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けいおん!SSまとめブログ けいおん! このブログはVIPで立った「けいおん!SS」をまとめたブログです。

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唯「マジックミラー号?」

  1. 名前: 管理人 2010/10/13(水) 00:39:03
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 02:55:06.73
    律「そう、この近所に来るんだってさ」

    梓「何ですかそれ?」

    唯「マジックっていうくらいだから、きっとすごいマジシャンが乗ってるんだよ」

    紬「まあ! 手品だったら見てみたいわ!」

    律「私も良くは知らないんだけどさ」

    律「聡の奴が部屋で朝からえらく興奮してたんだよ」

    律「『ついにこの街にもマジックミラー号が来る!』って」

    唯「りっちゃんの弟が朝から興奮するほどすごい手品師が来るってこと!?」

    紬「きっと、プリンセス天功よりもすごいマジシャンに違いないわ!」

    梓「なんだか私も楽しみになってきました!」






    澪「……」


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 03:01:08.86
    唯「ところでこの街のどの辺に来るの?」

    律「そりゃあ、人が集まるところだろ」

    紬「この街で一番人が集まるところっていったら……」

    梓「駅前の繁華街ですかね?」

    律「国道沿いのショッピングモールかもしれないな」

    唯「そこって噴水のある広場でマジックショーやってたことあるよね」

    梓「私も見たことあります」

    紬「そんなお店でマジックショーなんてできるの!?」

    律「週末はなにかしらイベントやってるよ」

    紬「すごいわ!」




    澪「……」

    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 03:07:33.03
    梓「今回もきっと土日にやるんでしょうね」

    律「じゃあ、みんなで見に行くか!」

    唯「賛成~!」

    紬「是非行きましょう!」

    律「よし! じゃあ、けって~い!」

    梓「生で手品なんてずいぶん見てないです」

    唯「楽しみだね、ムギちゃん♪」

    紬「そうね♪」









    澪「おい、ちょっと待て」

    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 03:14:39.98
    律「なんだ~澪。もうこの件は賛成多数によって決まったんだからな」

    澪「お前ら、本当にそのマジックミラー号が手品を見せに来てくれるって思ってるのか?」

    唯「違うの?」

    澪「違う」

    梓「じゃあ、いったい何をしに来るんです?」

    澪「それは……、私の口からは……」

    紬「どうしたの澪ちゃん?」

    澪「とにかく、行かない方が身のためだ」

    律「はっは~ん」

    澪「何だよ」

    律「さては澪……」

    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 03:26:21.01
    律「手品見るのが恐いんだろ?」

    澪「なっ!?」

    律「だって、手品って結構スリルある仕掛けもあるもんな」

    唯「ギロチンとか、箱の中に入ってる人に剣を刺すとかね!」

    紬「私は爆発する直前に箱から脱出するイリュージョンを以前ラスベガスで見たわ」

    梓「確かに、目を覆いたくなる手品もありますね」

    唯「澪ちゃん痛いのとか恐いの駄目だもんね」

    澪「いや、そうじゃなくって……」

    律「恐いなら恐いって言えばいいのに~」

    澪「だから違うってば!」

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 03:33:08.98
    律「そんなに怒鳴らなくてもいいだろ」

    紬「もしかして、私たちの認識が間違ってるの?」

    澪「うん、マジックミラー号っていうのは……」

    梓「何ですか?」

    澪「その……」

    唯「何?」

    澪「外からは、見えなくて……」

    澪「でも、中からは外が丸見えだから……」

    唯「なぞなぞ?」

    澪「いや、そうじゃなくて……」

    律「もう! 全然わからないぞ!」

    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 03:41:16.51
    澪「だから、説明するのが恥ずかしいんだよ!」

    梓「恥ずかしいことなんですか?」

    澪「う、うん」

    律「ちゃんと言ってくんなきゃわかんない!」

    澪「だから、え、エッチな……」

    唯「えっち?」

    澪「と、とにかくマジックミラー号はお前達が思ってるようなものとは全然違うから!」

    紬「手品を見せに来るわけじゃないってこと?」

    澪「そうだぞ! 絶対に行っちゃ駄目なんだからな!」

    唯「そこまで言われると逆に行きたくなっちゃうよ」

    澪「駄目だ! 絶対駄目!!」

    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 03:50:52.25
    ────
    ────────
    ────────────

     澪の部屋

    澪「ううっ……あいつら何も知らないで……」

    澪「私だってたまたま深夜のお笑い番組見てたら芸人がそのことについて熱く語ってたから
      一体何なんだろうなって気になってネットで調べて知っただけなのに……」

    澪「これを知ってるって軽音部の皆にバレたらなんて言われるか……」

    澪「律になんかはきっと『胸が大きい奴はやっぱりエッチなんだな』なんて馬鹿にされそうだ」

    澪「嫌だよ~……」

    澪「なんとかバレないように過ごすしかない」

    澪「律はパソコンなんてしないから調べたりしないだろうし
      唯もわからないことはネットで調べるなんてこともしなさそうだから大丈夫そうだけど」

    澪「問題は、ムギと梓だな……」

    澪「特に梓はネットショッピングなんかしてるっていうし……
      きっと『マジックミラー号』でググったりしてるんだろうな……」

    澪「はぁ……気が重いな……」

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 04:02:33.15
     律の部屋

    律「今日の澪変だったな~」

    律「手品見にいきたくなかったら素直にそう言えばいいのに……」

    律「まぁ、そんなことは今に始まったことでもないしな」

    律「意地っ張りな澪のことだ。きっと当日もなんだかんだ言ってついて来るよな」

    聡「ねーちゃん、ご飯できたって」

    律「おー、今行く」

    聡「今日はトンカツだってさ」

    律「おおっ! もちろん付け合せはキャベツの千切りだろうな?」

    聡「主役はトンカツだろ? ねーちゃんキャベツ好きだよな」

    律「っさい、キャベツには胸を大きくするっていう伝説があってだな」

    聡「おえっ! 弟の前でそんな女の部分見せるなよ、気持ち悪ぃ……」

    律「な、なんだとー!」

    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 04:18:00.78
    聡「ねーちゃんの癖に男っぽいところがいいのに」

    律「んまっ! 花の女子高生を捕まえて何を言ってるんざましょー!」

    聡「ねーちゃんだとは言いつつも、俺はにーちゃんだと思っていつも接してるけどな」

    律「こんな美人な姉を持って何を言ってるんだ?」

    聡「普段のねーちゃんは、もっとズボラで、飯食うときだって俺のも取る時があるだろ」

    聡「ねーちゃんはそれでいいんだよ。それがいきなり胸がどうしただとか……」

    律「わ、私だってなー」

    聡「何だよ?」

    律「ポストに入ってたラブレターに一喜一憂したりするんだぞ」

    聡「ええっ!? ねーちゃんにラブレター!?」

    律「まぁ、あれは間違いだったけど……」ボソッ

    聡「えっ? 何か言った?」

    律「な、なんでもねーよ!」

    23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 04:24:28.62
    聡「ったく……、ねーちゃんが男と付き合うとか認めねーから」ボソッ

    律「ん? 何か言った?」

    聡「な、なんでもねーよ!」

    聡「早く下に降りてこいよな!」

    律「わーったよ」

    律「あ、そうだ。なぁ、聡」

    聡「なに?」

    律「お前、今日の朝、部屋で何か言ってたろ?」

    聡「え?」

    律「マジックミラーが何とかって」

    聡「……」

    律「それってさ、どの辺に来るの?」

    聡「……ねーちゃんは知らなくてもいいんだよ」

    律「ああ?」

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 04:32:01.26
    聡「ほら、早くしねーとトンカツが逃げるぞ!」

    律「待て」

    聡「うっ!」

    律「そのマジックミラー号ってのはいったい何なんだ? 手品見せに来るんじゃないのか?」

    聡「あの……その……」

    律「ちゃんと言わなきゃお前が部屋の中に隠しているお宝本をかーちゃんにバラすからな」

    聡「そ、それだけはっ! って言うか、なんでねーちゃんが知ってるんだよ!」

    律「おほほっ! お姉さまには全てお見通しなのよっ!」

    聡「くっ……!!」

    律「ほれほれ、早く言え」

    聡「ま、マジックミラー号っていうのは……」

    律「うんうん」

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 04:42:34.92
     平沢家

    憂「お姉ちゃん、ご飯出来たよ」

    唯「は~い。わぁ! 今日も美味しそうだね」

    唯「それじゃあ、いただきま~す!」

    憂「召し上がれ」

    唯「う~ん、美味しい~」

    憂「良かった」

    唯「憂はいつお嫁に出しても恥ずかしくないね!」

    憂「お嫁だなんて……そんな……///」

    唯「あ、でも、憂がお嫁に行っちゃったら私のご飯作ってくれる人がいなくなっちゃう!」

    憂「お姉ちゃんを置いてお嫁になんて行ったりしないから安心して」

    唯「それは良かった~」

    憂「もちろんお姉ちゃんもお嫁になんて行かせはしないけどね……」ボソッ

    唯「ん? 憂、何か言った?」

    憂「ううん、何でもないよ」

    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 04:48:51.11
    唯「ところでさ~、憂はマジックミラー号って知ってる?」

    憂「マジックミラー号? 何それ?」

    唯「なにやら凄腕のマジシャンがこの街にやって来るらしいんだよ」

    憂「へ~、凄いね!」

    唯「だけどね、澪ちゃんが私たちに絶対に観に行くなっていうの」

    憂「澪さんマジックとかも苦手なのかな」

    唯「ん~、それにしてはあまりにも必死だったんだよね」

    憂「そうなんだ」

    唯「だから憂なら何か知ってるかなって思ってね」

    憂「ごめんね、私も知らないよ」

    唯「そっか~」

    憂「和ちゃんなら物知りだし知ってるんじゃない?」

    唯「そうだね、食べ終わったら電話して聞いてみるよ」

    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 04:56:10.06
     ・ ・ ・ ・ ・

    唯「と、ゆ~わけで、和ちゃんに電話した次第でありまして」

    和『へ~』

    唯「和ちゃんマジックミラー号って知ってる?」

    和『まぁ、知ってるわ』

    唯「本当!? おねげーします! 教えてつかーさい!」

    和『いいわ、ちょっと長くなるけど』

    唯「はいっ!」

    和『マジックミラー号は、ソフト・オン・デマンドが発明した合法的露出用移動スタジオで
      「MM号」と略される場合もあるわ』

    唯「???」

    和『トラックの荷台が一面マジックミラーによって囲われていて
      外から見ると一見ただの鏡にしか見えないんだけど、中から見ると外が丸見えになっちゃうのよね
      そこで脱ぐ事であたかも路上で脱いでいるように見えのよ。
      そのためナンパしてきた素人の女性をただ脱がす事以上に恥じらいを演出できるってわけ』

    唯「あ、あの……和ちゃん……?」

    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 05:07:04.26
    和『要するに企画モノのAVってわけよ』

    唯「え、えーぶいって、中学のときよく男子が言ってた、エッチなビデオのこと!?」

    和『そうね、アダルトなビデオのことね』

    唯「ふぇ~……」

    和『でも、唯がこんなこと聞いてくるなんて珍しいわね
      まだ唯は赤ちゃんはコウノトリが運んでくるって信じてるもんだと思ってたわ』

    唯「そ、そんなわけないじゃん!」

    和『あら、そうなんだ』

    唯「お、お父さんとお母さんがキスしたら赤ちゃんは出来るんだよ!」

    和『うんうん、そうでなきゃね』

    唯「ちゃんとキスしたあとは一晩中手をギュって握ってなきゃ駄目なんだから!」

    和『そうね、合ってるわ』

    唯「えへへ~」

    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 05:22:59.54
    和『でも、まさか唯からMM号の話題が出てくるなんて……
      幼馴染の春機発動期を実感してしまうわ』

    唯「あのね、実は今日りっちゃんがこの街にそれが来るって話しててね」

    和『ああ、だからなのね。確かにその情報は私の方にも入って来てるわ』

    唯「で、私たちはそれが手品師が来るって勘違いしちゃってさ~」

    和『うふふっ、唯もとんだおちょこちょいさんね』

    唯「も~う! 私だけじゃなくって軽音部の皆もそう思ってたんだよ~」

    和『さすが軽音部は期待を裏切らないわね』

    唯「でも、澪ちゃんだけがなんか必死に私たちに行くのはよせって熱弁しててさ~」

    和『澪はきっとMM号が何だか知っていたのね』

    唯「だよね~。今思い出したら、確かに外からは見えなくて中からは丸見えでとか言ってた気がするよ」

    和『まぁ、ただ見るぶんにはいいけど、見られる側になるのはぞっとしないわね』

    唯「だから澪ちゃんもあんなに必死に私たちを止めてくれたんだね」

    和『でも、意外だったわ。澪がMM号ファンだったなんて
      こんな知られざる一面をあの曽我部先輩が知ったらどう思うかしら』

    唯「あ~、やめといた方がいいんじゃない?」

    81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 18:35:25.61
    和『うふふっ。冗談よ』

    唯「和ちゃんならやり兼ねないからさ~」

    和『私だってそのくらいの常識は持ちあわせてるわ』

    唯「そっか~」

    和『で、唯はどうするの?』

    唯「明日、皆にマジックミラー号はエッチなことだから行かない方がいいよって言ってあげるよ」

    和『それは、澪の信用問題に関わってくるからやめといた方がいいわよ』

    唯「なんで?」

    和『唯は私が教えたから知ったっていう後ろ盾があるけど澪は元々知っていたのよ
      それがエッチなものだってわかっていたからこそハッキリとは言わなかったわけだし』

    唯「でも、そんなことで私は澪ちゃんを嫌いになったりしないよ
      現に和ちゃんがこんなにド変態だって知っても変わらずに喋ってるし」

    和『そうね。でも、唯がよくても他の部員の子がどう思うかはその人次第なのよ』

    唯「あ~、それもそうだね」

    82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 18:40:53.75
    和『特に梓ちゃんなんかは、澪に対して憧れを抱いているっぽいんでしょ?』

    和『もし、澪がそんなMM号マニアだって知ったら落ち込んじゃうんじゃないかしら?』

    唯「あ~、それはあるかもね」

    和『ただ落ち込むだけならいいけど、可愛さ余って憎さ百倍って感じで
      憎悪の対象になっちゃう可能性だってあるわ』

    和『私のカッコイイ澪先輩像を返せ! って』

    唯「それは、是非とも避けたいね」

    和『だから、こういうことは他人からこうだったんだよって言うんじゃなくて
      こそこそせずに本人の口から、私はMM号が大好きでMM号無しじゃ生きていけないんだ!
      ってカミングアウトさせた方がまだ被害は最小限で済むと思うわ』

    唯「そういうもんなのかな~」

    和『だから唯はMM号が何かしらないふりをして普段と変わらないよう澪と接してあげるべきね』

    唯「和ちゃんがそういうならそうなんだろうね」

    和『これは澪のためであり、また梓ちゃんのためでもあるのよ』

    唯「うん、わかった! 私、MM号がなんだったかは忘れるよ!」

    83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 18:45:20.27
     梓の部屋

    梓「フヒヒッ。まさか澪先輩がMM号を知ってたなんて」

    梓「たとえ知ってたとしても、私みたいに知らないフリをすれば済むことなのに」

    梓「澪先輩は根が真面目だからな~」

    梓「澪『だから、え、エッチな……』だって」

    梓「ムフフッ、普段そういうことには全く興味なさそうな澪先輩なのに、こりゃ堪らんです」

    梓「あのけしからんおっぱいにはそんな澪先輩のいやらしい欲望が詰まってるんだろうな~」

    梓「ふうっ……」

    梓「さて、どうしたもんか」

    梓「私がMM号を知ってるってことは極力隠しておきたいし」

    梓「そうじゃないと、皆さんと一緒になって澪先輩を攻めることが出来ない」

    梓「澪先輩がそんなエッチな人だとは思いもしませんでした!」

    梓「澪『うぅ~、梓~そんなこと言わないでくれ~(涙)』とか」

    梓「涙目の澪先輩……」ジュルリ

    梓「へ、へへへ……」

    85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 18:48:40.79
     紬の部屋

    紬「zzzzzzz……」

    紬「ふ、うふふっ」

    紬「まぁまぁ、こんなになっちゃって……」

    紬「澪ちゃんったら……」

    紬「もうトロトロね……」

    紬「でも、ほら、私のも見て」

    紬「どう? 澪ちゃん以上にグチュグチュなのよ」

    紬「ムフフッ」

    紬「すごいわ……」

    紬「これがゲル状マジック……」

    紬「……zzzzzz」

    87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 18:53:18.84
     翌朝

    澪「ううっ……心配で一睡も出来なかった……」

    澪「もしかしたら今頃私がマジックミラー号を知ってるって誰かが言いふらして
      この街中に広まってるかもしれない……」

    澪「……死にたい」

    律「おーっす! 澪! おっはよー!」

    澪「!?」

    律「うわっ!? 酷い顔してんな。昨日寝てないのか?」

    澪「り、りつぅ~」

    律「ん~? どうしたどうした? 困ったことがあったらお姉さんに言い給え」

    澪「ち、ちょっと勉強し過ぎてさ」

    律「そ、そういえば!? 昨日は大量に宿題が出たんだった!」

    澪「どうせ、ノート見せろだろ?」

    律「へっへっへ~。適当に間違いを忍ばせるのでおねげーしますだ」

    澪「ったく、仕方ないな」

    澪(いつもの律だ! 律はきっとマジックミラー号の真実に気づいてないんだ!)

    90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 18:58:55.03
    律(きっと昨日は不安で寝れなかったんだろうな……)

    律(っていうことは、澪はマジックミラー号を知っているっていうことに
      恥ずかしさを感じているってことだな)

    律(恥じらいを持ってるっていうのに必死に私たちを止めようとしてくれた)

    律(そんな澪の必死の訴えを聞いてやれなかったなんて、私は親友失格だ)

    律「……」

    律(でも、まさか澪がAVの内容を知ってるなんて意外だったけど)

    律(だからと言って、それで私が澪を見る目を変えるわけがないっ!)

    律(けど、いきなり『マジックミラー号がAVだったなんて、そんなこと知ってる澪はとんだムッツリだな~』
      なんて言ったら、もしかしたら澪は立ち直れなくなるかもしれない)

    律(澪が自分から言い出すまでは様子を見るべきだな)

    律(出来れば、マジックミラー号の話題自体を無かったことにしてやりたい)

    澪「律? どうしたんだよ、黙っちゃって」

    律「んん? 何でもな~い。ほらほら、早く行かないと遅刻しちゃうぞ」

    澪「お、おい! そんなに引っ張るな」

    92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:04:48.56
     放課後

    澪(律はいつもと変わらなかった)

    澪(唯もマジックミラー号のことはすでに頭の中から消え去ったかのようだった)

    澪(ムギの淹れてくれるお茶は美味しいし)

    澪(ただ、和はなんだかいつもよりも積極的に私に話しかけてきたように感じた……)

    澪(それに……)

    梓「……」チラッ チラッ

    澪(やっぱり、梓は何か感づいてるっぽい)

    梓(ふっふっふ、澪先輩。いつまでそんなお淑やかキャラを通せますかね?)

    94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:09:53.86
    梓「あ~、楽しみですね! マジックミラー号」

    澪「!?」

    梓(焦ってる焦ってる。澪先輩がだんだん涙目になってきてるぅ~!)

    律(や、やばい! 澪の顔色が青ざめていく!)

    律「あ、あ~、そういえばさ~クライマックスシリーズのロッテすごかったよな~」

    唯「あずにゃん、マジックミラー号って何?」

    律(うをぃっ! せっかく話題を逸らそうとしたのにっ!)

    梓「やだな~、唯先輩。忘れちゃったんですか? 手品を見せに来てくれるんですよ」

    唯「あ、そういえば昨日和ちゃ……。はっ!?」

    唯「ゲホッゲホッ、いや……なんでもないよ」

    澪(和がいったい何だっていうんだ!?)

    紬「私もそのマジックに興味津々で昨日は夢にまで出てきたのよ
      なんだか皆がゲル状になる手品だったの~」

    梓「どんなマジックなんですか? それ……」

    96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:16:42.83
    紬「だって、私本当に興奮しちゃって、早く当日にならないかなって」

    澪(ムギは知らなそうだけど、なんだか興奮って言葉が引っかかる……)

    澪(って、私がこんな疑心暗鬼に陥っちゃドツボじゃないか)

    梓「ムギ先輩も案外子供っぽいですよね、澪先輩」

    澪「へえっ? あ、ああ。うん」

    澪(梓だって本当にマジックミラー号が手品をしに来るって思ってるだけかもしれないし)

    梓(『へえっ?』だって。そんなに声が上ずるほど動揺してるなんて、ぷくくく)

    紬「だってお友達とそういう機会って今まで無かったから」

    梓(もし、ムギ先輩が真実を知ったらどう思うかな~)

    律「あ~、セ・リーグはどっちが抜け出すかな~」

    唯「ほらほら、ムギちゃん、鉛筆が曲がります」クネクネ

    紬「わー、凄いわ唯ちゃん! 唯ちゃんったらミカンを浮かすことも出来るしもう立派なマジシャンね」

    律「……」

    98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:25:34.22
    律(駄目だ……きっとこいつらは本当に手品だって思ってるから簡単には話題を逸らすことが出来ない……)

    律(……あれ? 待てよ。だったらそんなに無理に違う話題にしなくてもいいんじゃね?)

    律(私はマジックミラー号がどんなもんだか知ってるわけだからハラハラしてるけど)

    律(こいつらが手品の話だって思ってるならそれで大丈夫だろ)

    律(澪も黙ってりゃいいだけの話だしな。私が変に気を遣うのも逆に怪しまれちゃうかも)

    律「いや~、私も手品なんて滅多に見ないから楽しみでさ~」

    澪(り、律っ! 私の気も知らないで……)ヒヤヒヤ

    唯(はっ!? み、澪ちゃんから大量の汗がっ! 
      そっか、澪ちゃんがエッチだってことは皆に隠しておかなきゃいけないんだった!)

    唯(だけど皆はそんなことも知らずにマジックミラー号の話をするから澪ちゃんが困ってる!)

    唯(澪ちゃんのイメージを崩すわけにはいかない! こ、ここは私がなんとかしなきゃ!)

    唯「ね、ねぇあずにゃん! 澪ちゃんってカッコイイよね!」

    唯(ここでさりげなく澪ちゃんのカッコよさをアピールする私。いけてる!)

    梓「は、はい。そうですね」

    梓(えっ? いきなり何?)

    101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:33:48.87
    唯「ほ、ほら! 澪ちゃんもカッコイイポーズとってみて、こうやってさ……」

    澪「ちょ! 唯! いったい何なんだよ」

    唯「だ、だってそうしなきゃあずにゃんの澪ちゃんに対する信頼度がガタ落ちだよ!」

    澪「ええっ!?」

    律「なにそれ? 新しい遊び?」

    唯「あ、遊びじゃないんだよ! 真剣なんだから!」

    律「お、おう……なんかすまん」

    紬「だったら澪ちゃんも何か手品すればいいんじゃない? マジシャンって私憧れるわ」

    唯(そ、それじゃあ駄目なんだよムギちゃん! マジックミラー号から話題を遠ざけたいんだよ!
      だけどハッキリと言えないもどかしさ……)

    梓「わぁ! 澪先輩の手品見てみたいです!」

    梓(ふふふ、ここで然るべきタイミングで『でも、なんで昨日あんなに手品見に行くの嫌がったんですか?』
      って聞けばさすがの澪先輩も何かボロをこぼすはず)

    唯(あれ? あずにゃんが喜んでるってことは手品する澪ちゃんでもOKってことかなのかな?)

    律(あえて手品の話題を中心にして澪を慣れさす作戦でもよさそうだな……)

    律「いいなそれ! 私も澪の手品見てみたい!」

    103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:38:05.91
    澪(くっ……なんなんだよ、皆して。本当はやっぱり全部わかってやってるのか!?)

    紬「じゃあ、私が澪ちゃんにとっておきのマジックを伝授してしんぜよ~」

    梓「ムギ先輩が澪先輩に?」

    律「なんだなんだ?」

    紬「澪ちゃんの胸が……」

    紬「大っきくなっちゃった~♪」ムニッ

    澪「ひゃぁっ!?」

    唯「おおっ! 寄せて上げる」

    澪「な、なんてことするんだムギっ!!」

    104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:40:47.83
    律「……あのさ」

    澪「な、なんだよ……」

    律「その胸が大きくなる手品私にも教えてくんない?」

    澪「はぁ?」

    梓「出来れば私にもお願いします」

    澪「あ、梓までっ!?」

    紬「ごめんなさい、この手品は元々無い人には向いてないの……」

    律「……ちっ!」

    唯「ほらほら、私はギリギリいけるかも~」ムニッ

    梓「……けっ!」

    106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:46:13.78
    紬「じゃあ、次は澪ちゃんが今穿いてる縞パンを横縞から縦縞に変えま~す」

    澪「や、やめろ!」

    梓「と、とても興味深いです」

    唯(うんうん、あずにゃんは今澪ちゃんまっしぐらだよ!)

    紬「うふふ、ごめんね澪ちゃん。でもマジックも恐いだけじゃなくってこうやって面白いものもあると思うの」

    紬「だから、澪ちゃんも今度の休みの日に一緒に行こ?」

    澪「いや……あの……」

    紬「駄目?」

    澪(こ、ここで駄目だって言ったらさらに窮地に立たされる気がする……)

    梓(さすがムギ先輩。純粋さ故に残酷……)

    律(な、なんとか澪を助けてやりたいが……いったいどうすれば……)

    唯(あれ? 私っていったい何に対して今まで頑張ってたんだっけ?)

    109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:53:43.58
    澪「わ、わかった。行くよ」

    梓「!?」

    律「!?」

    紬「良かった~♪」

    梓「ほ、本当にいいんですか!? 澪先輩!」

    梓(ちょっと!? 行くって展開は予想外だった!
      MM号がどういものか知ってるのは恐らくこの中では私と澪先輩だけ
      と、いうことは律先輩や唯先輩は止めるなんてことはしないはず
      必然的に私がこの状況を止めなきゃいけない立場になってしまった!)

    梓「澪先輩そんな無理しなくてもいいんですよ」

    梓(私も昨日はMM号が手品だって喜んでた立場だし
      うかつに反対意見を言うと今度は私が澪先輩から変な目で見られるかも……)

    澪「手品くらいなんてことないだろ」

    梓(や、やばい……もはや開き直ってる
      無いとは思うけど本当にMM号出演なんてなってしまったらどうしよう……)

    梓「……」

    梓(私、子供っぽい下着しか持ってないよ……)

    114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:59:55.44
    律「で、でもさ~。本当にそのマジックミラー号が来るのかな~。
      私の弟の勘違いだったりして~」

    澪(そうか! 確かにそれはあり得る!)

    梓「そ、そうですよね! 行って何も無かったじゃどうしようもないですもんね!」

    律「ああ! そんな不確定な情報を鵜呑みにしても仕方ないしな!」

    梓(ナイス律先輩! 今私の中で律先輩のランキングが急上昇です!)

    紬「その時は皆で他のことして遊べばいいんじゃない? カラオケとか」

    律「あ、うん。そうだな……」

    梓(駄目か……)

    唯「わ~い! 皆でお出かけ楽しそう!」

    紬「きっととても楽しいに違いないわ!」

    律「そ、そうだな。あははは……」

    梓(諦めて勝負下着買ってくるか……)

    澪(マジックミラー号は来ない! 皆とカラオケ!
      マジックミラー号は来ない! 皆とカラオケ!)

    117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:06:34.89
     そして当日…

    梓(あの全面鏡張りの怪しいトラックは……)

    澪(本当に来たのか……)

    律(良くは知らない私でも異様な雰囲気は感じ取ることが出来るよ……)

    唯「ややっ!? ムギちゃん、あれがもしや!?」

    紬「ええ、間違いないわ! あれがマジックミラー号ね!」

    唯「ほえ~……凄いね! 全部鏡だ!」

    紬「中は見えないわね」

    唯「うん、そうだね」

    澪「……」

    梓「……」

    律「……」

    119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:10:33.23
    紬「みんなどうしたの?」

    澪「いや、どんなマジックが見れるのかと思うとドキドキしてきてさ」

    律「わ、私も……」

    梓「なんだか喉がカラカラですね」

    紬「じゃあ、はい。この飴玉舐めて」

    梓「い、いただきます」

    唯「ムギちゃん、私にもそれちょうだい」

    紬「いいわよ、ちゃんと皆の分あるから」

    律「大阪のおばちゃんかよ……、まぁもらうけど」

    澪「私にもちょうだい。飴でも舐めてないとなんだか落ち着かないよ……」

    124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:15:20.48
    唯「この中に凄腕マジシャンが乗ってるんだね!」

    紬「こういう奇異なことも手品師には必要でしょうからね」

    梓(だ、大丈夫。ちゃんと下着は大人っぽいの買ったし。たとえ声掛けられたとしても!!)

    律(あ、あの中では今頃凄いことになってたりするんだろうか!?)ゴクリ…!!

    澪(だ、誰かが止めなきゃ……。でもあれが危険だって知ってるのは私しかいない)

    梓(み、澪先輩……本当に何も言わないのかな……。
      もしムギ先輩や唯先輩が声掛けられたら……。
      もう、私のプライドなんかよりも二人の身の安全の方が優先だよね)

    律(澪がどうのこうの言ってる場合じゃないよな……
      こんなところで貞操失ってちゃ洒落にならんぞ)

    澪(わ、私がちょっと恥ずかしいのを我慢すれば皆助かるんだ……!!)


    澪律梓「あ、あのっ!!」


    唯「ん? どうしたの? 三人とも」

    紬「なんだかすごく息が合ってたわよ」

    127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:22:05.54
    澪「……律からどうぞ」

    律「あの……梓、何だったんだ?」

    梓「こ、ここは先輩方優先で……」

    唯「変なの~」

    紬「ごめんくださ~い」ドンドン

    梓(ちょ!? こっちから乗り込んで行くなんて聞いたことないよ!)

    澪(ムギ!? 何やってんだ!?)

    律(こ、ここまでか……)

    「は~い」

    紬「手品見せて下さ~い」

    「お待ちしてましたよ~」

    律「お、女の人?」

    澪「お待ちしてましたって……」

    梓「ど、どういうことですか……」

    紬「うふふふ」

    130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:26:44.36
     数日前

    紬「斉藤、至急マジックミラー号がいったい何なのか調べてもらえるかしら?」

    斉藤「マジックミラー号、で御座いますか?」

    紬「ええ、今度のお休みの日に軽音部の皆でそのマジックミラー号に乗ってやってくるっていう
      マジシャンの手品を見に行く約束をしているの」

    斉藤「それはそれは。お嬢様とご友人にとっては楽しい一時となることでしょう」

    紬「なのでどの辺りに来るかなどを調べて欲しいの」

    斉藤「かしこまりました。では少々お時間を……」

    紬「頼むわね」

    134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:31:10.17
     ・ ・ ・ ・ ・

    紬「……」

    斉藤「……」

    紬「これが……マジックミラー号?」

    斉藤「……はい」

    紬「な、なんて破廉恥なのっ!?」

    斉藤「この作品は企画されてから10年以上経った今でも根強いファンが多く
        初期の形態から形を変えてはいるものの
        その羞恥心を煽る方法はもはや伝統芸といっても過言ではなく」

    紬「……もういいわ」

    斉藤「かしこまりました」

    紬「ショックなのは澪ちゃんがコレを知っていたっていうことね」

    斉藤「お嬢様、差し出がましいようですが、このマジックミラー号は近年深夜のバラエティ番組などで
        度々耳にするということに御座います」

    斉藤「おそらく澪様もそれでご存知だったのでしょう」

    138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:38:17.78
    紬「私は……恥ずかしいわ……」

    紬「私の一番の親友である澪ちゃんに対してそのような訳があったと知らなかったとはいえ
      一瞬でも軽蔑の気持ちを持ってしまった」

    紬「澪ちゃんは私たちにマジックミラー号は危険だと知らせてくれていたのにっ!」

    紬「きっととても恥ずかしい思いをしてたに違いないわ……」

    紬「それなのに……私は……」

    斉藤「お嬢様、あまりご自分をお責めになさらないで下さい」

    紬「いいえ! 私は卑しい人間です!」

    斉藤「お嬢様……」

    紬「ごめんなさい、少し取り乱しました」

    紬「明日澪ちゃんが傷つかないようにそれとなく今回の手品の件は中止にしましょうと持ちかけてみるわ」

    斉藤「それがよう御座います」

    140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:41:29.10
    斉藤「では、そちらのマジックミラー号の資料はお下げしてもよろしいですか?」

    紬「ええ……」

    斉藤「それでは……」

    紬「ん? ちょっと待って!」

    斉藤「はい?」

    紬「このレズマジックミラー号っていうのは?」

    斉藤「恐らく、このマジックミラー号の派生作品ではないかと」

    紬「……」

    斉藤「お嬢様?」

    紬「詳しく聞こうかしら?」

    143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:47:58.23
     時は戻って…

    紬(うふふ、このマジックミラー号は私が用意したもの)

    紬(そして出演者は軽音部の皆)

    紬(なんとかして澪ちゃんを丸め込ませたかいがあったわ♪)

    「紬お嬢様。準備が整いました」

    紬「ご苦労様。さぁ皆、そのベッドに横になってくれる?」

    唯「ねぇ、ムギちゃん。手品はいつ始まるの?」

    紬「まずはリラックスするために皆でマッサージを受けましょう」

    唯「へ~、至れり尽くせりだね!」

    律「む、ムギ! いったい私たちをどうするっていうんだ?」

    紬「大丈夫よ、ただのマッサージだから」

    梓「わ、私知ってますよ! そうやって徐々に脱がしていって最終的には裸にされちゃうんです!」

    紬「あら? 別にいいでしょ? ここには女しかいないんだし」

    澪「そ、そういう問題じゃないだろ~!」

    146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:54:42.24
    紬「いいじゃない、減るもんじゃないし」

    澪「ううっ~、り、りつぅ~」

    律「だ、大丈夫だ澪! お前は私が守ってやるから!」

    紬「まぁ、私はそれでも一向に構わないけど」

    紬「ところで皆。そろそろ何か体に変化がない?」

    梓「そ、そういえば……さっきから妙に体が火照ってるような……」

    唯「あう~。ムギちゃん、このお姉さんのマッサージ気持ちいいよ~」

    紬「あらあら、唯ちゃんは早速なのね」

    澪「む、ムギ!? いったい私たちに何をしたんだ!?」

    紬「さっきの飴玉、美味しかったでしょ?」

    律「お、お前っ!!」

    紬「さぁ、撮影を始めましょうか」

    148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:01:07.38
     数週間後

    「田井中さん、お届けもので~す」

    聡「あ~い」

    「印鑑お願いします」

    聡「ほいっと」

    「ありがとうございました」

    聡「ご苦労様でっす」


    聡「ねーちゃん宛だな。送り主は……コトブキ・ソフト・システム?」

    聡「DVDかな?」

    聡「ちょっとねーちゃんより先に見てやろっと!」

    聡「俺の部屋に勝手に入ってお宝本を漁った罰だ」ベリベリ

    聡「こっ! これはっ!?」

    聡「レズマジックミラー号!?」

    聡「しかもロケ地桜ヶ丘だって!?」

    聡「本当に来たんだ……」

    151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:06:48.27
    聡「し、しかし、まさかねーちゃんがこんな趣味を持ってようとは……」

    聡「そういえば、最近澪ねーの部屋に入り浸ってるんだよな」

    聡「今日は日曜だから昨日から泊まりに行ってるし」

    聡「でも俺レズには興味ないしなぁ……」

    聡「……」

    聡「今日はとーちゃんもかーちゃんも出かけて家には俺一人なんだよな」

    聡「……」

    聡「これはきっと俺に観ろっていう神様からの啓示じゃないだろうか?」

    聡「ちょうどリビングのでっかいTVで観れることだし」

    聡「よし! 観よう!」

    152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:11:34.43
    紬『あなた達、もういいわよ』

    聡「は、始まった!」

    『はい、紬お嬢様』

    紬『あとは、私が』

    唯『む、ムギちゃん……私、なんだか変なの~』

    唯『そう? だったら私がもっと気持ち良くしてあげるわよ』

    聡「こ、これはっ!? 二人共レベル高けぇ!!」

    唯『ひゃっ!? ムギちゃん! なんで脱がすの!?』

    紬『こうしないと唯ちゃんを気持ち良くできないからよ』

    聡「お、おおっ!!」シコシコ

    唯『で、でも……』

    紬『周りが気になっちゃう?』

    唯『う、うん……』

    紬『大丈夫よ、唯ちゃんも外から見たでしょ? 中は絶対に見えないから』

    唯『そ、そうだけど……』

    156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:17:17.62
    紬『ほら、唯ちゃんのここ。もうこんなになってるわよ』

    唯『あっ……あっ……だめぇ……』

    紬『どうしたの? 唯ちゃん。そんな声出して』

    唯『だ、だってぇ』

    紬『ほら、見て唯ちゃん。このマジックミラー号で今何が行われているか知らない人が
      ただの鏡だと思って髪を整えてるわ
      あの人、もしかしたら唯ちゃんの大事な部分が見てるかもしれないわよ』

    唯『いやっ! ムギちゃん! 見えてないんだよね!?
      あの人中は見えてないんだよね!?』

    紬『さぁ? どうかしら?』

    唯『は、恥ずかしいよ……ねぇ、ムギちゃん』

    聡「こ、これだよ! MM号に俺が求めてるのはこの恥じらいだよ!!」シコシコ

    紬『でも、そんな恥ずかしさもいつの間にか気持良さに変わるのよ』

    唯『やっ……ムギちゃ……』

    紬『ところで唯ちゃんはここに何をしに来たんだっけ?』

    唯『て、手品を見に……あっ……んっ……』

    158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:24:13.34
    紬『そう、手品。唯ちゃんは今、私の手品を体験中なのよ』

    唯『これが……手品なの?……んっ……』

    紬『恥ずかしさが気持よさに変わる手品なの』

    唯『種も仕掛けもないの? やっ……あっ……』

    紬『そうね、女同士だから種は有り得ないわ』

    唯『あっ! む、ムギちゃ……! 私、なんか変だよ~。なんだか、私っ!!』

    紬『それは唯ちゃんの中で今まさにイリュージョンが始まろうとしているのよ!』

    唯『て、テンコーなの? 私の中でテンコーがイリュージョンしちゃうの?』

    紬『そうよ! プリンセス天功よ、唯ちゃん!』

    唯『ああっ! ぷ、ぷりんせすぅぅぅぅぅぅぅ!!!!』ビクビクッ!!

    紬『うふふ、凄いわ唯ちゃん』

    唯『ハァハァ……私、ムギちゃんの手品の虜になりそう……』

    紬『てじな~にゃ』

    聡「な、なんかよくわかんないけどすげぇ……」シコシコ

    160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:34:06.81
    紬『さて次は……』

    梓『む、ムギ先輩やめてください!』

    聡「おおっ! この娘もスッゲー可愛いっ!!」

    紬『そうは言っても、梓ちゃんのここはやめないでって言ってるんじゃない?』

    梓『くっ……やっ……』

    紬『梓ちゃんにはこのゲル状のものを使ってあげるわ』

    梓『あっ……ヌルヌルします』

    紬『どう? 気持ち良いでしょ?』

    梓『べ、別に……んっ……』

    紬『あら? 意外と強情ね。でもその方がイジメがいがあっていいわ』

    梓『私……そんな……あっ……』

    紬『ねぇ? 本当は澪ちゃんにしてもらいたかったんでしょ?』

    梓『!?』

    162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:41:59.07
    梓『うっ……』

    紬『澪ちゃんにいじめられたかった?』

    梓『わ、私は逆に澪先輩をイジメる立場の方が萌えます!』

    紬『そんなこと言って、梓ちゃんはSだって自分では思ってるでしょうけど』

    紬『私に言わせればあなたはドMよ!』

    紬『この万年発情期のメス猫がっ!!』

    梓『ひゃうっ!?』ビクッ!!

    聡「こ、このお姉さん、言葉だけで……いったい何者だ?」シコシコ

    紬『どうしたの? 梓ちゃん。私あなたの体に全然触れてないわよ』

    梓『あ、あう……』

    紬『ほら、街行く人がそんなあなたの情けない様を見てるわよ』

    梓『あひゃっ!?』ビクッ!!

     \ み、澪っ!/ \ 律っ! りつっ!/

    紬『あらあら、どうやら澪ちゃんとりっちゃん、二人でその気になって始めてしまっているわね』

    梓『み、澪しぇんぱ……』

    165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:48:34.82
    紬『なんで、ドMなのにSになろうって思っちゃったの?』

    梓『だ、だって、いつも澪先輩が嫌がることを律先輩がしてるのに、澪先輩はそんな律先輩にベッタリだったから』

    梓『だから、澪先輩はそういうのが好きだと思って』

    梓『澪先輩に振り向いてもらうためにはS属性じゃないと駄目だと思って……』

    紬『だから自分を偽ってまでSになろうと思ったわけね』

    梓『でも、澪先輩はどうしても律先輩から離れなくって……ヒッグ……』

    紬『梓ちゃんは勘違いをしているわ』

    梓『えっ?』

    紬『あの二人は普段は澪ちゃんがいじられキャラでMっぽいけど
      潜在的には澪ちゃんは立派なSなのよ!』

    梓『そ、そんなっ!?』

    紬『よく思い出してみて、りっちゃんが澪ちゃんをいじったあとどのような仕打ちを受けるか』

    梓『……はっ!?』

    紬『そう、気づいたようね。りっちゃんはタンコブが出来るくらい強く叩かれているの
      しかもそんな仕打ちを受けているにも関わらずりっちゃんは凄く嬉しそうだわ』

    169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:55:33.66
    梓『そんな……正反対だったなんて……』

    紬『もし、梓ちゃんがありのままの自分で澪ちゃんに接していたら歴史は変わっていたかもしれないわ』

    梓『い、今からでも遅くはないと思います』

    紬『あれを見てもそう言えるかしら?』

     \ 筆ペンふっふー!!/ \ 震えるふっふー!!/

    梓『あ、ああ……』

     \ カレー CHOPPiLi !!/ \ ライス TAPPULi !!/

    紬『あんなに激しく愛し合ってる二人に割り込むことは無理ね』

    梓『そんな……澪先輩の初めては私が欲しかったのに……』

    紬『澪ちゃんにはりっちゃんが一番お似合いなのよ』

    梓『ううっ……』

    紬『そして、そんな傷心な梓ちゃんの初めては私が貰っちゃうわ』

    梓『ひゃっ!?』

    聡「ついに始まったか……」シコシコ

    173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:01:15.97
    梓『あう……あう……』

    紬『安心して梓ちゃん。澪ちゃんの初めては無理にしても
      この後梓ちゃんの相手をしてあげるように私からも頼んでみるから』

    梓『ほ、本当ですか? ムギ先輩!』

    紬『ええ、存分に引っ叩れるといいわ』

    梓『あひゅっ! み、みおしぇんぱいの拳骨っ!!』

    紬『もう! 今の相手はこの私よ梓ちゃん』

    梓『むぎしぇんぱ……らめっ! あずさ2号発車しますぅ!!』

    紬『まだ8時にもなってないわよ』

    梓『むぎゅしぇんぱいがあまりにもテクニシャンだからー!!』

    紬『指先の魔術師と呼んでほしいわ』

    梓『あじゅしゃはみおしぇんぴゃいから旅立ちましゅーーーー!!!!』ビクビクッ!!

    紬『サプラーイズ』セロッ

    聡「お、俺のアソコもきてますきてます!!」ハンドパワー

    176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:05:41.88
    澪『律、こんなMM号なんて知ってる私なんて幻滅したか?』

    律『そんなわけねーだろ! むしろ澪もこういうことに興味があるんだって安心したくらいだよ』

    澪『り、律っ! りつぅ!』

    律『あ、あんっ! 澪っ! 
      私なんてロミオ姿の澪に抱きつかれたのを思い出して何回いたしたか数え切れないくらいだ!』

    澪『お前も飛んだ変態だったってわけか……んっ……やっ……』

    律『澪、私もう……』

    澪『わ、私も……ぴゅあぴゅあはーときちゃうっ!!』

    律『あい☆Don't mind !!』





    聡「……」ドピュ

    聡「……」

    聡「えっ……ねえちゃん?」

     おしまい

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和「桜高軽音部専属ボーカル 真鍋和です」
憂「好き好き!お姉ちゃんだいすき!!」
澪「薄毛の悩み」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/10/13(水) 13:11:20 URL [ 編集 ]
    聡だすとかアホかよ。

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これより下はないよ・・・
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