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梓「……私と唯先輩なら、三国一の素敵カップルになれますよね?」

  1. 名前: 管理人 2011/01/07(金) 21:52:48
    2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:38:43.93
    ~どようび・ひらさわけ!~

    唯「でしょ~? だからね、ねっ。私とお付き合いしよ、あずにゃんっ」

    梓「いえ、お断りします」プイ

    唯「にゃんでーえ!?」ガビーン

    唯「今、言ったばっかしだよね! 私達なら素敵なカップルになれるって!?」

    梓「妹が友人兼後輩と勉強してる部屋に突然乗り込んできて、変なメモ読ませてうっとりした挙げ句に逆ギレするような、非常識な方とはお付き合い出来ません」プイス

    憂「ま、まぁまぁ梓ちゃん。お姉ちゃんも悪気があったわけじゃないんだし……」アセアセ

    梓「あれば余計に駄目でしょ!? 偶然ふたりきりになった時とかならわかるけど、憂の目の前で! しかも勉強中なのに!」ププイス

    唯「……そっか、ふたりきりだったら告白OKしてくれたんだ……」クスン

    梓「そういう意味で受け取られるとは思いませんでした」

    憂「あ、じゃあ私、ちょっとお買い物に行ってくるね?」アセッ

    唯「さっすが憂! 気が利くぅ!」イェイ!

    梓「憂も変な気の遣い方しないでよ……そんな不自然な真似してまで唯先輩と私をくっつけたいの?」

    憂「えっ? まぁ、その……お姉ちゃん、前々から私に相談してたし……『今日こそキメるよ!』って燃えてたし?」ポ

    梓「ああ……はいはい。私はアリジゴクの巣にのこのこ入り込んじゃった哀れな獲物ってわけか」ガク


    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:41:03.12
    唯「こんなに可愛い憂をアリジゴクとは失礼な!」

    梓「罠を張った事実は否定しないんですね」

    唯「えう!? あ、わっ、あのね、別にあずにゃんをうちに呼んで欲しいなぁ~とか、折角だからお泊まりして欲しいなぁとか……言っただけだよ! 罠なんて考えてないよ!?」アワワ

    梓「……憂?」ジロ

    憂「おっ、お姉ちゃんの気持ちにどう応えるかは、梓ちゃんが決めることだから! 確かに一緒に勉強しようって誘ったのは私だし、週末だしご両親も不在なら泊まりに来やすいかなって!」アセッ

    梓「……はあ。いいよ、もう。別に勉強会自体は悪いことじゃないし、唯先輩と合わせてギターの練習が出来ていいな、って私も思ったから」

    唯「あ! そっか、早くギター弾きたくてトゲトゲしてるんだね! じゃ、すぐ準備を……」

    梓「見てわかりませんか? 私達、ものすごく真面目に勉強してるんですけど」ジトー

    唯「……しません、はい」ガク

    憂「もお、お姉ちゃんったら……それこそ、ギターの練習中にどうにかこうにかすればいいのに……」ハァ

    唯「おお! さすが憂、それいっただきぃ!」イェイ!

    梓「どうにかこうにかって……はあ。やっぱり練習はひとりですることにします」プイ

    唯「うっ、うう~……憂、あずにゃんが冷たいよぉ」ダウー

    憂「梓ちゃんがうちにきてて、気がはやるのはわかるけど、思ったことをすぐ口に出しちゃ駄目だよ? お姉ちゃん」

    梓「……憂は唯先輩に甘すぎると思うんだよね」

    6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:43:18.95
    憂「え~? そうかな、割と梓ちゃんも甘いと思うけどな」ニコ

    梓「むむっ……別に、そんなことないから」プイス

    唯「あのー……せめて、私もここで勉強させてくれないかな? 同じ家の中なのに、あずにゃんと離れ離れは結構寂しいよ……」ショボン

    梓「離れ離れって……大袈裟な」

    唯「うー……」ムー

    梓「……仕方ないです。唯先輩が自分から勉強するって言い出したんですから、ちゃんと真面目にやってくださいね?」

    唯「うんっ! ありがと、あずにゃん! 教科書とノート持ってくるね~♪」タタタ

    憂「……真面目に……かぁ」

    梓「…………」

    憂「やっぱり、梓ちゃんも甘いよね」ニコー

    梓「……言われると思ったけどね」ハァ

    9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:45:41.86
    ~そのご!~

    唯「む~う~……」

    憂「…………」カリカリ

    梓「…………」カリカリ

    憂「……ん、よし。次は……」ピラッ

    唯「…………」ドヨーン

    梓「あれ……憂。試験の範囲ここまでだっけ?」

    憂「ん……うん、そうだよ。早いね、梓ちゃん」カリカリカリ

    梓「一応、並は並なりに普段から勉強してるからね……あ、ジュース頂戴」

    憂「はい」

    梓「ありがと」トポトポ

    唯「…………」

    梓「はぁーあ。まだ範囲の半分も出来てないよー」ゴキュ

    憂「まだまだ日数あるし、このペースなら間に合うんじゃないかな?」カリカリ

    唯「あー! もー! どうしてそんな淡々と勉強ばっかしてられるのかな!?」クワッ

    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:47:33.65
    梓「んにゃっ!?」ビクゥ

    憂「勉強は淡々とするものだよ、お姉ちゃん。でも……そろそろ少し休憩してもいいかも?」チラッ

    梓「……ああ、なるほど。そういうあしらい方をすればいいってことなんだ」ハァ

    唯「私なんて全然進んでないのに! 一問目から無理難題吹っかけられて絶望したよ!」

    梓「あの……教科書の例題に無理難題ってのはないんじゃ? それに、唯先輩がノート広げてからまだ30分くらいしか……」

    憂「まぁまぁ、梓ちゃん。お姉ちゃんはスロースターターだから」ニコニコ

    梓「エンジンかかる前に試験期間が終わっちゃいそうだけどね」タラリ

    唯「んむー。さすがにあずにゃん達に勉強教わるわけにいかないし、でも誰か呼んだら折角の告白チャンスが……」

    梓「とりあえず悩むのは勉強だけにしときませんか。あと本人を目の前にしてそういうこと口走らないでください」

    唯「うにゅー」ベター

    憂「……ね、梓ちゃん」クイクイ

    梓「ん?」

    憂「すぐにお姉ちゃんのエンジンかけてみる?」ボソッ

    梓「そんなこと……出来るの?」ボソソ

    憂「うん。休憩の後でメモ渡すから、それ読めばきっとびっくりだよ?」ボソボソ

    13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:48:47.62
    梓「さっきみたいなのは嫌だからね」ボソ

    憂「わかってる」ボソッ

    唯「うーいー。休憩なら、アイス頂戴。あーいーすー」グデーン

    憂「えへへ。今日はケーキ用意してあるんだけど、お姉ちゃんはアイスでいいの?」

    唯「なぬ! ケーキとな!?」ガバッ

    憂「イチゴショートだよ。飲み物は紅茶でいい?」ニコッ

    唯「うんっ! よろしく!」

    憂「食べたら勉強頑張ろうね? 梓ちゃんにいいとこ見せないと」ニコー

    唯「うんうん! むしろあずにゃんから告白されるくらい先輩らしいとこ見せるよ!」

    梓(この手綱さばき、さすがと言うしか……憂、恐ろしい子!)

    17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:51:02.61
    ~きゅうけい!~

    唯「おーいしー! んむんむ、やっぱアイスもいいけどケーキもいいよね!」ホワーン

    梓「んもむもむ……ごめんね、これ高かったでしょ。お夕飯の材料分もあるし、少し出すよ」モグモグ

    憂「いいよいいよ、無理言って来てもらったのは私の方だし。それにひとり分増えたって、作る手間も量も大して変わらないし」

    梓「でも……」

    憂「ほんとは作ろうと思ってたんだけど、今年はイチゴが高くって……」

    梓「……ごめん、そう言われたら作るのと買うのとどっちが高いのかわかんない」

    憂「うん、だからお金のことは気にしなくていいよ。それに、プロのケーキの方が美味しいでしょ?」モグモグ

    唯「憂の腕もプロ級だと思うよ!」モグモグ

    22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:53:10.94
    梓「……ああもう。ほっぺにクリーム付いてますよ、唯先輩」フキフキ

    唯「んぅ……んー♪」ニュムー

    憂「…………」ニコ

    梓「……はっ」

    憂「甘いね、梓ちゃん?」ニコニコ

    梓「う、うん……甘くて美味しいよね、このケーキ……」モグ

    唯「うんっ! 美味しーねっ♪」ニパー

    27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 21:56:14.42
    ~またべんきょう!~

    唯「さて! 姉として先輩として、勉強なんか楽勝ってところを見せ付けて差し上げますかね!」フンス

    梓「はぁ……」

    憂「梓ちゃん、梓ちゃん」スッ

    梓「ん……ああ、さっき言ってたメモ? これ読むだけなの?」ボソ

    憂「うん。対お姉ちゃん用音響兵器・あずにゃんバージョンだよ。一言一句同じでなくてもいいから、梓ちゃんの読みやすいように」ボソソ

    梓「ん……うん、まぁこのくらいなら……ええっと、唯先輩?」コホン

    唯「んう? 何だね、あずにゃん君」

    梓「私達も来年は同じような出題範囲なわけですし……わからないとこをスマートに教えてくれる先輩がいたら、きっと『素敵』とか言っちゃいますう」…ウ?

    唯「ぬおお!? そっ、そおだよね、そんな先輩がいたら素敵だよね! うん、私頑張るから! 『素敵』って言ってね!」フンス!

    梓「ちょ……『ますう』って何!? 明らかに媚びてて変でしょお!?」ボソボソ

    憂「だから一言一句同じでなくてもいい、って言ったんだけど……まぁ、見てて。怖いくらい集中するから」ボソッ

    唯「とりあえず! この教科書をやっつけちゃおう!」バッ

    憂「…………」ニッコリ

    梓「…………」

    33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:00:21.61
    唯「ええと、確かこっちのページの公式が……」カリカリカリ

    梓「……マジで? 唯先輩の思考回路ってどんな仕組みになってるの?」ボソ

    憂「私も未だに理解出来てないんだー」ボソソニコー

    唯「ほうら出来た、次! やだなぁ、同じ公式使う問題じゃーん」ピラッ

    梓「……早っ。すごいけど、独り言がうるさいレベルだね」ボソッ

    憂「そこはまぁ、梓ちゃんにアピールしてるんだよ。多分」ボソボソ

    唯「らくしょー! んでんでんで、次はぁ……手強そうですなぁ! でも確かこの形は、このページに公式が……」カリカリ

    梓「…………」

    唯「これがこっち、んで上と下がこう。んで……あれ?」

    憂「もいっこ移せばカッコを作って公式の通りになるよ」

    唯「あ、そっか! これを潰せば、こうなって……こお! ほら出来た!」

    梓「……憂? 今の助言は一体?」ボソ

    憂「え? 見てたら何となく」ボソッ

    梓「さいですか……はぁ。全く、この姉妹は……」ハァ

    40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:05:38.88
    ~そのご!~

    唯「終わったでござるよ!」ババン!

    梓「ええー……」

    憂「お疲れ様、お姉ちゃん。私達はもう少しかかるから、もし行き詰まってたら教えてね?」ニコー

    唯「まーかせて!」フンス!

    梓「納得いかない……こんな、クラッシュしても絶対に壊れないクルマでローリングスタートして世界ラリー選手権を戦うみたいな……」ペラッ

    憂「夏休みの宿題なんか、いつもこの調子で片付けてたんだよ。さすがに私も習ってないところは教えてあげられないから」ボソ

    梓「もしそうだったら唯先輩が完全に駄目人間になってるじゃない……」ボソソ

    唯「ふふん♪ んーん♪ んぅ~ぅ? どしたのあずにゃん、その問題わかんないの?」ホワワ

    梓「いっ、いえ……もう少し自分で考えてみます」

    唯「そっか。でも、わかんなかったらいつでも言ってね。去年やったとこだから、きっとよゆーで教えてあげられるよ!」

    梓「はい、お気持ちだけどうもです」カリカリカリ

    憂「…………」チラッ

    梓「……チラ見しないでよ、憂」ボソッカリカリ

    45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:08:31.08
    唯「んふっふーん♪」

    梓「……夢の中へ?」

    唯「んふっふー♪」

    梓「夢の中……に行ってみたいとは思いませんから!」クワッ

    唯「ええー……私、夢の中のあずにゃんとは結構いい感じなのになあ」タハー

    梓「鼻歌、止めてもらえますか。気が散るので」

    唯「んぅん……あずにゃんだってノってくれたくせにー」

    梓「有名な歌だから無意識に反応しちゃっただけですっ」プイス

    唯「えぇ~?」

    憂「私もいつもこんな風に、真面目な空気を壊されちゃうんだよね~」ニコニコ

    梓「唯先輩とはあんまり一緒に勉強したくないかも」

    憂「え? でも、鼻歌ノリノリなお姉ちゃんって、可愛いと思わない?」ニコー

    梓「…………」プイッカリカリカリ

    唯「憂もあずにゃんを見習って、真面目にお勉強しないとね~♪」

    憂「ええー……」

    49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:10:43.63
    ~おゆうはんまえ!~

    憂「じゃ、そろそろご飯の仕度してくるね~」トタトタ

    唯「今日も楽しみにしてるよ!」

    梓「…………」

    唯「……やっとふたりっきりになれたね、あずにゃんっ」ポッ

    梓「そんな無理に雰囲気作ろうとしなくていいですから」プイス

    唯「えー。あずにゃん、もしかして私のこと嫌い?」ズイ

    梓「嫌いだったら口も聞きませんよ」プイ

    唯「じゃあ、好きなんだ?」ニヘー

    梓「それとこれとは話が別です」

    唯「お話してくれる程度には、好きでいてくれてるんだ?」

    梓「何の脈絡もなくいきなり用意してあったメモを読まされて告白扱いされた私としては、文句のひとつやふたつやみっつやよっつ……」フツフツ

    唯「あ、あう……ごめん、あれは私も焦りすぎだったと思うよ……」

    梓「全くもう、唯先輩は。今まではいつも誰かが助けてくれてたから、こういう大事なことも助けてもらおうと思ってたんですか」プクー

    唯「……ほえ?」

    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:13:04.74
    梓「唯先輩は、憂が書いたメモの通りに告白されて満足なんですか。憂の用意した、思い通りになるお人形が欲しいだけなんですか」プクー

    唯「満足しないよ!? あずにゃんは滅多に私の思い通りになってくれないし、そんなんじゃ、あずにゃんじゃないし!」

    梓「あれ……私、たまに唯先輩の思い通りになってるってことですかね、それって」

    唯「……え。いつも抱っこさせてくれてるよね?」キョトン

    梓「あぁ……はい、それは諦めてるだけですから勘違いしないでください」ハー

    唯「抱っこで思い出したんだけどさ」ウズウズ

    梓「何かもう予想出来てますけど、一応聞きましょうか」

    唯「今日のあずにゃん分を補給させてくれないかな?」

    梓「やっぱり」ハァ

    唯「……駄目?」ジトー

    梓「……少しだけなら、いいですよ。すらすら例題解いてるとこ、ちょこっとだけ素敵でしたし」ボソ

    唯「うん?」

    梓「なっ、何でもないです! ちょっとだけ、憂が変に思わないくらいの間だけだったら補給させてあげないこともありません!」プイス

    唯「うんっ! ありがとー、あずにゃんっ♪」ダキッ

    梓「ん……」ホワ

    56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:15:54.99
    唯「はふぅ……ずっと我慢してただけあって、また格別だねぇ」クンクン

    梓「ちょ!? 匂いとか……嗅がないでください……」

    唯「どおして? とってもいい匂いだよ、あずにゃんの髪……ん、すんすん……首……は違うね。香水か何か?」クンクン

    梓「だ、だから、嗅がないでくださっ……んぅ……首のとこ、くすぐったいですよぉ」ギュ

    唯「んー……あずにゃん、ちょっとだけ私の話聞いてくれる?」

    梓「は、はい……」

    唯「ある高校に、廃部寸前の軽音部がありました。そこへひとりの女の子が入部して、ギターの人になって、めでたしめで……たし、じゃなくって」

    梓「どっかで聞いたことがあるような、とっても身近に感じる話ですね」

    唯「次の年、そこへとっても可愛らしい新入部員がやってきました。ギターの人は、その子にひと目惚れしてしまったのです」

    梓「……ん」ドキドキ

    唯「その子はギターがとっても上手で、気真面目な性格で……私に弾き方を教えてくれたり、叱ってくれたりして……でも、態度は冷たくっても、抱っこはさせてくれるのです」

    梓「それ、もう自分語りになってますよね? 思い出ボムですよね?」

    唯「そう、何ということでしょう。私がひと目惚れしたその新入部員のギターの人とは! あずにゃんだったのです!」ギュウ

    梓「う、うう……やっぱりストレートすぎです……も、もうちょっと、雰囲気を大事にですね」ドキドキ

    唯「……ごめんね。私、こういうのよくわかんないから……思ってることを、素直に言うしかないんじゃないかなって」フニフニ

    58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:18:25.04
    梓「ん、んっ……わ、私だって、ステージの唯先輩にひと目惚れだったんですっ……なのに、実際に会ってみると、いい加減でだらしなくて、ひとりじゃ告白ひとつまともに出来ないしっ」ハウー

    唯「ごめん、あずにゃん。遠回しに言われてもわかんない……私が勘違いしないように、はっきり言ってくれるかな?」

    梓「……私! 告白される側が、その……いいな、って……だから」ウル

    唯「……あずにゃん?」

    梓「だから……私からは、絶対に言いません! もう、私の勘違いじゃないって確信しちゃってるんですけど……言いませんからね!」プイス

    唯「そっか、うん……女の子だもんね。本当は私も告白されたかったんだけど、折角のチャンスをフイにしたくないし……」

    梓「……告白、出来るんですか。言えるんですか。憂にセッティング頼んでたくせに」

    唯「うん、憂に助けてもらわないと、こうやってあずにゃんを抱っこ出来なかったよね……私、ひとりじゃ何も出来ない駄目な子なんだよ」ギュー

    梓「んっ……い、今のは、言いすぎました」キュ

    唯「でもね? その、私っ……あずにゃんのこと、本当に、好き。大好きだよ。好きで好きで堪らないの」ギュ

    梓「……ふぁ……」ポヤーン

    唯「え、えっとね、お返事は後でもいいよ。あずにゃんが嫌だって言ったら、私はきっぱり諦めるし」

    唯「この気持ちは忘れられそうにないけど……学校でも部活でも気まずくならないように、ちゃんと、『唯先輩』でいるから」

    梓「そんな、演技で誤魔化せる程度の気持ちなんです?」ギュッ

    唯「……ううん。でも、誤魔化さないと、あずにゃんを困らせちゃうから」グス

    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:23:44.05
    梓「……私の好きな『唯先輩』は、そんな演技は出来ない、不器用な人ですよ?」

    唯「ふぇ?」

    梓「演技なんか出来なくって、だから感情を素直に表に出しちゃって……だから、だから……こうやって抱っこされてる時は、とっても幸せなんです」

    唯「あ、あずにゃん、それって……?」

    梓「ぅん……そんでもって、鈍感なんです。自分から告白してくれたくせに、笑っちゃうくらい鈍感なんです」ギュー

    唯「うっ、うん……鈍感で、不器用で、演技が下手で……でも。私、世界の誰よりもあずにゃんのことが好きだよ。それだけは自信ある」

    梓「だと思ったから、逃げずに抱っこされたままでいるんです……大事にしてくれないと、私、すぐすねちゃいますからね?」

    唯「うん……鈍感だって言われないように、一生懸命頑張ってあずにゃんを幸せにする。たまにはすねた顔も見せて欲しいけどね」スリスリ

    梓「んっ……そっ、そーゆーのは、意地悪っていうんですよ」カアッ

    唯「あずにゃん、好き……大好き」チュゥ

    梓「んふ、ふ……ふあ……」チュ

    唯「え、えへへっ。何か、あずにゃんに嫌われそうで、怖くて……これ以上は出来ないかなあ」テレテレ

    梓「わっ、私も、お風呂に入ってないのに、これ以上されると……」テレッ

    唯「え? お風呂?」

    梓「え?」

    66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:26:23.16
    唯「私、大人のキスのこと言ったつもりだったんだけど……あれ? もしかして、もっとえろっちぃことしてもよかった……のかな?」テレレ

    梓「はわっ……い、いいえ! 大人のキスまでで! でも、お夕飯をいただいて、歯を磨いた後でお願いします!」アタフタ

    唯「うっ……うん。お願いされちゃったからには、その期待に応えないとね!」フンス!

    梓「あ、の、唯先輩……そんなに身構えなくても……」アセ

    唯「……んへー。わかってるよ、ちゃんとギターの練習もするよ。でも……今夜はちょっと夜更かししちゃうかもね?」ニマー

    梓「はう……ん、んんっ……駄目、ですよ……キスまでですからね、本当にそれ以上は駄目ですからね……?」ドキドキドキ

    69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:28:55.35
    憂「おねーちゃーん! 梓ちゃーん! ご飯出来たよー!」

    唯「う……」

    梓「い……」

    唯「残念、だね」

    梓「でも、楽しみ……ですね」

    唯「うん……あずにゃん、ご飯の前に、軽くもいっかいだけ……」ンー

    梓「も、もお、唯先輩は……ちょっとくらい我慢してくださいよっ」チウッ

    唯「んっ♪」チュー

    梓「……はぁ。ほ、ほら、憂が待ってますよ」

    唯「うん。憂のご飯は美味しいよぉ~♪」ギュ

    梓「あ……手……」ギュッ

    唯「行こ、あずにゃん?」ニコ

    梓「は、はいっ……」ギュ

    72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:31:35.97
    ~おゆうはん!~

    憂「お代わりあるから、沢山食べてね!」ニコニコ

    唯「うん! 今日も美味しそー!」

    梓「あのっ、唯先輩……手、離してくれないと、お箸が持てないですよ……」ドキドキ

    憂「スプーンとフォーク持ってこようか?」ニコニコ

    梓「うわあ!? そっ、そうじゃなくって!」バッ

    唯「ううっ……束の間のお別れだよ、あずにゃぁん……食べ終わったらまた繋ごうね」

    梓「とりあえず勉強は今日の目標まで終わらせたし、あとはお風呂とギターの練習じゃないんですか」

    憂「お風呂はいつでも入れるようにしておくから、気にしないでいいよ~?」ニコニコ

    梓「……何かものすごく嬉しそうだね、憂」

    憂「え? そうかな?」ニコー

    唯「さあ、あずにゃん! 冷めないうちにいただきます!」

    梓「え、あ、はい。い、いただきます……」

    憂「お赤飯炊こうと思ったんだけど、時間がなかったから……ごめんね」

    梓「いや、わかってて言ってるんだろうけど……お赤飯関係ないから。炊かなくていいから」ウイー

    77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:34:59.50
    憂「あ、うん。何か嬉しくって……梓ちゃん。不束者ですが、お姉ちゃんをよろしくお願いします」ペコリ

    梓「それも何か違うと思うけど……まあ、私も、真剣に考えてるもん……はむっ」モグモグ

    唯「あぅーん♪ 憂が作ってくれるご飯、今日も美味しーい♪」モグモグモグ

    憂「あれ、お代わり早いね、お姉ちゃん。嬉しいと食が進むのかな?」ヒョイ

    梓「……うん。私が作るより、ずっと美味しい……憂には敵わないな」モグモグ

    憂「そんなことないと思うよ? 例えば、だけど……お姉ちゃんが梓ちゃんのおうちにお泊まりに行ったら、もっと美味しそうな顔するんじゃないかな」ボソ

    梓「えっ?」

    憂「お姉ちゃん、私に遠慮してるんだよ。いつもはもっとはっちゃけるもん」プイス

    梓「憂……」

    憂「……私でよければ、いつでもお料理教えてあげるから……ん、うん……改めて、お姉ちゃんをよろしくお願いします」ペコリ

    梓「……うん。ここに並んでるメニューぐらいは作れないと、唯先輩、すぐに飽きちゃうもんね」

    憂「後でレシピあげるね……さ、私達も食べよ?」グス

    梓「うん……」

    81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:38:44.66
    ~おゆうはんのあと!~

    唯「はー、お腹一杯。憂、ご馳走様だよ!」マンプク

    憂「ふふっ、お粗末様」カチャカチャ

    梓「私もご馳走様。美味しかったよ、憂」

    憂「うん、梓ちゃんも沢山食べてくれてありがとう、作った甲斐があったよ」ニコー

    唯「ああ、何かもうしやわせすぎて、ずーっとこのままでいたいぐらい。テストのことなんか忘れてさ」

    梓「それは学生として一番忘れちゃいけないことだと思いますが!」クワッ

    憂「お姉ちゃん……私、いくら何でも『ダブル平沢』とか呼ばれたくないよ……」ウルッ

    唯「あ、『ダブり』と『ダブル』をかけてるんだね。うまい、座布団一枚っ」ピッ

    梓「毎日毎日、クラス中から『先輩の方の平沢さん』とか、『先輩じゃない方の平沢さん』って申し訳なさそうに呼ばれるんですよ……憂が可哀想すぎませんか?」ジト

    唯「いやあ……そう具体的に言われると、クるねぇ。うん。留年だけはしないように頑張るよ」アセアセ

    憂「もし危なかったら私が代わりにテスト受けるから!」グッ

    唯「おおっ!」タノモシー

    梓「いや、憂……それは駄目でしょ。もしバレなくたって、唯先輩の為になんないし……」

    唯「えー」

    86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:42:54.47
    梓「いえ、そもそも学年違いますし……下手したら唯先輩が一学年下のテストで赤点取って、憂が留年ってことも充分考えられますよ?」

    憂「……やっぱり応援だけにしとこうかな。梓ちゃんも、一杯応援してあげてね」ニコニコ

    唯「あずにゃんの応援ですとな……?」ドキドキ

    梓「……ふれー、ふれ-、唯先輩」ボウヨミッ

    唯「おお! 不思議とやる気が出てきたよ!」ホワーン

    梓「唯先輩の手綱取るの、意外に簡単なのかな」ボソ

    憂「気分によってなかなか難しい時とか、何しても全然効果ない時もあるから。基本は飴と鞭だけど、色々試して行動パターンを把握してね」ボソソ

    87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:45:12.10
    ~おふろのじかん!~

    唯「ね、ねぇ、あずにゃん……一緒に入らない?」モジモジ

    梓「いっ、いきなり何てことをゆーんですか」ドキ

    唯「憂に先に入ってもらってるから、その、ゆっくり出来るし……ふたりで湯船に浸かったら、お湯がざばーって減っちゃうけど、足せば大丈夫だし……」モジッ

    梓「お湯の心配はしてませんっ!」クワッ

    唯「ん……じゃ、じゃあ、どんな心配なのかな?」ドキドキ

    梓「……えっちぃことされるんじゃないかって、そーゆー心配です」

    唯「……しちゃ駄目なの?」

    梓「告白した直後にキスまで済ませて、それ以上の何を望んでるんですかっ」クワッ

    唯「抱っこやキス以上のえっちぃこともしたいです、はい!」ブッチャケ

    梓「……別に一緒にお風呂入る必要ありませんよね? ていうか身の危険を感じるので、一緒は遠慮します」ドキドキ

    唯「ええ~? だいじょぶだよ、変なことしないよ。危なくなんかないよ~?」

    梓「だっ、だって……えっと……だ、だっ、だっ……」

    唯「んうぅ?」

    89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:47:30.33
    梓「抱っこは! 数えきれないくらいされましたけど! き、キスはっ……私、生まれて初めてだったんですからっ!」

    唯「ええと……なるほどなるほど。つまりあずにゃんは、もっとキスしたいし、いちゃつきたいって言ってるんだね?」ニコー

    梓「いえ、そうじゃなくってですね? まださっきのキスの感触も生々しく残ってるし、思い出すだけでも恥ずかしいのに、お互い裸になるとか絶対に無理ですっ!」ハワハワ

    唯「もっぺんしよっか?」ダキッ

    梓「にゃあ!? にゃ、にゃにゃにをですかっ」ワタワタワタ

    唯「キス。子供の方の、だけど」

    梓「あっ、ちょっと……もお、する気満々じゃないですかっ……こんなの、私、逃げられないですよぉ……」ドキドキ

    唯「うん。逃がさないよ、あずにゃん……ちゅ、ちゅっ」チュチュッ

    梓「うぅんっ、や、はぁぅ……どうしてほっぺなんですか……」ホワー

    唯「あ。やっぱりお口がよかったんだ?」

    梓「そーゆーことを言ってるんじゃなくって……その、無理矢理されると思った、から」カァァ

    唯「無理矢理なんて、まだ出来ないよ。ついさっき恋人同士になったばっかりなのに」

    梓「……『まだ』ですか。じゃあ、そのうちするつもりなんですね」

    唯「する、かも。そーゆー雰囲気になった時とか……あずにゃんからおねだりされた時とかじゃないと、出来そうにないけど」テヘヘ

    梓「そんなおねだりなんて、きっと私、相当おかしな気分になった時じゃないと言いませんよ?」プイ

    92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:50:07.74
    唯「……私のおねだり、聞いてくれる? 別にえっちくないんだけど」ギュ

    梓「一応、内容だけ伺っておきましょうか」

    唯「私ね。あずにゃんに力一杯抱き締めてもらって、キスをたっくさんしてもらって、んで、んで……何度も『好き』って言って欲しいんだよ」ポッ

    梓「……えっと。もうちょっと、難易度下げてもらえないですか? お付き合いし始めのカップルがすることじゃないですよねそれ」ドキドキ

    唯「あ。想像してるでしょ、今。私があずにゃんにキスされるがままになってて、でもって……『好き』って言われる度に嬉しくてぞくぞくしちゃってるとこ」ポポッ

    梓「どんだけ妄想魔なんですか私!? っていうか、そんな変態的な妄想がすらすら出てくるとか、唯先輩が普段何を考えてるか丸わかりですよ!?」ドキドキドキ

    唯「えへ……考えたね? 今度こそ考えちゃったよね? 妄想の中の私は、どんな目であずにゃんのこと見てたかなぁ?」

    梓「ん……と、とっても興奮してるような、とろんって潤んだ目で……上目遣いが可愛らしかったです……」ドキドキ

    唯「そっかあ……今の私は、あずにゃんが押し倒したくなる程じゃないってゆーことかぁ」トホホ

    梓「あっ、いえ、その……やっぱりお付き合い初日ですし! まだ現実味がないっていうか、キス以外はいつも通りですし!?」ワタワタ

    唯「あー。うん、それもそうだよねえ。ごめんね、つい妄想が先走って、私達が健全なじょしこおせえだっていうのを忘れちゃってたよ……」ギュウ

    梓「そう言うくせに、もっと強く抱っこしちゃうんですね、唯先輩は」ジー

    唯「や、これは健全だし。きっと。あと、大人じゃないキスまでならしてもいいよね。きっと」ジー

    梓「……はい、きっと。ちゃんとお互いの気持ちを合わせていけば、まぁ、そのうち自然な流れで健全じゃなくなるかもしれませんけどね。きっと」ンー

    唯「……うん。私だけ焦って、あずにゃんに嫌われたくないもん……気を付ける、けど、とりあえず健全な範囲で……ちゅっ」チュー

    97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 22:57:06.47
    梓「んぅ……ん、んっ……んむっ!?」レルッ

    唯「はう、んぅぅ、ちゅう……ちゅむ」レロロ

    梓「んふっ、ふぅ、ふぅっ……は、ぷは……し、舌っ! 唯先輩、大人じゃないキスって言ったのに、どおして舌入れてきたんですかっ」バッ

    唯「い、いやー……妄想のこと話してたら、我慢が限界で……出来心でちょみっと入れちゃいました! ごめんなさい!」ドゲザッ

    梓「私っ……私、もっと素敵な雰囲気で大人のキスしたかったのに! ファーストキス共々、こんな勢いに流されて初めてを奪われちゃうなんて!」

    唯「あれれ。でも、ご飯の前に、大人のキスまでならいいって言ってたような……」

    梓「あの時はあの時、今は今です! こんな、騙し討ちなんて酷いですよぉ……」グスッ

    唯「あっ、あのね、あずにゃん!? ごめん、泣かないで、私が悪かったから! そんなに嫌がられるなんて思ってなかったから!」ワタワタ

    唯「もおしない! あずにゃんが許してくれるまで我慢する! 抱き着くのも、キスも、あずにゃんの嫌なことしないから……ほんとにごめん」ガクリ

    梓「ぐす……唯先輩の、馬鹿ぁ……」スンスン

    唯「はい。私はあずにゃんが大好きなのに、嫌がることをしちゃう馬鹿です」ゲザー

    梓「違いますよぉ……嫌じゃない、のに……ちゃんとしてくれないから、馬鹿って言ってるんです……」グスン

    唯「……え?」

    梓「今の、子供のキスって言ってたじゃないですか。だから私、いいって……心の準備出来てなかったのに、なのに、なのにぃ……」スンスン

    105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:02:46.02
    憂「お風呂上がったよ! 次は梓ちゃん?」フキフキ

    梓「あ……ぐすっ……う、うん。それじゃ唯先輩、お先に……」トタタタ

    唯「はう……」ガックシ

    憂「……お姉ちゃん。梓ちゃん、泣いてたけど……何したの? 場合によってはいくら私でも怒るよ?」ジー

    唯「ううっ……憂ぃ……キスした時、勢いで思わずちょろっと舌入れちゃっただけだよ! 憂の教えてくれた恋愛対策がほとんど裏目に出てるよぉ」クスン

    憂「気持ちはちょっとだけわかるようなわからないような、うーん……」

    唯「だよね、だよねっ!? キスってすっごく気持ちーんだもん! 舌だって、わざとじゃなくて勝手に入っちゃったっていうかっ」ハウハウ

    憂「……だって、私も聞きかじりの対男の子用だもん。対女の子用は、何ていうか……お姉ちゃん達を参考にこれからまとめようかな、って」テヘ

    唯「全然駄目じゃんかー!」クワッ

    憂「うん、でも、基本は同じだと思うよ? 恋愛っていうのは、お互いを好き合う気持ちが大事なんだし……くちゅん!」ブルブル

    唯「あれ? 憂?」

    憂「えへへぇ……出るタイミング見計らってたら、湯冷めしちゃったみたい。私はおコタであったまってから早めに寝ちゃう。あとはしっかりね、お姉ちゃん」ニコー

    唯「……うん。助け船ありがとーね、憂」ニコ

    108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:05:44.69
    今日はアニマックスでリボーンの日だったの忘れてました
    リボーン→ハガレン→タイラーと流れますが、タイラー始まるまでは書き溜め分ちょこちょこ投下します

    110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:08:36.56
    ~おふろ・あずさ!~

     かっぽーん。

    梓(もお何なんだろ、何なんだろ、唯先輩ってば! 私はここまでならいいですよ、ってラインをきっちりかっちり引いてたのに!)ザパー

    梓(ん……でも、舌が触れる大人のキス……気持ちよかったな……)ワシュウォッシュ

    梓(でも、ちゃんと、段階を踏んで進みたいな……うん、いきなり舌を入れてきた唯先輩が悪いんだよね)ワシャシャ

    梓(本気でエッチまでもつれ込みそうだったもん……相手が唯先輩なら、嫌じゃない、けど……ううっ! やっぱり駄目だめまだ駄目っ!)ザパー

    梓「ふぅ……」カッポーン

    梓(……いきなりじゃなくって、段々、今よりどんどん好きになって……私もえっちぃことしたくなるよーな、そんな気分にならないと……)ブクブク

    梓「はー……」ブクブクプク

    梓(唯先輩は……とりあえず手近な私を相手に、えっちぃことしたいだけなのかなぁ? でも、それなら憂でも誰でも構わなかったってことだよね)プクプクプク

    梓(……選んでくれたんだよね、私のこと。他の誰でもない……先輩方よりも、憂よりも、私を……)プクプクク

    113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:11:03.95
    ~そのご!~

    梓「お先にお風呂いただきました。お次どおぞ、唯先輩」ホッコリ

    唯「ふおおう……湯上がりあずにゃん、結んでない濡れ髪が艶っぽくて堪んないよ……!」ハウハウ

    梓「……そおゆうことをすぐ口に出すのはどうかと思います。警戒しちゃうじゃないですか」ハァ

    唯「うっ、うん……気を付ける……んくっ」ゴクリ…

    梓「唯先輩も早く入ってきてください。練習する約束でしたからね、私は先に指慣らししときます」タタッ

    唯「うん……大丈夫、忘れてないよ……」ハァァ

    唯(我慢、我慢だよ。あずにゃんを傷付けちゃいけないんだよ、それだけは忘れちゃいけないんだよ!)グッ

    115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:13:04.99
    ~おふろ・ゆい!~

    唯(今頃チューニング終わって、何か弾いてる頃かなぁ)ワシャワシャ

    唯(部室と同じ曲かな。違う曲かな。それともコードの確認かな)ウォッシュウォッシュ

    唯「はあ……あずにゃん……」ハゥ

    唯(何か、ふつーに髪を乾かしてたり、お肌のケアしてるんだろな……うぅ、私はこんなにこーふんしてるのにっ)ゴシゴシゴシッ

    唯(……あれ、でも、私もお肌がすべつやだったら、あずにゃんも少し心を動かしたりするかな……)コシコシ

    唯「ええっと、憂の取っておきは確か……このボトルに詰め替えてあったよね」

    唯(うん、これだよ……お肌がすべすべになるやつ。んで、髪はあれで……乳液とかも使わせてもらうね、憂)ニュルンラー

    唯(今日はキメられないっぽいけど頑張るよ! あずにゃんが押し倒してくれたら最高なんだけどね!)ゴシゴシ



    121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:23:48.60
    ~ゆいのへや!~

    唯「お風呂済んだよ、愛しいあずにゃ~ん♪」トゥルリラー

    梓「ああ、はい。ストーブ効いてて湯冷めの心配なかったですよ、お気遣いどうもです」ピュイーン

    唯「あ、あは……チューニング、もおほとんど済んでるんだ。何かこう、私が抱き着く隙を与えない感じだねぇ?」タリー

    唯(憂の真似してケアしたから、お肌がかつてない程すべすべなのに……見向きもしてくれないなあ、はぁ……)ダウーン

    梓「ええ。そういうわけですので、唯先輩も早くチューニングしてくださいです」ビョビョビョビョン

    唯「相変わらず華麗な手付きだねぇ……えっと、よいしょ」

     じゃらーん。

    唯「えへへへ。実はあずにゃんがお風呂に入ってる間に済ませてたのでした!」エッヘン

    梓「そおですか」プイス

    唯「あり、何か冷たい……」

    梓「気のせいですよ」プイ

    唯「あずにゃん、チューニング済んで……ない、かな?」

     じゃらーん。

    梓「え? 持ち歩き用の安物ミニアンプじゃ、多少は音が違って聞こえるかもしれませんが」ピッ

    124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:28:23.22
    唯「……二弦がちょっとだけ変。他はいいと思うよ」

    梓「……はい?」パキュ チュイーン

    唯「あれ、ギー太も三弦がちょみっとズレてる。さっきちゃんと合わせたつもりなのに、虫の居所が悪いのかな~?」キュ チュミーン

    梓「……だから何でデジタルチューナーの測定値よりも正確なんですか!?」チュイーン キュ

    唯「……さあ?」ギュイーン

    梓「いえ、もういいです、聞いても無駄ですし。それよりアンプの音質の違いはどうしましょうか」チュイーン

    唯「大丈夫だよ。合わせるだけだし、何なら……ほら、これ!」ペペペペレペペー!

    梓「……それは一体?」

    唯「えへへー……えろっちぃプラグです」ニヘ

    梓「2in1がどうしてえろっちぃんですか!?」ガウッ

    唯「私とあずにゃんがひとつになるんだよ。えろっちいよ、むしろえろっちくないと思えるあずにゃんが変だよ?」ニヘー

    梓「単なる分岐プラグじゃないですか! それに一緒になるのは音だけです! 妙な表現しないでくださいよ!」クワワ!

    唯「えぇ~? ちゃんと金めっき端子だよ?」

    梓「そこじゃないです! 別々に音出さなきゃ、どっちがどっちだか微妙なとこがわかんないじゃないですか!」クワッ

    127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:31:13.30
    唯「んぅ……折角買ったのに……」

    梓「また別の機会に使ってください……さ、軽く始めてみましょうか」

    唯「うん」ジャーン

     じゃかじゃかじゃん。

    唯「ふふふ~ん♪」ジャカジャラーン

    梓「ん、ふ、ふふ~♪」ジャラジャラジャカジャカ

     ……………………。
     …………。
     ……。

    唯「とぉー!」グルグルジャジャーン

    梓「……ふぅ。自分ちだからって気が抜けるかと思いましたけど、しっかり弾いてましたね」

    唯「……うん。あずにゃんとふたりきりだから、余計に頑張ったもんね」フゥ

    梓「いつも頑張ってくれると嬉しいんですけど」プイス

    唯「うぅん、あずにゃ~ん」

    梓「で、でも、まぁ、一番最後の調子に乗りすぎたのを除けば、密度の濃い練習だったんじゃないでしょうか?」キュ

    129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:33:44.77
    唯「あれ、何でボリューム絞るの?」

    梓「そろそろアンプはご近所迷惑な時間ですから。っていうか、ちょっと早いかもですけど、そろそろ寝る準備をしてもいい頃かと」フキフキ

    唯「あれ、もうギター仕舞っちゃうんだ」

    梓「もっと練習します? 私は望むところですけど」チラッ

    唯「うっ、ううん! 一杯練習したし、今日はもういいかな! あとはあずにゃんとお話して過ごしたいかも!」

    梓「……憂からは、客間にお布団用意してくれてるって聞いたんですが。明らかにここは客間とは違いますよね?」ギュムス

    唯「ああん、ほんとにギター仕舞っちゃって……あずにゃんのいけずーぅ」プクー

    梓「夜更かしはお肌に悪いですし。若いからって油断は出来ませんよ、唯先輩も」

    唯「……そお? 結構すべすべだと思うんだけどなあ?」ダキッ

    梓「にゃあ!?」ビクゥ

    唯「ぅん……あずにゃんのお肌、滑らかでやわやわだねぇ。うん、このすべやわは素敵だよぉー」スリスリ

    梓「あ、あう……私よりすべすべな人に言われても、全っ然嬉しくないですよぉ……」スリッ

    唯「そおかな? あずにゃんのほっぺ、あったかくてやーらかくて、気持ちいーよ?」スリスリスリ

    梓「んっ、ん……私より、唯先輩の方が……やーらかいですよぉ」スニュッ

    131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:42:02.34
    唯「あ」ピタ

    梓「んぅ?」

    唯「えっと……ごめんね。あずにゃん、客間の場所は知ってるよね? 布団敷いて部屋もあっためてあると思うから……お、や、すみっ」プイス

    梓「へ……? ええっ?」

    唯「おやすみだよ、あずにゃん! 明日もご飯食べたら朝からお勉強なんでしょ? だから、早く寝ないとっ」ププイ

    梓「あう、あぅ……そんな、唯先輩……?」ンー

    唯「それじゃあ私も寝るから、おやすみ! あえてベッド半分以上空けておくけど、あえて! 深い意味は全然ないんだけどね!」バッ

    梓「……いえ、そこまで言うのはどうなんですかね」

    唯「あえて!」バフッ

    梓「…………」

    唯「…………」モフモフ

    135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:56:03.16
    梓「えと……客間って、どこでしたっけ。私、物覚えが悪くって……教えてもらえませんか、唯先輩?」

    唯「ううん!? じゃあ、折角だから一緒に寝よっか!? 変なことしないから、絶対しないから! 抱っこまでしかしないから!」バフゥ

    梓「……抱っこまでですよ。お口にキスもなし。それ以上のことされたら、こんな時間ですけど着替えて帰っちゃいますからね」ドキドキ

    唯「うん。抱っこまで、わかった。あはは、やだなぁあずにゃん。そこまではっきり言われたのに一線を越えちゃうわけないじゃん!」エヘヘ

    梓「ほんと、普通は越えませんよね。唯先輩みたいな人を除けば」

    唯「こっ、越えないから! 今度こそ越えないから、汚名挽回させて!?」

    梓「汚名返上ですよ」

    唯「うん、そう、返上だったね! 思わず間違えたけど気持ちは伝わってるよね!」フンス

    梓「年下の私が言うのも何ですけど……勢いだけで人生を乗り切るのは無理がありますよ?」アセ

    唯「勢いでも、あずにゃんを襲ったりしないから安心して! 絶対に襲わないから! 襲いたいけど嫌われたくないから襲わないんだよ!」

    梓「……ものすごーく不安なんですが、ええ、まぁ、信用していいんですよね?」タラー

    137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/06(木) 23:58:44.07
    唯「信用とか信頼とかは、積み重ねないと駄目だもんね! だから、とりあえず信用そのいち! 今夜はえっちぃことしない!」

    梓「じゃ、じゃあ、何かされたらすぐ逃げますけど……んしょ」パフッ

    唯「ん……」ハウハウ

    梓「あ、もちょっとだけお布団もらっていいです?」モフモフ

    唯「うっ、うん、だいじょぶ。何なら全部持ってってもいーよ」

    梓「そこまでは言ってませんが」モフッ

    唯「……抱っこ、してもいい?」

    梓「抱っこだけですからね? くれぐれも注意してくださいね?」

    唯「うん……はぁ。あずにゃんを抱っこしながら寝られるなんて、幸せすぎるよぉ……♪」ギュウ

    梓「んっ……ん、はぅ……♪」ギュ

    唯「それじゃ、おやすみ、あずにゃん」モフ

    梓「あ、はい。おやすみなさい、唯先輩」

    138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 00:00:05.92
    ~いんざべっど!~

    梓(あれ……本当に何もしてこない……抱っこだけ?)モキュ

    梓(何もしないで、みたいなことは言ったけど、でも……あれー。規則正しい寝息が聞こえてきてる……)モゾッ

    唯「んにゅー……あずにゃーん……しゅぴゅ……すぴゅるるる……」ムニュムニュ

    梓(ちょっと、言いすぎたかもしんない……けど、私が自制して加減しないと、際限なくなりそうだもんね)モフー

    梓(唯先輩に色んなことされたいし、私もしたいですよ? でも、そーゆーことに夢中になっちゃいそうで怖いんですよ)モフモフ

    梓(でも、まぁ、今日のところはおやすみなさいです。すぐにとは約束出来ませんけど、私もちょっとだけ勇気出しますから)

    梓(憂にもお礼言わないとね……裏で動いてるつもりなんだろうけど、バレバレだよ。そのお陰で、かえって心の準備が出来たけどね)フニュー

    梓「ん……おやすみ、なさい、唯先輩……ふぁぁ……」ムニュ

    梓(誰かの温もりって、こんなに気持ちいーんだぁ……これからの季節なんて、もお、お互いに最高かも……とってもあったかいですよぉ、唯せんぱぁい……♪)…スピュー

    141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 00:03:44.79
    ~にちようび・ひらさわけ!~

    梓「んにゅー」スピュピュ

    唯「あーずにゃん」ツンツン

    梓「にゅむぅ~……?」

    唯「おはよ、あずにゃん。寝顔もやっぱり可愛いね~♪」ツツン

    梓「ふぁ……んん……ふあああ。おはよおございます、唯せんぱ……い?」ビクッ

    憂「ふふふ。朝ご飯出来てるからね~」トタタ

    梓「…………」ミラレタ

    唯「んふふ。私も今、憂に起こされたばっかしだけど……日曜日に早起きなんてしたくないと思ってたけど……三文の得、いやあずにゃんの得だね!」ギュゥ

    梓「いえっ!? 意味わかりませんからそれ!」ジタバタ

    唯「あずにゃん、抱っこはしてもいい約束だったよね。暴れちゃ駄目だよぉ?」ギュ

    梓「んっ……ふ、ふぅ……はい……」ムニュゥ

    142 名前: ◆lUQn3.DFKk [sage] 投稿日:2011/01/07(金) 00:06:32.40
    というわけでタイラータイム入りました
    以下アザリンとタイラーの小説版とアニメ版について語ってくれると嬉しかったり

    146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 00:25:33.77
    ~せんがん・あずさ!~

    梓(やっぱり唯先輩の胸、おっきいよね……むにゅって、ふにゅって、しかもぱふって)モギュモギュ

    梓(んー……たった一年でこんなに差が付くとは思えないな……唯先輩も憂も、二年くらい留年してんじゃない?)ジー

    梓(いやいや、それはない。でも、胸の差は実際に確実に絶望的にあるし……ううっ、考えるのが虚しくなってきた)ガラガラペッ

    唯「ふああ……あずにゃん、改めておはよー。もっと寝てたかったけど……んんむ、そうはいかにゃ……んむんむんむ」モギュモギュ

    梓「おあようごらいまふ、唯先輩。んうう~……ぺっ」ガラガラペッ

    梓「もしかして、よく眠れなかったんですか?」

    唯(はあぁ。無防備に眠ってるあずにゃん、ちょお可愛かったよぉ~)ポヤーン

    唯「んぅ? ん、ぺっ。そおじゃなくって、もっとあずにゃんを抱っこしながら寝ていたかったなあ、って……んむ、んっ」モギュモギュモギュ

    唯(そのちっちゃな唇にお目覚めのキスしたかったけど、それで起きたら怒られそうで何も出来なかったけど……ううっ、勿体なかったかなぁ)ポヤポヤ

    梓「はあ……そうですか。ええ。私も、その、結構……寝入りとか、起き抜けとか、いい具合でしたけど」ポッ

    唯「んあああ……ぺっ。なぁに、あずにゃん?」ガラガラペッ

    梓「……何でもないです。先に行ってますね」タタッ

    唯「う、うんっ」ガラガラペッ

    148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 00:31:02.71
    ~あさごはん!~

    憂「お赤飯だよ!」シャランラ

    唯「おお~! 私の苦手な小豆が入ってないお赤飯! さすが憂!」パアァ

    梓「ねぇ……小豆抜きでどうやってお赤飯炊いたの?」

    憂「え? 炊いた後に小豆をひとつひとつ取り除いただけだよ?」ニコニコ

    梓「すごいね、憂。変な意味で。誉め言葉じゃないからね」

    憂「でも、そうしないとお姉ちゃん食べてくれないから」ニコー

    唯「もっちもちで美味しいよ、憂! 小豆なしお赤飯は最高だねっ!」モニュモニュ

    梓「いえ、それはお赤飯としてどうなんでしょうか……」モグ

    憂「ちなみに取り除いた小豆は強引にあんこにするんだよ。さすがにいくらお砂糖混ぜてもお姉ちゃんには不評だけどね」

    梓「だろうね……私は小豆なしのお赤飯は何だか物足りないけど……っていうか昨夜のお祝いだと思うと余計にアレでね、複雑な気分」モグモグ

    152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 00:38:25.51
    ~ごぜんのべんきょう!~

    唯「ささ、あずにゃんはここに! 一緒に勉強しよう!」ギュウ

    梓「流石に憂の目の前でお膝の間に座るのは抵抗があるんですけど、これってどういう羞恥プレイですか?」カァァ

    憂「やん、羞恥プレイなんて」テレテレ

    梓「憂には聞いてない」

    唯「……余計なことに気を取られてないで勉強しようよ、あずにゃん」カリカリカリ

    梓「唯先輩も、この体勢で妙な集中力を発揮しないでくださいよ。っていうか私はノートすら開けないですよね? そのくらいわかりますよね?」

    唯「あれー。あずにゃん、もしかしてこーやってぴっとりくっつくの嫌だった?」ンギューゥ

    梓「わかってますよね、嫌とか以前に私が欠片も勉強出来ませんよね、この体勢だと」

    唯「ちぇー。冷たいんだぁ、あずにゃん」ノッソリ

    梓「とりあえずノルマ達成したら……ええと、『お互いに』ノルマ達成したら、抱っこされてもいいですよ」

    憂「梓ちゃん……普段、私がどれだけ苦労してお姉ちゃんに抱っこしてもらってたと思ってるの……!?」ワナワナ

    梓「ええー……何か予想外の方向から、予想外に駄目な妹の予想外な本音が聞こえてきちゃった……」ガクリ

    唯「憂! あずにゃんが勉強しようとしてるのに、邪魔しちゃ駄目だよ!」キリッ

    梓「一番邪魔してるのは唯先輩なんですけどね」ハァァ

    156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 00:47:29.66
    ~きゅうけい!~

    唯「私、ノルマ全部終わっちゃった」テヘッ

    梓「ええ!? 憂が決めた甘々な予定、もう消化しちゃったんですか!?」

    憂「甘々じゃないよ、科目ごとに配分して考えたよ?」

    唯「……あのね」

    梓「憂じゃ駄目なの! 唯先輩には、もっと厳しいくらいじゃないといけないんだから!」クワッ

    憂「……そっか。お姉ちゃんは、もう梓ちゃんの恋人なんだもんね。私が口を出すべきじゃないよね」クスン

    唯「あの、おぜうさん達? 私の話を聞いてくれないかな?」

    梓「そっ、そこまでは言わないけど……唯先輩って、のほほんとしてるでしょ? だから」

    唯「えーと……」

    憂「うんうん! のほほんとしすぎちゃってて、普段はそれがすっごくいいんだけど、テスト期間になると同じくらい不安だよね!」

    梓「あー、うん、わかるわかる。そうだよね、唯先輩はいつも『明日になったら多分本気出す、かも』みたいな」

    唯「だーかーらー! 私、試験範囲の復習、全部終わったんだよ!」

    憂「えっ?」アセ

    梓「は……? あはは、まさかこんな短時間で。冗談にもなりませんよ、唯先輩?」

    158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 01:00:30.42
    唯「あずにゃん、しどい……私だって、やる時はやるんだよ!?」

    梓「ええ、そうですよね。私だって今回は少し平均点上がるハズですから、そしたら誉めてくださいね」

    唯「そんなにゆうなら、テストが終わった後、たーっぷりあずにゃんが変な気分になっちゃうくらい甘えさせてもらうかんね!?」

    梓「も、もし本当に勉強したのがモノになってて、それなりの点を取ってたら……別に、いいですよ?」プイス

    唯「ほんと!?」パアア

    憂「ええっと……お姉ちゃん? 本当に範囲の分、全部終わらせちゃったの?」アセリッ

    唯「うん。今回はあんまり広くなかったし」

    梓「こーゆーご褒美的なのは好きくないんですけど、でも、言うなれば私の為に唯先輩がそれだけ頑張ってくれたっていうことですし?」プイス

    憂「あ、梓ちゃん……駄目、待って……ご褒美とか言っちゃ駄目! お姉ちゃんが得意気な時にそういう態度取ったら、必ず自爆させられるから!」アセッ

    梓「折角ですから、赤点回避だけじゃなくって、たまにはみんなが驚くような点を取って欲しいもんです」

    唯「なぁんか、あずにゃんが乗り気じゃないから、ご褒美ありでもあんまし嬉しくないなぁ……けど、テストでまともな点を取ってからだよね!」

    梓「そうです! 捕らぬ狸の何とやら、威勢のいいこと言ってて追試とかだったら、でっかい幻滅です!」

    164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 01:27:52.01
    唯「おおう……そこまで言うからには、追試なかった時にきっちりかっちりご褒美もらうからね!?」ビシッ

    梓「ああ、はいはい。追試の常連だって先輩方から聞いてますので、ええ。構いませんよー」

    憂「あっ、あ、梓ちゃんっ……!?」フルフル

    梓「ん?」キョトン

    唯「……憂は?」ジー

    憂「私からのご褒美は、ええと……一週間、お姉ちゃんのリクエスト通りのご飯作ってあげるねっ!」アセッ

    唯「じゃあ私は一週間、苦手なお料理でも頑張って食べるよ!」

    梓「……ん? 何で憂も?」

    憂「早く条件を訂正して、梓ちゃんっ……ご褒美のハードル下げてっ」アセリッ

    梓「何で? 事実じゃないの」ボソ

    唯「さーん、にーぃ、いーちっ」

    171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 01:38:44.81
    梓「そうだ。取った点数が高ければ高い程、ご褒美抱っこの時間も長くなることにすれば、唯先輩も本気を出してもらえますか?」

    憂「そんな、梓ちゃん!?」フルフルフル

    唯「おおう! ますますやる気出てきた! その条件飲んだよ、はい締め切り、条件締め切りーっ」ビッ

    憂「ああ……」ガクリ

    梓「え? どうしたの憂? 私、何かマズいこと言った?」

    憂「……ごめんね、私にはもうお姉ちゃんを止められない。梓ちゃんが悪いんだからね」ガクガク

    梓「えっ? 何でそんな反応なの?」

    憂「これからお姉ちゃんと恋人としてお付き合いするなら、早めに知っておいた方がいいかもね……うん。テスト期間が終わったらわかるよ」ガクガクガク

    唯「やー、何点取れば丸一日抱っこしてもいいのかな、あずにゃん? あ、科目別はさすがに厳しいから、総合で勘弁してね?」

    憂「やだ……始まった……お姉ちゃんのご褒美無双が始まっちゃった……お料理でお茶を濁せてよかったよぉ……」ガクガクブルッ

    梓「……えっ?」

    177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:02:13.88
    ~てすとけっかはっぴょう! ……のあとのひらさわけ!~

    憂「今日のリクエストのお料理は全部出来たよ、お姉ちゃん。あと私からのお祝いも兼ねて追加もあるから!」ニコー

    唯「わーい♪ ごっ馳走♪ ごっ馳走♪ あっずにゃんとごっ馳走♪」ニマー

    梓「なっ……何で私ここにいるの、どおして唯先輩のお膝の間に当然のように座らされてるのっ」ガクガクブルブル

    憂「自業自得だよ、梓ちゃん……お姉ちゃんのこと、どっかで馬鹿にしてたでしょ? だから自己最高点とか取られてそうなっちゃうんだよ」フッ

    梓「そんなつもりは少しもなかったんだけど……先輩だし、ギター弾いてる時は素敵だし……でもまさかこんなことになるなんて……」ブルブルブル

    憂「ほら! そこがもう駄目なの! そういう甘い考えであの賭けにノったのが間違い、ご褒美がある時のお姉ちゃんは無敵なんだよ!」

    唯「んう~……あーずにゃーん♪」スリスリ

    梓「はぅ……」ゴロッ

    唯「あずにゃんも頑張ったね。順位上がったもんね。えらいね、いい子いい子~」ナデナデスリスリ

    梓「ふぁ……ど、どおも、です……んにゅ……」ポワワン

    唯「んにゅ~♪ んーぅ、んー、あーずにゃーん♪」スリスリスリ

    梓「うう……はうぅ……ひたすらほっぺすりすりされてるのに、内心嬉しがってる自分を許せないよぉ……」ゴロゴロ

    憂「……諦めて、梓ちゃん。そおなったお姉ちゃんは、私にも止められないから」フッ

    梓「え、えっちぃことしないって条件にしといてよかった、けど……ふにゅ、んっ、んくっ」フニフニ

    181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:20:54.89
    唯「あーずにゃん、大好きぃ! んふ、すっべすべのほっぺ気持ちいーぃ♪」スリスリスリスリ

    梓「……ずーっとほっぺすりすりされてるのにキスのひとつもしてくれないのは、ある意味生殺しかな、とか……思いますよ? 唯先輩」ゴロゴロリ

    唯「んふーぅ♪ やだな、あずにゃーん♪ キスもするよ、大人じゃないキスだけど……今夜いーっぱいちゅっちゅしちゃうからね!」スリスリリッ

    梓「……まぁ、これはこれで、かなーりイイんですけどね」ニャーン

    唯「さあ、冷めないうちにいただきまぁす。食べさせっこしようね、あずにゃん♪ はい、あーん」

    梓「ふぁ、いただきま……あ、あーん……」ポヤー

    憂「わ、私もいただきまーす」パクッ

    憂(っていうか、えっと、お姉ちゃん達にはご馳走様……かなっ)ドキドキドキ

    唯「ほんじゃ次、私の番だね~。あーん♪」アーン

    梓「んく……ど、どおぞ……」スッ

    唯「んむっ……んー、んむんむっ、美味し~♪ そのままでもとっても美味しいけど、あずにゃんに食べさせてもらうと天上の美食だねっ!」モグモグ

    憂(うわあ、ふたりだけの世界を見てるだけで胸焼けしそう……早く全部食べちゃってくれないかなあ)モソモソ

    梓「憂がお料理上手なだけですから……私、何もしてないのに、そんなに誉められる理由がないですよ……」ホワホワ

    唯「そおかな? 食べさせっこって、好きな相手じゃないと出来ないよね?」ギュッ

    182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:23:02.24
    梓「えっ、ええ、そう思います……」スキ?

    唯「だよね。じゃあ、はい。あーん♪」

    梓「にゃ……あっ、あーん」ドキドキ

    唯「こおやって食べさせっこすると、いつもより頑張ってお料理を味わおうとしちゃって、でも胸がどきどきして、お口の中も頭の中もしやわせにならない?」ニヘー

    梓「……はい。私、今、とってもどきどきしてます……ほんと、唯先輩の言う通りですね……」ポヤーン

    唯「えへへへへ。あーずにゃーん♪」ギュムゥ

    梓「んう、あ、お腹そんな強く抱かれたら、ご飯食べられないですよぉ」ポヤポヤ

    唯「あ、そっか。ごめんね、この辺を抱っこで……いいかなあ?」ムニ

    184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:41:59.29
    梓「ふうう!? ん、んっ……はい……でも、腕、動かさないでくださいね?」ビクン

    唯「うん……えへ、あずにゃんの胸が当たって、腕がちょお気持ちいい」ムニムニ

    梓「やっ、ぅんっ……動かさないでくださいってばあ!」キュウッ

    憂(あーもう、物理的にお腹一杯になったかも。っていうか私、拷問されてるの? これ何ていうプレイ?)モソモソ

    唯「ん、ほら、あずにゃん。あーん♪」

    梓「あ、あーん……」ススッ

    唯「んむっ♪ ほむほむ、んー! やっぱりいつもより美味し~っ♪」ゴマンエツッ

    憂(うううっ、私も早く恋人作っていちゃいちゃしたいよお。でもお姉ちゃん並に素敵な人なんてなかなかいないし!)モソモソ

    186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:47:20.37
    ~ゆいのへや!~

    唯「お風呂、今日は一緒に入ろっか……なぁんてね!」

    梓「ん……い、いい、ですよ……」モジモジ

    唯「うん、やっぱり駄目だよね、まだ一ヶ月も経っ……え? いいの!? 本当にいいの!?」ビックリ

    梓「だって、その……約束ですし。テストでいい点取ったら、その分だけ抱っこさせてあげるっていう……唯先輩が忘れたんなら、別々でも構いませんけど」テレッ

    唯「忘れるわけないよ! でも、お風呂は違うのかな、って……えへへ、えへ……」ニヘラ

    梓「きょ、今日は抱っこまでですからね!? 洗いっことか、そういうのはまたいずれ!」カアッ

    187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:48:07.78
    唯「……裸を見せてくれて、んでもって裸同士で抱っこさせてくれるんだ?」ニマー

    梓「……そおゆう約束、ですから。今日だけ特別ですよ、特別」カアア

    唯「うん……今日だけ。抱っこする時はいつもと同じ場所に腕を回して、あとほっぺすりすりするけど、あずにゃんにはお触りなし……で、いいのかな?」ドキドキ

    梓「あ、あと、湯船の中でだけ。私が髪や身体を洗ってる最中に抱き着くとか、そおゆうズルいのもなし、ですよ?」ドキドキドキ

    唯「うっ、うん……湯船の中だけで。充分だよ、それで」グッ

    梓「……充分、って?」

    唯「いやややや、言葉のあやってやつだよ! 深い意味はないよ!」アセアセ

    梓「湯船の中以外で抱っこしたり、ま、まあ、手を繋ぐくらいはいいですけど? 変なとこ触ったりしたら、しばらく抱っこ禁止ですからね!」クワッ

    唯「極めてきっちりかっちりりょーかいしました!」ビシッ!

    188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:49:00.53
    ~いっしょにおふろ・ゆい!~

    唯「ほえぇ~……」カッポーン

    唯(はう……恥ずかしがってなかなかブラとぱんつ脱いでくれないあずにゃんも可愛かったけど、こおして、私の視線を気にしながら身体を洗うあずにゃんもいいなぁ……♪)ホワホワ

    唯(髪長いから、洗うの大変そうだけど……手伝っちゃいけないんだよね。でも、きっとシャンプーが目に入っちゃうから、今度は私の気配にびくびくするのかなぁ)チャプ

    梓「っう!?」ビクウ

    唯(……えへへへっ、かぁわいい。胸とお股隠して……ずっと私を見てたくせに、手を伸ばしても触れないのわかってるくせに……って、あれ? んー?)ムムム

    唯(お湯の中なら抱っこして裸で、全身であずにゃんを感じてもいいのに……っていうことは、嫌われてないっていうか、むしろ好かれてるっていうか?)

    唯(ん、変なとこに触っちゃ駄目な理由はわかるけど……他のところも触られたくない理由があるのかなあ?)ムムー?

    189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:50:29.71
    ~いっしょにおふろ・あずさ!~

    梓「ふぅ……」カッポーン

    梓(何だろ、さっきまでの感覚。裸をじろじろ見られてるのに、全然嫌じゃなかったなぁ……)ドキドキ

    唯「んふっふー♪」ユメノナカヘ

    梓「んふっふー♪」ユメノナカヘ

    唯「んふっふ~♪ あぁ~あ~♪」ノリノリ

    梓「さすがボーカルも担当してるだけありますよね。素敵な声です」ポッ

    唯「お風呂だからだよ。三割増しで上手に聞こえるっていうじゃん?」テレッ

    梓「そうかもしれませんねぇ……」ホゥ

    唯「あー。嘘でも『そんなことありません』ってゆってくれたら、もっと嬉しかったのにぃ」プクー

    梓(うう、ほっぺ膨らませて可愛いったらもお……唯先輩に、顔が赤くなってるの気付かれないよね、お風呂だし……)ポー

    梓(……綺麗だなあ、唯先輩。こう、身体のラインが自然に目を惹くというか、思わず触りたくなる感じ? 私から触ったら、もうタガが外れちゃいそうだけど)ジー

    190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:52:19.91
    唯「うー……? あずにゃん、何か目付きが怖いよ? そんなに見張らなくても、今はどう頑張っても触れないよ?」アセッ

    梓「いえ、別に見張ってるわけじゃないんです……すみません」ブクブクブク

    唯「いや、怖い目じゃなかったら、どんだけ見られてもいいんだよ?」ワシャワシャ

    梓(んー、怖いだなんて……むしろ無警戒だったと思うんだけどなあ、今。いくら唯先輩でも、身体中泡だらけで湯船に飛び込んでくるわけないし、怖がらせたくないし、見ない方がいいのかな……)ブクブク

    梓(でも……もっと仲が進んだら、きっと唯先輩の身体を触っちゃうんだよね。あのお尻とか、腰とか……おっぱい、とか)ジーッ

    唯「…………」ウォッシュワシュ

    梓(どおゆう順番で触ればいいのかな。触り方も大事だよね、優しく……は当然だけど、それでも力加減が難しそう……)ジー

    梓(まぁ、うん、実際にそおなったら唯先輩に教えてもらいながら……おっぱいは特に優しく優しく、だよね)ンジーッ

    唯「ねえ、あずにゃん」ザパー

    梓「はっ……はひい!?」ビクウッ

    唯「さっきまでと違って、とってもいい目付きだったよ? 触られてないのに、すんごくどきどきしちゃった……」ドキドキ

    梓「そ、そおですか」ドキドキドキ

    唯「髪、洗うから……うん。今みたいな目でどんなに見られてもわかんないから、好きなだけ見てね?」エヘヘ

    梓「んく……は、はい……」ブクブクブク

    梓(ぜぇんぶお見通しなんだよね、唯先輩は……でも、折角お許しが出たんだし、実際わかんないだろうし……だからじっくり眺めさせてもらおーっと)プクプク

    191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:55:06.32
    ~おふろでだっこ!~

    唯「んふー。遂にお楽しみタイムがやってきました!」ワキワキ

    梓「あっ、あの、触るのはなしですからね? 約束守ってくださいね?」

    唯「うんうん、約束通り抱っこするだけ。いつも部室でしてるのと同じだから、リラックスしてね~?」チャプン

    梓「んっ……ひゃあ!?」ビクン

    唯「んしょ、あ、あはぁ……直接触れるのって、思ってたより気持ちいーねえ? あずにゃん?」ギュウッ

    梓「ふあ、ああっ、あ、あぅぅ……!? ちょっ、唯先輩、一旦離れてくださっ……!」ゾクッ

    唯「んふふ……こおして、いつも通りの抱っこの形、完成。そんでもって、ほっぺも……んーっ♪」ムニュゥ

    梓「んにゃっ……ふううう、うっ、んふううううっ!?」ゾクゾクンッ

    唯「あーずにゃんっ♪ えへへ、服も何もなしで抱っこ! うぅん、こーしてみると……抱き心地いいのに細っこい! 世の女性の憧れの体型だねっ!」ギュム

    梓「んふ、ふぁ……あ、あの、憧れになるのは、多分っ……唯先輩の方、だと、思うんですけどっ」ビクンッ

    唯「何で? 私、見た目よりもぷにぷにってお肉が付いてるよ? でも、あずにゃんは……っと、触れないけど、こお、ぎゅってすると丁度いいよ!」ンギュー

    梓「あ、あっ、あぅぅ……んく、んっ……唯先輩? ちょっとだけでいーですから、その、抱っこの力を緩めてもらえないですか?」ドキドキドキ

    唯「やーだよー。約束は守ってるし、あずにゃんとぴったしくっつきたいから腕も緩めない。駄目って言うなら、あずにゃんの方が約束違反だよぉ?」ムニムニ

    梓「あ、は、はぅ……♪ 約束は、約束で、ええ、そうなんですけどっ……このまま抱っこされたら、きっと、ひじょーにマズいじょーきょーに……」クテー

    192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 02:57:38.47
    唯「あ、抱っこしやすくなった♪ んんっ、んふー♪ あずにゃん、大好きだよあずにゃん♪ ぎゅーっ!」ムニュニュ

    梓(手とか足とかほっぺとか背中とか、特に胸が! 私の何倍あるんですか、しかも潰れてお湯で滑ったら当て直してまた滑らせるとか!)ゾクンッ

    唯「どおしたのかな、あーずにゃーん? ちょこっと震えてるみたいだけど、お風呂追い炊きしよっか?」スリスリ

    梓「いっ、いえ……とってもいい湯加減で……」ピクッ

    梓(この人絶対わかっててやってる! 私の反応見て、素知らぬふりする意地悪な人だ!)

    唯「んじゃあ、今から心置きなく本気で抱っこさせてもらうね~?」ギュ

    梓「……今から? 本気?」

    梓(いつもの部室の抱っこも結構気持ちいいのに? 唯先輩の家で、まぁ憂はいたけど、他人の目を気にしない抱っこがもっと気持ちよくて? でも、まだ本気じゃなかったんですか?)

    唯「うん、本気で。抱っこだけしか出来ない約束なんだから、びみょーな位置調整して、少しでも広い面積であずにゃんの身体を感じないと損だもんね!」スリッ

    梓「ひんっ!?」ビクビクッ

    唯「ん……震えたら、一番気持ちいーとこからズレちゃうよ、あずにゃん。だいじょぶ、のぼせる前に上がって、続きはベッドでさせてもらうから!」スリスリムニュスリムニュニュ

    梓「ひゃあああああああんっ!?」ビクビクンッ

    193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 03:00:44.38
    ~げつようび・ひらさわけ!~

    梓「んにゅ……もお、さ、触るのも、駄目でしゅ……唯せんぱぁい……♪ らいしゅきれふから、ゆるひえくらはぁい……」ヒクッ

    憂「……一体梓ちゃんに何したの?」

    唯「いつも通りに抱っこしてただけだよ。あずにゃんと約束した通りに、ね」ツヤッ

    憂「それだけでこうなっちゃったの?」タラー

    梓「んっ! んぁ、あ、ふぁ……らめぇ、もぉ、抱っこも禁止れす……ふぁっ、あっ、あぅんっ」ビクビクッ

    唯「うん。あずにゃんも気持ちよさそおだったし、私も気持ちよかったから、つい徹夜しちゃったけど」ツヤツヤ

    憂「そ、そうなんだ……あは、あはは……はぁ」ハァ

    憂(いつもより早めに様子見にきてよかった……遅刻前にはいつもの梓ちゃんに戻って……くれる、かなあ?)

    194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 03:02:38.12
    梓「やぁ、やぁっ、も、許してくらさいっ……んぅんっ! んんっ! ふぁ、あっ……あ……♪」ビクンビクン

    唯「いやー、黄色い太陽っていう意味がわかったような気がするよ」ツヤリンコ

    憂「そっ、そう……ちなみに、後で梓ちゃんと一緒に、どんな風に抱っこしたのか詳しく具体的に教えてね?」ヒキツリッ

    唯「あずにゃんがいいって言ったらね。何たって、恋人同士の愛の抱擁ですから?」チラッ

    梓「ふぅ……んぅ、んん……はふぅ……」ピククッ

    憂「疲れ果ててベッドにうつ伏せになってるのに、目線送っても反応してくれないと思うよ?」

    唯「んうー。やっぱ徹夜がマズかったのかなあ」ムー

    憂「あっ、あはははは。今度からは夜更かしに気を付けようね、お姉ちゃん」ダラダラ

    唯「そうする。ひと晩中抱っこしてたら、何かちょっとコツがわかった気がするし?」ワキワキ

    憂(……梓ちゃん。何か、えっと……ご愁傷様です……)

    梓「はぅ……ん……ふぁ……唯せんぱぁい……♪」ビクンッ

    唯「あずにゃん。早く起きないと、もっと抱っこさせてもらうよ?」

    梓「ひう!?」ガバッ

    唯「あ、おはようあずにゃん! 早く制服着て朝ご飯食べよう!」ビッ

    梓「あう……も、もう、抱っこは……」フルフルフル

    196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/07(金) 03:05:31.79
    唯「早く着替えないと遅刻しちゃうよ。それに、朝ご飯も……」

    梓「はいっ! 今すぐに! 40秒で仕度します!」ヨロヨロワタワタ

    唯「うん、起きた! それじゃ朝ご飯よろしくね!」ニパー

    憂「今朝はパンだから、すぐ出来るよ……40秒は無理だけど……」ダダダダッ

    唯「あれれ、憂が家の中で走るなんて珍しい」

    梓「ゆ……唯先輩、着替え完了ですっ」ヨロッ

    梓(抱っこだけであんな……ずっとずうっと、気持ちよすぎるのが朝まで続くとか……キスとかお触りとか解禁したら、どおなっちゃうんだろ、私……)ドキドキドキ

    唯「あら、タイが曲がっていてよ?」キュ

    梓「……ど、どおも、です……」ヨロリ

    唯「さっ、朝ご飯……の前に顔洗ってこないとね! 着替えと順番間違っちゃったかな!」

    梓「いえ、もお、どおにでもしてくださいって気分ですが……」ヨロヨロリ

    梓(ええい……もお、なるよおになれ、です)

    唯「それじゃ、あずにゃん。今日の部活が終わったら、またうちに来て本気抱っこさせてね!」

    梓「ひいいいいいっ!?」

    ~おしまい!~

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    池沼とゴキブリに囲まれても色あせない輝き!

    憂ちゃん天使すなぁ
  2. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/08(土) 03:10:18 URL [ 編集 ]
    唯ちゃんもあずにゃんも憂ちゃんもみんな可愛いよ
  3. 名前: けいおん!中毒 ◆- 2011/01/10(月) 06:17:53 URL [ 編集 ]
    みくにいち?

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これより下はないよ・・・
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