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和「チェケラッチョイ!」

  1. 名前: 管理人 2010/11/20(土) 21:50:31
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/19(金) 21:54:45.02
    「こんにちは、お昼の生徒会放送です」
    和の声が校内に響く、昼休みの学校。
    唯は教室でお昼ご飯を食べながら、和の声に耳を傾けていた。
    「やっぱり和ちゃんの声はいいね~はむっ」
    「あ、唯ちゃん、口の周り付いてるわ...はい」
    律と澪が苦笑する。
    「ムギちゃんありがと~」
    「あんまり甘やかすなよ」
    唯は和のいつもクールで知的な声を、とても嬉しそうに聞いている。
    『和ちゃん、今日もかっこいいな~!』
    スピーカーからは和の声が流れ続けていた。
    「繁華街は危険が一杯です。騒いだり、危ないところには近寄らないようにしましょう」

    帰って来た和に唯が声をかける。
    「和ちゃん~お疲れさま!はい卵焼き」
    「ありがと」
    唯の差し出した卵焼きを食べる和。
    「和ちゃん今日一緒に帰ろ!」
    「ごめんね唯、今日は寄るところがあるの」
    「そっか~。生徒会のお仕事?」
    「まあ、そんなところね」
    済まなそうにする和に、唯は笑って言った。
    「じゃ、また今度ね!」
    「そうね...あ、もう授業始まるわよ」
    「ホントだ...次なんだっけ?」


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/19(金) 21:55:25.32
    ★☆★

    夕方、下校時間になって、唯達は部室から教室に帰って来た。
    「おっかしーな...」
    「律、忘れ物見つかったか?」
    「えーっと...あ、これだ」
    「よかった~見つかって」
    律の忘れ物を探しに戻って来ていた4人。部活で一緒だった梓もそこに加わっている。
    「先輩方、忘れ物も見つかったことだし、そろそろ帰りましょうか」
    「そだね~」
    5人が出口へ向かいかけると、唯の隣の席の姫子が帰って来た。
    「あ、姫ちゃん!おつかれ~」
    「唯もお疲れ!あ、そうだ」
    「何?」
    訝しがる5人に、姫子は自分の机の中から一枚のパンフレットを出した。
    「よかったら、これ皆で一緒に行かない?」
    「クラブ?」
    「そ。DJの流す音楽に合わせて、皆で踊るの」


    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/19(金) 21:56:13.21
    クラブの場所は、昔5人が年越しライブやデスデビルのライブで使った、あのライブハウスだった。
    「行ってみない?なんか楽しそうだよ!」
    乗り気な唯。律がつぶやく。
    「確かに、バンド以外のライブハウスって見たこと無いよな...」
    「でも危なくないかそういうとこって。昼の放送でも和が言ってたぞ」
    不安がる澪。それに対して姫子が微笑む。
    「大丈夫よ、私も付いてるから」
    「行ってみようよ澪ちゃん」
    「そうですね、クラブって少し興味があります」
    「皆が言うなら...じゃあ行ってみよう」
    紬と梓の後押しもあって、5人は姫子と共にライブハウスへ行くことになった。



    5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/19(金) 21:57:18.38
    ★☆★

    ライブハウスへ着き、6人が扉を開けると、
    バンドがやるときとは明らかに違う種類の熱気に包まれた。
    「おー、すごい...」
    「でしょ?」
    律がつぶやき、姫子が微笑んだ。
    激しく点滅し色を変える照明の下、ステージの上にはDJがいて、
    テンポよくレコードをミキシングしている。
    二十歳ぐらいの女性だろうか、黄緑色のキャップをかぶり、赤いサングラスをかけている。
    「えと、立花さん...」
    「あはは、姫子でいいよ」
    「じゃ、じゃあ...姫子、これは何のジャンルの音楽?」
    澪が尋ねる。
    「これはね、トランスって言う音楽。クラブミュージックの一つよ」
    「トランスか...へえ~」
    「聞いてると、気持ちよくなってくでしょ」
    「確かに...」
    楽しそうに音を聴く澪。
    「姫子はこういうところよく来るのか?」
    「うん、時々ね」
    紬や梓はもうノリノリで、他の聴衆と同じように体を揺らしている。


    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/19(金) 21:57:58.78
    「うまいね...」
    姫子がつぶやいた。律が姫子に聞く。
    「あの人上手いのか?」
    「うん。あの人の曲は初めて聞くけど、私が今まで聞いた中で一番上手い」
    「確かに、曲のセンスいいよな」
    「ミキシングやイコイライザの技術もすごく高いし...」
    感心する二人。DJは手拍子で客達を煽りながら、黙々と曲をミックスしていく。
    ライブハウスのボルテージは最高潮に達していた。
    ところが唯だけはどこか釈然としない顔で、ステージ上のDJを見つめていた。
    「どうしたんですか、唯先輩?」
    「私、どっかであの人にあった気がする...」
    「先輩、DJの知り合いでもいるんですか?」
    「いないんだけど...うーん」
    考え込む唯。そんな中、音楽はクライマックスを迎えた。
    今まで無言でミキシングして来たDJが、頭に付けていたヘッドホンを外して大声で叫ぶ。
    「サンキュ!」
    聴衆が歓声を上げる。姫子や律や澪、紬や梓も大きな拍手を送った。
    しかし、DJのその声を聞いた唯はびっくりして、呆然としてしまった。
    この声は。普段とは全然違うけど、小さい頃からずっと側で聞いて来た、この声は。
    「和ちゃん!?」
    周りが一斉に振り向く。その反応が見えたのか、DJが唯の方を向き、目を見開いた。
    「唯!?みんな!?どうして!?」



    7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/19(金) 21:58:40.94
    ★☆★
    誰にも内緒でDJをしているのがバレた和は、
    当然学校からきつく絞られ、学校外でのDJ活動を禁止された。
    それから一ヶ月―

    「Hi! お昼の放送をDJ NODOKAがお送りしています」
    昼休みの学校に和の声が響く。
    クラブDJを辞める代わりに、校内放送のラジオDJを始めたのだ。
    「和ちゃん、楽しそうだね」
    軽音部の部室。唯が仲間達に話しかける
    「今までの和とは全然違うな」
    「意外だな...」
    「こんなノリノリだとは思わなかったわ」
    「私もです...」
    律、澪、紬、梓がそれぞれつぶやく。
    「さて、今週のお便りです。今週は...」
    『前のクールな和ちゃんもいいけど、今の優しくて、あったかい感じの声もすごくすてきだな~』
    スピーカーから流れる和の声を聞きながら、唯はそんなことを思った。

    「さて、今日最後の曲は、放課後ティータイムで『U&I』です
     お相手は、DJ NODOKAでした。また来週!」



    ~おわり~

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唯「え?赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんだよ」
憂「好き好き!お姉ちゃんだいすき!!」
紬「斉藤、いつまでこんなことを続けるの?」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/11/21(日) 00:53:10 URL [ 編集 ]
    実際こういう校内放送だったら学校生活も楽しいだろうな
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/11/21(日) 01:50:40 URL [ 編集 ]
    短!でも、面白い!
    和ちゃん良い声してるから、DJ似合のうかな?
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/11/21(日) 09:57:24 URL [ 編集 ]
    学校にバレたってことはこの中の誰かがチクったってことだよな…
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/11/21(日) 19:09:39 URL [ 編集 ]
    女子のドロドロこわい
    けど面白かった
  5. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2010/11/26(金) 07:54:59 URL [ 編集 ]
    誰だチクったやつ!

    短いのが残念だけど面白かった
    和ちゃんかわいい

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