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唯「憂大好き!愛してる!!」

  1. 名前: 管理人 2011/01/07(金) 21:20:00
    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:16:23.62
    憂「お、お姉ちゃん…!」

    唯「えへへ、大好きだよ」チュッ

    憂「うん…私も好き///」

    唯「…ねぇ憂、お願いがあるんだけ」

    憂「なぁに?」

    唯「お金貸して、一万円」

    憂「え…」

    唯「おねがーい」

    憂「…うん、いいよ。お姉ちゃんのこと大好きだもん」

    唯「やたー!」





    唯「あずにゃん、お金なんとかなったからご飯食べに行こっか。今日はおごっちゃうよ~」

    梓「唯先輩、大好きです!」チュッ

    唯「えへへ~///」


    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:20:57.29
    梓「でもどうしたんですかそのお金?」

    唯「え?」

    梓「唯先輩バイトしてないじゃないですか。それなのに急にお金が入るなんて…」

    唯「お、お小遣いだよ、お小遣い」

    梓「ふーん、そうですか」

    唯「それより早く食べに行こうよ!」

    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:25:13.23
    平沢家

    憂「お姉ちゃん、どこ行ったんだろう…せっかくご飯作ったのに」

    憂「一緒に食べたいしし帰ってくるまで待ってようかな…」

    憂「……」

    憂「お腹すいたなぁ…」

    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:26:32.68
    こんな感じでお願いします

    10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:37:17.47
    唯「ふぅ、あずにゃんとの食事は楽しかったなー」

    唯「ただいまー」

    憂「あ、おかえりおねえちゃん…」

    唯「あれ?夕飯まだ食べてなかったの?」

    憂「う、うん…お姉ちゃんを待ってたんだよ」

    唯「へ?なんで?」

    憂「なんでって…一緒に食べたかったから…」

    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:43:29.41
    唯「そうなんだ…」

    唯(あちゃー、私もう食べちゃったよ)

    唯(どうしようかな……そうだ!)

    憂「じゃあ二人そろったし、食べよっか」

    唯「ごめん憂、今食欲ないの…」

    憂「え!?だ、大丈夫!?」

    唯「うん…ちょっと部屋で休んでくるね」

    憂「ご飯だけは少し食べたほうがいいよ」

    唯「ごめんね…今はムリ」

    憂「お姉ちゃん…」

    唯「…じゃあ私の分は部屋に持って行っていい?後で食べるから」

    憂「うん、ちょっとだけでもいいから食べてね。元気出ると思うし」

    唯「ありがとう、憂」

    憂「えへへ」

    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:46:47.07
    唯の部屋

    唯「なんとか憂を騙せた」フンス

    唯「このご飯どうしよっかなー…食べれないよ」

    唯「そうだ、ビニール袋に全部入れて…」ドバドバ

    唯「明日の朝捨てちゃおう!」

    唯「よし、なんとかなった!」

    唯「おやすみー」

    16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:49:47.16
    憂「……」パクパク

    憂「……」モグモグ

    憂「……」

    憂「お姉ちゃん大丈夫かなぁ…」

    憂「……」パクパク

    憂「……」モグモグ



    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:55:15.37
    翌朝

    憂「お姉ちゃんおはよー」

    唯「あっ、おはよう憂」

    憂「あれ?もう起きてたんだ」

    唯「うん」

    憂「体調は大丈夫?」

    唯「ゆっくり寝たからばっちりだよ~」

    憂「よかったぁ」

    18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/05(水) 23:58:31.69
    唯「あっ、今日のゴミ捨ては私がやるね」

    憂「えっ」

    唯「いつも憂ばかりにやらせるのは悪いから」

    憂「お姉ちゃん…」

    唯「だから今日は私にやらせて!」フンス

    憂「うん!ありがとうお姉ちゃん!」

    唯(作戦成功)

    25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 00:05:36.85
    唯「あ、憂、今日は朝練があるから先に行くね」

    憂「え....そうなんだ....気をつけてね」

    唯「うん。んじゃいってきまーす」

    憂「....さびしいな」


    唯(ゴミ捨てさっさと済ませないとね)

    28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 00:08:42.75
    学校!
    梓「おはよう、憂」

    憂「おはよう梓ちゃん」

    梓「....憂?」

    憂「どうかした?」

    梓「何かあったの?元気ないよ」

    憂「どうもないよ。気にし過ぎだよ梓ちゃん」

    梓「そう....?まあ何かあったら言ってね」

    憂「ありがとう、梓ちゃん」

    168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 15:43:10.05
    >>28より
    梓「あーそういえば唯先輩なんだけど」

    憂「お姉ちゃんが?どうしたの?」

    梓「昨日お小遣いもらったって言ってたんだけど、憂ももらった?」

    憂「え!?貰ってないよ?」

    梓「そうなの?唯先輩にだけ1万円ってどう考えてもおかしい....」

    憂(!?もしかして昨日貸した1万円....)

    梓「憂?」

    憂(そっか....梓ちゃんと遊ぶために使ったんだね)

    170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 15:44:30.10
    梓「憂!」

    憂「えっ!どうしたの?」

    梓「どうしたのって....唯先輩のお小遣いのことだよ」

    憂「うーん、お姉ちゃんは部活やってるし、多めに貰ってるんじゃないかな」

    梓「そう.....」

    憂(お姉ちゃんが楽しいならそれでいいよね...)

    梓(部活ってほとんどのお金はムギ先輩が出してくれてるし)

    梓(唯先輩は何かを隠してるのかな)

    梓(憂はそれを庇ってる....?)


    172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 15:45:48.33
    ~部室~
    梓「こんにちわー」

    唯「あーずにゃーんぷにぷに~」

    梓「唯先輩」

    唯「ん~どうしたの?真剣な顔して」

    梓「昨日の一万円は本当にお小遣いですか?」

    唯「え?...本当だよ~なんで疑うの?」

    梓「憂は貰ってないみたいですよ」

    唯「うっ...私は部活やってるし、憂より何かと必要なんだよ~」

    梓「憂は昼食にも事欠くぐらい金欠なんですけど」

    唯「え?憂は自分でお弁当作ってるんじゃないの?」

    梓「今日は元気なかったし作れなかったんじゃないですか?私と純の分を分けてあげましたけどね」

    唯「・・・」

    173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 15:46:38.12
    律「おいおい、今日はなんだかあの二人妙な雰囲気だな」

    澪「ああ、最近は特に仲良くしてたのに」

    紬「紅茶冷めちゃうのに...」

    梓「唯先輩、私になにか隠し事してませんか?」

    唯「や、やだなあ...あずにゃんに隠す事なんてないよ~」

    梓「そうですか....」

    梓(まだ唯先輩が何か隠してると決まったわけじゃない)

    梓(でも...何かあやしいのも確かだよね)

    唯「さ、お菓子食べよお菓子♪」

    174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 15:47:32.49
    ~唯の家~
    唯(ちょっとあずにゃんに怪しまれたし、今日は家で食べよう)

    唯「ただいまー」

    憂「あ、お帰りお姉ちゃん!」

    唯「ういー明日のお昼ご飯は私がお弁当作るよ」

    憂「えっ!どうしていきなり」

    唯「いっつも作ってもらってばっかりだからね」

    憂「でも...大丈夫?」

    唯「大丈夫だよ~お姉ちゃんを信じなさい!」

    憂「うん....ありがとう(心配だよ....)」

    唯(あずにゃんと憂が友達だったのを忘れてたよ)

    唯(私が憂のこと気遣ってるって思わせなきゃ)



    178 名前:さるくらったw[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:02:17.10
    ~翌日~
    唯「料理ってめんどくさいなあ....」

    唯「見た目が整ってればいいよね」

    ~学校~
    梓「憂、今日は昼食ちゃんと用意してるの?」

    憂「えへへ。今日はお姉ちゃんが作ってくれたんだ♪」

    梓「へ~あの唯先輩が(やっぱり考えすぎなのかな)」

    純「憂のお姉ちゃんが?大丈夫なの?(笑)」

    憂「大丈夫だよっ!!」

    純「あぁ....ごめんね....」

    憂「いただきます。あむっ」

    180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:11:00.24
    梓「どう、憂?」

    憂「えっ...ああ、おいしいよ....」

    梓(唯先輩の料理か....)

    梓「憂、ちょっともらっていい?」

    憂「いいよ」

    梓「いただきまーす!はむっ」

    梓(....)

    梓(....まずくはないけど)

    梓(なんだろう....この違和感....料理に全然気持ちがこもってない)

    梓(前に唯先輩が私に料理してくれたことがあったけど、
    その時はもっと美味しかったのに)


    183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:17:50.19
    純「あたしももーらいっ!ムッシャムッシャ、まずっ!」

    純(なにこれ、まずっ!本当に憂の姉かよっ)

    純「憂、本当に美味しいって思ってる?」

    憂「え...うん」

    純「ういー、お姉ちゃんに気を使うのはいいけどね」

    梓「ちょっと純...」

    純「なんでもかんでも肯定してたらお姉ちゃんの為にならないよ」

    憂「え...」

    純「昨日のお小遣いだってなにかおかしいよ!憂が昼食にも困るぐらいの財布なのに、
    唯先輩は一万円持ってるなんて!憂がお姉ちゃんにお金上げてるんじゃないの?!」

    186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:21:58.82
    梓「純!唯先輩のことあんまり知らないのに悪口言うのは止めてよ!
    憂の気持ちも考えなよ!」

    純「だってどう考えてもおかしいよ!憂のためとかいって作った料理がこれなんだから!今の唯先輩は憂のこと蔑ろにしるんだよ!」

    梓「料理がうまく行かない時だってあるでしょ!お小遣いの件は確かにおかしいとは思うけど
    まだ唯先輩が嘘ついてるって決まったわけじゃない!」

    純「唯先輩唯先輩って...梓、憂のお姉ちゃんと特別仲良しだから庇ってるだけじゃん。
    先輩のことだけ気にしてれば友達は気にしなくていいっていうの?!」

    梓「純・・・!」

    憂「二人とも止めてよ!!」


    188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:40:30.43
    純「....」

    憂「純ちゃん、私のこと心配してくれてありがとう。でも梓ちゃんはちゃんと

    私のことも気にかけてくれてるよ?
    昨日だって心配して話聞いてくれたんだから」

    梓「憂....」

    憂「お小遣いのことも正直に言うね。あれは私が貸してあげたの」

    梓「!?」

    純「なんで!?なんでそこまでしてお姉ちゃんのこと気にかけるの!?
     自分の昼食まで犠牲にして....」

    憂「お姉ちゃんの喜ぶところが見たかったから」

    純「そんな...」

    憂「でも、今日からはちょっと考える」

    梓「え....」


    190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:45:54.90
    憂「私がお姉ちゃんのために尽くすのは、お姉ちゃんが大好きだから。
    どんなにダラダラしてても、どこかで私の事気遣ってくれる、
      優しい姉ちゃんだから」
    憂「もし純ちゃんの言う通り、私のことを蔑ろにしてるなら....」
    憂「私もお姉ちゃんに尽くすのを止める」

    梓(憂がこんなこと言うなんて信じられない......)
    梓(今普通に喋ってるけど、きっと今にも泣き崩れそうなんだろうな...)

    憂「でも、梓ちゃんの言ってることも正しいよ。お姉ちゃんが悪いとはまだ言い切れない」

    純「でも、現に嘘ついてるし....」

    憂「梓ちゃんに心配かけたくなかったからかもしれない。」

    梓「....」

    憂「ごめんね、大きい声出しちゃって。でもそのおかげでちょっとすっきりした」

    純「いや、憂がいいならいいけど」


    192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:50:57.01
    梓「私も...ごめん」

    憂「ううん。あと梓ちゃん、私がお金貸した事、秘密にしておいてくれる?」

    梓「え、どうして?」

    憂「梓ちゃんに知られたくなかった理由がまだ分からないから」

    梓「うん...分かった...」

    純「....」

    ~放課後、唯達の教室前~

    純「あの、澪先輩」

    澪「ああ、梓の友達の...鈴木さんだっけ?」

    純「はい。先輩、部活前にちょっと話聞いてもらっていいですか?」
    純(ごめん憂、でもこのまま見過ごすなんて絶対出来ない!)


    193 名前:晩飯により少し離脱します[] 投稿日:2011/01/06(木) 17:55:00.61
    澪「別にいいけど...真剣な話みたいだな」

    純「はい...」

    律「いやー澪ちゃんは人気者でちゅねー」

    澪「うるさい馬鹿律っ」ゴツ

    律「いってー....えっと鈴木さんだっけ?その話私も聞いていい?」

    純(...律先輩も根は真面目な人らしいし、聞いてもらおう)

    純「いいですよ」

    律「ありがとー鈴木さん♪」

    澪「絶対茶化すなよ」

    律(私がいてもいいってことは....告白とかじゃないみたいだな)

    197 名前:うどん美味しゅうございました[] 投稿日:2011/01/06(木) 18:53:45.47
    ~ジャズ研部室前~

    澪「で、話ってなんなんだ?」

    純「えっと...唯先輩って、部活でどんな感じですか?」

    律「どうって...まあいつも通りのんびりぐだぐだやってるな」

    澪「まあ最近梓と一層仲良くなってはしゃいでる気もするな」

    律「そーだなーまるで私と澪みたいに~」

    澪「うるさいな///」

    純「そうですか....実は唯先輩と憂の関係がちょっとおかしくなってるんです」

    澪「唯と憂ちゃんが?」


    198 名前:うどん美味しゅうございました[] 投稿日:2011/01/06(木) 18:59:56.31
    純「正確に言えば、憂が一方的に下に見られてます」

    律「そうか?唯の家には何回も行ったことあるけど、そんなことなかったぞ?
    確かに家事全部憂ちゃんがやってるけど、唯だって憂ちゃんのことすごく気にかけてるし、
      憂ちゃんもそんな唯のために頑張ってるんだから」

    澪「まさに仲良し姉妹だと思うけどな」

    純「前は私もそう思ってました。でも....」

    ーーーーーー
    純「~~~ということがあったんです」

    澪「唯が憂ちゃんから一万円借りたあげく、それを誤摩化した...」

    律「ちょっと信じられないな....」

    澪「状況は分かったけど、私たちはどうすればいい?憂ちゃんのことだから、
    私たちが唯を問いつめたりはして欲しくないと思うけど」

    純「唯先輩のことをしっかり見てて欲しいんです。先輩が仰った通り、唯先輩と梓は
    今すごい仲良しです。梓を気にかけるあまり憂のことをどうでもよく思ってるなら...

    200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 19:09:44.91
    澪「分かった。ムギにも伝えておくよ。唯達が来るだろうから、そろそろ行くね」

    律「鈴木さん。今は憂ちゃんの側にいてあげなよ?唯の考えは分からないけど、
     憂ちゃんは今辛いだろうから」

    純「はい。すいません、長々とつき合わせて」

    澪「いや、こっちこそわざわざ話しにきてくれてありがとう。それじゃ」

    ~廊下~

    澪「それにしても唯と憂ちゃんが...律、どうする?」

    律「私は部活内でどれだけ誰が誰とどれだけ仲良くなっても
      イチャイチャしてても全く問題はないと思ってるよ。私と澪みたいに」

    澪「だから恥ずかしいって///」

    律「でも、それで周りの誰かに辛い思いさせたり、ましてや傷つけるなんて絶対駄目だ。」
    律(昔和に嫉妬してた私みたいにな...)

    203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 19:18:32.51
    澪「律....」

    律「もし本当に唯が憂ちゃんのことをどうでもいいなんて思ってたら、
    部長として私が成敗してやらないとな!」

    澪「悪代官じゃないんだぞ...」

    ~音楽室前~

    唯「今日はあの二人遅いなー」

    梓「...唯先輩」

    唯「なあにあずにゃん」

    梓「今日の憂のお昼ご飯唯先輩が作ったんですよね」

    唯「そうだよ!いつも作ってもらうばっかりじゃないんだよ!」

    梓「前に作ってもらった時の方がおいしかったです」

    唯「え?あずにゃんも食べたの?」

    205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 19:27:32.21
    梓「ええ」

    唯(憂しか食べないと思ってちょっと手を抜いちゃったのに)

    梓「というより、今日のははっきりいってイマイチです」

    唯「今日はちょっと調子が悪くてね...えへへ」

    梓(...唯先輩は嘘をついてた)
    (そして何よりあの憂の辛そうな顔....憂はまだ何か抱え込んでる)
     (このままじゃ憂は....)
     
    ーーーーーー

    ~部活終了~

    唯「あーずにゃん!一緒に帰ろうよ~」

    梓「すいません。今日は用事あるので失礼します」

    唯「えっ....」


    206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 19:34:50.66
    ~唯の家~
    憂「はぁ.....(私、これからどうしたらいいんだろう)」
    (お姉ちゃんとどう接すればいいんだろう)

    prrrr

    憂「あ、梓ちゃんからだ。もしもし、梓ちゃん?」

    梓「あ、憂!今日の晩ご飯、一緒に私の家で食べない?頑張って作るからさ!」

    憂「え...悪いよ」

    梓「もう!そんなこと気にしないの!一緒にいろいろ話そ?」

    憂「....」

    梓「...憂、今は辛いと思うけど、一緒に話して、いろいろ吐き出せば
      ちょっと楽になると思う。だから、今日は家に来て。」

    憂「分かった。ありがとう梓ちゃん」

    梓「いいよ。私たち友達でしょ!」



    208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 19:45:06.01
    -------
    唯「ただいまー」

    憂「お帰りお姉ちゃん。今日はお昼ありがとね」

    唯「いいっていいってー(今度はあずにゃんのために真剣に作ろう)」

    憂「今日私ご飯外で食べるから」

    唯「えっ」

    憂「お姉ちゃんまだお金あるよね?それで適当に食べてね」

    唯「うん... 分かった」

    憂(ごめんね、お姉ちゃん。でもお姉ちゃんがお姉ちゃんに戻ってくれたら、
    私もまたお姉ちゃんのために頑張るから)

    唯(あーあ、よりによってあずにゃんが用事の日に...暇なひと誘ってどっかで食べよ)



    210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 19:51:04.16
    ~梓の家~
    憂「こんにちは」

    梓「入って入って。今日はお父さん仕事だし、お母さんも出かけてるから」

    憂「そうなんだ」

    梓「料理出来てるよ。私の部屋で食べよ」

    憂「うん!ありがとう梓ちゃん」

    ーーーーー
    憂「おいしー!梓ちゃんこんなに料理上手だったんだね!」

    梓「ありがと///憂には及ばないけどね」

    憂「そんなことないよ。ごちそうさま。」

    梓「おそまつさま。それで、憂」

    憂「なに、そんなに改まって」

    梓「昨日からのこと、全部話して」

    212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 20:10:47.22
    憂「えっ...さっきも言った通りあのお金は私が貸したものだよ。それだけだよ」

    梓「憂っ!」ダキッ

    憂「わっ、梓ちゃん...」

    梓「そんな訳ないでしょ!今の憂は気丈に振る舞ってるけど、無理してるの丸分かりだよ!
    憂はいつももっと自然に笑ってるんだから!」

    憂「わ、私は....」

    梓「憂、今は二人きりなんだから、泣きたいなら泣こうよ。ずっとこうしててあげるから」

    憂「うぅ....梓ちゃん.....うわああああああん!!」

    梓「やっと素直になってくれたね、憂。よしよし」



    214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 20:22:21.05
    ーーーーー
    梓「落ち着いた?」

    憂「うん。こんなに人に泣きつくの初めてかも」

    梓「そっか....それで、話してくれる?」

    憂「....私がお金を貸したあの日、お姉ちゃんはお金を貰ってすぐどこかへ
      行っちゃったの。晩ご飯、用意してたのに....」

    梓「.....うん、それで?」

    憂「でも一人で食べるの寂しかったからお姉ちゃんが帰ってくるの待ってたの。
      それなのにお姉ちゃん、体調悪いって言って部屋に籠っちゃって....
    結局一人で食べたんだ」

    梓「寂しかったんだね、憂。いろんなことが重なって....」

    憂「私、これからお姉ちゃんとどう接すればいいか分からないよ。
      尽くすの止めるって言ったけど、やっぱりお姉ちゃん心配だし...
      でもお姉ちゃんは今私を必要としてない。もうどうすればいいか」グスッ



    215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 20:29:26.00
    梓「憂、今のこと聞いて確信したよ。今の唯先輩はおかしい。
      どうしておかしくなったかは分からないけど、今の唯先輩といても憂は
      辛いだけだよ。私に任せてくれない?」

    憂「えっどうするの?」

    梓「ちょっと待っててね」

    ーーーーーー
    prrrr

    澪「梓からだ。もしもし、どうした?」

    梓「澪先輩、純から何か聞きませんでした?」

    澪「!...梓、気付いてたのか」

    梓「純なら絶対言いに行くと思ってました。それで聞いて欲しい事があるんです。」

    澪「うん。話して」

    217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 20:50:08.75
    梓「憂、話しいい?」

    憂「うん、梓ちゃんに任せるよ」

    梓「澪先輩、実は.....」

    ーーーーー
    梓「~~~ということなんです」

    澪「唯のやつ.....!ありがとう梓。唯はこっちでなんとかするから、憂ちゃんを頼む」

    梓「はい。お願いします」

    ーーーーーー
    律「決まりだな」

    澪「ああ、まさかとは思ったけど」

    紬「唯ちゃん....一体どうしちゃったのかしら」

    律「こりゃ本当に部長としてガツンと言ってやらないとな」


    218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 21:01:54.47
    ーーーーーー
    憂「純ちゃん、話してたんだね」

    梓「憂のこと考えた結果だよ。さっきは喧嘩しちゃったけど、純も私も憂のこと考えてる。
      それは先輩達も同じだと思う。だから後は澪先輩達に任せよう」
      
    憂「そうだね...梓ちゃん、もうちょっと抱きついてていい?///」

    梓「もう、根は甘えん坊なんだから///」ギュウ
    ーーーーーーー
    ~唯の家~
    唯「あーもうみんな付き合い悪いんだから」
     「今日は一人で豪華にディナーといこうかな」
    prrr
    唯「あ、りっちゃんからだ。もしもし、もしかして暇になったの?」

    律「ああ。とりあえず○○公園で集合な。」

    唯「なんでそんなとこで?まーいいや、んじゃ待っててね」
    ~○○公園~
    唯「あれ、みんな来てたんだ」

    律「唯。お前、憂ちゃんのことどう思ってるんだ?」

    唯「え?なんでそんなこと聞くの?ご飯食べるんじゃないの?」


    219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 21:07:35.54
    律「唯.....」

    唯「え、何?なんで近づいてくるの?そんな怖い顔して」

    ボコッ

    唯「いたっ!」ドスッ

    紬「りっちゃん!」

    唯「いたたたた.....もう、なんなのさ!憂がどうしたとか聞いて来たら
      いきなり殴り掛かるなんて!今日のりっちゃんはおかしいよ!」

    律「おかしいのはお前だ」

    唯「なんのこと?」

    律「お前、1万円貸してくれた憂ちゃんの晩飯を食べずにほったらかした
      挙げ句、梓と飯食ってたみたいだな。その後体調悪いなんて嘘ついて
      結局憂ちゃんのご飯食べなかったらしいし」

    唯「誰から聞いたの?憂がいいふらしたの?」


    220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 21:17:21.84
    律「憂ちゃんはいい友達持ったみたいでな。相談に乗ってくれたみたいだぜ。
      その友達に私たちが相談されたってとこだな。まあ、そんなことは
      どうでもいい」

    澪「どうしてなんだよ唯!憂ちゃんがお前に何したんだよ!?どれだけ
      憂ちゃんがお前のこと気にかけてるか!」

    唯「うるさいなぁ....今はあずにゃんと仲良くしたいの!ご飯なんて一人で
      食べても体に悪い訳でもないし、なんでそんなのに縛られなくちゃいけ
      ないのさ!1万円だって3ヶ月ぐらいお小遣いためたらすぐ返せるんだから
      いちいち目くじらたてないでよ」

      バキッ

    唯「うっ!....今度は腹パン?」

    律「唯、お前、私が言いたい事全く分かってないみたいだな」

    223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 21:24:10.75
    澪「梓がなんでお前のこと大好きって言ってたか分かるか?
      お前が誰にでもやさしいくて温かくて元気くれるやつだからだろ!
      梓と一緒にいるために誰かを、ましてや憂ちゃんを犠牲にするなんて
      梓が望むわけないだろ!!」

    唯「....何?もしかして憂がどうとか言うためにこんなとこに呼び出したの?
      だったら帰るよ。今はあずにゃんさえいればいいしね」

    紬「唯ちゃん....?」

    律「唯、今からお前は軽音部から除名する」

    唯「!!」

    澪「おい!」

    律「お前なら少し言えば分かると思ってた。なんだかんだで不器用なだけで、
      ちゃんと憂ちゃんとも向き合えると思ってた。でも駄目だ。
      今のお前は軽音部の空気を悪くするだけだ。」

    唯「そんなこと言っていいの?最後の学園祭、ギター一人なんて滑稽じゃない?」クスクス



    225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 21:31:06.96
    律「甘ったれるな!確かにお前はこの数年ですごく上達した!
      でもお前よりギター上手いやつなんていくらでも居るんだぞ!!」

    唯「うっ」

    澪「私たちが唯を求めてたのはギターが弾けるからじゃない。
      弾けるように一生懸命努力して、周りを励まして、笑わせて、優しい
      気持ちにさせてくれたからなんだよ!」

    律「今のお前には梓も失望してるぞ」

    唯「.......」

    律「私たちがお前に言いたい事が分かって、それを行動で示せたらまた
      放課後ティータイムに戻してやる。学祭に間に合わなかったら....
     憂ちゃんにでも頼もうかな」

    紬澪「......」

    律「じゃあな、唯」



    226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 21:36:23.87
    ~帰り道~

    紬「りっちゃん....」

    律「......ごめんよ」

    澪「律?どうした?」

    律「ごめんよ、唯、痛かったよな、他にもやり方はあったよな....」グスッ

    澪「律.....辛かったんだな、唯を殴るのが」

    紬「りっちゃん、あなたは正しかったわ。他の人がどう見るは分からない。
      でも私も澪ちゃんも、唯ちゃんも多分、りっちゃんを責めないわ」

    澪「ああ。お前らしかったぞ。律」

    律「うぅ...うわああああああん!!」



    230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 22:35:01.95
    ~唯の家~
    唯「..........」

    唯「一人って寂しいな」
     「誰も味方してくれないなんて」 
     「みんな憂のことが好きなのかな」
     「......いや違う」
     「......私はただあずにゃんともっと仲良くなりたくて」
     「そのことしか考えなくなって」
     「......他のことを考えなくなって」
     「それで......」
     「憂を利用して、蔑ろにして」
     「それで憂は、出て行った」
     「何処で間違えたのかな」
     「誰に聞けばいいのかな」

    231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 22:43:06.22
    唯「あずにゃんもそれで私から離れちゃった」
     「こんなときいつも側にいてくれたのは憂だったね」
     「もう間に合わないかもしれないけど」
     「こんなこと聞けるのは、憂しかいない」

    ーーーーーーーー
    ~梓の家~
    prrrrr
    憂「あ、携帯鳴ってる.....って、お姉ちゃん!?」

    梓「唯先輩.....」

    憂「どうしよう」

    梓「出なよ憂。大丈夫、私が着いてるから」

    憂「うん.....」ガチャ

    唯「もしもし、ういー?」

    憂「.....お姉ちゃん」

    唯「憂、今何処にいるの?」

    憂「梓ちゃんの家だよ。いろいろ相談に乗ってもらってたの」

    唯「そう....私も行っていい?」

    232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 22:50:39.62
    憂「どうして」

    唯「自分じゃ考えても分からないことがあるから」
     「憂に聞いて欲しい」

    憂「なんでいきなりそんなこと言い出したの?」

    唯「自分がおかしくなってたのには気付いたから」

    憂「.......分かった。待ってるから気をつけてね」

    唯「うん」ガチャ

    梓「今の様子だと、澪先輩達がなにかしてくれたみたいだね」

    憂「梓ちゃん、私怖いの。ひどいことされたのに、お姉ちゃんを嫌いになれない自分が。
      今の暗いお姉ちゃんが。また私を否定するんじゃないかって。
      もし否定されたら、私がどうなるか」

    梓「大丈夫だよ。少なくともさっきまでとは様子が違うし。何がおかしかったのか、
      二人で気付かせてあげよう」

    憂「うん......」


      

    234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 23:09:06.49
    ーーーーー
    唯「こんにちわー」

    梓「唯先輩どうぞ」

    憂「お姉ちゃん.....どうしたのその顔.....」

    梓「まず教えて下さい。どうして自分がおかしいって気付いたか」

    唯「澪ちゃんりっちゃんムギちゃんに呼び出されてね。憂ちゃんのこと
      大事にしろとか言われたんだ」

    憂「.....」

    唯「何言ってるか分からなくてさ。なんか1万円貸したのと晩ご飯すっぽかした
      ぐらいで何言ってるのかなって。
      そんなこと言ったらなんか殴られちゃった」

    梓「律先輩.....」

    唯「結局、三人がいいたいことは分からなくてね。それが分かるまでは
      部活には来るなってさ。」

    憂「.......」

    235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 23:18:08.94
    唯「でもね、お金とか晩ご飯とかじゃなくって、憂のこと大事にしなくなったから
      怒ってるんじゃないかって思ったんだ。それで、なんで憂のこと大事に
      しなくなっちゃったのか....それはやっぱり、あずにゃんともっと
      仲良くなりたかったからなんだよね」


    梓「そんなのおかしいです......私と知り合って、仲良くなってからも
      仲良し姉妹だったじゃないですか。最近唯先輩ともっと仲良くなれた
      けど、それで憂を犠牲にするなんておかしいです.....」

    唯「そうだよね。でも分からないんだ。とにかくあずにゃんと一緒に居たい、
      そう思えば思うほど、他のことに気がいかなくなって。他の軽音部の
      みんなとはどんなに仲良くなっても、こんなことなかったのに.....」

    憂「それは、梓ちゃんがお姉ちゃんにとって大切な後輩だからじゃないかな」

    唯梓「えっ」

    236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 23:41:06.23
    憂「お姉ちゃんは昔から友達はたくさんいたし、和ちゃ、和さんみたいな
      親友も居た。軽音部で出会った3人もそんな親友になったんだよね。
      でもお姉ちゃんにとって初めてできた後輩....梓ちゃんは、他の誰とも
      違う存在だった。そして梓ちゃんは、なんだかんだでお姉ちゃんのことも尊敬してた。
      だから、より一層大切にしようとしてたんだよね」

    唯「それが悪いの?あずにゃんを特別大事にするのは駄目なことなの?」

    憂「律さん達がいいたいことはそんなことじゃないと思うよ。
      最近のお姉ちゃんは梓ちゃんを可愛がろうとしすぎて、好かれようとし過ぎて、
      いつのまにか何か別の感情が芽生えたんだと思う。」

    唯「あずにゃんに恋したってこと?」

    憂「それは私にも分からない。でも友情でも絆でもなくて、お姉ちゃんは
      梓ちゃんに依存するようになっちゃったんじゃないかな」

    唯「依存....」

    憂「どれだけ梓ちゃんに思い入れがあっても、お姉ちゃんはもともとおおらか
      であったかい人だから、他の友達とは今までと同じ接し方が出来た。
      でも、梓ちゃんを誰よりも想う時、一番犠牲にしやすい存在。
      それが私だったんだよ」

    239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 23:50:14.64
    梓「そんな....誰よりも唯先輩のことを考えてた憂がなんで....?」

    憂「誰よりもお姉ちゃんのことを考える私は、当たり前のようにお姉ちゃんの
      身の回りの世話をしてきた。出来ることが嬉しかったんだけどね。
      でもそんな生活が長く続いて、私たちはそれが当たり前のように
      なってた。当たり前のように自分に尽くす私なら、一番利用しやすかった
      からじゃないかな」

    唯「.....そうかもしれない」

    梓「唯先輩!」

    唯「憂の言ってる事が全部正しいかは分からない。でもあずにゃん
      への想いがどんどん強くなってきてたのは本当。他のことを考えられなく
      なって、一番どうでもよくなったのが憂だった」

    梓「ひどい.....」

    憂「梓ちゃん、今はお姉ちゃんの本心を聞こう」

    梓「う、うん......」

    憂「それに、今までの生活を当たり前のように感じるようになったのは
      お姉ちゃんだけのせいじゃない。私にも責任はあるよ」

    240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/06(木) 23:56:05.24
    唯「どうして.....どうしてそこまで私を庇うの?おかしいよ!
      私、なんでもやらせて当然だなんて想って、憂を利用して、煙たがって、
      .....それでなんで、私を庇うの....?」

    憂「だってお姉ちゃんはお姉ちゃんだから。ずっと一緒だった大好きな
      お姉ちゃんだから」

    唯「そんな理由で....?」

    憂「でもそれだけじゃない。私がこうして話せるのは梓ちゃんと純ちゃんの
      おかげだよ」

    梓「えっ」

    憂「梓ちゃんは今日、辛い顔をしてた私を心配してここに呼んでくれたの。
      それで私の本心まで聞いてくれて、ずっと抱きしめてくれて」

    梓「憂、はずかしいよう....」

    242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/07(金) 00:03:34.04
    憂「私は一人のままならお姉ちゃんにどう接すればいいかも分からないまま、
      どうなってたか分からない。どれだけ否定されても、お姉ちゃんを嫌いに
      なれないのが怖くて。でもそんなことは誰にも言えなかった。でも
      私のそんな悩みを察して、心から話させてくれたのが梓ちゃんなの。
      おかげで、やっと自分に素直になれた。」

    唯「憂.....」

    憂「お姉ちゃん、私はもう悩まない。悩んでも誰かに相談する。
      今の私の想いは、お姉ちゃんに元に戻って欲しいっていうことだけ」

    唯「戻れないよ.....憂にひどいことした事実は変わらないもん」

    憂「そうだね。それでも私はお姉ちゃんを嫌いになれない。それに
      お姉ちゃんは律さん達の言葉を聞いて、少なくとも自分がおかしいって
      気付けた。お姉ちゃんならきっと戻れるよ。」


    243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/07(金) 00:11:08.23
    梓「唯先輩、今ならあの三人が言いたかった事、分かるんじゃないですか?」

    唯「うん....まだこれが正解かは分からないけど、元に戻る自信はないけど」

    唯「憂、ごめんなさい。私、あずにゃんのことばかり考えて大事なもの
      を失うところだった....」

    憂「いいよ。またお姉ちゃんが私に笑顔を向けてくれるなら。
      お姉ちゃんなら、今まで通りあの3人も、梓ちゃんも、和さんも、
      みんな大事にできると思う。だってそれが私の大好きなお姉ちゃん
      なんだから」

    梓「そうですよ....みんなに優しい、私の自慢の先輩です」

    唯「うん、ありがとう、二人とも。もうこんな思いはさせないから!」

    憂「お姉ちゃん、まだやることが残ってるよ」

    唯「そうだね、りっちゃん達に会わなくちゃ」

    245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/07(金) 00:16:49.93
    ーーーーーー
    ~律の家~
    梓「律先輩の家にみなさんいるようです」

    唯「りっちゃーーん!出て来てー!」

    梓「大声出さないで下さいよ!携帯とかインターホンとか呼び出し方なんて
      いろいろあるのに.....」

    憂「くすっ」

    律「唯......」

    唯「りっちゃん、さっき私はりっちゃん達が言いたい事が全然分からなかった。
      なんで私と憂の事情に口だしていきなり殴ってくるのかって思ってたよ」

    律「......」

    唯「でもね、そんなことじゃ無かった。私が自分を大切にしてくれる存在、
      私にとって大切な存在のことを傷つけて、その挙げ句に自分のしてること
      の悪さに気付かなかったから、だよね?」

    律「それがお前の答えか....」

    246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/07(金) 00:21:02.22
    紬「りっちゃんが唯ちゃんに迫ってる....また殴るんじゃ」

    澪「そんな訳ないだろ?」

    律「唯。」ギュッ

    唯「りっちゃん....どうやら正解だったみたいだね」

    律「私もかっこつけてたけど、なにが正解ってちゃんと考えてたわけじゃない。
      でも、お前がしっかり考えて、憂ちゃんに許してもらったんなら
      もう何も言う事なんてない。」

    唯「りっちゃん.....」

    憂「律先輩、今日はありがとうございました」

    律「憂ちゃん、唯のこと許したんだね。今は唯のこと好きか?」

    憂「はい!」

    律「なら、今度は私が謝らないとな」

    247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/07(金) 00:28:21.19
    律「憂ちゃん。私は憂ちゃんの大好きな唯を殴っちゃったんだ。もっと
      他にも言い方とかやり方があったかもしれない。でも唯を分からせる
      方法とか考えてる内に、無意識にいろいろやっちゃって....
      唯、憂ちゃん、本当にごめん!」

    憂「律さん.....」

    律「こんなことで許してもらえるかは分からないけど、気が済むまで
      何をしてくれてもいい。私がやったように顔をなぐっても....」

    憂「そんな!律先輩のおかげできっかけができたんです!そんな律先輩を
      殴るなんて」

    唯「相変わらず不器用だねぇりっちゃん」

    律「唯......?」

    唯「怒り方が分からないから殴って、謝り方が分からないから殴れって。
      そんな女の子他にいないよう」クスクス

    律「う、うるさいなあ///」

    250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/07(金) 00:33:18.69
    唯「でも考える前に行動して、自分の正しいと思ったこと思いっきりやって、
      しばらくして反省して、それでこそ私の仲間のりっちゃん隊員だよ!」

    律「唯.....お前、よく戻ってくれたな!本当に嬉しいよ....」グスッ

    唯「りっちゃんのおかげでもあるんだよ♪」ニコッ

    澪「よかった、あの様子なら完全にいつもの唯だな」

    紬「本当に良かったわ。みんなでティータイムしましょう♪」



    梓「憂、本当に良かったね!」

    憂「うん。でもやっぱり、私が一番感謝しなきゃいけないのは梓ちゃん!」

    梓「どうして?」

    251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/07(金) 00:39:10.87
    憂「今回のことで、みんなが私たちのために動いてくれた。軽音部のみなさん、
      純ちゃん、梓ちゃん。でもみんなが動いてくれても、梓ちゃんが私の
      本心を聞いてくれなかったら、どうにもならなかったと思う。
      本当にありがとう、梓ちゃん!」

    梓「いいんだよ////私たち友達でしょ!」

    憂「友達のまま?」

    梓「えっ....憂、もしかして////」

    ーーーーーー
    こんにちは、平沢憂です!
    お姉ちゃんはすっかり元に戻って、今までと同じ幸せな生活が続いています。
    ただ一つ、あの事件の後に変わった事があるとすれば.....
    梓ちゃんと恋人同士になったことです!

    おわり!

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過去の名作たち

紬「姉妹丼?」
唯「うぃ」憂「うぃ」
澪「私の律がこんなにモテるわけがない」
  1. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/07(金) 21:52:43 URL [ 編集 ]
    もっと面白くできただろ…これ
    不完全燃焼すぎる
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/08(土) 01:02:15 URL [ 編集 ]
    いい話…なのか?
    唯が悪い子の話は好きじゃないや

    そして最後はよく分からぬ
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/08(土) 01:11:24 URL [ 編集 ]
    憂、横取りw
  4. 名前: ohou ◆- 2011/01/08(土) 03:57:13 URL [ 編集 ]
    そのまま黒唯のままつっぱしって最後にトラックに引かれるのが様式美だろうが
  5. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/08(土) 04:42:07 URL [ 編集 ]
    人死にがでなくてなによりだった…
  6. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/08(土) 05:47:25 URL [ 編集 ]
    なんか中途半端に説教臭い話だ
  7. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/09(日) 16:11:14 URL [ 編集 ]
    あずにゃんがムカつく

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