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和「どうですか、こんなの」さわこ「えっ?」

  1. 名前: 管理人 2010/10/07(木) 00:38:30
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 19:31:03.71
    「和ちゃん、もう終わりそう?

    生徒会室の扉を少し開けて、幼馴染が顔を覗かせた。
    私は振り返らず、特に大したことは書かれていない、形骸化した書類から目を離さなかった。

    「いいえ、もう少し残るわ。金曜日だし、できるだけ仕事を終わらせておきたいから」

    幼馴染は、へらっと笑って、能天気な声を出した。

    「待ってるよ」

    そこで、私はようやく彼女の方を向いて、頬杖をついて言った。

    「帰りなさい。軽音部の皆がいるでしょう?」

    自分でも驚くほど、おかしな声が出たと思う。
    気だるいような、それでいて、イライラしたせっかちな言い方だった。
    幼馴染も、一瞬面食らったような顔をしたが、またいつもの笑顔に戻って明るく言った。

    「うん……じゃあ、私帰るね。和ちゃんも、気をつけてね……」

    急いでパタパタと駆けてゆく。開けっ放しの扉から、よし、帰るかという声が聞こえた。
    そう、帰ってしまえば良い。貴方には、他に友達がいるんだから、早く帰ってしまえば良い。
    待たれるほうも気を遣うんだから。


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 19:35:40.89
    「私も、他の誰かと帰るから」

    誰もいない生徒会室で、私は呟いた。
    他の誰か、なんて言い方に、自分も意識していなかった乙女っぽさを感じて、一人赤くなった。
    文字の羅列を眺めるのも飽きたので、鞄の中から本を取り出す。

    親愛はどうとか。共同性がどうとか、恋愛は、相手の容貌に対する快だとか。
    親愛が成り立つために、共に過ごした時間が必要だとか。

    なら、私は彼女に親愛を抱いていないのかもしれない。
    どうだろう?よく分からないけど、アリストテレスさんの言うことだ、本当だろう、多分。

    「やっほーい、和ちゃん、今日もお疲れね?」

    トンと、私の前に茶が出された。
    軽音部とは違う、苦い、緑茶。
    綺麗な茶色がかった髪が、私の手に触れていた。

    「あっ……山中先生」

    いつの間にか、日もすっかり暮れていた。
    整った顔立ちの、綺麗な女性が、勿体無いことにその頬を膨らませて顔を崩す。


    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:39:59.60
    「和ちゃん、さわ子先生って呼んでくれないのね」

    「ごめんなさい、や……さわ子先生」

    なるべく、自然な笑顔で言ってみる。
    先生は、はにかんで人差し指を唇に当てた。
    いたずらっぽく笑って、恥ずかしそうに言った。

    「自分で言っといてなんだけど、なんだかこそばゆいわ。
     和ちゃんにそう呼ばれることって、あまりないものね」

    気を取り直すように、首を横に振って、先生が言った。

    「それにしても、今日も随分と遅くまで残ってるのね、どうしてかしら?」

    首を傾げてさわ子先生が尋ねた。
    私は、その端正な顔を直視しても問題ないように、メガネを外して言った。


    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:44:53.07
    「金曜日だから、でしょうか」

    ぼやけた視界の中で、先生がにやりと笑ったのが分かった。

    「あら、和ちゃんも意外と悪ね……ところで、なんで眼鏡外したの?」

    くつくつと笑って、さわ子先生は、私の真似をして眼鏡を外した。
    私が言いよどんでいると、さわ子先生は、手を振って言った。

    「まあ、いいけどね。和ちゃん、眼鏡外すとイケメンだったから、からかってみただけ。」

    続いて、手を引いて、子供っぽく笑った。

    「じゃあ、いきましょうか」


    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 19:49:47.77
    先生の車に乗る。
    『恋愛成就』と書かれたお守りが、虚しく揺れている。
    車に揺られていると、どうにも眠くなるので、私は眠気を振り払おうと、頭を振った。

    「あら、寝ててもいいのよ?」

    ハンドルを握って前を見たまま、さわ子先生が言う。
    私はズレた眼鏡を元に戻して、微笑んで言った。

    「いいんです、私が頼んだんですから」

    「そうねえ、まさか和ちゃんが、応、なんて言うとは思わなかったわ」

    夜の街に出ることは、あまりない。
    私は優等生だから、そんなことはしない。
    だから……もしかしたら、そうなのかもしれない。
    信号が赤に変わり、車が止まった。

    「あら……ファックな光景ね」

    さわ子先生が低い声で言う。
    私は頬杖を突いて、先生の視線の先にある者を見つめた。
    腕を組んで歩く男女が一組。

    「……先生、言葉遣いが汚いですよ。少なくとも、生徒の前では」

    「いいじゃないの。別に、犯してやるって意味で使ってるわけじゃないのよ。
     糞野郎が、殺して眼玉をカラスに啄かせるぞ、ぐらいなもんなのよ」

    荒っぽく言い放った先生に、私は思わず苦笑した。

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:54:22.08
    「便利な罵倒ですね」

    「そうよ、和ちゃんも覚えておくといいわ」

    「ええ、考えておきます」

    信号が変わる。車はゆっくりと発進した。
    しばらく沈黙が流れ、その間に、賑やかな街は後方へ流れていった。
    私は窓の外を眺めたまま、何気ない風に言った。

    「ねえ、先生、こう考えたらどうです?」

    さわ子先生は、ちらりとこっちを見て、聞いていることを示した。

    「肉欲と恋愛は別だ、って。
     恋愛は―――親愛、でもなんでもいいですけど―――
     そういうものは、相手の精神の卓越性に対して抱くべきものだ……どうです?」

    「つまり、どういうこと?」

    どうやら少し興味を持ってくれたようで、先生が横目に私を見つめる。
    私は、また眼鏡を外した。
    先生と同じように、横目で彼女を見ながら、少し笑って言った。

    「先生は、男日照りかもしれませんが、こと女に関しては大洪水でしょう?」

    先生は拗ねたように頬をふくらませた。
    低い声で罵声が飛ぶかと思ったが、そんなことは無かった。


    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:58:23.08
    「和ちゃんが意地悪するわ……」

    そう言ってハンドルにもたれかかった。
    その仕草が年不相応で、しかし十分に可愛かったので、私は笑みを零した。

    「ふふ、すみません……あ、あの店ですか」

    眼鏡をかけ直すと、花火のように広がっていた看板の光が、ちゃんとした文字を形作った。
    居酒屋……きつね?へんな名前だ。

    狭い駐車場に車を止めて、先生と私は車から降りた。

    「そういえば、先生、車で来たらお酒が飲めないと思うんですが」

    「大丈夫よ、電車で帰るから。高校生がそんなこと心配するもんじゃないわ」

    その居酒屋は、どうもあまり繁盛していないようだった。
    あまり広くない店の中に、3、4人客がいるだけで、あとは空席。
    いらっしゃい、と、狐というよりは狸のような風貌の、店長の声がした。

    「やあ、山中さんかい。そちらのかたは生徒さん?」

    人懐っこそうな笑顔を浮かべる店長に促されて、カウンター席に二人して座る。
    お酒の匂いが鼻をついた。

    「まあね……あ、店長さん、この娘、20歳だから。分かった?」

    店長がニヤリと笑って、先生に尋ねた。


    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:02:40.55
    「それじゃあ、それは、今流行の"こすぷれ"っちゅうやつかい?」

    そうよ、とさわ子先生が陽気な声で答えると、店長は豪快な声で笑った。
    私も、つられて微笑がこぼれた。

    「ハッハッ、あんた、いい先生持ったなあ」

    酒を生徒に飲ませるのがいい先生かは分からない。
    多分そうじゃないと思う。
    けれど、私は、そうじゃないところで、彼女のことをいい先生だと思っているから、私は大きく頷いた。

    「ええ、本当に」

    「やめてよ、照れるじゃないの」

    嬉しそうに言うさわ子先生の前に、泡だったジョッキが差し出された。
    私の前にも一杯。

    「そいつはメントスが入った茶だからな。じゃあ、俺は焼き鳥作ってくるよ」

    隣を見ると、さわ子先生が一気に口の中に注ぎ込んでいた。
    恐る恐る、舌を出して舐めてみた。

    「苦い」

    そう口に出してはみたものの、多分、私の顔は笑っていただろう。
    しばらくそうしていると、突然、肩を抱き寄せられた。
    生暖かい吐息が顔に当たる。

    「和ちゃん、だめよ、やる気あんの、ねえ、ふざけてるの?」

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:05:53.50
    綺麗な、長い指が私の頬を突付く。
    酔って赤くなった顔が、肌の美しさを際立たせていた。

    「先生、苦いんですよ」

    私がそういうと、さわ子先生は勝ち誇ったように言った。

    「フフン、まだ子供なのね。私より百倍しっかりしてるからって、調子に乗っちゃ駄目よ」

    悔しいので、口に目一杯ビールを溜め込んだ。
    気合を入れて飲み込んで、さわ子先生に顔を向ける。

    「どうです?」

    直ぐ近くに顔があることに、今になってやっと気がつく。
    私が赤面する直前に、さわ子先生は吹き出した。

    「和ちゃん……フフッ……今の、すごく可愛かったわよ」

    今までとは違った、大人びた視線を向けられたので、私は眼鏡に手をかけた。

    「からかわないでください」

    眼鏡を外すと、ビールの輪郭が滲む。
    実際より少し多く見えて、何だか得をしたような気分になる。


    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:09:01.03
    「でも、意外よね、和ちゃん怒るとばかり思ってたもの」

    「何がですか?」

    「ほら、一昨日、私和ちゃんに怒られたじゃない。
     りっちゃんの監督が不行き届きです、とか言って……」

    一昨日、もう律に何を言っても無駄だと察した私は、講堂使用許可申請を先生に書いててもらうように頼みに行ったのだった。

    「まあね、それで、金曜日に落ち着いて酒でも飲んで話しましょう、なんて言った私もどうかと思うんだけどね」

    「そうですね。教師として問題があると思いますよ」

    さわ子先生がじとっと私を見つめる。
    ぐいっとビールを飲んで、人差し指で私の頬を突いた。

    「楽しみにしておきます、なんて答えた人に言われたくないわ」

    「……まあ、いいじゃないですか」

    ことん、という音がして、食欲をそそる香りがした。
    焼き鳥だ。

    「あら、姉ちゃん、どうして眼鏡外してるんだい。男前になっちまってるじゃねえか」

    店長さんの声が聞こえたが、その表情が読み取れなかったので、私は眼鏡をかけた。
    店長は満面の笑みを浮かべていた。

    「やあ、眼鏡一つで顔の印象ってのは変わるもんだなあ。今度は随分と別嬪さんだ」


    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:13:46.66
    店長が声を上げるのと同時に、私もけらけらと、声を上げて笑った。
    さわ子先生がくつくつと押し殺した笑い声を出しながら、可笑しそうに言った。

    「ちょっと、私の生徒を口説いちゃ駄目よ」

    私はジョッキに視線を落とした。

    「こすぷれじゃあ無かったのかい」

    「留年してんのよ」

    「そいつはすまねえなあ、気にしてることを言っちまったか」

    店長さんが、わざとらしく、すまなかったというような顔をする。
    奥に座っていた男の人が立ち上がって、帰りの準備を始めたのを見て、店長さんはレジの方へ向かっていった。
    最後に、私たちに、にやにや笑いながらこう言った。

    「そんじゃあ、さわちゃんが口説けば良い。男日照りなら、女にも手を出してみりゃいいさ」


    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:18:04.24
    下品な笑いかただったが、不思議と嫌な感じはしなかった。

    「なに言ってんのよ、馬鹿ねえ」

    さわ子先生は、目を伏せて酒を煽った。
    顔を赤くして、ガツガツと焼き鳥を口に入れる。
    あまり品が良いとは言えない。

    「先生、みっともないですよ」

    私が嗜めると、先生は、きっと睨んで一言、

    「別にいいじゃない、どうせ私のことを見ている男なんていやしないんだから」

    酔い始めているのか、目の淵に涙が溜まっていた。
    私はメガネを外して、それを指で拭った。

    「男前、でしょう?」

    「……そうね」

    さわ子先生は、眉を下げて、悲しそうに笑った。



    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:22:40.26
    酒を飲んだせいか、外は肌寒く感じた。
    繁華街の明かりは置き去りにして、月明かりばかりがこの辺りを照らしていた。
    財布を出そうとする私を制して、さわ子先生が全額払ってくれた。
    生徒の手前、見栄もあるだろうが、なんとなく、大人っぽく感じた。
    ふらふらとした千鳥足も、私にはまだ届かない、大人の世界のものに感じる。

    「あぁ……気持ち悪いわ」

    さわ子先生は結局、自分の分に、私が残したビール、さらにもう一つ追加で飲んだ。
    店長さんは、何を考えてんだか、と苦笑していた。

    「何を、考えているんですか」

    自分の声が、冷えて凝縮した空気を震わせたのに驚いた。
    そして、その言葉は、もう私の口の中に戻ってこないことに気づいて、後悔した。

    「和ちゃんのこと。和ちゃんが、何を考えているんだろう、ってこと」

    さわ子先生は、赤くなった顔を私に向けた。
    電灯が彼女の顔を照らし、月明かりはさわ子先生まで届かない。

    「分かりましたか、私の考えていることが」

    私の声は、何者にも邪魔されず、真っ直ぐに彼女に届く。
    それが、憎らしく思えた。

    「大体、ね。女子高で教師やってるとね……ほら、私美人だしね?」

    困ったように笑って、舌を出した。
    私がさわ子先生に近づこうとすると、また、綺麗な指を私に向けた。

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:29:17.90
    「私がどうこうじゃなくてね、世間がどうこうってのがあるのよ」

    「世間っていうのは、結局、先生のことじゃないんですか」

    「あら、私は人間失格なのかしら」

    予想だにしなかった返しに、少したじろぐ。

    「言葉に出すのも、駄目なんですか」

    「言葉に出すのが、駄目なのよ。出した言葉は戻らないんだから」

    私は、さわ子先生の指だけを―――顔を見ないように―――見つめて、近づいた。
    さわ子先生が首を振っているのが分かった。
    その手が降ろされる直前に、私はその手を掴んだ。
    時間が止まった気がした。

    「掴んで、どうするの?」

    掴んで手を引き寄せて抱きついた。

    「駄目だって言ったじゃない」

    ため息を付いて、さわ子先生が言った。
    彼女も、私も、月明かりだけが照らしている。

    25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 20:33:24.41
    「私、何も言ってません」

    「でも、してるでしょう?」

    「温もりは消えるじゃないですか」

    「月明かりは月に帰らないでしょう。光だって、私たちを照らした後は直進していくのよ」

    「それなら、私を払いのけてくれればいいんです」

    眼鏡がずれた。視界がぼやけて、滲む。

    「そうしたら、私も戻っては来ませんから」

    また、大きなため息。
    優しく頭を撫でられた。

    「ずるいね、和ちゃんは」

    どんな顔をしているのか、私には分からないが、生徒ではなく、友達と話すような調子で言ってくれたのが嬉しかった。
    もっと強く抱きついた。

    「ずるいのは先生です。最初から、思わせぶりに、足繁く生徒会に来たりなんか、しないでくれたらよかったのに。
     楽しそうに居酒屋に連れてったりなんか、しないでくれたら良かったのに」

    「そうね、ごめんね」

    「今も、早く払いのけてくれればいいのに、気持ち悪がってくれたらいいのに」

    「そんなことしないわ」

    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:38:01.32
    「それが嫌だ……辛いの」

    自分の声が震えているのが分かった。
    情けない。
    顔を上げると、先生が私の顔を覗き込んでいた。
    青白い月光は、先生の髪しか、顔の輪郭しか照らしてくれていない。

    「私酔ってるから……ほら、息、お酒臭いでしょう?」

    先生が息を吹きかけた。居酒屋でさんざん嗅いだ、アルコールの匂いが鼻につく。

    「……うん」

    私が頷こうとすると、先生は私の顎に手をかけて、クイと上げた。
    一瞬、息ができなくなった。


    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:44:17.64
    「酔っぱらいだから、世間に中指を立てるくらいしたって、セーフよね?」

    私が呆気に取られていると、彼女はさっと後ろを向いた。
    乱れた髪から覗いた白いうなじを、ほんのり赤らめて、片方の手を腰に当て、もう片方で顔を仰ぎながら、

    「暑いわね、今日は。本当に暑い」

    と言った。
    私をおいてけぼりにして、ずんずんと歩いて行こうとする彼女が、また電灯の明かりから逃れた時に、私は駆けだした。

    「私は寒いですよ」

    そう言って、抱きついた。
    細い体は、私の腕にもすっぽりと収まった。

    「私は暑いのよ」

    「私は寒いんです」

    子供のように駄々をこねる私の頬を突いて、彼女は笑った。

    「じゃ、腕だけね」

    抱きついて、上を向いた。
    私たちを照らし出す月が憎々しかったけれど、それ以上に―――

    「先生、月が綺麗ですね」



    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:47:57.34
    和「という話だったのよ。どうですか、こんなの」

    唯「そうなんだ、じゃあ私音楽室行くね」

    和「つれないわね、なんか感想とかあるでしょ」

    唯「ないよ、登場してすぐに人のこと追い出しといて、なんでその人に意見求めてんの」

    和「だって仕様がないじゃない」

    唯「しょうがなくないから。とにかく、ワケ分かんない夢の話を聴かせるのはやめて」

    紬「私は楽しかったわ!でも、もう少し肉欲に溺れるべきだと思う!」

    和「そうなんだ、じゃあ私生徒会行くね」

    紬「なんということっ!」

    さわ子「……そういう話は本人がいないところでして欲しいんだけど、とりあえず今度居酒屋行く?」

    和「……ぜひ」

    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:52:32.70
    終わりです。

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  1. 名前: けいおん中毒 ◆- 2011/01/07(金) 21:10:56 URL [ 編集 ]
    やっぱ、妄想だったか

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