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過去の名作たち

  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/10/30(土) 02:55:39 URL [ 編集 ]
    この二人の距離感いいね。
    可愛い。
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/10/30(土) 08:27:43 URL [ 編集 ]
    この雰囲気好きだわ。もっとやれ
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/10/31(日) 06:15:06 URL [ 編集 ]
    男が絡んでくるとか珍しいと思って怖い半分面白い半分で見てたらガチ百合だったでござる
  4. 名前: AA ◆- 2010/12/08(水) 21:13:11 URL [ 編集 ]
    コメントでガチ百合ときいて安心してよめましたありがとう

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憂「恋してた」

  1. 名前: 管理人 2010/10/29(金) 22:38:40
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:00:40.84
    憂「よいしょっと。少し買いすぎちゃったかな。」

     学校の帰り道に、夕飯の食材を買いに寄るのは、私の日課みたいな物です。

     当然お買い物にも慣れている訳ですが、時にはこんな風に買いすぎてしまう事もあります。

     両親が留守がちな為、家計を預かる身としては、お買い得品には目がありません。

     今日は行きつけのスーパーが特売日だったので、エコバッグは満タン状態です。

    憂「でも、これでお姉ちゃんに、美味しいものを沢山作ってあげられるよ。」

     これもお姉ちゃんのためです。


    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:03:01.53
     それは、エコバッグを肩に担いで、帰路に着こうとした時でした。

    「平沢?」

     久しぶりに聞く声のした方を振り返ると、そこにいたのは、随分背も伸びてるし、顔もすっかり大人びた印象を受けましたが、間違いなく中学時代の同級生の男の子でした。

    憂「わぁ、久しぶりだね。」

     彼の方ももしかしたら、私に少し見違えた印象を受けていたのでしょうか?
     私が応じると、ホッとした様子です。

    「つい声を掛けたけど、振り向いた平沢の顔を見て一瞬、人違いしたかと思ったよ。」

    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:04:50.27
    憂「キミこそ随分見違えたよ。」

    「お互い久しぶりだからな。元気そうだな、平沢。」

    憂「そうだね。キミも元気そうで何よりだよ。」

    なんだか少し照れくさそうに、ぶっきらぼうな喋り方は、以前とあまり変わらないみたいです。

    「重そうだな、それ。持ってやるよ。」

    憂「ありがとう。でも、平気だよ、これくらい。」

    「そうか。なんかそういう所は、昔と変わらないな。」

    そういうキミも、少し強引さが足りない所なんかは昔のままだよ。

    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:06:18.92
     それから、私達は歩きながら色々とお話をしました。

     互いの高校生活や、中学時代の同級生達の近況報告など、他愛もない会話を交わしていたのですが、私の家が近付いた頃に突然、彼の言葉が止まりました。

    ほんの少しの間を置いて、彼は口を開きます。

    「平沢は、今付き合ってる奴とかいるのか?」

    憂「え?」

    思わず聞き直してしまいそうになりましたが、その前に彼が言葉を続けます。

    「悪い。突然過ぎだよな。」

    確かに驚きましたが、謝られると逆に困ってしまいます。

    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:07:50.45
    そんな私の思いも気づかなかった様子で、彼は一人で続けます。

    「あのさ、もし良かったら、今度の日曜日にもう一度会ってくれないか?」

    憂「…今すぐ返事しないと、いけないのかな?」

    「いや。そうだな、俺のメアド教えておくから、良ければメールしてくれないか?」

    憂「うん。」

    そして、彼のメールアドレスだけを、赤外線で受け取りました。

    別れ際に、彼は一言だけ。

    「駄目なら返事はしなくていいからさ。それじゃ。」

    憂「うん、じゃあね。」

    男の子は突然だ、なんて少し苦笑いです。

    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:09:32.55
    家に着くと、まずは買ってきた食材をしまいます。
    今夜使う物を除いて、お野菜は野菜ボックスへ、お肉やお魚は小分けするなどの処理を施し、明日使う分はチルドルームへ、その他は冷凍室です。

    それが終わると、次はお洗濯物を取り込みます。
    今日は快晴の予報だったので、今朝から干していったお洗濯物は、ふかふかふわふわで、お日様の匂いがします。

    憂「ふふっ、お姉ちゃんみたいな匂いだね。」

    取り込んだお洗濯物をたたみながら、ふと先程の件を思い出していました。

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:11:16.42
    彼とは、中学時代も特別仲が良かった、という訳でもありません。
    ただ、他の男子と比べれば、結構会話を交わしたり、一緒にクラスの委員を勤めたりした事も思い出しました。

    憂「でも、あの頃からは、今日みたいな事は想像も出来ないよ。」

    たたみ終わったお洗濯物を持って、部屋へと向かいます。
    途中、お姉ちゃんの部屋へ寄って、お洗濯物をしまうついでに、朝起きたままのベッドを直します。

    憂「ふふっ、やっぱりお姉ちゃんは、お日様の匂いがするよ。」

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:12:45.59
    一瞬その匂いの誘惑に負けて、睡魔に襲われそうになりましたが、まだお夕飯の支度が残っています。
    少し後ろ髪を引かれつつも、自分の部屋へと戻り、お洗濯物をしまって、制服から私服へと着替えます。

    一瞬、ドレッサーの鏡に映った自分の姿を見て思いました。

    憂「確かにあの頃とは、見違えたかな。」

    ほんの少しだけ、鏡の中の自分の笑顔に満足して、お台所へと向かいます。

    今日は秋らしく秋刀魚です。
    お姉ちゃんは、お魚の頭が苦手なので切り落とし、ついでに内臓も奇麗に抜いておきます。

    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:14:03.14
    因みに私の分は、内臓はそのままです。
    冷・解凍物ならいざ知らず、この時期の生秋刀魚のワタは、ほんのり苦くて私は大好きです。
     大根おろしとスダチも、忘れてはいけません。

    それから、お姉ちゃんは秋刀魚だけでは足りないので、ご飯を丼物にしてあげようと思います。
    お魚にお肉もあれなので、竹輪と椎茸、シメジを軽く炒めたものをダシにくぐらせ、溶き玉子でとじれば、出来上がりです。

    勿論、これはお姉ちゃんが帰って来て、食卓につく寸前に作業をする訳です。
    後はお味噌汁と白菜の煮浸しで完成です。

    15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:15:32.42
    唯「ただいま~。おなかすいたよぉ、う~い~。」

    憂「お帰りなさい、お姉ちゃん。すぐにお夕飯の支度は出来るから、着替えてきてね。」

    唯「うん。おっ!この匂いは、サンマさんだね。」

    憂「そうだよ。ちゃんと顔と手も洗って、うがいもしてね、お姉ちゃん。」

    唯「了解ですっ!」

    相変わらず、お姉ちゃんは可愛いです。
    無事支度も終わり、二人で食卓を囲んで、お姉ちゃんの今日一日のお話を聞きながら食べるお料理は、自分が作った以上に美味しくなるから不思議です。

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:17:24.49
    唯「ごちそうさま~。美味しかったよ、うい~。」

    憂「どういたしまして。もう、食べてすぐ寝たらウシさんになっちゃうって、何度言ったら分かるのかな、お姉ちゃん?」

    でも、床でゴロゴロしてるお姉ちゃんは、物凄く可愛いです。

    憂「もうすぐお風呂も沸くからね、お姉ちゃん。」

    唯「うん。お風呂から出たら、アイス食べてもいい?」

    憂「うん、いいよ。」

    唯「わ~い。お風呂見て来るね~。」

    夏と違って、秋のお姉ちゃんは少し行動派です。

    20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:18:51.68
    唯「沸いてたから、入ってくるね~。」

    憂「うん。ゆっくり暖まってきてね。」

    唯「は~い。」

    お姉ちゃんがお風呂に入ってる間に、私は食卓の後片付けと、洗い物を済ませてしまいます。

    大体いつも、私のお片付けが終わる頃に、お姉ちゃんがお風呂から出てきます。

    唯「う~い~、アイス~。」

    憂「はーい、お姉ちゃん。」

    唯「ありがとう、うい~。ん~、冷たくて美味しいよぉ。」

    お姉ちゃんのこんな笑顔を見ているだけで、私もなんだか幸せな気分になれます。

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:20:14.22
    お姉ちゃんの食べ終わったアイスの容器を処分して、私も入浴する事にします。

    憂「それじゃ、お風呂に入ってくるね。」

    唯「うん。私も部屋に戻って、勉強しなくちゃ。」

    三年生のお姉ちゃんは、最近では受験勉強にも、本腰を入れて取り組んでいます。

    お姉ちゃんは、やる時はやるんです!

    一日の仕事を終えて、入浴する瞬間は、私が家計を預かる平沢憂から、ただの平沢憂へと戻る瞬間でもあります。

    24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:21:40.87
    湯船で身体を伸ばして、のんびりしてると、なんだかホッとするよね。

    憂「んー、生き返るよ。」

    湯船で目を閉じると、うっかり眠っちゃいそうになります。

    憂「いけない、いけない。また風邪をひいちゃうよ。」

    ちょっぴりの未練を振り払って、お風呂を出ると、脱衣所の鏡に写る自分を見て、また不思議な気分になりました。

    憂「やっぱりあの頃とは、見違えるよね。」

     彼はそんな意味で言ったんじゃないよ、きっと。

    憂「迷ってる・・・のかな、私。」

    25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:23:00.83
    部屋に戻ってベットに横になると、帰り道の事を思い出して、ちょっぴり溜め息です。

    憂「ただの中学時代の同級生と、日曜日に会うだけなら、別に考えるまでも無いんだけどな。」

    『平沢は今、付き合ってる奴とかいるのか』

    憂「ただ会うって訳じゃないよね・・・。」

    『駄目なら、返事はしなくていいからさ。』

    憂「ふふっ。少し強引さが足りない、なんて失礼だったかな。男の子って、変わるんだね。」

    携帯のアドレス欄を開いて、ふと思いつきました。

    憂「こんなお話が出来るのは、やっぱり・・・。」

    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:24:13.90
    携帯の発信を押すと、呼び出し音5回で通話がつながります。

    梓『なに、憂?』

    憂「あ、梓ちゃん。ごめんね、夜遅くに。」

    梓『あはは、夜遅くって、まだ9時過ぎだよ。』

    憂「あ、そっか、えへへ。」

    梓『ん?何か相談事?』

    憂「凄いね、なんで分かったの?」

    梓『なんだかんだ言って、もう2年近くも一緒にいるからね。雰囲気で分かるよ。』

    憂「ふふっ、頼りになるね、梓ちゃんは。」

    梓『おだてたって、何も出ないよ。話くらいなら、いくらでも聞くけどね。』

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:25:38.61
    憂「ありがとう。それじゃ遠慮無く、甘えちゃうよ。」

    梓『どうぞ、憂姫。』

    憂「うん、あのね・・・」

    今日の出来事を包み隠さず説明すると、梓ちゃんは、思わぬ反応を示します。

    梓『・・・あのさ、憂?これって電話で済ませる話?』

    憂「へ、変かな?」

    梓『あー、もう。ちょっと切るよ!』

    憂「あ、梓ちゃん?ホントに切れちゃったよ。」

    何か用事でも、思いついたのかな?

    15分程すると、携帯が着信を告げました。

    29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:26:58.71
    憂「梓ちゃん、どうしたの?」

    梓『はぁはぁ。着いたよ。』

    憂「着いた?」

    梓『げ、玄関、あっ、開けてくれるかな。』

    憂「え?ウチの前なの?」

    梓『そうだよ。』

    憂「わっ、ごっ、ごめん。すぐ行くよ。」

    携帯を切って、玄関にダッシュ。ドアを開くと、確かにいました。

    梓「唯先輩は?」

    憂「部屋でお勉強だけど?」

    梓「よし!それじゃ気づかれない内に、憂の部屋へゴー。ほら、憂も急ぐ!」

    憂「え、あ、うん。」

    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:28:49.75
     部屋に入ると、梓ちゃんはぐったりです。

    梓「はー、自転車全力で漕いだよー。足がパンパンだー。」

    憂「いきなりだから、驚いたよ。あっ、お茶でも入れてくるね。」

    梓「あー、いいから。来る途中に買ってきたよ、はい。」

    そう言って差し出したコンビニ袋には、確かに色々と入ってるけど・・・。

    梓「適当にカゴにほりこんだからさぁ。何を買ったかイマイチ分かってなかったりして。」

    憂「オレンジジュースと紅茶に、スルメイカとチーカマ・・・不思議な組み合わせだね。」

    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:30:30.67
    梓「そんな事はどうでもいいから、話の続きをしよう!」

    憂「えっ!もしかして、それで来てくれたの?」

    梓「当然だよ。だって私達の周囲で、恋バナなんて滅多に無いどころか、初めてだよ!電話なんかで済ませられないって。」

    憂「きょ、興味津津だね。」

    梓「当然!で、中学のアルバムは?」

    憂「あるけど?」

    梓「ほら、さっさと出すっ!」

    憂「う、うん。ちょっと待ってね。」

    梓「あ、私、紅茶飲むね。」

    どうやら、ノリノリみたいです。

    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:32:40.28
    憂「はい、アルバム。」

    梓「ん、よし、憂のクラスっと。おー、純が変な顔だよ!」

    憂「あの、梓ちゃん。話がずれてるけど?」

    梓「あ、そうだった。男子は・・・ふむふむ、大体分かった。」

    憂「え?」

    梓「彼でしょ?」

    梓ちゃんの指差すその姿は、間違いなく彼です。

    憂「すっ、凄いね!」

    梓「こんなの簡単だよ。だって、まずは半数以上は問題外だし。」

    憂「・・・問題外。」

    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:34:11.88
    梓「残るのは10人程だけど、この辺りのスカしたイケメン系は、憂の趣味じゃ無さそうだし。」

    憂「・・・スカした。」

    梓「後は4人、でもこの子みたいな可愛い系は、憂は唯先輩で充分間に合ってるでしょ。」

    憂「凄い理論だけど、反論は出来ないかな。」

    梓「だったら、このちょっと朴訥系の彼だよね。うーん、悪くないけど、微妙に垢抜けない辺りが逆に、憂らしい気もするか。」

    憂「あはは、褒めてるのか、けなしてるのか微妙だよ、それって。」

    梓「で、返事はどうするの?」

    34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:35:47.97
    憂「うん。ただ会うだけなら問題無いんだけどね。」

    梓「そんな訳無いって!間違いなく告白コースだよ。」

    憂「・・・だよね。」

    梓「当然だよ。これでただ懐かしかったから、なんて言う男がいたらタダの馬鹿だよ。」

    憂「・・・うん。」

    梓「で?憂はどう思ってる訳?」

    憂「それが、よく分からないって言うのかな・・・そんな感じだよ。」

    梓「ふーむ。即答もしなかったけど、メアドは受け取ったって事は、悪い気もしないって感じかな?」

    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:37:06.97
    憂「・・・やっぱりそうなのかな。」

    梓「まぁ、優しい憂の事だから、その場で断れなかったって線も捨て難いけどね。」

    憂「うん。でも、それってなんとなく酷いよね。」

    梓「ん?そんな事無いよ。もし私が憂の立場でも、やっぱり即答は無理だよ。」

    憂「そっか。」

    梓「そうだよ。でも、なかなかやるよね。ダメなら返事はいらない、なんて逆に断り辛いって感じでさ。」

    憂「うん。」

    梓「あー、でもなんか複雑な気分だよー。」

    憂「複雑?」

    36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:38:48.34
    梓「だって、憂に彼氏が出来ちゃうかも知れないんだよ?なんか、嬉しい様な、寂しい様な・・・あー、ダメだー、なんか父親気分だよ。」

    憂「あはは、なんだか梓ちゃん面白いよ。」

    梓「あー、ごめん。今ちょっと見られたくない顔してるよ、私。」

    そう言って、本当に顔を手で隠して、仰向けに寝転がる彼女を見ると、なんだか不思議な悪戯心が湧いてきます。

    憂「どれどれ、見せてみなさい!」

    彼女に覆い被さる様にして、無理矢理その手をのけちゃいます。

    梓「やー。見ないで、絶対変な顔をしてるよー!」

    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:40:09.02
    憂「だーめ。見ちゃうもん・・・あ。」

    それはなんと表現したらいいのか、難しいです。
    強いて言うなら、少し寂しい微笑みの様な感じかな?

    梓「変な顔でしょ?」

    憂「ううん。あの・・・。」

    この感覚は、なんだろう?
    ただ、なんだか物凄く・・・胸の奥が締め付けられるような。
     初めて感じる衝動に、私はいつしか身を委ねていました。

    憂「ねぇ、梓ちゃん。あの・・・ごめんね。」

    梓「ん?別に遠慮無く言ってくれていいよ。憂になら、何を言われても怒らないから。」

    38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:41:47.41
    憂「違うの。その、言うというより、するというか。」

    梓「ん?よく分からないけど、それでも平気。今更、遠慮なんてしないでよ。」

    憂「そっか。それじゃ、ごめんね、梓ちゃん。」

    そして私はただ、彼女の唇に自分の唇を重ねました。

    目をつぶっていたので、彼女がどんな顔をしているか分からないけど、押し退けられる事も無く、互いの呼吸は止ったまま。
    少し息苦しくなるくらいの時間を経て、そっと彼女の唇から離れました。

    憂「・・・ごめん。・私・・。」

    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:45:10.51
    彼女は、固まった表情のまま、じっと私の目を見つめています。

    憂「・・・」

    梓「ん。ごめん、5秒待ってくれるかな?」

    憂「・・・うん。」

    ほんの5秒が永遠に感じられる瞬間を経て、彼女は口を開きました。

    梓「よし。えーっと、なんだろ?遠慮しないでって言ったから、不意打ちじゃ無いし。でも、心の準備が出来て無かったから、やっぱり驚き、かな?」

    憂「ごめんね。私も全然、よく分からないっていうか。」

    梓「そんなに謝らなくていいよ。うん、やっぱり驚きだ。」

    41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:46:35.31
    憂「驚き、だよね。」

    梓「お互いにね。参ったな、なんだか彼に悪い気がしてきたよ。」

    憂「どうして?」

    梓「うん。変な話だけどさ、やっぱり憂を渡したくないかな。」

    憂「そっか。」

    梓「うん。嫁入り前の駄目な父親気分。いや、違うな。」

    憂「違う?」

    梓「単純に憂を好きなだけだよ。」

    憂「私もだよ。今まで気づかなかったけど、梓ちゃんの事が好きなだけみたい。」

    梓「分かんないもんだよね、近くにいるって。」

    憂「そうだよね。」


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    この雰囲気好きだわ。もっとやれ
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