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過去の名作たち

  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/06(木) 22:33:55 URL [ 編集 ]
    タイトル違くない?
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/06(木) 23:29:59 URL [ 編集 ]
    イマイチ
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/07(金) 00:23:37 URL [ 編集 ]
    タイトル違うよ
    能無し
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/07(金) 12:41:45 URL [ 編集 ]
    途中までは凄く好き

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律「ふふふ…ついにこの日が来たか」

  1. 名前: 管理人 2011/01/06(木) 19:27:42
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:17:25.57

     日曜の昼下がり。

     暇だから唯の家に押しかけたら、もっと暇だった。

     私はベッドに寝そべって、

     唯は椅子の背もたれに胸をつけて、とりあえず漫画を読んでいる。

     ぺらりぺらりと、安い紙をめくる音ばかり。

     あとは呼吸や心臓の鼓動。

     外で子供の遊ぶ声は、あまりしなかった。


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:20:34.96

     ころがって、ベッドにうつぶせる。

     枕にあごをのっけると、唯の匂いがした。

     石鹸とか香水の強い匂いじゃなくて、

     あっためたミルクのような匂い。

     作為的な香りとは違う自然なやつだから、

     唯の匂いというほかない。

     意識的に、鼻呼吸。

     唯とじゃれている時を思い出した。

     やっぱり暇だ。とてつもなく。


    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:23:10.37

     何という漫画を読んでいたのかも忘れたが、

     いつの間にかページには裸の男女が描かれていた。

     女は霧のかかったように白い男の股間に顔をうずめて

     口をもごもご動かしている。

     男が女に、アイスを舐めるみたいにと言うと、

     女は頷いて霧に舌を這わせ始める。

     うげぇ、と思う。

     アイスを食べるたびに思い出してトラウマになりそうだ。


    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:25:32.10

     ふと、唯もこれを読んでいるのだなと思う。

     純朴そうな顔で、こんなものを本棚にため込んでいるとは。

     唯のほうを見る。

     今は、真剣な顔で少年マンガの展開を見守っているようだ。

     視線に気づいたのか、唯が顔を上げる。

     溜め息でも吐きたそうな目でぼーっと私を見ていたけれど、

     急にはっとした様子で椅子を立って、どたどたと駆けてきた。

     私の手から漫画がひったくられる。


    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:27:56.73

     唯はさっさと私の読んでいた漫画を本棚に戻してしまって、

     悩ましそうに首をぐりぐり回してから、ベッドに腰かけた。

     せわしく髪を掻きながら、唯は漫画を読むのを再開する。

     真っ赤な耳がちらちら覗いた。

     私は完全に暇つぶしの手段を奪われて、ぼーっとするほかない。

     枕にあごをうずめ、目は開けたままで、何も見ない。

     唯がページをめくる音は、ちょっとずつ静かになっていく。

     やがて、とん、と厚めの音で本は閉じられた。


    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:30:31.98

     ぼふぼふ布団を膝で踏みながら、

     唯が私の背中にまたがってきた。

     両肩に手を置いて、肘を背中につき、

     膝が慎重に片方ずつ腰に乗ってくる。

     寝転がり続けて、腰がこってきたところだ。

     背中で丸まる唯の重みが心地いい。

     唯が不満そうに、私の後ろ頭にこつんと頭突きをぶつけてきた。

     それから、体重をぎゅ、ぎゅっとかけてくる。

     しょうがないなと思いつつ、

     私はベッドに潰れてやった。


    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:33:00.54

     へふへふ勝ち誇ったように笑ったあと、

     唯もどさりと私の上に潰れた。

     しょうもない遊びだ。

     それでもちょっと楽しくなってしまうのは、

     私たちのヒマ度が危険値に達しているからだろう。

     このままでは命が危ない、とふざけたことを考える。

     私もすこし、へふへふ笑った。

     唯がだるそうに首を持ち上げ、あごを私の頭にのっけてくる。

     あごを枕にのっけるために不自然に曲げた首がつらくなってくる。

     結局枕に顔をうずめ、私は完全につぶれきった。


    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:35:29.80

     唯も同じように、私の頭に顔面をくっつける。

     鼻が押しつけられているのが分かる。

     枕をずらして、呼吸をしやすくする。

     私がすっと息を吸うと、唯の胸もふくらんだ。

     一緒になって、はあっ、と溜め息まじりに吐き出す。

     声はしなかったけれど、重なった体が私たちの笑い合ったことを伝えた。

     唯の顔が、ずりずり言いながらまた私の横に落ちてくる。

     鼻で息をしなくても、やわらかい唯の匂いを感じる。


    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:38:16.71

     すーすー、すーすー。

     耳もとの呼吸が、だんだん遅く、深くなっていく。

     さっきは少しだけ退屈がまぎれたような気がしたけれど、

     まったくもって単なる気のせいでしかなかったみたいだ。

     絶望的な暇のなか、

     人型布団の温もりの下で、私も眠りに落ちていく。

     唯の顔が、少しこちらを向いた気がした。

     けれど、そんな体勢はかなり不自然だから、

     頬にかかる寝息は無視し、私の錯覚ということに片付けた。


    19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:40:30.73

    ――――

     ものすごく長い時間、眠ったような感じがする。

     砂糖を入れたミルクの匂いが、鼻いっぱいにしみついている。

     視界がはっきりしてくると、間近で唯が眠っていた。

     そういえば、唯を子亀のように乗せたまま寝てしまったのだ。

     この体のままならない感じはそれが原因か。

     唯の匂いが甘すぎて頭がくらくらする。

     長時間鼻に入れたせいもあるけれど、

     いつもより匂いが強いような気がした。


    21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:43:00.75

     まばたきを繰り返しつつ、唯の顔を見る。

     幸福にまみれた寝顔は、けっこうな量のよだれをシーツに垂れていた。

     匂いのもとはあれか。

     上に乗っている唯が起きないよう、慎重に右手を動かす。

     そっと、シーツに乗った十円玉大のよだれだまりに指を触れる。

     指先に冷たい水気がしみつく。

     想像外の冷たさに、ちょっと驚いた。

     指を離そうとすると、これも予想以上に粘っこく伸びてきた。

     少し楽しくなってくる。



    23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:45:27.46

     爪ですくいあげて、親指と人差し指でぬり合わせる。

     お風呂場でボディソープを塗るのと似ているけど、

     感触も匂いも音も違う。

     ひとり、テンションが上がってくる。

     右手をもう少し近くに持って来れないだろうか。

     唯が上手いことブロックされていて、確かな匂いや味やら、

     知りたいことは分からないままでいる。

     好奇心がうずく。

     まさかこのままでは終われない。

     私の目が自然と、

     今もよだれを溢れさす唯の口元に向かう。


    25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:48:01.06

     おだやかな寝息を吐く唯の口。

     私は首を頷くように傾けて、そこに鼻を近づけた。

     唯の寝息にあわせて、鼻呼吸をする。

     無邪気なミルクの匂いが鼻をくすぐった。

     あたたかく吹きつける息が顔の横へ滑っていく。

     さらに鼻を口に近づける。

     唇がかすかに触れている気さえした。

     無理な体勢に首が痛むが、かまってはいられない。

     今度は息を吸ったときにあわせて、鼻から吸い込んでみる。


    26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:50:31.20

     唯の唾液の匂いが、脳天に直撃した。

     私は思わず熱い息を吐いていた。

     いけないと感じても、

     いけないからやめようというところまで頭は回らなかった。

     口角から伝うよだれに目をやった。

     舌がべろりと吐き出されて、あごがぐいと前に押される。

     なにか想いにつき動かされる。

     それは間違いなく、好奇心などという子供じみた感情ではない。

     そして少なくとも、同性の友人に抱くべくものではないと分かっていた。

     でも、でも。

     私の舌はツンと尖って、唯の頬を伝うよだれの線をなぞっていた。


    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:53:04.04

     匂いからは想像もつかないほど、それは薄味だった。

     舌ですくい上げた唯のよだれが、口の奥へじれったく流れる。

     まったくの無味か。

     けれど少しだけ甘いように思うのは、本当にただの錯覚か。

     もっと量がないと、分からない。

     おそるおそる、唯の寝顔をうかがう。

     さっきまでよりも強く目を閉じているように見えた。

     なぜか、大丈夫だと判断した。

     もう一度、唯の寝息を吸いこむ。


    30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:55:30.91

     薄く開いた唯の唇に、舌をねじ込む。

     ぬるぬると唇の間を這って、舌の裏側にある唾液の池を目指す。

     くちびる同士が合わさったが、今はどうでもいい。

     唯がうめいた。怖くて目を閉じる。

     舌が暖かい感触に包まれる。

     ほら、と誰かに自慢したくなった。

     ほら見ろ、やっぱり甘いじゃないか。

     少し調子に乗りかけたとき、

     唯の前歯が私の舌をきつく噛んだ。


    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 12:58:01.39

     震えながら目を開ける。

     唯の目はじっと私を見ていて、

     舌にしっかりと噛み付いて離してくれない。

     そのまま、唯は私の上に顔を持ってくる。

     舌がひどく引っぱられた。

     そしてさらに、私の顔をつかんで無理矢理に上を向かそうとしてくる。

     肩を浮かして、なんとか唯の要求に応えると、

     ようやく私の舌を放して、頬をもごもご動かし始めた。

     私は間抜けたらしく、口を開いたままそれを見守る。

     やがて、唯の顔がおりてきて。

     すぼめた口が、私の開けている口の中にすっぽりとおさまった。


    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 13:00:36.34

     その口が、またもごもご動くと、

     とろりとハチミツをかけるように、

     唯のよだれが舌に落ちてきた。

     もう、私の抱いていた唯の純真なイメージは完璧に崩れていたけれど、

     私はごくりと、渡された唾液を飲みこんだ。

     それを確認してから顔を上げ、唯はへふへふと笑った。

     そしてもとのように私をベッドに組み伏せて、

     また、昼寝を再開した。


    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 13:03:00.35

     唯が私の上で眠っている。

     眠っていてさえ、私の上にいる。

     勝ち誇ったような笑いを思い出しつつ、

     かなわないと悟った。

     潰れてやったと思っていたが、

     どうも否応なしに潰されていたらしい。

     私はまだおさまりのつかないものを抱えながらも、

     唯がこうして眠ろうと言っているのだから、

     こいつが満足するまで今は眠っていようと思った。


      おしまい

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  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/06(木) 22:33:55 URL [ 編集 ]
    タイトル違くない?
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/06(木) 23:29:59 URL [ 編集 ]
    イマイチ
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/07(金) 00:23:37 URL [ 編集 ]
    タイトル違うよ
    能無し
  4. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/07(金) 12:41:45 URL [ 編集 ]
    途中までは凄く好き

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