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聡「夢精した……」
- 名前: 管理人 2010/08/13(金) 21:13:27
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 11:32:23.58
聡「どうしよう、これ……」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 11:34:55.55
コンコン
律「聡ー!」
律「朝だぞー!」
聡「ビクッ!」
聡「ね、姉ちゃんが来ちゃった……」
聡「こんなの見られたら……」
律「まだ寝てるのかー?」
律「開けるぞー」
聡「ちょ、ちょっとまって…」
ガチャッ
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 11:37:21.10
律「起きろー!」
聡「ビクウッ」
律「……」
聡「……」
律「……」
聡「……ブワッ」
律「!?」
聡「ポロポロ」
律「えっ、ちょっと、お前…」
聡「ふえぇ」
律「なななななな泣くなって!」
律「ごめん!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 11:39:34.03
聡「でてけー!」
聡「でてけ馬鹿姉貴!」
律「ええっ!」
聡「でてけっていってんだろー!」
律「わ、わ、わわかったよ!」
律「とりあえず、飯だかんなー」
聡「うわー!」
律「ま、枕投げんな!」
律「もう!」
ガチャッ
律「……」
律「反抗期かよ!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 11:43:14.82
聡「………」
聡「……勢いで外に出しちゃったけど」
聡「どうすればいいんだろ…」
聡「………」
聡「……九九の七の段数えよう」
聡「いちななのなな」
聡「にななのじゅうよん」
聡「さんななのにじゅうよん」
聡「……間違った」
聡「シーツ片付けよう…」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 11:47:58.30
聡「……」
聡「…姉ちゃん?」
聡「まだ外にいんの?」
律「いるぞー」
律「学校には風邪で寝込んでるって説明しといたから」
律「その、なんだ」
律「お前も年頃だし、その色々あるだろうし…」
律「そういう意味では私もデリバリーにかけてたと思うし」
律「姉ちゃんで良かったら相談に乗るぞ?」
律「頼りないかもしれないけど…」
聡「……」
聡「……姉ちゃん」
聡「デリカシーだよ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 11:53:22.41
聡「……入ってきて」
律「お、おう!」
ガチャッ
聡「……」
聡「…相談、乗ってくれるの?」
律「もちろん!」
律「姉ちゃん頑張るぞ!」
聡「……本当に?」
律「もちろんだぜ!」
律「グッ!」
聡「ほんとにほんとなの?」
律「おう!」
聡「なんとかしてくれるの?」
律「どんとこい!」
聡「……」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 11:55:34.72
律「他でもないお前の頼みだからな!」
聡「じゃあ、聞くけど」
律「おう」
聡「中野……」
律「中野?」
律「中野に行きたいのか?」
聡「違う!中野梓!」
律「梓?」
律「梓がどうした?」
聡「その……」
律「なんだモジモジして……」
聡「中野……」
聡「中野梓とエッチしたい!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 11:58:48.17
律「……」
聡「……」
律「……」
聡「……姉ちゃん?」
律「お、おう!」
聡「大丈夫?」
律「だだだだだだだ大丈夫だぞ!」
律「はははははははは」
聡「もう一回いうけど…」
律「い、いわなきゅていい!」
聡(噛んだ!)
律「おい、聡!」
聡「あの、姉ちゃん?」
律「皆まで言うな!」
聡「はぁ…」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:01:47.85
律「ちょっとな、姉ちゃんな」
律「作戦練ってくるから」
聡「作戦?」
律「そ、そう、作戦だ!」
律「だから、ほらちょっと待ってろ」
聡「あの」
律「心配しなくていい!」
律「しなくていいぞ!」
律「その、おまえの、なんだ」
律「モヤモヤ感!」
律「そう!モヤモヤ感!」
律「私がどうにかしてやるからな!」
聡「……」
律「だから、ちょっと待ってろ!」
聡「わ、わかった……」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:03:36.27
律「待ってろよ!」
律「その、窓から出るとかやめろよ!」
聡「しないよ…」
律「よぉし!信じるぞ!」
律「姉ちゃん!聡、信じたぞ!」
聡「う、うん」
律「じゃあ、すぐ戻ってくるから待ってろ!」
聡「……」
律「じゃあな!」
ガチャッ
バンッ!
聡「……大丈夫かな」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:06:11.37
律「……」
ピポパ
トゥルルルルル
澪「もしもし」
律「澪!」
律「助けて!」
律「聡を助けて!」
律「さすけて!」
澪「お、おう」
澪「とりあえず、九九の七の段を数えてみろ」
律「いちななのなな」
律「にななのじゅうよん」
律「さんななの……にじゅうよん!」
澪「21な」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:10:50.56
……
………
…………
澪「なるほど」
澪「さっぱりわからん」
律「だよなー」
澪「とりあえず、なんで梓なのか聞いてみればいいんじゃないか?」
律「それ、大丈夫なのか?」
律「ナイーブな問題だと思うんだが」
澪「でも、そこを聞いてみないことにはアドバイスも手助けも…」
律「そりゃそうだけど」
澪「他の誰でもなく、梓なのに理由があるんだろうし」
律「うーん」
律「わかった、聞いてみる……」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:13:16.31
ガチャッ
律「お待たせ」
聡「あ、うん…」
聡「ごめん、さっきは変なこと」
律「いや、気にするな!」
律「でも、聞きたいことがあって…」
聡「聞きたいこと?」
律「あ、嫌なら言わないんでいいんだぞ」
律「男には男の事情もあるんだろうし…」
聡「ごめん、なんの話?」
律「その…」
律「なんで梓なのかなーって…」
聡「……」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:15:20.88
聡「……」
律「……」
聡「あの、笑わないで聞いてくれる?」
律「もちろん」
聡「ほんとに?」
律「ほんとだって」
聡「じゃあ、言うよ?」
律「来なさい!」
聡「……その」
聡「中野が、昨日夢に出てきたんだ」
律「えっ?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:17:11.61
律「夢って、どんな」
聡「学校の保健室で…」
律「保健室?」
聡「うん」
聡「制服姿の中野が出てきて…」
聡「絶対笑うなよ!」
律「笑わないって!」
聡「……エッチしたんだ」
律「は?」
聡「エッチしたの!」
聡「保健室で中野とエッチする夢見たの!」
律「……」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:20:25.51
律「…ふむ」
聡「ふむってなんだよ」
律「ありがとうな、聡」
聡「ありがとうって?」
律「だって、こんなこと言いにくいことだろ?」
律「私になにができるかわかんないけど」
律「一応、本気で悩んでるんだよな?」
聡「だってこんなこと初めてだし…」
聡「姉ちゃん、俺、中野のこと…」
律「待て!」
聡「?」
律「姉ちゃんな、ちょっと作戦立ててくる」
聡「また作戦立てるの!?」
律「ああ!」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:22:54.10
律「ちょっと待ってろ」
律「お前も不安だろうけど、すぐになんとかしてやるから」
聡「はぁ」
律「泥舟に乗ったつもりで待ってろ」
聡「……」
律「すぐ戻るからな、聡!」
律「泥舟だぞ、泥舟」
律「ど、泥、どろ…」
律「ドログバ!」
ガチャッ!
聡「姉ちゃん……」
聡「大船だよ…」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:26:09.18
……
………
…………
澪「なるほど」
澪「思春期だな」
律「みーおー!」
澪「情けない声を出さない」
澪「そうだな…」
澪「先生に一度相談してみるのはどうだ?」
律「さわちゃんのこと?」
澪「ああ」
澪「こういうときは信頼できる大人の意見を聞いてみるのも大事だと思うんだ」
澪「どうしても、私達だけじゃ視野も限られてくるしな」
律「なるほど…」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:28:39.09
律「じゃあ、さっそく相談してみるよ」
律「ありがとな、澪」
澪「ああ」
ガチャッ
律「確かにさわちゃんなら、経験豊富そうだし色々教えてもらえそうだよな」
律「うん、早速かけてみよう」
ピポパ
トゥルルルル
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:30:23.09
ガチャッ
さわ子「もしもし」
律「さわちゃん!」
さわ子「きゃっ」
さわ子「どうしたの?こんな朝早くに」
律「相談があって…」
さわ子「相談?」
さわ子「朝礼があるから時間はあんまりないけど…」
さわ子「他でもないあなた達の悩みだもの!」
さわ子「話してごらんなさい」
律「さわちゃん…」
律(やっぱり頼りになるなあ……)
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:36:51.60
……
………
…………
さわ子「なるほどね…」
律「正直、私、どうすればいいかわからなくて…」
さわ子「男の子だって女の子と同じくらいナイーブだものね」
律「おう……」
さわ子「そっか、聡くんだって男の子だもの」
律「どうなんだよなあ……」
さわ子「聡くんも急に夢に梓ちゃんが出てきて不安になったんだと思うの」
さわ子「聡くんも梓ちゃんにやましい気持ちをもっているわけじゃないでしょうし」
律「あいつはそういう奴じゃないし…」
さわ子「大丈夫、それはわかってるわ」
さわ子「だから、聡くんに自分の気持ちに向かい合わせてあげるのが大事ね」
さわ子「結局、どうして梓ちゃんだったのかは、本人しかわからないことだから」
さわ子「あくまで、やんわりと、よ?」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:38:51.26
律「うーん」
さわ子「難しいけど、あなたにしかできないことだと思うわ」
律「……ガンバッテミマス」
さわ子「りっちゃんが不安がってどうするのよ」
律「そりゃそうだけど……」
さわ子「……そっか、梓ちゃんかあ」
律「梓なんだよなー」
さわ子「かわいいもんね」
律「かわいいよな」
さわ子「あんな子がクラスにいたら、そりゃ男の子の目を引いちゃうわね」
律「そうなのかなあ」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:43:21.46
さわ子「梓ちゃんって、一生懸命そうよね」
律「まあ、あいつはいつでも一生懸命…」
さわ子「こう、ほら、こっちからシてあげるときとか男の子に尽くしてあげそうというか」
さわ子「男の子を興奮させちゃうタイプね」
律「あの…」
さわ子「あの体格だから、締まりもよさそうだし」
律「いや、その…」
さわ子「でもベッドの上では急に不安がりそうなタイプでもありそうなのよね」
さわ子「そこもまた一生懸命な子犬という感じで凄い可愛いんだけど」
さわ子「でも聡くんがエスコートしてあげないと、苦い初体験になりそうね」
律「あの、いや…」
さわ子「聡くんって一生懸命だけどでもちょっと歯止めの利かないような感じもするし」
律「ちょちょちょちょちょ」
律「せ、さわちゃん!?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2010/08/08(日) 12:45:43.70
さわ子「私に聡くんいえることがあるとすればね…」
さわ子「クンニを恐れないことね!」
律「……」
ピッ
律「……」
ガラララッ
律「あいつ……」
律「ダメな大人だったああああああああああああ!!!!!!!!!!」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:28:44.26
律「こうなったら……」
澪「どうするんだよ?」
律「梓ーーーー!!」
梓「はい?呼びましたか?律センパ」
律「りーーーつ!!!」
ボガッ!
梓「ぐっ……」
バタッ
律「You are not my match(相手が悪かったな)」
澪「な……何してんだよ律ぅーーーー!!!」
律「いいから運べ、このズタ袋に入れて輸送だァ!」
澪「もうどうなっても知らないぞー!!」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:34:37.24
律「さわちゃん!!」
さわ「呼んだかしら!?」
澪「あっ、さわ子先生…!律が梓を」
さわ「五月蝿いわ!!キムチでも食ってなさい!!」
澪「えっあっ?」
律「さわちゃんの車まで運ぶぞ!!」
さわ「サー!!」
澪「えっえええー!?もう知らないぞーーー!!」
わっせわっせ
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:41:29.08
ドサッ!
バタンッ!
さわ「さっ、乗って!」
律「よっ!」
澪「知らないぞ……知らないぞ……」
ブーン
キッ
さわ「着いたわ!」
澪「ここは……律ん家じゃないか」
律「さっ行くぞ!」
さわ「くそ重いわねー!このブラックコックローチ!」
律「澪も手伝え!!」
澪「知らないぞ……」
わっせわっせ
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:44:25.59
ガチャッ!
律「わっせわっせ!」
さわ「わっせわっせ!」
コンコンガチャ!
聡「ね、ねえちゃん!なんだよ!えらい作戦に時間かかったじゃないか!」
律さわ澪「そぉい!!!」
ぼふっ!!
聡「うぶっ!な、なんだこの袋……!?」
律「じゃあ、そういうことだ!」
さわ「ゴムは途中からじゃなくて最初からつけるのよ?」
澪「知らないぞーーー!!私は何も知らないぞーーー!」
聡「えっ!?ええーっ!?な!?え?」
律「じゃな!」
バタン!
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:49:37.73
聡「ちょっ!おい待てよ!あれ開かねぇ!!」
ドンドンドン!
律「さわちゃん!」
さわ「うふっ!」
ビッ、ビーーーーーッ!
律「ここも、きっちり目張りしてくれ!」
ビーーッ!!ペタッ!
さわ「おkよ!これで愛の巣の完成だわ!」
ザザッ
律「こちらβ班フェイズBに移行する、α班どうぞ」
ザザッ
唯「こちらあるふぁ班!にんむをすいこうします!」
澪「ええっ!?唯まで!?」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:55:10.14
唯「目標補足!」
唯「レー太ことREMINGTON 700バレルSTG-300装着の超ロングスパンドライブだよー!」
聡「ええい!!ドアが開かなけりゃ窓だ!!」
唯「ふんす!!」
パァンッ!パァン!パァン!
ベチャッベチッベチュッ!
聡「!?、窓が開かない!!」
聡「サッシになんかついてる!!」
ザザッ
唯「こちらあるふぁ班!にんむせいこう!フェイズCに移行されたし!」
ザザッ
律「了解、あるふぁ班はこれよりエリア51に移行、指示を待たれたし」
ザザッ
唯「りょうかい!」
澪「どうなってんだよもぉーーーーー!!!」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:59:59.78
聡「くっそ!!なんだこれ!?アロンアルファかよ!!」
聡「なんだよ!姉ちゃん!!いい加減にしてくれよ!!ここから出せよ!!」
聡「はぁはぁ……ところでこのズタ袋は……?」
聡「……うわっ!!人!!」
聡「まさか……」
ガサッ!
梓「……」
聡「ウッ」
聡「ウーーーワーーーー!!!」
聡(どうなってんだよこれ!!なんでここに梓さんが!!クソッ!!クールになれ聡!!」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:04:31.35
律「やい聡、最後のほうが声に出てるぞ」
聡「ハッ!ね、ねえちゃん!どういうことだよこれ!?」
律「あんまでかい声出すなって、梓が起きるぞ」
聡「うっ……」
律「聡、これはな、プレゼントだ」
聡「は、はぁ……!?」
律「姉としてできるだけのことはやった」
律「あとは聡」
律「お前次第だ」
聡「……シャレにならねぇよぉ~~」
さわ「NHKの集金ですよーーーーーー!!!!」
ドンドンドンドンドン!!!!!!
律「うはっ!逃げろっ」
さわ「うふふーー!!」
澪「うわああーーー知らんぞーー!!」
ドタドタドタバタバタ!
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:07:22.75
さわ「さっ、行くわよ!乗って!」
ザザッ
律「こちらβ班、γ班はα班と合流しそのまま待機!」
ザザッ
唯「α了解」
ザザッ
紬「γ了解」
澪「ていうかそのインカムはどっから持ってきたんだよ!?」
律「指令長!次の指示を!」
澪「アタシはリーダーでも指令長でもない!!」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:11:25.69
さわ「指令本部に着いたわよ!」
澪「って学校じゃないか!!」
律「屋上でαγと合流だ!!」
タッタッ!
バタンッ!
律「ムギ、唯!守備はどうだ!?」
唯「ばっちしだよ律っちゃん!カメラセットおk!盗聴装置感度良好!四方100メートルクリア!」
律「でかした!で、ホシは?」
澪「な、なんなんだこの機材は!!ムギ!お前が持ってきたのか!?」
紬「しゃがんでください軍曹!このままでは目立ちます!」
澪「アタシは軍曹じゃない!!」
律「おっ……どうやらまだ梓は起きてないようだ」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:15:32.19
聡「ね、ねえちゃん……!?くそっ!!ほんとにいっちまいやがった!」
聡「ほんとにどうすんだよ……」
聡「と、とりあえずズタ袋から出さないと……」
ズズズッ
聡「くそっ……二の腕やわらけぇ……」
聡「……ぷにぷにだ」
プニプニ!プニプニ!プーニー!
ジー
律(……あいつ二の腕フェチだったのか)
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:20:38.63
聡「ふぅ……」
聡「とりあえずベッドにでも寝かせないと……ハッ!!」
聡「しまったァー!!朝夢精したまんまの状態だ!!」
梓「……ん」
聡(げぇっ!!)
梓「……?」
聡「あ、あずにゃ~ぁん」
梓(ん……なんだ……唯せんぱい……か……)
梓「……」
聡(た、助かった!!)
聡(こんな時の為に練習しておいて良かった!)
ジー
唯「ちょっとさとしくん!!わたしそんなばかっぽい声じゃないもんふんす!!」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:26:35.60
聡(と、とりあえずこの夢精ベッドをどうにかしないと!!)
聡(こんなんじゃ余計誤解されかねない!!)
さとし(ととと、とりあえずシーツ!!シーツ!!)
バサバサッ
梓「……ん、うるさいですよ唯センパ……あれ?」
聡(ショーオーー!!)
梓「あれ……?ここは……?」
梓「う、頭いたっ……わたし……あれ?ここ……どこ?」
聡「あっーーあああーーのーーー!!」
梓「ぎゃぁっ!!!シーツオバケーーーー!!!」
聡「違うでんがな!!おまんがな!!」
梓「たたたたた助けてーーーーー!!!」
ドンドンドンドン!!
梓「開かない!!」
ジー
律「おっ!梓が起きたぞー!」
唯「録画開始ーー!!!」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:35:02.17
梓「こ!こないでください!!」
聡「違うんだ!!僕は違うんだ!!」
梓「何が違うんですか!!貴方誰ですか!!もう梅雨あけたんですか!!」
聡「俺はけっして怪しいもんじゃない!!頼む!!信じてくれ!!」
梓「シーツ被って何言ってるんですか!!こないでください!!」
聡「本当だ!!その証拠にホラ!!あっ」
聡(俺……パンツ……はいてねぇ……!!)
梓「ほらって!なんなんですか!!シーツとってくださいよ!!」
聡「……」
聡「ぇえぇ、見せる、素敵なことです、んんっ」
梓「はぁ!?それ古畑忍三郎ですか!?全ッ然似てないです!!20点!」
聡「ちょ、ちょ待てよ」
梓「30点!!」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:41:00.69
聡「んっ!なんだこれ!なんだこれ!」
梓「それ理科大の市○先生ですか!?37点!!」
聡「レポート提出はいつぅー?昨日だよねぇー?ダメだねぇー?」
梓「それ理科大の○野先生ですか!?45点!!」
聡「わたしはチャンネルをッ!持ってますからッ!」
梓「いい加減にしてください!!理科大生以外わからないじゃないですか!!78点!!」
聡「あ、あ、あずにゃ~ん」
梓「えっ!?唯先輩だったんですか?」
聡「そうだよあずにゃ~ん、わたしはゆいだよぉーふんすー」
梓「なんだ……唯先輩だったんですか……驚かさないで下さいよもう」
ジー
唯「もう我慢できないよ!!あの童貞野郎のどてっぱらに凶弾ぶちかまさなきゃ気がすまないよ!!」
律「まぁまぁ、唯」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:48:07.82
聡「ごめんねぇー今日の運勢にシーツを被ると金運が上がるっていうからぁー」
梓「そうだったんですか……唯先輩らしいですね」
聡「うふふー」
ジー
律「唯!!狙撃銃しまえって!!」
唯「とめてくれるなよりっちゃん!!あたしはあんなアホの子じゃないよふんす!ふんす!!」
梓「ところで唯先輩、今日の三角関数の演習問題でしたけど」
聡「えっ!?」
梓「唯先輩できましたか?センターレベルの問題でしたが」
聡「まーさかぁー私ができるわけないじゃーんあずにゃーんふーじこちゃーん」
梓「65点、まぁそうですよね、唯先輩がアホなのは周知の事実です、それはいいのです」
ジー
律「唯!!バレルを精密狙撃用に付け替えるな!!」
澪「誰か唯を止めろぉーーー!!」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:57:36.51
聡「もぉ~ひどいよぉ~」
梓「ふふごめんなさい、その後は給食でしたよね、今日のメニューなんでした?」
聡(しらねぇよ……)
聡「ぎゅ、牛乳、ワカメご飯、けんちん汁、たらもサラダ、アジフライ、リンゴだったかなぁ~」
梓「うふふー正解です」
梓「って厨房か!!」
梓「うちに給食はないです!!貴方誰ですか!!!唯先輩のマネまでして!!」
聡「あああ、しまったァー!!こなくそーーーーーー!!!」
ドスッ!
梓「うっ…」
バタゥ
ジー
律(こ、こなくそーーー!?)
さわ(今時こなくそーーー!?)
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:08:55.91
聡「ハァハァ……」
聡「……こんな時の為にシューティングアーツを習得しておいて良かった」
ジー
澪「女の子に思いきり蹴りいれるなんてどういう教育してんだよ律」
律「あ、アタシだって知らんでんがな!おまんがな!」
聡「さて、とりあえずパンツとズボンを穿こう……」
聡「えーとパンツパンツ……」
聡「……」
聡「おのれジャックスパロオーーーーーーーウ!!!!!」
ジー
さわ「ああ、このイカ臭い大量のパンツとズボンは聡君のだったのね」
律「ムギ、顔を出せってば」
紬「ふはぁーん!おとこのこのかおりーー!!」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:14:30.08
聡「まさかズボンも……」
聡「ああああ無い!!」
梓「う……あれ?」
聡「!」
パーフェクト・プラン
聡「神の不在証明!!」
梓「あれ?ここは……?」
聡「……」
梓「……?聡君?」
パーフェクト・プラン
聡「神の不在証明!!」
聡「ばっちり見えてますよ……」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:31:36.85
<⌒/ヽ___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:54:59.29
∧∧
( ・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:59:29.95
聡「えっとですね、これはその!なんていいますか」
梓「……まずは下……穿いてくれる?」
聡「あっ、ああっすすすスミマセン!!」
梓「で、ここはどこなの?私なんでここにいるの?キミ確か……」
聡「聡です、律の弟です」
梓「どういうことなの?」
聡「実はかくかくしかじか」
梓「なるほど……」
聡「そういうわけなんです!俺は無実なんですよ!!」
梓「……下、穿いてくれる?」
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:11:34.61
聡「すすすすみません!!でもパンツとズボンが……」
梓「……無いの?」
聡「きっとネエちゃんが全部持ってっちゃったんです……」
梓「……ハァ」
梓「じゃこれ、貸してあげる」
聡「えっええっ!?そんな梓さん!スカートなんて!!ええっ!ああっ!」
梓「何言ってるの?下にジャージはいてるから大丈夫だよ」
聡「な、なんだ……」
聡「……」
聡(スカートの下はチンコ丸出し……変態そのものだ……)
梓「それ、返さなくていいからね」
聡「は、はい……」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:17:36.84
梓「……なんかあったま痛いなぁ……」
梓「まぁいいや、私中野梓、何回か会ったことあるよね?」
聡「田井中聡です、よろしくははは」
梓「よろしくね、あ……後」
梓「セイッ!!」
バチンッ!!
聡「がっ……!!あっ……!あっ……!あっ……!ぬつぅーーーー!!」
ピョンピョン
ジー
紬「悶絶してるわ!!悶絶!!」
律「ムギ、双眼鏡返せ」
唯「おまた蹴られるのがそんなに痛いのかなぁ?」
さわ「ふふっ、唯ちゃんも彼氏ができたら蹴ってみるといいわよ、案外いい声出すわよ」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:22:23.39
ジー
律「ったく……とりあえず梓と聡が接触した、これよりフェイズDに移る」
ザザッ
律「ε班、準備はよろしいか?」
ザザッ
憂「了解」
澪「憂まで……!?何がしたいんだよお前らは!!」
聡「が……あ……なん……で……」
梓「さっき、私の腹に蹴り入れたよね、そのお返しだよ」
聡「あ……覚えてて……たんですか……」
梓「……?なんか息苦しい」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:27:21.92
聡「……あ……ほんとです、なんか息苦しい」
梓「窓開けて!」
聡「開かないんですよ……なんかこう接着剤みたいのがくっついてて……」
梓「ドアも……ダメみたい」
聡「はぁはぁ……」
梓「はぁはぁ……」
聡「なんか気のせいじゃない……この部屋の酸素がどんどん薄くなってるみたい……」
ザザッ
憂「こちらε隊、予定通りミッションを遂行中」
ザザッ
律「本部了解、そのまま待機せよ」
澪「おい、二人とも苦しそうだぞ……」
律「ああ、部屋の空気を今抜いてるからな」
澪「空気ってオイ!二人とも死んじゃうぞ!!」
律「大丈夫、すぐにしにゃしないよ」
さわ「それよりここからよ、重要なのは」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:29:39.84
聡「はぁはぁ……」
梓「はぁはぁ……」
聡「ハァハァ……」
梓「はぁはぁ……」
聡「ハァハァ……」
梓「……近づかないで下さい」
聡「あの……このまま俺達死ぬんでしょうか……」
梓「今考えてます」
聡「あの……ボク実は……」
梓「近付かないでってば!!」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:33:39.00
聡「はぁはぁ……」
梓「……」
聡「ど、どうせ死ぬんだ……フヒヒッ」
梓「……ちょ」
聡「ハァハァハァ……」
梓「……こないで」
聡「ハァハァハァ……」
梓「触んないでってば!!」
聡「いいじゃねぇかよオイ!フヒヒ!」
梓「ちょっと!!嫌!!」
ジー
紬「いいわよ!いいわよ!」
律「ムギ、双眼鏡を返せ」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:39:37.67
聡「あーーずにゃーーーん!!」
ガバッ
梓「いい加減にしてっ!!」
パシッ!
梓「!」
聡「フフ……やたら股間を蹴るのは関心しませんね……」
梓「くっ……じゃあどうすんの?ここで2人とも野たれ死ぬの!?」
聡「俺は絶対にこの夏に童貞を捨てるに乗ると決めている」
梓「それがレイプでもですか!?」
聡「そうだ!!」
梓「!」
聡「……だがまだ時間はゆっくりある」
聡「あきらめないことだ……最後まで!」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:44:28.61
ジー
和「「試験終了です、各室に酸素、及び電力の供給を」
律「終わったぞー!αβγ班はそれぞれ受験者の体調チェックだ!」
さわ「体に不調を訴える者、は救護センターへ、そうでなくとも救助班が異常であると確認した者も同様の扱いをして頂戴」
プシュー!
唯「あずにゃん!聡君!」
紬「……!」
唯「……死んでる」
聡「……」
梓「……」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:47:03.21
唯「おきてよぉーーー!!あずにゃん!!聡君!!」
ユサユサ
紬「急いで救護車をこちらへ!」
紬「それにしてもなんなのこの部屋?とても寒いわ……」
唯「!」
唯「ムギちゃん2人共生きてるよ!!」
紬「えっ!?」
聡「助かったの……か……」
梓「みたいですね……」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:49:16.04
紬「そういうこと……クーラーで部屋を低温に保って新陳代謝を遅くしたんだわ!」
梓「冬眠作戦成功です……」
聡「ああ……」
ズッズッ
聡「?」
梓「アンタとなら……宇宙にいける気がしてきた……!」
聡「……うん!」
163 名前:\________________________/[] 投稿日:2010/08/09(月) 01:03:57.80
o
。
。 ヽ从/
ガバッ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゚Д゚;):. _ < なんだ夢かゴルァ!!
r'⌒と、j ミ ヽ \_________
ノ ,.ィ' `ヽ. /
/ i!./
(_,. //
く.,_`^''ー-、_,,..ノ/
`~`''ー--‐'
聡「あっ……」
聡「……夢精した」
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