいそいだろ!梓!フォローしてやれよ!!)

    梓(フォローしろってどうフォローすればいいんですか!?第一、律先輩のリアクションが一番ヒドいですよ!何ですかイエジャナーイ!って!)

    59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 19:49:52.97
    風来坊「俺の存在価値って…」

    夏菜「うーん…」ピコーン

    夏菜「そ、そうだ!オッサンはアウトドアのプロ!」

    律(ナイスパス夏菜さん!)「アウトドアここに極まれりってな感じだな!」(棒読み)

    澪(この頑張りを無駄にするわけには!)「キャンプ!最高!」(棒読み)

    梓(間違いない!この人はフォローの達人だ!)「アウトドア!最高!」(棒読み)

    風来坊「何だろう。何かいきなり死にたくなってきた」

    紬「私、一度でいいから大自然と戯れてみたかったの~」

    唯「ししょーカッコいい!私もいつか世界を股にかけてみたいなぁ」

    城田「楽しそうで何よりですぞ!」

    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 20:00:07.74
    城田「おや、マイホームの隅にあるそれは何ですかな?」

    風来坊「あー…それは…」

    律「(どうみても魚の骨じゃないかよ)」

    城田「むむむ…(ピコーン)」

    城田「ひらめきましたぞ!鍋の用意じゃ」

    紬「こんな展開になると思ったから鍋の準備はバッチリよ!」


    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 20:11:26.97
    城田「できましたぞ」

    風来坊「えーと…これは…」

    城田「おいしいですぞ」

    澪「(この人は国家錬金術師か何かなのか?)」

    唯「すごいすごい!レザード・ヴァレスも顔負けだ~」

    澪「(変態の方かよ!)」

    梓「(味とかの前に怪しすぎですよこれは!)」

    律「何をどうやったら魚の骨や怪しいキノコから肉ができるんだよ!」

    城田「私は料理人ですからな」

    夏菜「さすが城田さんだな!私も見習わなきゃならない事がたくさんあるぜ!」

    紬「うふふ」

    梓「何からつっこめばいいのかわからなくなってきた…」

    66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 20:18:37.90
    プルルルル

    城田「失礼…城田だ!何ィ!冬子お嬢様がスコーンを食べたがってるだと?わかった」

    城田「すみませんが所用ができたので失礼しますぞ!」

    澪「風のように去っていったな…」

    梓「この肉の真相も全ては闇の中…ですね」

    68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 20:27:31.42
    律「えーっと…本当にこの肉食うの?って、唯!?おっさん!?」

    梓「二人とも何してるんですか!?」

    風来坊「何って…肉は火を通さないと食えないだろ?」

    唯「食べ物を粗末にしちゃダメだって憂が言ってたよ。みんなはお父さんに言われなかったのかな!?」フンス

    律「粗末も何も…これはもともと残飯から出来上がったモンじゃねえかァァァァ!」

    澪「こんな得体の知れない肉を食べるくらいなら私は屋上から身を投げ出すぞ!」

    紬「言っておくけど澪ちゃん、私が学校に持ってきてるケーキの8割は城田さんに作ってもらっているのよ?」ニヤリ

    澪「え…?」

    風来坊「細かい事を気にしていたら長生きできないよ秋山さん」

    風来坊「さぁ肉も焼きあがった。みんなで食べよう!」

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 20:39:53.73
    5月3週 テーマパーク

    唯「誘ってくれてありがとね、あずにゃん。遊園地なんて久々だよ♪」

    梓「懸賞が当たってチケットが3枚手に入りましたからね。今日は楽しみましょう!」

    唯「最初はフリーフォールから乗ろう!善は急げだよ、ういー、あずにゃーん」

    憂「子供みたいにはしゃいでるお姉ちゃんかわいい」ニコニコ

    ―――――――――

    8主「さてと…次はお化け屋敷なんてどうかな?」

    冬子「お化け屋敷…」

    8主「あっ、そういえば冬子さんは怖いのが苦手だったっけ?」ニヤニヤ

    冬子「…あなたという人は本当に意地悪だわ。」

    冬子「わかりました、そこまで言うならお化け屋敷に行きましょう」

    8主「(相変わらず素直じゃないなぁ)」

    8主「まぁ、俺も彼女のそんな所に惹かれたわけなんだけどな)」プルルルル

    8主「おっと、電話だ」

    72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 20:45:30.36
    8主「(アンタのいる遊園地に、サイボーグが紛れ込んでるから始末よろしく…か…)」

    8主「(白瀬の奴…何で俺が遊園地にいる事を知ってんだよ)」

    冬子「お仕事かしら」

    8主「すまない」

    ―――――――――

    唯「次はジェットコースターに乗ろうよ!」

    梓「また絶叫系ですか!?観覧車とかコーヒーカップとかにしましょうよ」

    サイボーグ「邪魔だ邪魔だ!どきやがれ!」

    唯「あうっ!」ドカ

    梓「唯先輩!」

    憂「お姉ちゃん!」

    74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 20:58:31.51
    唯「いたたたた…」

    梓「唯先輩?血が出てますよ!」

    憂「許せない…!」

    憂「ちょっと!待ってください!」

    サイボーグ「あぁん!?」

    8主「あの顔!ビンゴだ!」

    8主「(何か女の子ともめているみたいだが…)」

    サイボーグ「邪魔だこのクソガキ!」ブンッ

    憂「くっ…!」

    唯、梓「憂!」

    憂「(この感触…この人は……)」

    75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 21:09:06.74
    8主「君!大丈夫か!?(コイツは肉体強化型のサイボーグ!パンチ一発でも生身の人間じゃ耐えられない!)」

    冬子「待ちなさい!」

    冬子「殿方がレディーに暴力を振るうのは見過ごせないわね」

    8主「と、冬子さん!何やってるの!?」

    冬子「ごめんなさい。でも、私には目の前で起こっている事を見過ごすことはできないわ」

    サイボーグ「何だってんだよ…仕方がねえ!強行突破だ!」

    憂「お姉ちゃんを守るのが私の使命…」

    憂「だから、お姉ちゃんに害をなす者は一人残らず片付ける!」シュッ

    サイボーグ「はうあっ!」バキッ!

    冬子「あとはこれで!」バチッ

    冬子「お兄さまが何かあったときにと持たせるスタンガン…初めて役にたったわ」

    8主「(ウソだろ…サイボーグをハイキック一撃で沈めやがった)」

    8主「(CCRにだってそんな芸当できる奴はいないぞ…この子は一体…)」

    78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 21:17:10.55
    8主「これでよし…っと」

    憂「助けていただいたうえにお姉ちゃんの傷の手当てまで…ありがとうございました」

    8主「いや、俺たちはとくに何もしていない。君の一撃で全てがきまったようなもんだよ」

    8主「それより君本当に大丈夫なのか?」

    憂「心配無用です」ニパッ

    唯「さぁ、ここから仕切り直しだよ~。今夜は寝かさないぜ、子猫ちゃんたち」ダキッ

    梓「にゃっ!?人前で何するんですか!やめてください!!」

    冬子「仲睦まじくて何よりだわ。それではごきげんよう」

    梓「本当にありがとうございました(あっちの男の人って間違いなくホッパーズの8主選手だよね?)」

    梓(連れの人もすごくきれいな人だったな)

    梓(彼女さんとお忍びデートをしている途中だったのかな?)

    憂「……」

    唯「うい…やっぱりケガしてるの?」

    憂「何でもないよ!善は急げなんでしょ?次のアトラクションにいこうよ!」

    79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 21:32:04.82
    いつもの河川敷

    澪「こんにちわ」

    風来坊「これは珍しいお客さんだな」

    風来坊「君は唯ちゃんやムギちゃんと違って、俺にあまりいい印象を抱いていないと思っていたんだがね」

    澪「あの二人はかなり浮き世離れしていますからね。」

    澪「普通の人なら私みたいに不信感くらいは抱きます」

    風来坊「悔しいが何も言い返せない…」

    風来坊「でも、一人でこうして会いにくるということは何か話があるんだろ?」

    澪「ああ、あなたと話していると何かいい詞がわいてくるんじゃないか、そう思ったんです」

    81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 21:45:05.75
    澪「どうしてもあなたに聞きたいことがあったんだ…」

    風来坊「ん、なんだい?」

    澪「どういった経緯で、今みたいな生き方をするようになったんですか?」

    風来坊「うーん…そうだな…」

    風来坊「新たな出会いを求めてだね」

    風来坊「俺がこうして遠前町にやってこれたのも、俺とこの町が運命の赤い糸で繋がっているからさ」

    澪「(この人のものの例えかたはかなり独特だな。少し私に近いものを感じる)」

    風来坊「この世の中は偶然の積み重ねだ」

    風来坊「だけど、その偶然が塵のように積もれば、それは運命だ」

    風来坊「だから、一つの偶然を運命に変えられるようにしていきたい」

    風来坊「糸だって複数の繊維が結びついたものだからね」

    82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 21:50:05.02
    風来坊「あともう一つ、本当の自分を探すため…かな?」

    澪「本当の自分?」

    風来坊「今の俺はからっぽなんだ」

    風来坊「空の器に砂を注ぐため、あとはかつての自分に…いや、なんでもない、忘れてくれ」

    風来坊「最後に秋山さん、君は転生というのは信じるかな?」

    澪「生まれ変わるということか…私は信じたいですね!夢というかロマンがあるじゃないか!」

    風来坊「ふふっ…感情を剥き出しにしている君を見るのは初めてだ」

    風来坊「今までの弱々しい君より、今の方がずっといい顔してるよ」

    澪 カァー

    澪「なっ、何かいいフレーズが浮かんできそうだ!」

    「ノートにまとめるんでもう帰ります!そっ、それでは」ダダダダッ!

    風来坊「…」

    風来坊「ロマン…か」

    85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:00:20.70
    喫茶店

    細身の男「おい!君!」

    風来坊「あぁ…お前か…お前もここの常連だったのか」

    細身の男「ああ!ここでプログラミングをしながら優雅に紅茶やコーヒーを楽しむのが日課さ」

    風来坊「プログラミングねぇ…一体何のプログラムなんだ?」

    細身の男「恋愛SLGゲームさ。この喫茶店そのものを攻略する前代未聞の大恋愛ゲームだ!」

    細身の男「この喫茶店の従業員はかわいい子が多いからね!」

    風来坊「准と秋山さんの事か…で、お前は今、何を打ちこんでいるんだ?」

    細身の男「彼女たちのデータさ!ここで入力するのが一番良いのだよ!」

    風来坊「ちょっ、おまっ!?それじゃあまるでストーカーじゃないか!」

    細身の男「キィィィィボォォォォォドォォォォォォォォ!!!!」

    風来坊「うわっ!?」

    電視「貴様は電脳世界の王であるこの電視炎斬と、社会のゴミみたいな輩を一緒にする気か!?」

    88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:07:07.65
    風来坊「お前が電脳世界の王だかなんだかは知らん!」

    風来坊「だが、やっていることはお前の言う社会のゴミと変わらんだろうが」

    電視「ところで貴様は見てくれから野球をやっているとみた」

    風来坊「自分の都合が悪くなったから、話を変えやがった…今度は何だ?」

    電視「新しいイベントシーンを追加したい。僕を貴様のチームに加えろ」

    風来坊「それは別にかまわないが…お前、野球出来るのか?どう見てもインドア派だろ」

    電視「貴様は僕を舐めているのか!?僕の力とプログラムで貴様を跪かせてやるっ!!」

    准「澪ちゃん、他のお客様が迷惑だからあの二人をつまみ出してくるね☆」

    澪「(准さんの殺気が尋常じゃない…!この人は殺る気だ……!!)」

    90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:17:55.87
    順番間違えました。これは>>85の前です

    ビクトリーズは風来坊さんを筆頭とした助っ人たちの活躍で練習試合に2連勝!
    少しずつですが、商店街にも活気が戻ってきました。

    平沢家

    紬「ついにジャジメントスーパーのチームと試合をするんですか?」

    風来坊「遠前支店のチームだって聞いたよ。」

    梓「目の上のたんこぶを直接潰しにきたっていう感じですね…」

    律「なに、おっさんもいるんだし心配することはねーよ!」

    律「この前の試合だって大差で勝ってるんだしな!」

    梓「でもチームが強くなるにつれて変な人が増えていってますよね…」

    唯「ピエロみたいなを見て、澪ちゃん泡吹いて倒れちゃったしね」

    澪「……」

    律「澪を弁護する訳じゃないけどさ…あれはしかたなくね?」人

    91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:19:27.01
    訂正

    唯「ピエロみたいな人」

    93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:23:37.26
    試合当日 球場

    律「おいおい…何からつっこめばいいんだよこれ」

    紬「今回は侍みたいな人がチームに加入してるわね」

    唯「ちょっとした仮装パーティーみたいで楽しいね~♪」

    律「時代錯誤かってぇの!それだけじゃねえぞ!このメンバーをみろよ」

    梓「もともとビクトリーズにいた人達がスタメンから弾き出されてますね」

    澪「チームの志気に影響しなければいいんだが」

    武美「やあやあ元気かい、皆の衆!」

    カンタ「こんにちはでやんす」

    94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:33:34.43
    律「今日はギャラリーに人が沢山いるなー」

    武美「何でも、スーパー側がこの試合に勝った、らセールをやるって大々的に宣伝してるみたいだからね」

    梓「相手の投手を見てくださいよ!」

    梓「モグラーズ時代からのホッパーズファンの澪先輩ならわかりますよね?」

    澪「おい!あれは元モグラーズの大北じゃないか!」

    唯「元プロ?そんなに凄い人なの?」

    梓「まぁ…何といいますか。モグラーズ暗黒時代の先発ローテを担っていた投手ですね。」

    紬「目立った成績を残せなかったから、ホッパーズ元年に解雇されたのよね」

    唯「だいじょぶだいじょぶ!心配しなくてもししょーが打ってくれるよ」

    95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:36:19.61
    訂正、なんどもすいません

    ×→武美「勝った、ら」

    ○→武美「勝ったら、」

    96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:39:30.78
    カンタ「あれ、母ちゃん?お店はどうしたんでやんすか?」

    奈津姫「試合が気になっていてもたってもいられなくなってね」

    奈津姫「お店は臨休にしたんだ。一緒に応援しようか」

    ―――――――――

    権田「今日勝って3連勝だ!」

    一同「うおおーっ!」

    電視(見ててくださいよ澪さん!今日の先発、そして主役は僕、そしてヒロインは澪さん!貴女です!)

    電視「クッハッハッハッハッ!」

    風来坊「電視~。顔面が崩壊してるぞ~」

    97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:49:32.72
    澪「(最初にあの人がビクトリーズに加入、しかも先発をすると聞いてびっくりしたけど…)」

    審判「アウトー!」

    律「あのピッチャー、やけに気合いはいってるな」

    紬「直球には力は感じられないけど、コーナーに投げわけるコントロール、投球術…プロも顔負けのピッチングね」

    梓「ここまでのアウトすべてが内野ゴロですからね」

    電視「ニヤリッ☆」

    唯「あの人、澪ちゃんの方をみてニヤニヤしてたよ?」

    律「なんだァみィお~?あのきもちわるいアンちゃンと知り合いなのかァ?」

    澪「……」ブルブル

    電視「(今日は僕と貴女の記念日…そして僕はまた一歩、王へと近づくのだ!)ハッハッハッハッハ…」ウィーン…ガシャンガシャン

    風来坊「おーい電視、鼻血鼻血」

    権田「こりゃダメだな。水間、藤本、肩を作っておいてくれ」

    98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:59:55.60
    7回裏

    試合はというと、4回に鎧を着た人の2ランホームランでビクトリーズが先制。
    先発のえーと…何て読むんだろ?でんし…?さんの好投でリードを守っていたんですが…

    律「またかよ…」

    紬「毎回あの人がリリーフして逆転されてるけど…確信犯なのかしら?」

    律「まぁそのあとに出てきたゴーグル野郎が食い止めたけどな」

    梓「さすがに元プロから大量得点というのは難しそうですからね…」

    審判「フォアボール!!」

    澪「あっ、風来坊さんが塁にでたな」

    風来坊(ここは同点にするのが絶対条件だ。

    風来坊(俺の脚なら単打でも2塁からホームに帰ってこれる)

    風来坊(よし、走るか!)

    100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:09:06.85
    風来坊「(キャッチャーの肩はそこまで強くない。初球から仕掛ける!)」ザッ

    唯「走った!」

    審判「セーフ!」

    風来坊(さて、バッターは4番のムシャか…)

    風来坊(ホームランも打っているし、アイツの打力はチーム1だ。多少無茶でもホームに突っ込む!)

    梓「打つは投げるは走るは守るは…あの人は超人なんですか?」

    律「確かにオッサンの身体能力は他の連中より頭二つは抜けてるな。」

    唯「もしかしたらししょーはさ、寂れたブギウギ商店街を救うためにやってきた正義のヒーローなんじゃないかな!?」

    紬「風来坊さんが遠前町にやってきてから、商店街がにぎやかになって来てると思うわ」

    律「確かにそう考えるとつじつまが合うな…」

    梓「いくらなんでも出来すぎですよ唯先輩。現実にそんなドラマみたいな話はありませんよ。」

    澪「そういえばあの人は前にこんな事を言ってたよ」

    澪「この世界は偶然が積み重なって、それは運命になる」

    澪「俺がこの町にたどり着いたのも、偶然が運命に成り変わったから…って」

    101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:18:30.66
    試合は4番の鎧の人がタイムリーヒットを打ち同点。風来坊さんが二塁から一気にホームを陥れた。
    その後、カニの着ぐるみを着た人がホームランを打って逆転、
    最後は風来坊さんがマウンドに上がり、3人で試合を終わらせた。

    奈津姫「皆さん、お疲れ様です」

    カンタ「今日はうちでお祝いでやんす!おじさんも来るでやんす!」

    風来坊「えっ?俺もいいのかい?」

    奈津姫「あなたはカンタのヒーローですから。我が家で歓迎しますよ」

    唯「ししょーかっこよかったよ!」

    紬「風来坊さんは唯ちゃんにとってもヒーローなんですよ」

    風来坊「ヒーロー…か…俺はそんな大それたもんにはなれないよ…」

    唯「ししょー…?」

    104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:26:05.67
    おなじみの河川敷

    梓「こんにちはー」

    梓「あれっ?出かけるんですか?」

    風来坊「梓ちゃん?いや、町内会に呼ばれててさ。虫が大量発生したらしくてね

    風来坊「礼金を出すから駆除してほしいと頼まれたんだ」

    梓「礼金ですか!私も連れて行ってください!お願いします!」

    風来坊「ずいぶん現金な奴だなぁ。まあいい、ついてきなよ」

    106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:34:23.27
    倉庫

    風来坊「えーっと…これ、本当に虫なんですか…?」

    会長「ワシに聞かないでくれよ。でも、形はゴキブリに似てるだろ?」

    梓「大きさは猫くらいあるじゃないですか!こんなの聞いてませんよ!」

    風来坊「聞いてないって…俺だってこんなデカい虫がウヨウヨ沸いてるなんてきいてないからねこれ!第一、君が勝手についてきたんだろ!」

    梓「これは保健所…いや、自衛隊に頼んだ方がいいですよ!」

    会長「ダメだダメだ!そんなことをしたら商店街のイメージががた落ちだ」

    風来坊「あんたは俺らの命と商店街の風評のどっちが大事なんよォォォォ!」

    107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:41:15.44
    会長「決まってるじゃないか!もちろん後者だよ」

    梓「ハッキリ言いましたよこの人!」

    梓「まるでゴミを捨ててこいみたいなノリで、オブラートに包み込んで私達に死んでこいって!」

    風来坊「あんた、一体何様なんだよォォォォ!」

    会長「私が会長です」フンス

    梓「遠前町はいつキドラントと化したんですかァァァァ!」

    風来坊「あーあ…完全に生贄フラグが立ってしまったよ。助けてニーナさァァァァん!」

    会長「まあまあ、たっぷり礼はさせてもらうから頼むよ!」

    梓(たっぷり…か。貰えるときはがっぱり貰わないと)

    梓(そしてスキあらばこのムカつく会長の命も…)「殺ってやるです!!」フシャー!

    風来坊「君はバーサクにでもかかった猫かよ…」

    110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 23:53:00.47
    梓「うわっ…うじゃうじゃしてますね。気持ち悪い…」

    風来坊「虫はあの穴から沸いているのか…」

    風来坊「よし、俺が壁の穴を塞ぐから、梓ちゃんは殺虫剤で援護射撃してくれ」

    梓「わかりました!さっさとこんな事終わらせてたんまりお礼を貰いましょう!!」

    風来坊「ちゃっかりしてるなぁ」

    虫が梓の足元へ

    梓「ヒッ!」

    梓「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ブシャァァァァ

    風来坊「ちょっ!落ち着け梓ちゃん!」

    111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:00:50.25
    ―――――――――

    風来坊「何とかなったね…」

    梓「何度も心が折れそうになりましたけどね…」

    会長「お疲れ様!じゃあ報酬だよ」

    風来坊「グローブか…ありがたくいただきますよ」

    会長「こっちは梓ちゃんに」

    梓「弦とピック?なんか納得いきませんね…これじゃ割りに合いませんよ!」

    会長「えーっと…

    ―――――――――


    梓「それじゃ私、ギャラもらって帰ります」

    会長「トホホ…」

    風来坊「本当にちゃっかりしてるなぁ…梓ちゃん」


    112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:08:16.92
    帰り道

    梓「そういえば、風来坊さんはあの椿って人と仲間だったんですよね」

    風来坊「ん?なんだい、やぶからぼうに」

    梓「いえ、なんかあの人と風来坊さんは見るからに水と油という感じでしたから」

    風来坊「確かにそうだな」

    風来坊「でも、あいつの言った事もあてはまってるんだ」

    梓「甘ちゃんとか、くだらない理想論者だとかいうところですか?」

    風来坊「遠慮なしだなぁ。まあそのとおりだよ」

    風来坊「アイツは昔から俺のそういうところが気に食わなかったみたいだし」

    風来坊「それに俺も…」

    113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:14:18.63
    ―――――――――

    …ある男の記憶

    ??「やった!ヒーローに勝ったぞ!」

    ??「なぁんだ、ヒーローよりもオイラたちは強いでやんす!」

    青いヒーロー「レッド。こうなったら実力行使だ!」

    赤いヒーロー「いや、これが彼らの出した答えだ。彼らはもうオレ達を必要とはしていないということだ」

    赤いヒーロー「これでさらばだ」

    ??「おい、ちょっと待てよ!結局、お前らはなんなんだ?」

    赤いヒーロー「………さあな。少なくとも正義の味方、ではなかったようだな」

    ―――――――――

    風来坊「……俺は唯ちゃんやカンタくんが言うようなヒーローなんかじゃない」

    風来坊「ヒーローになれなかった男の成れの果てさ」

    114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:24:53.61
    桜ヶ丘高校

    律「みぃおー、今年はホッパーズが好調で良かったじゃんかよ」

    澪「チームは解散騒動で持ちきりなんだがな」

    梓「モグラーズ時代から解散の話が上がると日本一になって、解散も免れてますから、心配無用ですよ澪先輩」

    律「モグラーズ時代からきな臭い噂の多い球団だよな~」

    律「去年、話題になったサイボーグ選手ってのも潜んでんじゃねーの?」

    紬「サイボーグは、見た目だけじゃ普通の人間と区別できないのよね」

    唯「あはははは!サイボーグは意外に身近にいるのかも」

    一同「ハッハッハッハッハッ」

    風来坊「(サイボーグ…ねえ)」

    ガラッ

    さわ子「みんなー!私のケーキ残しておいてくれ…?」

    さわ子「誰よ!校舎に不審者を招き入れたのは!」

    風来坊「(何も言い返せない自分が情けない……)」

    115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:33:11.25
    唯「待った待った!さわちゃん、とりあえず話を聞いて!」

    さわ子「私はこんなキチガイみたいな服装のおっさんに話はないわよ!」

    澪「たしかにこの人の服装はおかしいけど、変な人じゃない事は私達が保証します!なぁ律?」

    律「ん?おぅよ!」

    梓「かくかくしかじかで…」


    117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:41:11.11
    ―――――――――

    さわ子「とりあえず話はわかたったわ」

    さわ子「じゃあ何?唯ちゃんの師匠であるこの人がギターを演奏しにきたっていう事?」

    紬「話の飲み込みが早くて助かります」

    さわ子「フーン…」ジロジロ

    風来坊「えーっと…俺の顔に何か?」

    さわ子「あなた、パッと見は小汚いけど、よく見ればかなりのイケメンじゃない」

    風来坊「えっ?そりゃどうも」

    さわ子「せっかくだから私も聴いていこうじゃない」

    さわ子「あなたのbeatってヤツを!」

    風来坊「いやいやいや!ビートってそんな大それたもんじゃなですよ!」

    さわ子「四の五言わず演奏しなさい!」

    風来坊「ハーイ」

    律「(さわちゃん…こええよ…)」

    唯「(beatって何なんだろう…)」

    118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:50:17.25
    風来坊「真実かぁらは嘘を♪嘘からは真実を♪夢中で探してきたけど~♪」

    澪「(力強いなかに優しさのある歌声だ)」

    梓「(幅が広がりそうだし私もアコギとか使ってみようかな…でも私にはむったんが…あぁ)」

    風来坊「また描き足してく~♪」

    風来坊「こんな感じだけど…どうだったかな?」

    唯「ししょースゴい!」

    紬「ファルセット凄くキレイだったわ」ウットリ

    さわ子「聴かせてもらったわ…あなたのBeatを!」

    風来坊「ハハハ、そりゃどうも」

    唯「せっかくししょーが魂の演奏をしてくれたから、私もひとつ演奏をしようと思います!」ビシィ!

    唯「りっちゃん隊長!あれをよろしく」

    律「おうよ!」

    119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 00:56:33.95
    風来坊「(カスタネット?どうやら日頃の成果を見せるわけではなさそうだな)」

    紬「唯ちゃん…まさかあれを」

    風来坊「(この雰囲気…)一体何が始まるのかな?」

    梓「黙ってください!」

    風来坊「ハイ…」シュン

    唯「では、平沢唯、いかせてもらいます」

    唯「うんたん♪うんたん♪」

    風来坊「(なっ、なんだこれは…脳みそがとろけそうだ!)」

    風来坊(なおかつ体を襲う心地よい脱力感はなんだ?これじゃまるで…)

    風来坊「うんたん♪うんたん♪」

    唯「うんたん♪うんたん♪」

    一同「うんたん♪うんたん♪」

    121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:04:08.45
    風来坊「今日は軽音部に招いてくれてありがとう。あっという間に時間が過ぎていったよ」

    さわ子「みんなの言ったとおり、変質者ではなかったようね

    さわ子「私は軽音部の顧問の山中さわ子、よろしくね」

    唯「今週の土曜日の商店街のイベントで私達のライブがあるから絶対来てね!」

    律「来なかったらイフリートを呼んで、アンタの自慢の大豪邸を消し炭にしてもらうからな!」

    風来坊「開幕火の鳥っすかっ!?マジ勘弁してください!!」

    紬「覚悟してくださいね?風来坊さん」メラメラ…

    風来坊「君が言うと冗談に聞こえないから…」

    風来坊「俺は君たちの楽曲を聴いたことがない。土曜日を楽しみにしてるよ」

    唯「まかせてよ!」フンス

    123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:14:56.92
    ブギウギ商店街

    風来坊「しかし君はよく働くね。その姿はまさに勤労少女のそれだよ」

    梓「私の家はこの辺ですからね」

    梓「町内会主催のイベントなら尚更手伝わなければです!」

    風来坊「でも、バイト代とかを貰うんだろ?君も俺と同じ穴のムジナなんじゃないか」

    梓「かっ、勘違いしないでください!私はそんなのじゃないです!」

    唯「ししょーもあずにゃんも頑張ってるねぇ。感心感心!」

    梓「唯先輩!?何しに来たんですか?本番は明日ですよ!?」

    和「唯は明日のステージの下見に来たのよ」

    124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:22:24.00
    梓「真鍋先輩!」

    唯「あははは。そゆこと」

    風来坊「君は?」

    唯「真鍋和ちゃん。桜高の生徒会長で私の幼なじみなんだ~」

    和「貴方の事は唯から話を聞かせてもらってたわ」

    和「ところで、明日はどんな余興をやるのかしら?」

    梓「何だったかなぁ?えーっと…」

    \大変だー!ダチョウが逃げ出したー!!/

    127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:28:08.11
    梓「思い出した!インパクトを重視したダチョウ祭りとかいってました」

    風来坊「絶対に叫び声聞いたあとに思い出したよねっ!?」

    和「ちょっと…この状況はマズいんじゃないかしら」

    風来坊「ダチョウが町中で暴れ出したらイベントは当然中止、か」

    梓「それは困ります!早くダチョウを捕まえましょう。唯先輩、行きますよ」

    唯「オーッ!」

    ―――――――――

    椿「よう!また会ったじゃねえかよ。今度はダチョウの世話か?」

    梓「椿さん!」

    風来坊「椿、まさかお前の仕業か!?」

    椿「知らねえよ?ご想像にお任せすんぜ」

    椿「んな事より、さっさとダチョウを捕獲した方がいいんじゃねえの?」

    風来坊「マズい!あの横断歩道を越えたら隣町だ!」

    和「…!ちょっと唯?あんた何をしようとしてるの!?」

    128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:34:11.39
    唯「何って…ダチョウを捕まえに行くんだよ!チョコボみたいでかわいいよ~」

    ダチョウ「グェ!」

    梓「唯先輩!もし落馬…?落ダ…なんてしたら大ケガしますよ!おり…」

    唯「ひゃいごー!」

    ダチョウ「グェグェグェー!」

    130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:43:05.06
    唯「やばーい!止まれない止まらないー!」

    ダチョウ「グェグェグェグェ♪」

    唯「気分はもうボコに跨ってるバッツだよ!」

    武美「あれっ?唯ちゃん面白そうな事してんじゃん!スペインの牛追い祭りみたいだよ」

    唯「武美さ~ん!やっほ~!」

    武美「うんうん!青春してるねー!イイ顔してるよ」

    唯「今や遠前町の命運は私にかかっているて言っても過言じゃないね!相棒!」

    ダチョウ「グェ」

    唯「私の人生サイコーーー!」

    ―――みなさんは、人生を楽しんでいますか?―――

    131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:49:12.62
    ―――――――――

    唯先輩は脱走したダチョウを全て捕獲して帰ってきた。
    ボロボロになっていたけど、よほど楽しかったのか、唯先輩は満面の笑み浮かべていた。

    椿「フーン…相手がアイツじゃねえから何も手は出さなかったがよ」

    椿「まぁ、少女の笑顔に免じて今日は完敗って事にしてやんよ」

    ―――――――――


    133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 01:55:05.07
    会長「ダチョウの脱走事件で警察に怒られて、イベントが中止になっちゃったよ」

    さち「だからアタシはダチョウはやめといた方がいいと思ってたんですよ」

    会長「今からじゃ中止の連絡なんてできないだろうし…」

    武美「ダチョウがダメなら…バッファローなんてどうよ!」

    権田「武美、少し黙ってろ」ポカッ

    武美「いたっ!」

    風来坊「…野球なんてどうでしょう」

    さち「野球~!?」

    和「商店街の野球チームのビクトリーズは対外試合で連勝中なんですよね?」

    和「なら、野球で町おこしをしてビクトリーズの知名度を上げると同時に、地域の住民に根付かせるというのは悪くないと思います」

    唯「ほえー…さすが和ちゃん」

    会長「この際他に手がない!野球の道具でイベントをでっちあげるぞ!」

    梓「桜高軽音部も全力で協力するです!」

    134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:03:28.91
    住民「ダチョウ祭りは中止になっちゃったんだ」

    和「その代わりと言ってはなんですが、野球イベントを開催する事になりました」

    和「このバッティングマシンから繰り出される球を3球中、1球でも打てたら商店街の商品券をプレゼントしますよ」

    住民「フーン、そんならやってみっかな」

    電視「人間の投げる球が打ちたい人は、ビクトリーズの技巧派投手、電視炎斬が投げさせていただきますよ!」

    電視(おい!澪さんたちのライブが始まるまでには上がれるんだろうな!?)

    135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:09:12.16
    唯「それじゃ次の曲いきます!ビクトリーズ公式応援歌‘白球miracle!’」

    律「1,2,3,4!」

    さわ子「みんなね、あなたに自分たちの100%のパフォーマンスを見てほしいって張り切ってたのよ」

    風来坊「そうですか…」

    この日のスポットライトの下の少女たちの顔は、いつもに増して輝いて見えた 。
    俺と少女たちが出会ってから一番の笑顔。
    だけど、俺にはそんな少女たちの笑顔は眩しすぎた…

    ―――一章 クリアー!―――

    136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/27(月) 02:20:41.77
    ここでひとまず一区切りとさせてもらいます。

    そのうち、書きためて戻ってくるのでその時はまた目を通してあげてください

    保守&支援ありがとうございました

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